カテゴリー別アーカイブ: ウ科

海鳥の聖域・天売島で繁殖する海鳥たち(北海道)

2023年の初夏を天売島で過ごした姫野より、まさに「海鳥の聖域」と呼ぶにふさわしい天売島で繁殖する海鳥たちを紹介いたします。

ウミガラス(オロロン鳥)英名:Common murre, Common guillemot

足が体の後方にあるためペンギンのような見た目が特徴的です。日本国内では天売島の赤岩近くにある崖の洞窟1か所のみで繁殖します。繁殖場所の洞窟を観察できるのは海上からのみになりますが、赤岩展望台などから海上に浮かぶ姿も確認できることもあります。2002年には13羽まで数を減らしましたが、今では100羽を超え、数は増加傾向です♪♪

ウミガラス

ウミガラス

 

ケイマフリ 英名:Spectacled guillemot

赤い足と赤い口の中がとってもキュートなケイマフリは、天売島南西~北側にかけて広がる崖の隙間で繁殖します。水面を走るように助走をつけて飛び立つ瞬間は、天売ブルーと呼ばれる海の色とケイマフリの真っ赤な足が最も美しく輝く瞬間の一つです。早朝の海鳥観察用小型ボートのケイマフリ号では、すぐ目の前で観察できます。

赤い足で海面を蹴って助走するケイマフリ

赤岩展望台より

 

ウトウ 英名:Rhinoceros auklet

英名のrhinocerosは、サイを意味しその名の通り天売島にやってくる4月~7月の繁殖期の時期にのみサイの角のような突起物が現れます。天売島では、現在80万~100万羽ほど繁殖をしているといわれており、夕方日暮れと共に一斉に帰巣する姿は圧巻です。鳥の仲間では珍しく、陸上に穴を掘って巣を作るため、帰巣の際には比較的近くで観察できるのも魅力の一つです。

夕日の中、帰巣するウトウ

雛に魚を運ぶウトウ

 

ウミスズメ 英名:Ancient murrelet

天売島では、毎年5月下旬から6月上旬にかけて海鳥観察用小型ボートのケイマフリ号から姿が確認されています。多いときは10羽ほどの群れを形成し、動物プランクトンなどを捕食しています。潜水頻度も高く体も小さいため、波のうねりが高い日の観察は非常に難しいです。日本国内での繁殖は天売島のみと言われています。

ウミスズメ

ウミスズメ

 

ヒメウ 英名:Pelagic Cormorant

普段は外洋に生活するウの仲間で、天売島にやってくる繁殖期は全身の羽が非常にきれいな光沢を纏い、嘴の根元は赤く染まります。非常に細かい巣材を唾液や泥を使って固めながら、崖のちょっとしたでっぱりや窪みに巣を作ることが出来るため、哺乳類などの天敵は巣に近づくことが出来ません。

ヒメウの巣 モフモフの雛の姿も

巣材を運ぶヒメウ

 

ウミウ 英名:Japanese cormorant

日本全土に広く分布するウの仲間。繁殖期には、頭の周りが白くなります。ウの仲間は視界の悪くなる水中深くに潜って狩りを行うため、暗視時に見やすい青色の瞳をしています。水中で泳ぎやすいように体表の油分が少なく、泳いだ後は体を乾かすために岩場で羽を広げる姿が観察できます。

ウミウ

ウミウ

 

ウミネコ 英名:Black-tailed gull

黄色い足と黒い帯の入った尻尾が特徴のカモメの仲間。天売島では近年、急激に数を増やしており推定巣数は2年前(2021年)の約2倍にあたる5000個(2023年)ほどと推定されています。ウミネコの一大繁殖地になっている黒崎海岸は、フンで黒い岩が真っ白になったため「白崎海岸」と呼ばれるほどです。

ウミネコ

ウミネコ

 

オオセグロカモメ 英名:Slaty-backed gull

ピンク色の足と真っ白な尻尾が特徴の大型のカモメ。天売島では生物ピラミットの頂点に君臨する生き物で、体長38cmほどのウトウの成鳥をも丸飲みします。その他、ウミネコの雛、マムシ、ウニなども大好物で町中にウニの殻が落ちていたらこのオオセグロカモメが食べた残骸であることが多いです。

ウニを食べるオオセグロカモメ

このオオセグロカモメ、ウトウを丸飲みした直後で、口から翼があふれ、胸がウトウで膨れています!!

