カテゴリー別アーカイブ: ツバメチドリ科

ヒメツバメチドリ Small Pratincole (ブンダラ国立公園、スリランカ)

Small Pratincole ヒメツバメチドリ Bundala National Park ブンダラ国立公園 (1)

スリランカのブンダラ国立公園 Bundala National Parkで観察したヒメツバメチドリ Small Pratincoleです。

ブンダラ国立公園はティッサマハーラーマから海の方へ走った場所にある国立公園で草原の鳥、塩田にいる海鳥を観察できる素敵な国立公園です。

Small Pratincole ヒメツバメチドリ  Bundala National Park ブンダラ国立公園(3)

ヒメツバメチドリは南アジアで繁殖する鳥で、スリランカでは海岸部・乾燥した低地で見られます。

Small Pratincole ヒメツバメチドリ  Bundala National Park ブンダラ国立公園(4)

ブンダラ国立公園に隣接する塩田の土手で2羽がひなたぼっこしていました。

Oriental Pratincole ニシツバメチドリ Bundala National Park ブンダラ国立公園 (1)

ブンダラ国立公園入口に近い水辺ではツバメチドリ Oriental Pratincoleの群れを見ることもできました。この草地には他にもたくさんのシギ・チドリのみなさんがいました。もう少し近ければ・・・。

Photo & text : Mariko SAWADA

Obsrvation : Bundala National Park, Sri Lanka

 

スナバシリ Cream-coloured Courser(ラジャスタン、インド)

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (4)

インドのラジャスタン州の砂漠に冬にやってくるスナバシリ Cream-coloured Courserです。スナバシリは北アフリカやカーボ・ベルデ、カナリア諸島でも見られますが、ラジャスタンで見られるのはトルコ南東からイラン、パキスタン、インドで見られる亜種、Cursorius cursor bogolubovi。冬に渡ってもきますが、ラジャスタンのデザート国立公園など「Resident」のスナバシリもいます。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (5)

まっ平らな乾燥した場所で虫を探しています。本当にオープンな場所にいました。クリーム色の正面姿。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (2)

後ろ姿。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (3)

開発の進むラジャスタンのデザート国立公園周辺に暮らすスナバシリ。

久しぶりに訪れたサム砂丘はインド人の若者のテント村になっていました。夜はスピーカーからの爆音が響き、朝夕は4WDで宿泊施設周辺の草地・砂漠を走り周ります。かつてはインドオオノガンが闊歩していた土地がコントロールされないツーリズムの発展で破壊されていく様子は、大変つらいものでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Desert National Park, Rajasthan, India

★インドでのバードウォッチング/撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます★

インド ハリヤナ州の自然 スルタンプール国立公園の野鳥(2)Sultanpur National Park

●Indian Courser インドスナバシリ007A8173

スルタンプール国立公園はグルガオンにも近い、「身近な自然」。グルガオンのあるハリヤナ州は、開発により大きなビルやマンションの建築が進むそのすぐそばに、野鳥たちが集まる農村の畑や自然が、わずかながら残されています。

>>スルタンプール国立公園についてはこちら

3月に訪れたスルタンプールの森で出合った野鳥たちです。

●Spotted Owlet インドコキンメフクロウ (1)

インドコキンメフクロウ  Spotted Owlet。スルタンプール国立公園の入り口付近の木にいました。

●Spotted Owlet インドコキンメフクロウ007A8113

インドコキンメフクロウ君、早朝は活動的です。

●Lesser Goldenback ヒメコガネゲラ (1)

ヒメコガネゲラ Lesser Goldenback

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8031

ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet  の声が森のあちこちで響いています。探して歩いていると、 ワカケホンセイインコ  Rose-ringed parakeet  の雄と一緒にいました。

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8049

朝日を浴びるムネアカゴシキドリ。

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8083

ずーっと観察していると、仲睦まじいムネアカゴシキドリのペアを発見。オスが木の実をメスのところへ運んできました。

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8094

木の実を運んできたと同時に交尾。3月は繁殖の季節、鳥たちの羽も美しい季節です。

●Indian Scops Owl インドオオコノハズク007A8131

インドオオコノハズク Indian Scops Owl。  公園入口付近のブーゲンビリアの林の中にいました。アイレベルの位置でインドオオコノハズクを観察。

公園内を案内してくれたガイド氏が、「Indian Courser インドスナバシリ 見たいか?」と。「もちろん」と答えると、公園の外の村の農地へと連れて行ってくれました。この周辺では珍しい鳥となったインドスナバシリ。

●Indian Courser インドスナバシリ007A8164

●Indian Courser インドスナバシリ007A8173

図鑑ではインドの平野部に広く生息する・・・とありますが、開発の進むインド、その姿は貴重になりつつあるようです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Mar 2016 Sultanpur National Park, Haryana, India

★インドでのバードウォッチング/撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます★