写真: エチオピアの固有種 Blue-winged Goose アオバコバシガン
エチオピアのバレマウンテン国立公園の中心、サネッティ高原の野鳥の観察記録です。
>バレマウンテン国立公園について
何もなさそうに見えるこの高原にはエチオピアの固有種でありアフリカ大陸最後のオオカミ、エチオピアオオカミが暮らしていることで知られています。そして、この高原には湖沼群・湿地が点在し、たくさんの野鳥の姿が見られます。乾燥した土地の多いエチオピアでは、この標高4,000mの湿原は野鳥の楽園です。
エチオピアの固有種、アオバコバシガン Blue-winged goose です。サネッティ高原だけでなく、ガイセイ草原付近の水辺でも見かけました。
Ruddy Shelduck アカツクシガモ アフリカではバレ山地が生息の南限です。ペアがいました。私は、アカツクシガモは「ヒマラヤを越えてやって来る、インドにいるカモ」と思っていたので、アフリカで見ると不思議です。
チャエリシャコ Chestnut-naped Francolin エチオピア中部~ソマリア北部にかけての高地の固有種。高原の車道のそばの草地、岩の上に群れていました。
ズキンヒワ Ethiopian Siskin エチオピアの固有種。セネッティ高原では、オオタケネズミを探して草原で待っている間に観察することができました。
キバシガモ Yellow-billed Duck
アフリカコガモ Hottentot Teal
ホオカザリヅル Wattled Crane です。アフリカ南部の鶴ですが、このサネッティ高原が彼らの生息北限です。
>ホオカザリヅルについて
ヨゲンノスリ Augur Buzzard、獲物を探して高原を飛ぶ姿が多くみられました。
カンムリヒバリ Crested Lark 低地から高地まで、アフリカのいろんな場所で出会います。とてもたくましい鳥です。
Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子
Observation : Jan 2016 , Bale Mountains National Park – Ethiopia
Reference : Bale Mountains National Park “A Travelloer’s Guidebook”, Information from Mr.Armaye Wegalign, Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”
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