 

Photo & report  : Wataru HIMENO

Observation : May-Jul 2023, Teuri Island, Hokkaido, Japan

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ベーリング島で観察した海鳥たち(コマンドルスキー諸島)

エトピリカ Tufted Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (10)

8月半ばのコマンドルスキー諸島、ベーリング島のアリーカメン岩礁で観察した海鳥をまとめてみました。この時期には繁殖が終りもう海に出ているシラヒゲウミスズメやウミオウムもいれば、繁殖期真っただ中のウミガラスやエトピリカ、そして渡りの途中のハシボソミズナギドリの姿も。そして個体によってはもう冬羽へ移行中です。

ツノメドリ Horned Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (9)

ツノメドリ Horned Puffin

ツノメドリ Horned Puffin はベーリング島、メードヌイ島でも繁殖し、コマンドルスキー諸島ではあちこちで見ることができます。

ハシブトウミガラス Brünnich's Guillemot コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (17)

ウミガラス Common Guillemot とハシブトウミガラス Brünnich’s Guillemot

繁殖地にいるウミガラス Common Guillemot とハシブトウミガラス Brünnich’s Guillemot(真ん中の個体)です。この2種は非常に似ていますが、ハシブトウミガラスはくちばしの根もとに白い線が入ることで見分けています。2種とも極東ロシアの島で繁殖しています。

ミツユビカモメ black-legged kittiwake コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (1)

ミツユビカモメ Black-legged kittiwake

ミツユビカモメ Black-legged kittiwakeは千島列島~カムチャッカ半島~コマンダー諸島と極東ロシアで広く分布し、ウミガラスと同じ環境に繁殖しています。

アカアシミツユビカモメ Red-legged kittiwake コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (6)

アカアシミツユビカモメ Red-legged kittiwake

アカアシミツユビカモメ Red-legged kittiwakeは珍しいカモメの仲間で、コマンドルスキー諸島、アリューシャン列島、プリビロフ島などで繁殖する、いわば「ベーリング海」固有種。赤い脚が本当に可愛らしい、コマンドルスキー諸島で必ず見たい海鳥です。ミツユビカモメに混じって繁殖しています。

エトピリカ Tufted Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (4)

エトピリカ繁殖地 Tufted Puffin breeding ground

アリーカメン岩礁は高さ2~45mの高さの異なる小さな島です。低い場所はウミウ、チシマウガラス、チシマシギなどが見られ、垂直の岩場はウミガラスやミツユビカモメが繁殖し、島の上部の草地にはエトピリカが穴を掘って繁殖しています。

エトピリカ Tufted Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (16)

エトピリカ Tufted Puffin

エトピリカは繁殖ステージが遅い目で9月の上旬でもまだ魚をくわえて巣に運ぶ様子が見られます。アリーカメン岩礁に近いトポルコフ島は10万羽のエトピリカの繁殖地です。

ヒメウ Pelagic Cormorant コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (8)

ヒメウ Pelagic Cormorant

ヒメウ Pelagic Cormomrantは、少し低い目の岩場で繁殖しています。

Common Guillemot ウミガラス コマンドルスキー諸島 Komandorski Islands アリーカメン岩礁 Ariy Kamen Commander Islands ウミガラス繁殖地 (13)

チシマウガラス Red-faced cormorant

ウミガラスに囲まれた真ん中付近にいるのがチシマウガラス Red-faced cormorant。

コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (20)

ヒメウもチシマウガラスも岩場の低い場所で繁殖し、時にはウミガラスに圧倒されています。この写真にはトドが映っていますね!満潮時に岩に上がったようですが、潮が引いてしまいました。

