カテゴリー別アーカイブ: ◇極東ロシア Russian Far East

ルスカヤ湾のオオワシ(カムチャッカ半島)

オオワシ営巣地 Steller Sea Eagle Nest ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (4)

2019年夏の千島列島クルーズからのレポートです。千島列島へはカムチャッカ半島のアバチャ湾を出港し、船でカムチャッカ半島の太平洋岸に沿って南下するのですが、その途中に何か所かオオワシ  Steller’s sea eagle が営巣している場所があります。そのうち、ルスカヤ湾入り口の灯台に近い巣は比較的観察しやすい場所にあります。

ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (11)

ルスカヤ湾はアバチャ湾から60キロほど南にあるフィヨルドで、湾の入り口からおよそ7キロも奥まで続きます。湾の奥には真水を得られる川があり、古くから航海中に真水を得る場所として、そして悪天候時のシェルターとして利用されていた湾です。最近ではカムチャッカからの日帰りのボートツアーで訪問する人も増えている場所です。

ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (17)

その湾の入り口の灯台付近に毎年、オオワシが営巣しているのが確認されています。この時の観察は6月18日。双眼鏡で確認します。

オオワシ営巣地 Steller Sea Eagle Nest ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (14)

いました、オオワシと雛がいます。

オオワシ営巣地 Steller Sea Eagle Nest ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (5)

しかも雛は2羽。資料によると、オオワシは通常1~3個の卵を産み(平均は2個)、成鳥まで育つのは1羽のみが多いとのこと。無事に2羽とも巣立ってほしいものです。

オオワシ営巣地 Steller Sea Eagle Nest ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (2)

雛が口を開けているのが見えました!

オオワシ営巣地 Steller Sea Eagle Nest ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (7)

親鳥が少し離れたところを見ながら何やら威嚇しています。でももう時間です、私たちも南下を開始しなくては翌朝にクリル第1海峡(シュムシュ海峡)につけません。無事に雛たちが巣立つことを祈りつつ、その場を離れました。

今回のルスカヤ湾ではほかにもいろんな動物との出会いが。

ゴマフアザラシ Spotted Seal ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (15)

浅瀬でのんびりする、ゴマフアザラシ Spotted Seal。

トド Steller Sea Lion ルスカヤ湾 カムチャッカ Russkaya Bay Kamchatka (10)

太平洋岸に面した岩場にいるトド。ここでは繁殖はしておらず、独身オスがぶらぶらと集まっているHauling-outです。

その他にも、シノリガモ、ラッコ、シャチも観察できました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : Jun 2019, Russkaya Bay, Kamchatka Peninsula, Russian Far East

Special Thanks : Nik Pavlov &  Afina, 寺沢孝毅氏

★2020年の千島列島クルーズは11月ごろ発表予定です。

メードヌイ島のツノメドリ(コマンドルスキー諸島、ロシア)

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (10)

極東ロシア、コマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)のメードヌイ島で観察したツノメドリ Horned Puffinです。1970年には人が住まなくなったメードヌイ島。かつては集落があったプレオブラジェンスコエの海岸の岩場にはツノメドリの営巣地が。海岸から見上げて観察できる距離でした。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (5)

あいにくの小雨、というか霧雨。魚をくわえた親鳥が巣へ向かいます。訪れたのは9月の第一週。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (4)

まだ子育て奮闘中のツノメドリです。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (2)

観察していた場所はプレオブラジェンスコエの湾をぐるっとまわって巣に戻るツノメドリがばっちり見える場所でした。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (7)

霧雨の中、レンズをふきふきしながらツノメドリを追いました。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (8)

正面から飛んでくるツノメドリ。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (9)

まもなく着地。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (12)

岩の隙間の巣へ。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (11)

この時期でもラブラブのツノメドリ夫婦です。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : Sep2018, Preobrazhenskoye, Medny Island, Commander Islands -Russian Far East

Reference : “Birds of East Asia” Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

メードヌイ島のチシマシギ Rock Sandpiper(コマンドルスキー諸島、ロシア)

チシマシギ Rock Sandpiper メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (7)

極東ロシアのコマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)、メードヌイ島で観察したチシマシギです。島では到着前から無数のフルマカモメ、ミツユビカモメ、そして上陸するとミソサザイが、海岸にはツノメドリ、チシマウガラスが観察されました。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (2)

メードヌイ島はコマンダー諸島を構成する2つの島のひとつでその名は「銅」を意味します。上陸したプレオブラジェンスコエの海岸には銅の成分を含む石が見られます。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (3)

メードヌイ島にあった一番大きな集落がプレオブラジェンスコエ Preobrazhenskoye。19世紀末に無人だったこの島に、アリューシャン列島から来たアウレト人が暮らし捕鯨やオットセイ漁をしていましたが人口が減り、1960年代後半に村は無人となり、1970年からメードヌイ島に暮らす人はいなくなりました。2001年までは国境警備のポストが置かれていたそうですが、それもなくなり今は完全な「無人の島」。定期的に研究者が訪問する「保護区」となりました。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (4)

