カテゴリー別アーカイブ: エクアドルの野鳥 Birds of Ecuador

ガラパゴス諸島-18 ヘノベサ島 ダーウィン湾のアカメカモメ

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (5)

アカメカモメ、ナスカカツオドリ、アカアシカツオドリ、ヨウガンカモメなどの海鳥の繁殖で知られるヘノベサ島ダーウィン湾に上陸です。海鳥が好きな人にとってはガラパゴス諸島の旅のハイライトのひとつ。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (7)

上陸地点からアカメカモメに囲まれて、まったく先に進めませんでした。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (6)

大きな丸い目、赤い縁取り、赤い足、本当に美しいカモメです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (8)

この目のふちどり、目を開いていても閉じていても絶妙にかわいいのです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (3)

しかも目の周りの縁取りは立体。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (9)

海岸の灌木の下で子育てしているつがいがいました。ヒナが1羽おり、観察していると親鳥が吐き出したイカと思われるものを食べていました。アカメカモメはほかのカモメが複数の卵を産むのに対し1個だけ卵を産み雛をひなを育てるカモメです。

アカメカモメ Swallow-tailed Gull ヘノベサ島 Genovesa Island Galapagos ガラパゴス諸島 ダーウィン湾 Darwin Bay (10)

人を恐れずにすぐ近くまでやってくるアカメカモメ。敵のいない環境、人を恐れない鳥たちとの出会いに感謝です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Darwin Bay – Genovesa Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-17 ソンブレロ・チノのガラパゴスペンギン

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (4)

サンチアゴ島のそばにある、ソンブレロ・チノ(Chinese Hatの意味)では上陸とシュノーケリングで海岸の生き物を観察しました。特にガラパゴスペンギン Galapagos Penguinがグループで近づいてきて、さらに上陸してくれたのでゆっくり観察することができました。

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (2)

まず一羽が上陸。ガイド氏によると、ガラパゴスペンギンの観察は朝か夕方が良いのですが、エルニーニョの影響で生息数が激減してから回復していないとのことでした。

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (1)

ボートで近づいてみました。確かにマゼランペンギンに似ています。ガラパゴスペンギンは南米のフンボルトペンギンとマゼランペンギンの近縁種で唯一赤道直下に住むペンギン。南米の西海岸沖を流れるフンボルト海流にのってこのペンギンの祖先はやってきたといいます。

ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin

ペンギンたちは上陸してしばらく羽繕いをしてから再び海へ入っていきました。繰り返されるエルニーニョの影響で餌が十分に取れない年もあり、生息数が心配されます。

American Oystercatcher アメリカミヤコドリ ガラパゴス亜種

海岸にいたアメリカミヤコドリ American Oystercatcher。ガラパゴス亜種。

ウミイグアナ Maine Iguana

もちろんウミイグアナ Marine Iguanaも。

チュウシャクシギ Whimbrel ガラパゴス諸島 (1)

チュウシャクシギ Whimbrel がいました。この鳥は一年を通してガラパゴスにいる個体と渡りをする個体もいるそうです。

チュウシャクシギ Whimbrel ガラパゴス諸島 (2)

カニを食べるチュウシャクシギ。

Chinese Hat Lava

ソンブレロ・チノとサンチャゴ島の間の200mほどの海峡沿いを散策しました。この付近は新しい溶岩が流れた跡があり、パイオニアプランツのサボテン類も見られました。

そして散策後はシュノーケリング。水中でのガラパゴスペンギン遭遇はかないませんでしたが、ネムリブカの観察、そして小魚の群れる海の中から、魚を狙うガラパゴスササゴイ Lava Heron が観察できました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Sombrero Chino (Chinese Hat) – Santiago Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-16 ノースセイモア島 卵を抱くアオアシカツオドリ

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵

ノースセイモア島ではアオアシカツオドリ Blue-footed Boobyが卵を抱いていました。アオアシカツオドリは1個づつ、3~4日の間隔で1~3個の卵を産みます。おなかでは抱卵せず水かきで卵を抱くというので皆で観察しました。

卵を抱くアオアシカツオドリ|西遊旅行

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (3)

水かきで抱く、というか水かきで留めている感じですね。卵に体温が伝わるように水かきのうらにはたくさんの血管が走っているそうです。このアオアシカツオドリは2個の卵を抱いていましたが、最終的に育つのは1羽だけのことがほとんどです。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (1)

ここでも抱卵。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad Blue-footed Booby アオアシカツオドリ抱卵 (2)

島のあちこちで抱卵しているアオアシカツオドリが見られました。無事に多くのヒナが巣立つことができますように。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, North Seymour Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島15 ノースセイモア島のグンカンドリ求愛ディスプレイ

