ベリーズのキーカーカーから訪れた「マナティスイム」動画です。初日は風のせいで透明度が悪くマナティに出会うことができませんでしたが、チャレンジ2日目にして遭遇。
▼マナティ
Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Apr 2018, Caye Caulker, Belize
ベリーズのキーカーカーから訪れた「マナティスイム」動画です。初日は風のせいで透明度が悪くマナティに出会うことができませんでしたが、チャレンジ2日目にして遭遇。
▼マナティ
Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Apr 2018, Caye Caulker, Belize
ベリーズのマナティーです。マナティーにはアマゾンマナティー、アフリカマナティー、アメリカマナティーと3種あり、そのうちアメリカマナティーは3種の中で一番大きく2つの亜種、フロリダマナティーとアンティルマナティーにわかれています。
ベリーズにいるのはアンティルマナティー。英語ではAntillean manatee または Caribbean manateeで、カリブ海を中心に生息するマナティー。生息環境を失ったりしてその数は減り、世界に成獣が2500頭ほど、ベリーズには800~1000頭ほど生息するといわれています。
ベリーズではマナティーは保護されており、保護区では一緒に泳ぐことはできませんが、キーカーカー付近の海にやってくるマナティーとは泳ぐことができます。
小型ボートで海へ。10分もしないうちにガイドさんが「いた」と。「近い、早く海に入れ」と。
船のそばにやってきたマナティー。ボートから見てもすけすけです。
そして海へ。ツーリストが来てものんびりしているマナティー。
どうしてマナティーがこのキーカーカー付近の海にやってくるのか、理由はよくわかっていません。繁殖の相手を捜している、さんごで皮膚きれいにする、など言われています。そしていつでもいるのではなく、時々やってくる・・・特に海が暖かくなる季節に見られるチャンスが高いようです。
ぐっと体を丸めました。男の子ですね。
マナティーはキーカーカー近くの砂地+珊瑚の海にやっています。私たちがキーカーカーに来て最初にマナティスイムをトライした日は非常に風が強く、砂が上がって透明度が下がりマナティーが見えませんでした。
私たちが観察したマナティーは、海藻を食べるでもなくゆっくりと泳ぎ、時々こうやって動かずに浮いています。
浮いているマナティー。まるまっている手と尾がとてもかわいらしいです。
マナティー、近くで観察。
マナティーのとても大きな手!
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Caye Caulker – Belize
★★ベリーズの海といきものを満喫する旅、10名様限定企画★★
アメリカグンカンドリMagnificent frigatebirdが繁殖する、ベリーズのハーフムーンキーの島。
ハーフムーンキーはライトハウス環礁の南東にある小さな島と珊瑚礁で、ベリーズの国の天然記念物。1981年、中米で初の海洋保護区として設立されました。さかのぼる1924年にアカアシカツオドリの貴重な繁殖地としてベリーズ最古の野生動物保護区・鳥類保護区に指定されえいます。
ブルーホールを訪れるツアーで上陸し、ピクニックランチをとる島で、たくさんの観光客が訪れる島でもあります。
お昼時には色んなツアー会社の船がやってきてピクニック。このピクニック場所から歩いて10分ほどのところにアメリカグンカンドリとアカアシカツオドリを観察できる場所があります。この季節は繁殖期、雛が見られます!