チシマシギ Rock Sandpiper コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (5)

チシマシギ Rock Sandpiper

チシマシギ Rock Sandpiper はシギとしては分布範囲の狭い種で、コマンドルスキー諸島、アリューシャン列島、チュコトカ半島などで繁殖しています。千島列島ではあまり見ることはない種で、コマンドルスキー諸島でぜひ出会いたい海鳥です。8月半ばにはもう冬羽への移行なのですね。

ウミバト Pigeon Guillemot コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (7)

ウミバト Pigeon Guillemot

お魚をくわえたウミバト Pigeon Guillemot 。ウミバトは極東ロシアではあちこちで繁殖していますが、コマンドルスキー諸島ではあまり大きな群れには出会いませんでした。このお魚をくわえた構図が撮りやすい海鳥です。口の中も赤く、足と口の中の赤色を同時に見せてくれることもあります。

ウミオウム Parakeet Auklet コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (12)

ウミオウム Parakeet Auklet

そしてこちらは、後ろ姿だけですがウミオウム Parakeet Auklet。群れは作らず2~3羽で観察されることが多い海鳥です。

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (13)

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet

こちらは・・・大好きなシラヒゲウミスズメ Whiskered Aukletです。シラヒゲウミスズメは千島列島のクルーズでヤンキチャ島の繁殖地を訪問することができますが、その他で出会ったのはアリューシャン列島のアクタン島海域だけでした。ベーリング島のニコルスコエにある博物館の資料でシラヒゲウミスズメがコマンドルスキー諸島で繁殖していることになっていましたが、観察できたのは初めてでした!

ハイイロヒレアシシギ Red phalarope コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (14)

ハイイロヒレアシシギ Red phalarope

渡りの途中のハイイロヒレアシシギ Red phalarope。夏にユーラシア大陸、アメリカ大陸北部の北極圏で繁殖し、冬にはアフリカや南米までの長距離の渡りをします。アリューシャン列島、コマンドルスキー諸島で夏に観察されます。

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwater コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (15)

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwater

そしてこちらも長距離の渡りをする ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwaterの群れ。ベーリング海までオキアミを求めてはるばるオーストラリア南東部・タスマニアからやってきます。コマンドルスキー諸島もザトウクジラが見られ、オキアミを求めてハシボソミズナギドリもやってくるわけです。

ここまでで14種の海鳥を1時間30分ほどのゴムボートのクルーズで観察しました。渡りの鳥は北半球のアホウドリ3種含め、詳しい人が見たらもっと見つかるのだと思います。

これだけの海鳥が暮らせるということは、豊富な魚資源があるということ。コマンドルスキー諸島は本土から遠方すぎるため漁業は発達しておらず、村の人は遡上するサケからイクラをとる程度。停泊中にカムチャッカ半島では見れない位大きなオヒョウを釣ったこともあり、この人を近寄らせない「距離」が魚と海鳥の聖域を作り上げているのですね。

 

Photo & text :Mariko SAWADA

Observation : Aug 2021, Ariy Kamen, Komandorski Islands, Russian Far East

ティッサ湖畔の水鳥(ティッサマハーラーマ、スリランカ)

ホシバシペリカン Spot-billed Pelican Tissa Lake ティッサ湖 (2)

ティッサマハーラーマはスリランカのヤーラ国立公園に近い、湖と畑に囲まれた町。夕方のティッサ湖畔の野鳥たちです。ホシバシペリカン Spot-billed pelican とアジアコウビトウ Little Cormorantです。ウはアジアコビトウのほか、インドヒメウ Indian Cormorantとアジアヘビウ Darterも確認。

ホシバシペリカン Spot-billed Pelican Tissa Lake ティッサ湖 (3)

ホシバシペリカンSpot-billed pelicanはスリランカで繁殖しています。

クロトキ Black-headed ibis  Tissa Lake ティッサ湖 (10)