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ オオグンカンドリ Great Frigatebird

ノースセイモア島はグンカンドリの繁殖地です。ここではオオグンカンドリ Great Frigatebird とアメリカグンカンドリ Magnificent Frigatebird が繁殖していますが、私たちが訪問した時は主にオオグンカンドリのオスが求愛ディスプレイで大忙しの時期でした。

ノースセイモア島 グンカンドリの求愛ディスプレイ|西遊旅行

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(6)

グンカンドリは繁殖期になるとのど袋が真っ赤になり風船のように膨らませます。メスを見たら赤いのど袋と広げた翼を使い精いっぱいのディスプレイ。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(5)

そこにメスが降りてきました、成功です。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad 求愛ディスプレイ アメリカグンカンドリとオオグンカンドリ Magnificent Frigatebird Great Frigatebird(1)

島のいたるところでオオグンカンドリの求愛ディスプレイが見られました。

ノースセイモア島 North Seymour Islanad アメリカグンカンドリMagnificent Frigatebird (2)

ヒナがいました。ヒナの頭が白いのでアメリカグンカンドリ Magnificent Frigatebirdでしょうか、オスのど袋はもう色あせていました。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, North Seymour Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園(写真・文:藤原幸一氏)

ガラパゴス諸島-13 フロレアナ島 プンタコルモラント上陸  ベニイロフラミンゴの繁殖地

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (1)

フロレアナ島のプンタコルモラントに上陸です。Green Beachという砂にオリーブ色の鉱物が含まれるビーチに上陸。そこから歩いてすぐの場所に大きな塩水のラグーンがありベニイロフラミンゴの繁殖地があります。訪れたときは抱卵している親鳥の姿、ひなの姿が見られました。

ここには3年ほど前からチリーフラミンゴが観察され、訪問した時にも1羽見ることができました。2羽いるそうで、もしかしたら将来的に「ガラパゴスでチリーフラミンゴが繁殖?」なんていう話もあるかもです。

ベニイロフラミンゴの繁殖地と海岸のショート動画です。チリーフラミンゴの姿も。

プンタコルモラント フロレアナ島 ガラパゴス諸島|西遊旅行

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (4) ベニイロフラミンゴ American Famingo

ベニイロフラミンゴの繁殖地です。卵、ひなの姿が!

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (5) ベニイロフラミンゴ American Famingo

ベニイロフラミンゴ American Flamingo。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (6) ベニイロフラミンゴ American Famingo チリーフラミンゴ Chilean Flamingo

チリーフラミンゴ Chilean Flamingo。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (3) ベニイロフラミンゴ American Famingo チリーフラミンゴ Chilean Flamingo

ベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴ。足の色、羽の色がだいぶちがいます。チリーフラミンゴは本来、アルゼンチン・チリ・ウルグアイ・ブラジルで繁殖するフラミンゴ。南米から赤道までやってきたフラミンゴです。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (7) ベニイロフラミンゴ American Famingo

若いベニイロフラミンゴ。

ガラパゴスキイロアメリカムシクイ Galapagos Yellow Warbler

散策中に出会ったガラパゴスキイロアメリカムシクイ Galapagos Yellow Warbler。

ガラパゴス諸島 フロレアナ島 プンタコルモラント Galapagos Floreana Island Punta Cormorant (9) アオアシカツオドリ Blue-footed Booby

海岸にはカッショクペリカン Brown Pelican とアオアシカツオドリ Blue-footed Booby。

White-vented Storm peterel Oceanites gracilis galapafoensis

ウミツバメ。図鑑によると White-vented Storm Petrel ( Oceanites gracilis galapagoensis)かBand-rumped Storm Petrel (クロコシジロウミツバメ)か・・・。

抱卵するフラミンゴを初めて見た、感激のプンタコルモラント訪問でした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Cormorant – Floreana Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考図書:WILDLIFE OF THE GALAPAGOS(Princeton Pocket Guides)

ガラパゴス諸島-12 イサベラ島 プエルトヴィジャミル

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (16)

イサベラ島はガラパゴス諸島で1番大きな島ですが、人が住む島としては3番目。サンタクルス島のプエルトアヨーラと違い、人と動物たちの距離が近い「イメージしていたガラパゴスの港町」がプエルトヴィジャミル Puerto Villamil です。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (14)

上陸すると海岸のベンチではガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion がヒトと同じ行動をしていました。

ウミイグアナ Marine Iguanaガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (12)

ウミイグアナ Marine Iguanaも道路でひなたぼっこ。港から少し歩いたところからバスに乗り、アルセド火山を目指しました。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (4)