観察する場所は木の会談をのぼった8人限定のテラス。登ってみると、なんと元気なアメリカグンカンドリのひなの姿。
親子の構図です。
のどが膨らんでない状態のオス。
こちらはのどをふくらませたオス。
膨らませて飛んでいるオスの姿も。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
写真協力:Morihiko HAYAKAWA 早川守彦
Observation : April 2018, Half Moon Caye , Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving
ベリーズのライトハウス環礁、ハーフムーンキーウォール Half Moon Caye Wall のレポートです。ハーフムーンキーはライトハウス環礁の南東にある小さな島と珊瑚礁で、国の天然記念物。1981年、中米で初の海洋保護区として設立されました。
そして「Half Moon Caye Wall ハーフムーンキーウォール」と呼ばれるダイブサイトは「6,000フィート(約1,800m)の垂直深淵」と呼ばれ、その壁面の珊瑚礁、多様な魚と出会える世界トップクラスのダイビングサイト言われています。
船から下りて下の砂地で集合。ここから20m付近の珊瑚礁の壁へ移動して行きます。
珊瑚の切れ目をくぐっていきます。
珊瑚の壁です。
ダイバーの周りをついてくるNassau Grouper。
この子は本当に近寄ってきます。餌を期待しているのでしょうか。
触られても逃げません・・・Nassau Grouper 大きいものは1mを越える大きな魚です。
サメ!ダイバーが見ています Caribbean Reef Shark ペレスメジロザメです。通常はおとなしいですが最大3mにはなるため、少し危険はあるサメです。
この子、背びれに発信機らしきものをつけていました。バイオロギングに貢献しているようです。
ダイビングの後半は水深12m付近の砂地と海草藻場へ。砂地には・・・チンアナゴのような姿が。
Brown Garden Eel です。
浮上する前の、最後の観察はFrench angelfishでした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Half Moon Caye Wall, Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving
ベリーズバリアリーフ、ハーフムーンキー島のアカアシカツオドリの繁殖地です。
ハーフムーンキーはベリーズのライトハウス環礁の南東にある小さな島と珊瑚礁で、国の天然記念物。1981年、中米で初の海洋保護区として設立されました。さかのぼる1924年にアカアシカツオドリの貴重な繁殖地としてベリーズ最古の野生動物保護区・鳥類保護区に指定されました。
美しいハーフムーンキーの海とハーフムーン島。ベリーズシティやキーカーカーからブルーホール一日ツアーで訪れる島です。
船着場から海岸沿いのトレイルを歩き、アカアシカツオドリとアメリカグンカンドリの繁殖地へ。途中、大きなヤドカリやイグアナたちが。
アカアシカツオドリの成鳥です。
そしてこちらはヒナ。
ヒナの足が見えました・・・はだ色です。
こちらは早生まれのヒナ。
ベリーズのリゾート島で出会えたアカアシカツオドリでした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
servation : April 2018, Half Moon Caye , Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving
番外編:ワイルドライフではなく、ベリーズのブルーホールダイビングのレポートです。
ベリーズバリアリーフといえば、やはりブルーホール。ブルーホールはベリーズ本土から70キロ、ライトハウス環礁にある海の中の陥没孔でユネスコの世界遺産(自然遺産)でもあります。
ブルーホールは幅318m、深さ124mで、第四紀氷河時代、海面がいまよりも低かった時に形成されたと言われています。ブルーホールの鍾乳石の解析から、数度にわたりその形成があったとされ、海面の上昇と地殻変動により陥没孔は海水で満たされました。
ブルーホールは1971年、フランスの海洋学者ジャック・クストーにより世に知れ渡るようになりました。ジャック・クストーはブルーホールを「世界のトップ5のダイブサイト」とし、自分の船で調査。2012年にはディカバリーチャンネルがブルーホールを「世界のトップ10ダイブスポット」の1位に上げたことでも知られています。
ブルーホールでのダイビングは有名になりましたが、魚や大モノと出会うダイビングではなく、「地形を楽しむダイビング」。そしてその深さのためアドバンスライセンス以上でないと40m層の鍾乳石のあるところまで潜ることはできません。
ブルーホールに到着。ブリーフィングを受け海に入ります。