島に近づくと、フルマカモメ Northern Fulmarの群れが迎えてくれます。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (5)

海岸の岩場にはツノメドリが営巣しているのが確認できます。

チシマシギ Rock Sandpiper メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (6)

ゾディアックボートでウェットランディングした海岸にいたチシマシギ Rock Sandpiper。

ミソサザイ Eurasian Wren Pacific Wren メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (1)

海岸そばにいたミソサザイ Eurasian Wren。

ミソサザイ Eurasian Wren Pacific Wren メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (9)

一緒にいた外国のバードウォッチャーはEurasian WrenなのかPacific Wrenなのかと議論していました。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (11)

そして少し海岸を歩くと見上げたところにツノメドリ Horned Puffin の営巣地が。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (10)

ツノメドリがプレブラジェンスコエの湾をぐるっと回って巣に着陸する様子が観察されました。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : May2017, Sep2018, Preobrazhenskoye, Medny Island, Commander Islands -Russian Far East

Reference : “Birds of East Asia”  Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

メードヌイ島のキタオットセイ Northern fur seal(コマンドルスキー諸島、ロシア)

キタオットセイ Northern fur seal (7) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

コマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)のメードヌイ島にあるキタオットセイ南東繁殖地(South-East Rookery)のレポートです。この繁殖地はメードヌイ島の南東にありベーリング海側から太平洋側までの岬でキタオットセイが繁殖しています。

キタオットセイ Northern fur seal (1) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

メードヌイ島のキタオットセイ南東繁殖地の海岸と研究者の施設。海岸から建物へは底が抜けた恐ろしい階段が付いていました。

キタオットセイ Northern fur seal (3) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

海岸のキタオットセイ。キタオットセイはコマンダー諸島(コマンドルスキー諸島)やプリビロフ諸島で繁殖しています。かつては毛皮のために大規模な狩猟が行われそ、さらに漁業との競合で生息数が激減し、1985年から商業目的の狩猟が禁止されています。

キタオットセイ Northern fur seal (9) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

ゾディアックボートで上陸します。キタオットセイたちと人との微妙な距離。

キタオットセイ Northern fur seal (4) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

6~9月は繁殖の季節。海岸には赤ちゃんたちの姿、黒い色をしています。

キタオットセイ Northern fur seal (8) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

遊ぶキタオットセイ。

キタオットセイ Northern fur seal (2) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

北にベーリング海、南に太平洋を望む南東繁殖地の海岸でした。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : Sep 2018, South-East Rookery of Northern fur seal,  Medny Island, Commander Islands -Russian Far East

Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake(ベーリング島、コマンドルスキー諸島)

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(3)

極東ロシア・コマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)のベーリング島沖にあるアリーカメン岩礁で観察したアカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwakeです。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(5)

ミツユビカモメ Black-legged Kittiwakeに混ざって岩礁の岩場で繁殖していました。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(7)

アカアシミツユビカモメはベーリング海固有種で、アリューシャン列島、コマンダー諸島の島やプリビロフ島などベーリング海に面した限られた島でしか繁殖していません。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(8)

営巣地のつがい。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(2)

怒る親鳥。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(6)

飛び立つミツユビカモメとアカアシミツユビカモメ。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Sep 2018, Bering Island, Commander Islands -Russian Far East

Reference : “Birds of East Asia”  Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

カムチャッカ・クロノツキー半島からコマンドルスキー諸島航路で出会った海の生き物

トド クロノツキー自然保護区 Kronotskiy nature reserve (2)

カムチャッカ半島東海岸を北上し、クロノツキー半島のオルガ湾へ。夏の間はコククジラが集まり、浅いところで海底の生き物をヒゲでこして食べていました。訪れた9月上旬でも湾内には10頭はいたでしょうか・・・。しかも時折ジャンプを見せてくれました。

クロノツキー半島からコマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)の航路で出会った海の生き物のまとめ映像です。オルガ湾のコククジラ、クロノツキー半島のコズロバ岩礁のトド、ベーリング島のキタオットセイ・・・

ビデオは取れませんでしたが他にも出会いが。

コマンダー諸島 オルカ

コズロバ岬のトドのコロニー付近にいたシャチ。コマンダー諸島航路では遭遇チャンスが高い生き物です。

コマンダー諸島 ラッコ

ラッコ。昆布で満たされたベーリング島の沿岸で出会いました。その他、航行中にはザトウクジラのブローを何度も見かけることができました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Sep 2018, Kronotskiy Nature Reserve, Bering Island, Russian Far East

Special Thanks to Afina & Nik Pavlov

 

クリルマジック!第一クリル海峡のザトウクジラとハシボソミズナギドリ

8月半ば、千島列島シュムシュ島とカムチャッカ半島・ロパトカ岬の間にある第一クリル海峡(占守海峡)で観察したザトウクジラとハシボゾミズナギドリ。はじめは「ハシボソミズナギドリ多いなー」と思っていて、「なんでこんなに多いんだ」と思い始め、そしてクジラのブローを見たとき、「もしかしてはこれは夢にまで見た”アリューシャンマジック”の千島版?!?」。

日本人もロシア人クルーも大興奮に陥った、「クリルマジック」です!