アルセド火山を目指し上陸しましたが、お天気が悪く火山の火口は雲の中。火山口へと歩く手前の廃屋の付近でガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher が見られるかも・・との情報で探してみると、いました。 オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 、雨で羽が濡れていました。個体数が減っていて種の存続が心配されている鳥です。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (3)

森の中にメスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher 。

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (2)

そばまで来てくれました ♪

ガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (1)

お客さまの撮影された、オスのガラパゴスベニタイランチョウ Galapagos Vermilion Flycatcher。アルセド火山では景色が見れず残念でしたが、そのぶんガラパゴスベニタイランチョウの観察に時間が取れました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (7)

ガラパゴスゾウガメの繁殖センターから海岸にかけて散策路があり、ラグーンに集まる生き物を観察できます。ベニイロフラミンゴ American Flamingo。

バン Common Gallinue ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (9)

バン Common Gallinule

ガラパゴスホオジロオナガガモ Galapagos White-cheeked Pintail ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (6)

ガラパゴスホオジロオナガガモ  Galapagos White-cheeked Pintail 。ホオジロオナガガモの3亜種の一種だそうです。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (10)

海岸へ行くと小さいサイズのウミイグアナたちが。その後ろでは観光客がビーチに寝そべっています。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (15)

港に近いビーチにある Iguana Guesthouse 。ウミイグアナがまるでオブジェのように並び日光浴をしていました。

ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (11)

ゲストハウスの塀でひなたぼっこ、ウミイグアナ。

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (13)

港へ戻ると、公園のベンチではやはりガラパゴスアシカが寝ていました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (17)

船着き場を占拠するガラパゴスアシカ。ここは彼らのものです。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 プエルト・ビジャミル Puerto Villamil (18)

夕日がイサベラ島に落ちていきます。雲に覆われたアルセド火山、雨の中でのガラパゴスベニタイランチョウ探し、人と動物が一緒にいるプエルトヴィジャミルの海岸・・・。

イサベラ島ともこれでお別れです。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Puerto Villamil – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

参考文献:「ガラパゴス博物学」-孤島に生まれた進化の楽園 写真・文:藤原幸一氏

ガラパゴス諸島-11 イサベラ島 プンタモレノ上陸

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (4)

イサベラ島で溶岩大地を歩けるポイントがプンタモレノ。ボートからドライランディングで上陸すると、海岸から黒い溶岩が広がっています。

プンタモレノのハイキング、シュノーケリングの動画です。ラグーンのオオフラミンゴ、ガラパゴスコバネウ、ガラパゴスペンギン・・・

プンタモレノの溶岩ハイキングではゃんとした運動靴が必要です。ひたすら溶岩の流れた跡を歩きます。

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (6)

ロープのような模様を作り出しているパホイホイ溶岩。「パホイホイ溶岩 Pahoehoe Lava」は溶岩流の表面の形態で分類された呼び名で、火山の研究が発達していたハワイの言葉が語源です。

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (3)

火山の噴火で何もない土地になったとき、初めにそこに根を下ろす植物をパイオニアプランツと言います。このプンタモレノの溶岩大地で見られるパイオニアプラントはヨウガンサボテン Lava Cactus です。ここプンタモレノではハシラサボテン、ウチワサボテン、ヨウガンサボテンの3種のサボテンを見ることができました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (2)

この広大な溶岩に突然、緑に囲まれて黒い水を湛えたラグーンが現れます。不思議な光景です。この溶岩大地のくぼみにできたラグーンにはベニイロフラミンゴ American Flamingoの姿が。朝の早い時間で群れでラグーンの端にいました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (1)

ラグーンの縁に座ってしばらく観察。ベニイロフラミンゴの目は黄色なんですね!

オオフラミンゴ Greater Flamingo イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (7)

やがてみな一斉に飛び立っていきました。

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (2)

マングローブの小さな入り江からボートに乗り母船に戻ります。続いてシュノーケリングです。

ガラパゴスペンギン イサベラ島プンタモレノ シュノーケリング Isabela Island Punta Moreno Snorkelling (1)

ここではアオウミガメ、ガラパゴスコバネウ、ガラパゴスペンギンを観察することができました。水中のガラパゴスコバネウもペンギン・・・、時間が足りません!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Moreno – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸,  Wikipedia

ガラパゴス諸島-10 イサベラ島 エリザベス湾・マングローブ林を泳ぐガラパゴスペンギン

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (3)

マングローブ林を泳ぐガラパゴスペンギン・・・そんな不思議な光景を見ることができるのがイサベラ島のエリザベス湾 Elizabeth Bay 。もともと赤道直下にペンギンがいること自体が不思議な存在なのに、さらにマングローブ林で採餌している様子は輪をかけて素敵です。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay (2)

