ガラパゴス諸島、フェルナンディナ島 Fernandina islandのプンタ・エスピノーザ Punta Espinozaに上陸です。ここは今回訪れた14島の中で一番たくさんのウミイグアナを見た島です。
フェルナンディナ島はガラパゴス諸島で最も西に位置し、2019年2月には絶滅したと思われていたフェルナンディナゾウガメが発見されるというニュースがあった島です。
上陸地点からしならく海岸を歩くとき、踏まないように注意しないといけないほどたくさんいるウミイグアナ。
ガラパゴスの固有種でトカゲ類で唯一海に潜って採食する進化を遂げたウミイグアナ。
海に入るタイミングを待っているウミイグアナ。
海から上がると日光浴をして体温を上げます。
足指の爪は長く発達。海底で岩に爪をひっかけて固定し、流れの強い場所でも流されずに採食できるのだそうです。
ウミイグアナたちの姿にみんな、しばらく見とれていました。
別の場所ではウミイグアナたちが日光浴している場所にガラパゴスアシカも。寝ているガラパゴスアシカを起こしに来たアシカがおり、ウミイグアナを踏んでしまわないか心配でしたが、アシカも一応ウミイグアナを避けて動いていました。
羽を乾かす、ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant。海を背景に、青い目もパッチリ、飛べない翼を乾かしていました。ガラパゴスコバネウと出会えるのはこのフェルナンディナ島とイサベラ島だけです。
そして日中は採餌で移動しているため出会いにくいのですが、フェルナンデイナ島はガラパゴスペンギン Galapagos Penguin の繁殖地です。
フェルナンディナ島はガラパゴス諸島の中でも新しい島で、海岸へと溶岩流の流れた跡が見られます。ガラパゴスでは溶岩の上に最初に育つ植物、パイオニアプランツは「ヨウガンサボテン」です。
Photo & Text :Mariko SAWADA
Observation : April 2019, Punta Espinoza – Fernandina Island, Galapagos Islands, Ecuador
Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger, Tomo Akiyama 秋山知伸