イサベラ島はガラパゴス諸島で1番大きな島ですが、人が住む島としては3番目。サンタクルス島のプエルトアヨーラと違い、人と動物たちの距離が近い「イメージしていたガラパゴスの港町」がプエルトヴィジャミル Puerto Villamil です。
上陸すると海岸のベンチではガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion がヒトと同じ行動をしていました。
ウミイグアナ Marine Iguanaも道路でひなたぼっこ。港から少し歩いたところからバスに乗り、アルセド火山を目指しました。
アルセド火山を目指し上陸しましたが、お天気が悪く火山の火口は雲の中。火山口へと歩く手前の廃屋の付近でガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher が見られるかも・・との情報で探してみると、いました。 オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 、雨で羽が濡れていました。個体数が減っていて種の存続が心配されている鳥です。
森の中にメスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 。
そばまで来てくれました ♪
お客さまの撮影された、オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher。アルセド火山では景色が見れず残念でしたが、そのぶんガラパゴスベニタイランチョウの観察に時間が取れました。
ガラパゴスゾウガメの繁殖センターから海岸にかけて散策路があり、ラグーンに集まる生き物を観察できます。ベニイロフラミンゴ American Flamingo。
バン Common Gallinule
ガラパゴスホオジロオナガガモ Galapagos White-cheeked Pintail 。ホオジロオナガガモの3亜種の一種だそうです。
海岸へ行くと小さいサイズのウミイグアナたちが。その後ろでは観光客がビーチに寝そべっています。
港に近いビーチにある Iguana Guesthouse 。ウミイグアナがまるでオブジェのように並び日光浴をしていました。
ゲストハウスの塀でひなたぼっこ、ウミイグアナ。
港へ戻ると、公園のベンチではやはりガラパゴスアシカが寝ていました。
船着き場を占拠するガラパゴスアシカ。ここは彼らのものです。
夕日がイサベラ島に落ちていきます。雲に覆われたアルセド火山、雨の中でのガラパゴスベニタイランチョウ探し、人と動物が一緒にいるプエルトヴィジャミルの海岸・・・。
イサベラ島ともこれでお別れです。
Photo & Text :Mariko SAWADA
Observation : April 2019, Puerto Villamil – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador
Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger, Tomo Akiyama 秋山知伸
参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