カテゴリー別アーカイブ: ■動物を観察した地域・国

ガラパゴス諸島-21 ヘノベサ島のヨウガンカモメ(イワカモメ)

ヨウガンカモメ Lava Gull ヘノベサ島 Genovesa Island (3)

ヨウガンカモメ(イワカモメ) Lava Gull はガラパゴス諸島の固有種であり、「世界で最も数が少ないカモメ」と言われています。その数、およそ200ペア。

ヨウガンカモメ Lava Gull ヘノベサ島 Genovesa Island (1)

ほかの島でも見かけましたが、ヘノベサ島では近くで観察することができました。が、ほかの鳥と違いペアでの行動は見られずいつも「1羽」でした。今回、2羽見たのですが、異なる2羽なのかもしかしたら同じ個体を見たのかはわかりません。

ヨウガンカモメ Lava Gull ヘノベサ島 Genovesa Island (5)

潮が満ちてくる海岸にいたヨウガンカモメ。

ヨウガンカモメ Lava Gull ヘノベサ島 Genovesa Island (2)

他の鳥に比べると距離がつめにくいヨウガンカモメですが、近くにきてくれました!

ヨウガンカモメ Lava Gull ヘノベサ島 Genovesa Island (4)

目の周りは濃い赤色の縁取りがあり、上下に白い模様が。その名の通り溶岩の色をした、周りの岩場の景色に溶け込むカモメです。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」- 孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-20 ヘノベサ島のガラパゴスアカアシカツオドリ

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (3)

ガラパゴス諸島のヘノベサ島は世界最大のアカアシカツオドリの繁殖地と言われています。ガラパゴスのアカアシカツオドリは亜種ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (4)

ガラパゴスにいる3種のカツオドリの中で1番小さく、木の上に巣を作るカツオドリです。名前の通り「赤い足」が特徴のカツオドリですが、飛んでいるアカアシカツオドリの足は見ることができません。なので、ヘノベサ島のように上陸して木の上にいるアカアシカツオドリを探さなくてはなりません。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (1)

上陸してアカアシカツオドリを発見、赤い足が見える場所へとポジションを探しますが、なかなかすっきりとは見せてくれません。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (2)

こちらも草木が邪魔をして赤い足を見せてくれません。実は「ばっちり赤い足」を納めるには時間がかかります。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (5)

葉のない木にとまって羽繕いするガラパゴスアカアシカツオドリ。水かきで上手に木に留まっていました。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (7)

ガラパゴスアカアシカツオドリには2種類の色のタイプがあります。これまでの写真にあるような褐色型と白色型です。ヘノベサ島では褐色型が大勢を占めているそうですが、白色型も見ることができました。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (8)

ガラパゴスアカアシカツオドリの白色型です。

ガラパゴスアカアシカツオドリ Galapagos Red-footed Booby ヘノベサ島 Genovesa Island (6)

そして雛も。ガラパゴスアカアシカツオドリの白色型の赤い足は、残念ながら写真に収めることはできませんでした!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-19 ヘノベサ島 ダーウィン湾のナスカカツオドリ

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (6)

ガラパゴス諸島のヘノベサ島はナスカカツオドリの繁殖地。このナスカカツオドリ Nazca Boobyは私が西遊旅行に入社したころはアオツラカツオドリの亜種、ガラパゴスアオツラカツオドリ Galapagos Masked Boobyと呼ばれていましたが現在では別種となりました。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (2)

ガラパゴスに暮らす3種のカツオドリの中で1番大きいカツオドリです。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (3)

ヘノベサ島のナスカカツオドリの抱卵は8~11月ごろとのことで、訪問した時にはつがいの姿が見られました。このナスカカツオドリ、繁殖において「シブリサイド・雛の兄弟姉妹殺し」が観察される鳥として知られています。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (4)

海岸と私たちのすぐそばにいるナスカカツオドリ。

ナスカカツオドリ Nazca Booby ヘノベサ島 Genovesa Island ガラパゴス諸島 (5)

