カテゴリー別アーカイブ: ウミスズメ科

ウミバト Pigeon Guillemot(ライコケ島、千島列島)

チシマウミバト ウミバト千島型 Pigeon Guillemot ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (8)

千島列島のライコケ島で観察したウミバトです。

中部千島のウミバトは羽の白い模様が少なく、ウミバトの亜種のうち、Cepphus columba snowiと呼ばれ、 英名でKuril Guillemotと呼ばれることもある、北部・中部千島列島のに生息する亜種ウミバトです。

チシマウミバト ウミバト千島型 Pigeon Guillemot ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (11)

中には羽に全く白い模様のない個体も。

チシマウミバト ウミバト千島型 Pigeon Guillemot ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (7)

そしていつも同じタイプのお魚をくわえているのです・・・

チシマウミバト ウミバト千島型 Pigeon Guillemot ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (1)

赤い口の中、赤い足を一緒に写真に撮れたらいいなぁ、と思いながら見ていたウミバト。そしたらお魚くわえて岩の舞台に乗ってくれました。

Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA

Observation: end-Jul , mid-Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East

Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)

Special Thanks :Hobby’s World 吉成才丈さま

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間

海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日13日間

ウミオウム Parakeet Auklet (ライコケ島、千島列島)

ウミオウム Parakeet Auklet ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (1)

2018年の夏に訪れた、中千島列島のライコケ島。

北部沿岸でウミオウムParakeet Aukletを観察することができました。もともとライコケ島で期待していなかった種だったのですが、見つけてからはウミオウム狙いでゾディアックを走らせました。

ウミオウム Parakeet Auklet ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (11)

ライコケ島にはたくさんのエトロフウミスズメがいますが、そこに混じって、ウミオウムが小さな群れで浮いたり飛んだりしていました。遠くに確認できるとある程度まで近づき、あとはオールをこいで驚かさないように近づく努力をしますが、かなりセンシティブ。

ウミオウム Parakeet Auklet ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (7)

あっという間に走り出します。

ウミオウム Parakeet Auklet ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (4)

こっちも走り出します。

ウミオウム Parakeet Auklet ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (6)

エトロフウミスズメと一緒に飛んでいきます。

ウミオウム Parakeet Auklet ライコケ島 千島列島 Raikoke Island Kuril Islands (8)

次回は陸にいるウミオウムに出会えますように・・・

Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA

Observation: end-Jul to mid-Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East

Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)

Special Thanks : Hobby’s World 吉成才丈さま

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エトロフウミスズメ Crested Auklet(ライコケ島、千島列島)

エトロフウミスズメ ライコケ島 千島列島 Crested Auklet Raikoke Island Kuril Islands (11)

千島列島のライコケ島で観察したエトロフウミスズメCrested Aukletです。島全体がライコケ火山からなるライコケ島は断崖に囲まれ、夏は海岸から山腹にかけての斜面にエトロフウミスズメが繁殖しています。

エトロフウミスズメ ライコケ島 千島列島 Crested Auklet Raikoke Island Kuril Islands (1)

海にはたくさんのエトロフウミスズメが浮いていて、ものすごい数の群れが船の回りを飛んでいました。

エトロフウミスズメ ライコケ島 千島列島 Crested Auklet Raikoke Island Kuril Islands (12)

島の周りで浮いているエトロフウミスズメ。

エトロフウミスズメ ライコケ島 千島列島 Crested Auklet Raikoke Island Kuril Islands (13)

ゾディアックボートで驚かさないように近づきますが、センシティブですぐに飛んでいってしまいます。

エトロフウミスズメ ライコケ島 千島列島 Crested Auklet Raikoke Island Kuril Islands (5)

こちらは・・・(8月半ば)。

エトロフウミスズメ ライコケ島 千島列島 Crested Auklet Raikoke Island Kuril Islands (6)

島の海岸にいたエトロフウミスズメ。草地にある大きな岩に乗っています(7月下旬)。

8月半ばにライコケ島を訪れた時には海に浮いている数が多く、くちばしの色が少し薄くなっていました。

Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA

Observation: end-Jul to mid-Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East

Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)

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ウルップ島北端の海鳥(千島列島)

エトピリカ Tufted Puffin ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (3)

朝から霧に包まれたウルップ島。ウルップ島は千島列島では4番目に大きな島で、その最北端に位置する灯台のそばに停泊しているのに、この日は島どころか、目の前にあるというTwin Rockと呼ばれる海鳥の繁殖する岩も見えません。

ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (9)

船からゾディアックで訪れたTwin Rock。大変立派な柱状節理をもつ2つの小さな島です。

ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (14)

少し霧が晴れてきました。島の周囲が柱状節理の絶壁や侵食された岩場になっていて上が草地で、さまざまな海鳥が繁殖しています。

ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (10)

柱状節理のアパートににはチシマウガラスが。

オジロワシ ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (5)

島の一番高い場所にはオジロワシが。

ケイマフリ ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (2)

そして、ケイマフリ発見!