クロトキ Black-headed Ibisがどんどん木に帰ってきます。

Tissa Lake ティッサ湖 (7)

そして一番多いのはこのフルーツバット。聞いたところ、インドオオコウモリ Indian Flying Foxとのこと。暗くなると鳥たちが木に戻っていますが、フルーツバットは一斉に飛び立っていくのです。

セイケイ Purple Swamphen Tissa Lake ティッサ湖 (1)

湖畔のセイケイ Purple Swamphen。

アオサギ Grey Heron Tissa Lake ティッサ湖 (8)

アオサギ Grey Heron。繁殖期を迎え美しい姿です。

チュウサギ 繁殖羽 Tissa Lake ティッサ湖 (9)

こちらも繁殖期のチュウサギ Intermediate Egret。顔が美しい青色に染まります。2羽がディスプレイ。

アマサギ Cattle Egret Tissa Lake ティッサ湖 (11)

どんどん群れで帰ってくるアマサギ Cattle Egret。日中は周辺の畑・田んぼで過ごします。スリランカの農村で見る幸せの光景 は、畑で働く人とその周りで虫がでてくるのを待っているアマサギたちの姿。人間一人を20羽ほどのアマサギが囲んでいるのを見たことがあります。

アマサギ cattle Egret Tissa Lake ティッサ湖 (12)

大きな木の下半分はアマサギ、上はウやホシバシペリカンが占めます。日没時には水鳥が帰巣し、フルーツバットが出かけていく、一大絵巻のような光景が。

Tissa Lake ティッサ湖 (13)

翌日の昼に同じ場所を通りました。鳥たちがでかけていった後のティッサ湖畔。昨日の夕方がウソみたいに静かでした。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2020,  Tissa Lake, Tissamaharama, Sri Lanka

ガラパゴス諸島-11 イサベラ島 プンタモレノ上陸

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (4)

イサベラ島で溶岩大地を歩けるポイントがプンタモレノ。ボートからドライランディングで上陸すると、海岸から黒い溶岩が広がっています。

プンタモレノのハイキング、シュノーケリングの動画です。ラグーンのオオフラミンゴ、ガラパゴスコバネウ、ガラパゴスペンギン・・・

プンタモレノの溶岩ハイキングではゃんとした運動靴が必要です。ひたすら溶岩の流れた跡を歩きます。

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (6)

ロープのような模様を作り出しているパホイホイ溶岩。「パホイホイ溶岩 Pahoehoe Lava」は溶岩流の表面の形態で分類された呼び名で、火山の研究が発達していたハワイの言葉が語源です。

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (3)

火山の噴火で何もない土地になったとき、初めにそこに根を下ろす植物をパイオニアプランツと言います。このプンタモレノの溶岩大地で見られるパイオニアプラントはヨウガンサボテン Lava Cactus です。ここプンタモレノではハシラサボテン、ウチワサボテン、ヨウガンサボテンの3種のサボテンを見ることができました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (2)

この広大な溶岩に突然、緑に囲まれて黒い水を湛えたラグーンが現れます。不思議な光景です。この溶岩大地のくぼみにできたラグーンにはベニイロフラミンゴ American Flamingoの姿が。朝の早い時間で群れでラグーンの端にいました。

オオフラミンゴ Greater Flamingo イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (1)

ラグーンの縁に座ってしばらく観察。ベニイロフラミンゴの目は黄色なんですね!