海岸で見送ってくれた、ナスカカツオドリ。泥色の水かきでした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」- 孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-18 ヘノベサ島 ダーウィン湾のアカメカモメ

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (5)

アカメカモメ、ナスカカツオドリ、アカアシカツオドリ、ヨウガンカモメなどの海鳥の繁殖で知られるヘノベサ島ダーウィン湾に上陸です。海鳥が好きな人にとってはガラパゴス諸島の旅のハイライトのひとつ。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (7)

上陸地点からアカメカモメに囲まれて、まったく先に進めませんでした。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (6)

大きな丸い目、赤い縁取り、赤い足、本当に美しいカモメです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (8)

この目のふちどり、目を開いていても閉じていても絶妙にかわいいのです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (3)

しかも目の周りの縁取りは立体。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (9)

海岸の灌木の下で子育てしているつがいがいました。ヒナが1羽おり、観察していると親鳥が吐き出したイカと思われるものを食べていました。アカメカモメはほかのカモメが複数の卵を産むのに対し1個だけ卵を産み雛をひなを育てるカモメです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (10)

人を恐れずにすぐ近くまでやってくるアカメカモメ。敵のいない環境、人を恐れない鳥たちとの出会いに感謝です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-17 ソンブレロ・チノのガラパゴスペンギン

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (4)

サンチアゴ島のそばにある、ソンブレロ・チノ(Chinese Hatの意味)では上陸とシュノーケリングで海岸の生き物を観察しました。特にガラパゴスペンギン Galapagos Penguinがグループで近づいてきて、さらに上陸してくれたのでゆっくり観察することができました。

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (2)

まず一羽が上陸。ガイド氏によると、ガラパゴスペンギンの観察は朝か夕方が良いのですが、エルニーニョの影響で生息数が激減してから回復していないとのことでした。

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (1)

ボートで近づいてみました。確かにマゼランペンギンに似ています。ガラパゴスペンギンは南米のフンボルトペンギンとマゼランペンギンの近縁種で唯一赤道直下に住むペンギン。南米の西海岸沖を流れるフンボルト海流にのってこのペンギンの祖先はやってきたといいます。

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin

ペンギンたちは上陸してしばらく羽繕いをしてから再び海へ入っていきました。繰り返されるエルニーニョの影響で餌が十分に取れない年もあり、生息数が心配されます。

American Oystercatcher アメリカミヤコドリ ガラパゴス亜種

海岸にいたアメリカミヤコドリ American Oystercatcher。ガラパゴス亜種。

ウミイグアナ Maine Iguana

もちろんウミイグアナ Marine Iguanaも。

チュウシャクシギ Whimbrel ガラパゴス諸島 (1)

チュウシャクシギ Whimbrel がいました。この鳥は一年を通してガラパゴスにいる個体と渡りをする個体もいるそうです。

チュウシャクシギ Whimbrel ガラパゴス諸島 (2)

カニを食べるチュウシャクシギ。

Chinese Hat Lava

ソンブレロ・チノとサンチャゴ島の間の200mほどの海峡沿いを散策しました。この付近は新しい溶岩が流れた跡があり、パイオニアプランツのサボテン類も見られました。

そして散策後はシュノーケリング。水中でのガラパゴスペンギン遭遇はかないませんでしたが、ネムリブカの観察、そして小魚の群れる海の中から、魚を狙うガラパゴスササゴイ Lava Heron が観察できました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Sombrero Chino (Chinese Hat) – Santiago Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-16 ノースセイモア島 卵を抱くアオアシカツオドリ

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵

ノースセイモア島ではアオアシカツオドリ Blue-footed Boobyが卵を抱いていました。アオアシカツオドリは1個づつ、3~4日の間隔で1~3個の卵を産みます。おなかでは抱卵せず水かきで卵を抱くというので皆で観察しました。

卵を抱くアオアシカツオドリ|西遊旅行

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (3)

水かきで抱く、というか水かきで留めている感じですね。卵に体温が伝わるように水かきのうらにはたくさんの血管が走っているそうです。このアオアシカツオドリは2個の卵を抱いていましたが、最終的に育つのは1羽だけのことがほとんどです。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (1)