ケイマフリ ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (1)

目の周りの色が大変薄い個体があり、ウミバト?と思いながらも霧が濃くて思うように観察ができませんでした。

ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (13)

夕方、突然霧が晴れ、Twin Rock、その背景にウルップ島が出現!

ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (12)

海にはたくさんのエトピリカが浮いています。

エトピリカ Tufted Puffin ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (6)

太陽が出ました。そしてエトピリカたちがこちらに向かって飛んできます!

エトピリカ Tufted Puffin ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (4)

近くを飛んでくれます、感激。

エトピリカ Tufted Puffin ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (5)

お魚くわえた子も。

ウルップ島 Urup Island 千島列島 Kuril Island (11)

ウルップ島最北端の灯台です。北・中千島ではシュムシュ島の北端にも燈台守がいますが、その他の島は無人灯台。

8月に入ってからウルップ島北端の燈台守を訪問する機会がありました。この日も濃い霧。燈台守さんに「何月は晴れるのか」と聞くと「5月くらかな」と。千島列島は本当に霧が多いのです。それでも、この日の夕方は突然霧が晴れ、素晴らしい夕日の中、皆さんゾディアッククルーズを楽しむことができました。

Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA

Observation: Jul 2018, Urup Island, Kuril Islands, Russian Far East

Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)

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ライコケ島 Raikoke Island 千島列島の海鳥 

ライコケ島 千島列島 エトロフウミスズメ ウミオウム

中千島列島に位置するライコケ島 Raikoke Island。火山が海上に突き出た地形で島で、島の周囲は断崖が多く、海岸から山頂のクレーター部にかけてまで多くの海鳥が営巣する、まさに「海鳥の聖域」。


中千島に位置するライコケ島(Google Earth)

Райкоке by Nik (1)

ライコケ島の全景です。2.5キロメートル x 2キロメートルの火山島で、その名もライコケ山。

Райкоке by Nik (2)

ニック氏がドローンを飛ばして頂上部を見てみました。ライコケ山は標高551m。クレーターのふちまでびっちりフルマカモメがいました。ライコケ島はフルマカモメの一大営巣地です。

ライコケ島 千島列島 ウミガラス ハシボソウミガラス (4)

船からゾディアックボートでライコケ島の海岸へ。海岸では岩場、草地にさまざまな海鳥が。低い断崖はウミガラス、ハシブトウミガラス、ミツユビカモメが営巣していました。

ライコケ島 千島列島 ウミバト (1)

海岸の岩がごろごろした場所にいたウミバト<千島型>。羽の白い部分が少なく、中にはほとんどない真っ黒な個体もいました。

ライコケ島 千島列島 ウミガラス ハシボソウミガラス (5)

ウミガラスとハシボソウミガラスの営巣地。洋ナシ形の卵を見ることができました。

ライコケ島 千島列島  エトロフウミスズメ Crested Auklet (4)

岩乗りエトロフウミスズメ

ライコケ島 千島列島  エトロフウミスズメ Crested Auklet (2)

少し沖に出るとエトロフウミスズメが群れで浮いていたり飛んでいたりします。

ライコケ島 千島列島 ウミオウム

ウミオウムです。お客様のカメラの連写音が響きました!エトロフウミスズメにまざって小さい群れでいます。

ライコケ島 千島列島 トド (2)

そしてライコケ島は大切なトドの繁殖地でもあります。かつてはよく研究者が夏に来て観察や赤ちゃんトドの標識付けを行っていましたが、最近はオートマチックカメラが設置されています。

ライコケ島 千島列島 マッコウクジラ (1)

そして今日のボーナスは、ライコケ島沖で遭遇したマッコウクジラ。大きなオスです。かなり近づいてもプカプカ浮いていてくれたマッコウクジラでした。

Text & Photo : 澤田真理子 Mariko SAWADA

Observation: Jul&Aug 2018, Raikoke Island, Kuril Islands, Russian Far East

Reference : Nik Pavlov, Wikipedia(JP)

Special Thanks : Nik Pavlov(Drone photography) , Hobby’s World 吉成才丈さま

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ニシツノメドリ Atlantic Puffin (スピッツベルゲン)

ニシツノメドリ Atlantic Puffin スピッツベルゲン Spitsbergen (6)

