千島列島の中部に位置するエカルマ島。仙台市八木山動物公園・日本雁を保護する会とアメリカ・ロシアの研究者によるシジュウカラガンの回復・復元計画でシジュウカラガンが放鳥された島としても知られています。
島は断崖に囲まれ上陸する地点もなく、天敵のキツネもおらず本来の千島の自然が守られ、海鳥の一大繁殖地となっています。シジュウカラガンの放鳥ではヘリコプターでのアクセスだったそうです。私たちは母船アフィナ号からゾディアックで島の北側、西側、南側の海岸部を探検。
島の北側は海藻がびっしりと海岸を多い、なかなか近づくことができません。霧の中をクルーズしているとツノメドリを発見。
そして海岸の岩場にいたツノメドリたち。
ウトウの幼鳥が1羽。9月に訪れた時にもシュムシュ島付近でウトウを見ましたがいずれも幼鳥でした。成鳥はいずこに。
島の南側はエトピリカの繁殖地でした。どんどん飛んできます。
お魚くわえたエトピリカ。
エカルマ島の西側の小さな入り江でウミバトを見つけました!たくさん岩に乗っています。
昆布の海の上を飛ぶウミバト。このあたりの海も昆布でさえぎられてゾディアックボートを動かすのは大変です。
船を近づけてくれました、岩の舞台にのるウミバトたちです。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Aug 2018, Ekarma Island, Kuril Islands, Russian Far East
Special Thanks to Afina & Nik Pavlov
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