オオフラミンゴ Greater Flamingo イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (7)

やがてみな一斉に飛び立っていきました。

イサベラ島 Isabela Island ガラパゴス諸島 プンタモレノ Punta Moreno (2)

マングローブの小さな入り江からボートに乗り母船に戻ります。続いてシュノーケリングです。

ガラパゴスペンギン イサベラ島プンタモレノ シュノーケリング Isabela Island Punta Moreno Snorkelling (1)

ここではアオウミガメ、ガラパゴスコバネウ、ガラパゴスペンギンを観察することができました。水中のガラパゴスコバネウもペンギン・・・、時間が足りません!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Moreno – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸,  Wikipedia

ガラパゴス諸島-10 イサベラ島 エリザベス湾・マングローブ林を泳ぐガラパゴスペンギン

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (3)

マングローブ林を泳ぐガラパゴスペンギン・・・そんな不思議な光景を見ることができるのがイサベラ島のエリザベス湾 Elizabeth Bay 。もともと赤道直下にペンギンがいること自体が不思議な存在なのに、さらにマングローブ林で採餌している様子は輪をかけて素敵です。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay (2)

海岸は溶岩とマングローブ林に囲まれ、ガラパゴスペンギンだけでなく多くの海鳥や海に暮らす生き物のシェルターとなっているのがエリザベス湾です。ここでは上陸は許可されず、ディンギーからの観察になります。シーカヤックをする人もお勧めの場所だそうです。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ウシバナトビエイ属 Golden Cownose Ray (8)

Golden Cownose Ray ウシバナトビエイ属。マングローブ林では波が少なく、海の中を移動する生き物をディンギーから見ることができました。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスアオウミガメ Galapagos Green Turtle (4)

アオウミガメ Galapagos Green Turtleです。アオウミガメは本当にたくさんいて、2~3頭がすれ違ったり、マングローブにつかまって休んでいたりしていました。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスアオウミガメ Galapagos Green Turtle (6)

顔をあげたアオウミガメ。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion (7)

ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lionです。満潮の時に木の上に乗り、寝ている間に潮が引いたのですね!

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスササゴイ Lava Heron(11)

魚を狙うガラパゴスササゴイ Lava Heron の若鳥。

イサベラ島 エリザベス湾 Isabela Island Elizabeth Bay ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant (9)

マングローブ林を出て、母船に戻る途中、ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant の姿も!。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Elizabeth Bay – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ガラパゴス諸島-7 フェルナンディナ島 プンタ・エスピノーザ上陸

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (11)

ガラパゴス諸島、フェルナンディナ島 Fernandina islandのプンタ・エスピノーザ Punta Espinozaに上陸です。ここは今回訪れた14島の中で一番たくさんのウミイグアナを見た島です。

フェルナンディナ島はガラパゴス諸島で最も西に位置し、2019年2月には絶滅したと思われていたフェルナンディナゾウガメが発見されるというニュースがあった島です。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (4)

上陸地点からしならく海岸を歩くとき、踏まないように注意しないといけないほどたくさんいるウミイグアナ。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (10)

ガラパゴスの固有種でトカゲ類で唯一海に潜って採食する進化を遂げたウミイグアナ。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (3)

海に入るタイミングを待っているウミイグアナ。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (1)

海から上がると日光浴をして体温を上げます。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (8)

足指の爪は長く発達。海底で岩に爪をひっかけて固定し、流れの強い場所でも流されずに採食できるのだそうです。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana (9)

ウミイグアナたちの姿にみんな、しばらく見とれていました。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ウミイグアナ Marine Iguana ガラパゴスアシカ Galapagos Sea Lion (6)

別の場所ではウミイグアナたちが日光浴している場所にガラパゴスアシカも。寝ているガラパゴスアシカを起こしに来たアシカがおり、ウミイグアナを踏んでしまわないか心配でしたが、アシカも一応ウミイグアナを避けて動いていました。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ガラパゴスコバネウ Flighless Cormorant

羽を乾かす、ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant。海を背景に、青い目もパッチリ、飛べない翼を乾かしていました。ガラパゴスコバネウと出会えるのはこのフェルナンディナ島とイサベラ島だけです。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin

そして日中は採餌で移動しているため出会いにくいのですが、フェルナンデイナ島はガラパゴスペンギン Galapagos Penguin の繁殖地です。

フェルナンディナ島 Fernandina Island プンタ・エスピノーザ Punta Espinoza ヨウガンサボテン (13)