下の砂地のところに、ブルーホールの鍾乳洞からもどってきたダイバーの姿が。この淵に沿って潜航していきます。
いよいよ、淵を下ります。
真っ暗になってきました。30mから先は暗いです。
40m付近にある鍾乳石の洞窟ポイントです。
鍾乳石の間をくぐっていくダイバー。
これは、面白いです。
ゆっくり写真を撮ったりしたかったのですが、ディープダイブです、ダイブマスターのあとをついて移動します。本当に一瞬です。
そして淵にそってゆっくり浮上です。
ブルーホールの壁。
間もなく砂地の層に到着です。ダイブタイム37分、平均水深20.9m、最深41.7m、水温25.9度。あっという間のブルーホール体験でした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Great Blue Hole, Lighthouse Reef – Belize
Reference : Wikipedia(EN), Frenchies Diving
キーカーカーから訪れたホルチャン海洋保護区のシュノーケリングツアーのレポートです。ホルチャン海洋保護区には1999年にくわえられた、ゾーンD「Shark Ray Alley」があります。
砂地にコモリザメとエイが集まる場所で、これは伝統的に漁師たちが漁のあと網を洗う場所に使ったことに起因し、そこから出る餌を求めてサメやエイが集まるようになったそうです。今は漁師はいなくなりましたが「ガイドさん」が餌を撒くことでサメやエイを集めています。
ボートが到着すると集まるコモリザメ。ガイドさんが「すぐに行っちゃうから早く海に入って」と。
コモリザメだけでなくたくさんのお魚が集まっていました。が、すーっとコモリザメたちは行ってしまいました。他のボートが到着して餌をまくとみんなそっちに行ってしまいます。
コモリザメ Nurse Sharkは、珊瑚礁や砂地、マングローブの周囲などに生息するおとなしいサメ。ベリーズバリアリーフは最適な生息環境です。
大きな個体は3mほどにもなるコモリザメ。
エイもやってきました。
ふたたびアオウミガメさんです。
アオウミガメとコモリザメのツーショット。
小さなコバンザメをつけたコモリザメ。
そして私たちの船にもコバンザメ Whitefin sharksucker が。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Hol Chan Marine Reserve – Belize
Reference : Wikipedia(EN)
ベリーズのキーカーカーから訪れる、ホルチャン海洋保護区 Hol Chan Marine Reserve へのシュノーケリングツアーのレポートです。
ホルチャン海洋保護区はキーカーカーから近い、18平方キロメートルの海洋保護区で、珊瑚礁、海草藻場(Sea grass Bed=海草が密生している場所)があり、ホルチャンとはマヤの言葉で「小さな水路」を意味します。ホルチャンには珊瑚礁の切れ目があり、ここにたくさんの魚が集まり素晴らしい漁場でしたが、1980年ごろから乱獲により魚が取れなくなり、同時にツーリズムが始まりました。1980年代半ばにはホルチャンを海洋保護区にするという案が出され、たくさんの論争、国際的な活動家の支援の末、1987年7月海洋保護区に制定されました(1989年より施行)。
キーカーカー、サンペドロからの観光客を乗せたツアー船が何艘も来ていました。さっそく海へ。この日は北風が吹き良い状態ではありませんでしたが、海の中はまずまずです。
Hol Chan Cutの海草藻場に集まるBluestriped Grunt。
Horse-eye Jackの群れ。
ガイドさんがコンク貝を取ってきて見せてくれました。コンク貝(ピンクガイ)はメキシコ湾岸から、西インド諸島を含むカリブ海全域に生息する大きな巻き貝。この色の美しさから「カメオ」の素材にもなったそうで、乱獲されたことから採取を禁止する地域が増えてるそうです。
私たちが訪れた4月はコンク貝の漁の季節で、レストランのメニューにはコンク貝料理が。
「コンク貝とエビのセビッチェ」・・・コンク貝がおいしかどうかは好みの問題ですが、新鮮なセビッチェは間違いなく日本人の口に合います。
グリーンモレイ Green Moray 。ベリーズの海でよく出会うウツボです。
藻を食べているGrean Sea Turtle アオウミガメ。キーカーカーの町に「Swim with Turtle」という看板があって「ほんとかなー?」と思ってましたが、いました。アオウミガメは一番出会いやすいウミガメです。
さっと逃げることもなく、シュノーケラーとほどほどの距離でいてくれる、アオウミガメでした。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : April 2018, Hol Chan Marine Reserve – Belize
Reference : Wikipedia(EN)