海岸は溶岩とマングローブ林に囲まれ、ガラパゴスペンギンだけでなく多くの海鳥や海に暮らす生き物のシェルターとなっているのがエリザベス湾です。ここでは上陸は許可されず、ディンギーからの観察になります。シーカヤックをする人もお勧めの場所だそうです。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ウシバナトビエイ属 Golden Cownose Ray (8)

Golden Cownose Ray ウシバナトビエイ属。マングローブ林では波が少なく、海の中を移動する生き物をディンギーから見ることができました。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスアオウミガメ Galapagos Green Turtle (4)

アオウミガメ Galapagos Green Turtleです。アオウミガメは本当にたくさんいて、2~3頭がすれ違ったり、マングローブにつかまって休んでいたりしていました。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスアオウミガメ Galapagos Green Turtle (6)

顔をあげたアオウミガメ。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion (7)

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lionです。満潮の時に木の上に乗り、寝ている間に潮が引いたのですね!

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスササゴイ Lava Heron(11)

魚を狙うガラパゴスササゴイ Lava Heron の若鳥。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant (9)

マングローブ林を出て、母船に戻る途中、ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant の姿も!。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Elizabeth Bay – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ガラパゴス諸島-9 イサベラ島 ウルビナ湾のシュノーケリング(動画)

Brown Pelican カッショクペリカン ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 シュノーケリング Isabela Island Urbina Bay Snorkelling (7)

イサベラ島 Isabela Island ウルビナ湾 Urbina Bay のシュノーケリングは海岸からのエントリーです。

朝、上陸した時に産卵を終えて海に戻るアオウミガメ Galapagos Green Turtleがいたので海に入るとアオウミガメが見れることは期待していましたが、お魚もいっぱい、そして海に突っ込んでいくカッショクペリカン Brown Pelican を見ることができました。

↓↓ アオウミガメ、お魚、カッショクペリカンをまとめた1分ほどの動画です。

イサベラ島 ウルビナ湾 ガラパゴスアオウミガメ Isabela Island Urbina Bay Galapagos Green Turtle

アオウミガメと泳ぐお客様。1時間ほどのシュノーケリングでアオウミガメは5個体以上見ることができました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 シュノーケリング Isabela Island Urbina Bay Snorkelling (3)

小魚たちの舞。

brown pelican カッショクペリカン ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 シュノーケリング Isabela Island Urbina Bay Snorkelling (6)

小魚のいるところに突っ込んできて頬張るカッショクペリカン Brown Pelican。嘴が膨らんでいるのは本当に数秒で、もとのサイズに縮むと再び水面を蹴って離陸、お魚のいる場所を見極めて突っ込んでいくのでした。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Urbina Bay – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

 

ガラパゴス諸島-8 イサベラ島 ウルビナ湾上陸

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY Green Turtle アオウミガメ(3)

早朝、イサベラ島 Isabela Island のウルビナ湾 Urbina Bay に上陸です。ウルビナ湾はアルセド火山の南東の麓にあたり、1954年の火山活動の隆起による地形がみられる場所です。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY ガラパゴスペンギン GALAPAGOS penguin(1)

海岸にいたガラパゴスペンギン Galapagos Penguin。日中は餌を求めて移動して見つけにくいため朝と夕方は上陸しているガラパゴスペンギンを見るチャンスです。

ディンギーでウェットランディング。ビーチの砂山から産卵を終えたアオウミガメが現れました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY Green Turtle アオウミガメ(2)

アオウミガメの産卵のシーズンの最後。海に帰っていく様子を見ることができました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 ISABELA ISLAND URBINA BAY ダーウンフィンチ Dawin's finches

内陸に歩いていくと散策路上にたくさんのダーウィンフィンチ Darwin’s Finches がいました。その声も美しいこと。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY ダーウンフィンチ Dawin's finches (4)

ダーウィンフィンチ Darwin’s Finches。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY ガラパゴスリクイグアナ  Galapagos Land Iguana(6)

ここはゾウガメ Galapagos Giant Tortoise とガラパゴスリクイグアナ Galapagos Land Iguana の繁殖地です。巣穴から見ているガラパゴスリクイグアナを見つけました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY ガラパゴスリクイグアナ  Galapagos Land Iguana(8)

さらに進むと散策路で横たわるガラパゴスリクイグアナが。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 ウルビナ湾 iSABELA ISLAND URBINA BAY ガラパゴスリクイグアナ  Galapagos Land Iguana(7)

きれいな色をしたガラパゴスリクイグアナです。

今日の上陸ではイサベラ島のゾウガメに出会えなっったのが残念ですが、産卵を終えたアオウミガメをみんなで見送りました。次は海岸に戻ってシュノーケリングです!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Urbina Bay – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