フェルナンディナ島はガラパゴス諸島の中でも新しい島で、海岸へと溶岩流の流れた跡が見られます。ガラパゴスでは溶岩の上に最初に育つ植物、パイオニアプランツは「ヨウガンサボテン」です。

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Punta Espinoza – Fernandina Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ガラパゴス諸島-6 ガラパゴスペンギンと泳ぐ!(動画)イサベラ島タグス・コーブのシュノーケリング

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグスコーブ シュノーケリング Snorkelling at Tagus Cove ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (7)

ガラパゴス諸島のイサベラ島 Isabela Island、タグス・コーブ Tagus Coveでのシュノーケリングです。ここでは海岸の岩沿いにシュノーケリングをするのですが、ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin、ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorantとの水中遭遇が期待できるポイント。

みんな、期待いっぱいで海へ・・・

およそ1時間のシュノーケリングでしたがガラパゴスペンギンのいろんな仕草を見ることができました。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグスコーブ シュノーケリング Snorkelling at Tagus Cove ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (3)

足で体を掻くガラパゴスペンギン。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグスコーブ シュノーケリング Snorkelling at Tagus Cove ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (5)

潜水するガラパゴスペンギン。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグスコーブ シュノーケリング Snorkelling at Tagus Cove ガラパゴスペンギン Galapagos Penguin (6)

小グループで移動するガラパゴスペンギン。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグスコーブ シュノーケリング Snorkelling at Tagus Cove ガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant (2)

そして、イサベラ島とフェルナンディナ島にしかいないガラパゴスコバネウ Flightless Cormorantとの水中遭遇。ガラパゴスペンギンもですが、すごいスピードです!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Tagus Cove – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ガラパゴス諸島-5 イサベラ島タグス・コーブ上陸

ガラパゴス諸島 ガラパゴスコバネウ Flightless cormorant イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (8)

ガラパゴス諸島最大の島、イサベラ島 Isabela Island、タグス・コーブ Tagus Coveに上陸です。この日は朝から「この海域はいろいろ出るよー」と言われ、みんな空が明るくなるころには屋上デッキへ。まずは「マイルカ」が登場。そして「マンタ」。

ガラパゴス諸島 マンタ イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (12)

朝日の海面を泳ぐマンタの群れ。

ガラパゴス諸島 マンタ イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (13)

透けて見えました!この日の海は本当に穏やかでした。ほかにもマダラトビエイの群れも見れました。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスミズナギドリ Galapagps Shearwater イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (1)

ガラパゴスミズナギドリ Galapagos Shearwaterです。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスコバネウ Flightless cormorant イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (7)

そしていよいよイサベラ島のタグス・コーブ Tagus Coveに上陸です。タグス・コーブは昔この島を訪れた船の名が記されている岸壁があり、昔から船が寄港した場所です。ディンギーで上陸するとガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant が群れがいました。みんな海岸を離れることができません。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスコバネウ Flightless cormorant イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (3)

青い目、絶対飛べない感じの翼をもつガラパゴスコバネウ Flighless Cormorant。世界で唯一飛べない鵜で、ガラパゴス諸島でも生息するのはイサベラ島とフェルナンディナ島だけ。地上に捕食動物がいなかったことから飛ぶことをやめてしまった鳥です。退化した翼を「鵜らしく」広げて乾かしていました。

タグス・コーブ Tagus Coveの訪問は海岸から山道を登り、イサベラ島の火山活動の跡を見学できるポイントまで登ります。

ガラパゴス諸島 ダーウィンフィンチ Dawin's Finches イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (4)

途中、もちろん、ダーウィンフィンチ たち Darwin’s Finches との出会い。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (6)

ガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスヒタキモドキ Galapagos Flycatcher イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (5)

ガラパゴスヒタキモドキ Galapagos Flycatcher。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (9)

塩水のダーウィン湖を望むトレイルで記念撮影。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove

ビューポイントから見る火山活動の跡。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (11)