▼クリルマジック

海域を航行しているスタッフに聞いても「めったに見られるものではない」と。千島列島のオキアミ万歳。

Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2018, Kuril 1st strait, Russian Far East

Special Thanks to Afina & Nik Pavlov

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間

海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日発13日間

千島列島の船旅で出会った海のいきもの

7月と8月に訪れた千島列島。母船やゾディアックボートから観察した「海のいきもの」をまとめてみました。水中のハシボソミズナギドリ、トド、ザトウクジラ、イシイルカ、そして「クリル・マジック」にも遭遇!!

千島列島の旅で出会った海のいきもの

7月のクルーズではシャチやマッコウクジラに出会いましたが、8月のクルーズではおもにザトウクジラでした。特にパラムシル島のオホーツク海側での遭遇チャンスが良いようでした。

シャチはビデオを撮れませんでしたが、親子シャチの写真をお客様が送ってくださいました!パラムシル島沖で出会ったシャチです。

千島列島 パラムシル島沖 シャチ

そしてマッコウクジラの大きなオス。ライコケ島沖で休憩していました。

千島列島 マッコウクジラ

Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Photography: Kyoji KANEKIYO 兼清恭二さま

Observation : Jul – Aug 2018, Kuril Islands, Russian Far East

Special Thanks to Afina & Nik Pavlov

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間

海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日発13日間

 

海鳥の聖域・中千島 エカルマ島の海鳥

千島列島 エカルマ島 Ekarma エトピリカ (2)千島列島の中部に位置するエカルマ島。仙台市八木山動物公園・日本雁を保護する会とアメリカ・ロシアの研究者によるシジュウカラガンの回復・復元計画でシジュウカラガンが放鳥された島としても知られています。

島は断崖に囲まれ上陸する地点もなく、天敵のキツネもおらず本来の千島の自然が守られ、海鳥の一大繁殖地となっています。シジュウカラガンの放鳥ではヘリコプターでのアクセスだったそうです。私たちは母船アフィナ号からゾディアックで島の北側、西側、南側の海岸部を探検。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ツノメドリ(6)

島の北側は海藻がびっしりと海岸を多い、なかなか近づくことができません。霧の中をクルーズしているとツノメドリを発見。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ツノメドリ(8)

そして海岸の岩場にいたツノメドリたち。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウトウ(4)

ウトウの幼鳥が1羽。9月に訪れた時にもシュムシュ島付近でウトウを見ましたがいずれも幼鳥でした。成鳥はいずこに。

千島列島 エカルマ島 Ekarma エトピリカ

島の南側はエトピリカの繁殖地でした。どんどん飛んできます。

千島列島 エカルマ島 Ekarma エトピリカ(3)

お魚くわえたエトピリカ。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウミバト(10)

エカルマ島の西側の小さな入り江でウミバトを見つけました!たくさん岩に乗っています。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウミバト(9)

昆布の海の上を飛ぶウミバト。このあたりの海も昆布でさえぎられてゾディアックボートを動かすのは大変です。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウミバト (12)

船を近づけてくれました、岩の舞台にのるウミバトたちです。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2018, Ekarma Island, Kuril Islands, Russian Far East

Special Thanks to Afina & Nik Pavlov

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間

海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日13日間

中千島・ウシシル島の青狐 Bering Island Arctic Fox

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (1)

「海鳥の聖域」ウシシル島に暮らす「青狐」・・・その正体はロシアのコマンダー諸島からきたホッキョクギツネの亜種 Bering Islands Arctic fox ( V. l. beringensis)です。

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (9)

この「青狐」、千島列島が日本領であった時代に毛皮のための養狐事業として連れてこられたものが自然繁殖したものです。

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (7)

この島では寒い冬も「温泉」が湧き暖かい場所があること、そして夏にはたっぷり海鳥と卵で栄養を取ることができるからでしょうか、元気なホッキョクギツネの家族の姿を目にします。

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (6)

ゾディアックで上陸する私たちを海岸から見ており、しばらくすると興味深々でよってきます。

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (2)

気になって私たちを見るホッキョクギツネ。

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (3)

エトロフウミスズメをくわえて歩くホッキョクギツネ。

千島列島 青狐 Ushishir Island Arctic Fox Blue Fox (4)

本来この島にいるべきではない、日本人が持ち込んだホッキョクギツネ、今後の処遇はわかりませんが、上陸する私たちをいつも出迎えてくれます。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jul,Aug 2018, Yankicha Island, Ushishir Island, Kuril Islands, Russian Far East

Special Thanks to Afina, Nik Pavlov

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

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海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日13日間