ここでも抱卵。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (2)

島のあちこちで抱卵しているアオアシカツオドリが見られました。無事に多くのヒナが巣立つことができますように。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, North Seymour Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島15 ノースセイモア島のグンカンドリ求愛ディスプレイ

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ オオグンカンドリ Great Frigatebird

ノースセイモア島はグンカンドリの繁殖地です。ここではオオグンカンドリ Great Frigatebird とアメリカグンカンドリ Magnificent Frigatebird が繁殖していますが、私たちが訪問した時は主にオオグンカンドリのオスが求愛ディスプレイで大忙しの時期でした。

ノースセイモア島 グンカンドリの求愛ディスプレイ|西遊旅行

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(6)

グンカンドリは繁殖期になるとのど袋が真っ赤になり風船のように膨らませます。メスを見たら赤いのど袋と広げた翼を使い精いっぱいのディスプレイ。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(5)

そこにメスが降りてきました、成功です。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(1)

島のいたるところでオオグンカンドリの求愛ディスプレイが見られました。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad アメリカグンカンドリMagnificent Frigatebird (2)

ヒナがいました。ヒナの頭が白いのでアメリカグンカンドリ Magnificent Frigatebirdでしょうか、オスのど袋はもう色あせていました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, North Seymour Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-14 フロレアナ島 デビルズクラウンのシュノーケリング ガラパゴスアシカと泳ぐ

フロレアナ島 デビルズクラウン Devils Crown Galapagps SeaLion ガラパゴスアシカ  (3)

フロレアナ島にある、火山が海に沈んで「王冠」のような形になった岩礁が「デビルズクラウン Devils Crown」。ガラパゴス諸島のシュノーケリングサイトの中でも人気のある場所ですが、日によっては潮の流れが強いので注意が必要です。エントリーしてから「王冠」の周りにあたる岩礁にそって泳ぎ、最後に「王冠」の中に入って再び出てきました。たくさんのお魚、そして何よりも透明度のいい環境でガラパゴスアシカと遭遇できたことは、皆さん大喜び。1分ほどの動画です。

フロレアナ島・デビルズクラウンのシュノーケリング ガラパゴス諸島|西遊旅行

フロレアナ島 デビルズクラウン Devils Crown Steel Pompano  (4)

Dusky Chub

フロレアナ島 デビルズクラウン Devils Crown  King Angelfish yellow-tailed Surgeonfish(2)

King Angelfish と Yellow-tailed Surgeonfish

Galapagps SeaLion ガラパゴスアシカ  フロレアナ島 デビルズクラウン Devils Crown  (5)

そしてガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion にもてあそばれていた秋山さん。

あっという間の1時間・・・。船に戻り、フロレアナ島のポストオフィスベイを訪問。そして、サンタクルス島航路へ。たくさんのイルカに囲まれての航行でした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Devils Crown – Floreana Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸,

参考図書:WILDLIFE OF THE GALAPAGOS(Princeton Pocket Guides)

ガラパゴス諸島-13 フロレアナ島 プンタコルモラント上陸  ベニイロフラミンゴの繁殖地

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (1)

フロレアナ島のプンタコルモラントに上陸です。Green Beachという砂にオリーブ色の鉱物が含まれるビーチに上陸。そこから歩いてすぐの場所に大きな塩水のラグーンがありベニイロフラミンゴの繁殖地があります。訪れたときは抱卵している親鳥の姿、ひなの姿が見られました。

ここには3年ほど前からチリーフラミンゴが観察され、訪問した時にも1羽見ることができました。2羽いるそうで、もしかしたら将来的に「ガラパゴスでチリーフラミンゴが繁殖?」なんていう話もあるかもです。

ベニイロフラミンゴの繁殖地と海岸のショート動画です。チリーフラミンゴの姿も。

プンタコルモラント フロレアナ島 ガラパゴス諸島|西遊旅行

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (4) ベニイロフラミンゴ American Famingo

ベニイロフラミンゴの繁殖地です。卵、ひなの姿が!