そしてガラパゴスコバネウの待つ海岸に向けて山を下りました!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Tagus Cove – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

アフリカリフトバレー、アワッサ湖の野鳥たち エチオピアでバードウォッチング

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (9)カンムリカワセミ Malachite Kingfisher

エチオピアのリフトバレー(アフリカ大地溝帯)は野鳥の宝庫。大地溝帯に沿って点在する湖では多様な野鳥たちと出会うことができる場所です。

リフトバレーの湖のひとつアワッサ湖の湖畔の野鳥観察記録です。最大水深10mほどの湖にはテラピヤやナマズなどの淡水魚が豊富でその岸辺には野鳥たちが集まります。

アワッサ湖畔のフィッシュ・マーケット付近の岸辺と森で簡単に野鳥を観察することができます。魚を乗せた船が近づくとアフリカハゲコウ Marabou Stork がポジション争いをしています。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (21)

アワッサ湖のフィッシュ・マーケット

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (20)

アフリカハゲコウ Marabou Stork が人と一緒に魚を待っています。大きなこの鳥がそばで飛び立つときには「ブンブン」と羽ばたく音がひびき豪快です。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (7)シロガオリュウキュウガモ White-faced Whisling Duck

シロガオリュウキュウガモ White-faced Whisling Duck アフリカで一般的にみられるリュウキュウガモですが、並ぶとインパクトあります。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (6) シロガオリュウキュウガモ White-faced Whisling Duck アフリカオオバン Red-knobbed Coot

シロガオリュウキュウガモ White-faced Whisling Duck のそばにはアフリカオオバン Red-knobbed Coot。アフリカオオバンは白いくちばしと額板、繁殖期に赤くなる頭の上の2つの丸い突起がとてもかわいいです。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (2) アフリカレンカク African Jacana

アフリカレンカク African Jacana

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング ツメバガン Spur-winged Goose

ツメバガン Spur-winged Goose アフリカで最大のカモ類です。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (4) Spur-winged Lapwing ツメバゲリ

ツメバゲリ Spur-winged Lapwing

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング アフリカコガモ Hottentot Teal

アフリカコガモ Hottentot Teal

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング アフリカコビトウ Long-tailed Cormorant

アフリカコビトウ Long-tailed Cormorant が翼を乾かしています。本当に、尻尾が長く大きいです。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング ミスジチドリ Tree-banded Plover

ミスジチドリ Three-banded Plover

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (1) カンムリカワセミ Malachite Kingfisher

カンムリカワセミ Malachite Kingfisher  アフリカのみで見られる小型のカワセミ。頭の羽が美しいです。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング  セネガルショウビン Woodland Kingfisher

こちらはセネガルショウビン Woodland Kingfisher やはりアフリカで見られるカワセミで、英名のWoodlandの通り、森の中で出合いました。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (18) セネガルショウビン Woodland Kingfisher

セネガルショウビン君、何やら捕食中。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング エジプトガン Egyptian Goose

エジプトガン Egyptian Gooseです。ここではペアで森の中にいるのを数組見かけました。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング ハダダトキ Hadada Ibis

森の中を徘徊するハダダトキ Hadada Ibis

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング サンショクウミワシ African Fish Eagle

足に魚を持ったサンショクウミワシ African Fish Eagle この後、巣へ魚を運んでいきました。

アワッサ湖(エチオピア)バードウォッチング (14) ハツハナインコ Black-winged Lovebird

そしてエチオピアとエリトリアの固有種、ハツハナインコ Black-winged Lovebird、Abyssinian Lovebirdとも言います。頭の赤いのがオス。愛情いっぱいの行動をすることからインコはLovebirdと呼ばれるんですね!

