カトマンズからポカラに行く途中、「ムグリン」を過ぎると左手に岩壁が続きます。ここで観察できるのがカベバシリ。
私は初めての観察で、どうしても羽を広げた姿を写真に収めたくて、トラックの排気ガスにまかれながら道端でがんばりました。動きが早く、高い場所にいるので大変です。
カベバシリ Wall Creeper
ヒマラヤ(パキスタン、インド、ネパール、ブータンなど)の鳥で、冬になると標高の低い場所へ下ってきます。11~2月が観察のシーズン。
羽を広げるとグレーに黒・赤・白い丸い模様と、とてもシックでインパクトのある模様をしています。繁殖期のオスはのどが黒くなります。
カトマンズ・ポカラ間の幹線道路のムグリンを過ぎたあたりの岩壁で観察したときの様子です。
岩壁にしっかりしがみつく、するどい足のカベバシリ
壁を走って、虫を捕まえました。
別の場所でも、捕食に成功。
銜えて、少し飛んで、移動します。長い距離は飛びませんでした。そう、基本的に「走っている」のですよね。
背中側は美しい色の羽をしています。
お腹側はこんな感じでした。
ちなみにここは交通量の多い車道(カトマンズ~ポカラの幹線道路!)ですので、十分気をつけて観察しましょう!
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Mar 2016 Mugring area – Nepal
Reference : Information from Shankar Tiwari, Helm Field Guides “Birds of Indian Subcontinent”, Wikipedia(EN)
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