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (5) ベニイロフラミンゴ American Famingo

ベニイロフラミンゴ American Flamingo。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (6) ベニイロフラミンゴ American Famingo チリーフラミンゴ Chilean Flamingo

チリーフラミンゴ Chilean Flamingo。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (3) ベニイロフラミンゴ American Famingo チリーフラミンゴ Chilean Flamingo

ベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴ。足の色、羽の色がだいぶちがいます。チリーフラミンゴは本来、アルゼンチン・チリ・ウルグアイ・ブラジルで繁殖するフラミンゴ。南米から赤道までやってきたフラミンゴです。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (7) ベニイロフラミンゴ American Famingo

若いベニイロフラミンゴ。

ガラパゴスキイロアメリカムシクイ Galapagos Yellow Warbler

散策中に出会ったガラパゴスキイロアメリカムシクイ Galapagos Yellow Warbler。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (9) アオアシカツオドリ Blue-footed Booby

海岸にはカッショクペリカン Brown Pelican とアオアシカツオドリ Blue-footed Booby。

White-vented Storm peterel Oceanites gracilis galapafoensis

ウミツバメ。図鑑によると White-vented Storm Petrel ( Oceanites gracilis galapagoensis)かBand-rumped Storm Petrel (クロコシジロウミツバメ)か・・・。

抱卵するフラミンゴを初めて見た、感激のプンタコルモラント訪問でした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Cormorant – Floreana Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:WILDLIFE OF THE GALAPAGOS(Princeton Pocket Guides)

ガラパゴス諸島-12 イサベラ島 プエルトヴィジャミル

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (16)

イサベラ島はガラパゴス諸島で1番大きな島ですが、人が住む島としては3番目。サンタクルス島のプエルトアヨーラと違い、人と動物たちの距離が近い「イメージしていたガラパゴスの港町」がプエルトヴィジャミル Puerto Villamil です。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (14)

上陸すると海岸のベンチではガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion がヒトと同じ行動をしていました。

ウミイグアナ Marine Iguanaガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (12)

ウミイグアナ Marine Iguanaも道路でひなたぼっこ。港から少し歩いたところからバスに乗り、アルセド火山を目指しました。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (4)

アルセド火山を目指し上陸しましたが、お天気が悪く火山の火口は雲の中。火山口へと歩く手前の廃屋の付近でガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher が見られるかも・・との情報で探してみると、いました。 オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 、雨で羽が濡れていました。個体数が減っていて種の存続が心配されている鳥です。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (3)

森の中にメスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (2)

そばまで来てくれました ♪

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (1)

お客さまの撮影された、オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher。アルセド火山では景色が見れず残念でしたが、そのぶんガラパゴスベニタイランチョウの観察に時間が取れました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (7)

ガラパゴスゾウガメの繁殖センターから海岸にかけて散策路があり、ラグーンに集まる生き物を観察できます。ベニイロフラミンゴ American Flamingo。

バン Common Gallinue ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (9)

バン Common Gallinule

ガラパゴスホオジロオナガガモ Galapagos White-cheeked Pintail ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (6)

ガラパゴスホオジロオナガガモ  Galapagos White-cheeked Pintail 。ホオジロオナガガモの3亜種の一種だそうです。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (10)

海岸へ行くと小さいサイズのウミイグアナたちが。その後ろでは観光客がビーチに寝そべっています。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (15)

港に近いビーチにある Iguana Guesthouse 。ウミイグアナがまるでオブジェのように並び日光浴をしていました。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (11)

ゲストハウスの塀でひなたぼっこ、ウミイグアナ。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (13)

港へ戻ると、公園のベンチではやはりガラパゴスアシカが寝ていました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (17)

船着き場を占拠するガラパゴスアシカ。ここは彼らのものです。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (18)

夕日がイサベラ島に落ちていきます。雲に覆われたアルセド火山、雨の中でのガラパゴスベニタイランチョウ探し、人と動物が一緒にいるプエルトヴィジャミルの海岸・・・。

イサベラ島ともこれでお別れです。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Puerto Villamil – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