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jan 2016 , Lake Awassa – Ethiopia

Reference : Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”, Wikipedia(EN)

★★バレ山地も訪問するエチオピア・ネイチャーツアー 2018年発表★★

雨期明けの美しい季節11月限定出発★バレとシミエン エチオピアの固有種を追う
アフリカ大地溝帯山岳部のエチオピアオオカミとゲラダヒヒ

コシタップ野生動物保護区の水辺 Koshi Tappu Wildlife Reserve ネパールでバードウォッチング(4)

●Lesser Adjurant コハゲコウ 007A9770

村のそばの池にいたコハゲコウ Lesser Adjurant

3月上旬にコシタップ野生動物保護区 Koshi Tappu Wildlife Reserve の湿地、隣接する池や河原など水辺で観察した野鳥、動物たちです。

1976年に東ネパールのタライ平原にあるコシ川の氾濫原・湿地帯に作られた保護区。世界のバードウォッチャーに有名な自然保護区で、コシ川の河原、森、湿原、池があり野鳥たちと出会うことができます。

●Lesser Whistling-duck リュウキュウガモ 007A9727

リュウキュウガモ Lesser Whistling-duck インドやネパールの水辺で一般的なカモです。カモフラージュでうまく隠れているつもりのようでした。

●Pied Kinghisher ヒメカワセミ 007A9983

ヒメヤマセミ Pied Kinghisher 池の中の魚を狙ってホバリング中。

●White-throated Kingfisher アオショウビン 007A9720

アオショウビン White-throated Kingfisher

●Common Kestrel チョウゲンボウ 007A9832

チョウゲンボウCommon Kestrel

●Red-necked Falcon アカガシラチョウゲンボウ 007A9422

こちらは、アカガシラチョウゲンボウ Red-necked Falcon

●Shikra タカサゴダカ 007A0196

タカサゴダカ Shikra

●Grey-headed Lapwing ケリ 007A0233

ケリ Grey-headed Lapwing  コシ川に隣接する湿地帯にいました。遠かったです。

●Bronze-winged Jacana アジアレンカク 007A0155

アジアレンカク Bronze-winged Jacana。 遠くにレンカク Pheasant-tailed Jacana も見えました。

●Black-winged Kite カタグロトビ 007A9494

カタグロトビ Black-winged Kite

●ASsian Pied Starling ホオジロムクドリ 007A9968

ホオジロムクドリAsian Pied Starling 大きな群れがいました。

●Asian Openbill シロスキハシコウ 007A9924

シロスキハシコウ Asian Openbill  図鑑の通りすぎの隙間が開いたくちばし。

●Striated Grassbird オニセッカ9007A0008

オニセッカ Striated Grassbird

●Oriental Magpie Robin シキチョウ 007A9489

シキチョウOriental Magpie Robin

●White-rumped Vulture ベンガルハゲワシ 007A9712

池と森の間の木の上で子育てをしていた ベンガルハゲワシWhite-rumped Vulture

●Black Bittern タカサゴクロサギ 若い鳥 007A9757

珍しい鳥で、宿泊していたロッジのスタッフが「ここにいるはず」と連れてきてくれました。タカサゴクロサギ Black Bittern の若い子です。

●Great Cormorant カワウ 007A0181

カワウ Great Cormorant コシ川の砂州にはたくさんのカワウたちが。

●Asian Golden Jackal キンイロオオカミ9007A0037

日没前、コシタップ野生動物保護区を出る前に、車道で出合ったキンイロジャッカル Asian Golden Jackal。ジャッカルに見送られて、コシタップでの観察は終了です。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2016 Koshi Tappu Wildlife Reserve– Nepal

Reference : Information from Shankar Tiwari, Guide from Koshi Tappu Wildlife Resort,  Helm Field Guides “Birds of Indian Subcontinent”, Wikipedia(EN)

★★ネパールでバードウォッチング!2018-2019★★

ヒマラヤの麓ネパール・バードスペシャル★6名様限定!!

★チトワン国立公園、バルディア国立公園、シュクラファンタ野生動物保護区、コシタップ野生動物保護区への手配は西遊旅行または現地法人の西遊ネパールにて承ります。10月~3月はネパールのネイチャーガイドの繁忙期でもありますのでお早めにご予約ください。