スピッツベルゲンのニシツノメドリAtlantic Puffinです。大西洋の北極圏とその付近にいる鳥で、同じニシツノメドリでもスピッツベルゲンのものはアイスランドや北ノルウェーのものより少し大きめなのだそうです。

ニシツノメドリはスピッツベルゲン島とノルウェー本土の中間にあるビュルネイ島 Bjørnøya (Bear Island) で繁殖していますが、スピッツベルゲン島の北側と西側でも小規模な繁殖地があります。

イートルノルスコヤ Ytre Norskøya にある鳥の断崖での観察です。

ニシツノメドリ Atlantic Puffin スピッツベルゲン Spitsbergen (3)

ゾディアックを岩場につけて上陸。丘を登ること15分。断崖に巣をつくっているニシツノメドリ、いました。

ニシツノメドリ Atlantic Puffin スピッツベルゲン Spitsbergen (8)

本当に絶壁にいるニシツノメドリ。

ニシツノメドリ Atlantic Puffin スピッツベルゲン Spitsbergen (9)

こちらはもう少しコンディションの良さそうな巣。あちこちでラブラブな光景が見られました。

ニシツノメドリ Atlantic Puffin スピッツベルゲン Spitsbergen (5)

こちらもラブラブです。ニシツノメドリは5月半ばに繁殖地にやってきて、卵を1つ産み、雛を育て、8月下旬には旅立ち、冬は外洋で暮らします。

ニシツノメドリ Atlantic Puffin スピッツベルゲン Spitsbergen (4)

ニシツノメドリの寿命は30年ほど。厳しい冬、北大西洋のどこで過ごしているのか、はっきりしないのだそうです。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Ytre Norskøya, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

★★なんと船は全員一人部屋★2019年6月16日発★11名様限定のチャータークルーズ★★

初夏のスピッツベルゲン★カメラマンさんにオススメ企画。たっぷり観察&撮影。
北極圏の野生動物・野鳥の観察・撮影をチャーター船で楽しむ10泊11日の究極のワイルドライフクルーズ

 

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet (9)

千島列島のシラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet です。シラヒゲウミスズメは千島列島、カムチャッカ半島、アリューシャン列島、オホーツク海の北沿岸で繁殖する、非常に限られた場所でのみ観察される海鳥。日本では稀な冬鳥として北海道~本州北部で見られることがあるそうです。

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet (8)

夏羽の白い飾り羽が大きな特徴で英名の「Whiskered」も「頬ひげがある」という意味。この目、赤いくちばし、息をのむ美しさです。

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet (4)

繁殖地ではエトロフウミスズメと一緒にいました。エトロフウミスズメ(23-27センチ)に比べるとシラヒゲウミスズメ(17-22センチ)はだいぶ小型です。

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet (5)

船が近づくと、いっせいに飛び立ちました。夏は繁殖の季節。甲殻類のプランクトンを採餌し、のどの袋に入れて巣へと運びます。

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet (6)

その飛んでいる様は圧巻。シラヒゲウミスズメの糞が服についたのですが、甲殻類の色、ピンク色でした。

シラヒゲウミスズメは夜に巣にやってくるとのことで暗くなるまで待ちました。そしてウミスズメの大群が・・・

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet (2)

シラヒゲウミスズメ、暗かったし船の上からの写真撮影は難しかったですが、圧巻です!

Movie, Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017 , Yankicha Island, Ushishir Island, Kuril Islands – Russian Far East

Reference : Nik Pavlov – M/V Afina, Wikipedia(JP/EN), Birds of East Asia, 海鳥識別ハンドブック

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エトロフウミスズメ Crested Auklet

エトロフウミスズメ Crested Auklet 千島列島 Kuril Islands (7)

千島列島のエトロフウミスズメ Crested Aukletです。千島列島、カムチャッカ半島、アリューシャン列島、サハリン島北東岸、オホーツク海北岸、チュコトカ半島沿岸の海に生息し、夏にコロニーを形成し繁殖します。日本では冬鳥として北海道~本州北部で見られます。

エトロフウミスズメ Crested Auklet 千島列島 Kuril Islands (9)

23-27センチと大きめでずんぐりむっくりした体型、夏羽では長い冠羽を持ち、英名のCrestedの通り。そして白い目、オレンジ色の太いくちばし。

エトロフウミスズメ Crested Auklet 千島列島 Kuril Islands (8)

集団で浮いていました。夏のくちばしの色は大変鮮やかなオレンジ色です。

エトロフウミスズメ Crested Auklet 千島列島 Kuril Islands (2)

繁殖コロニー付近のエトロフウミスズメ。5月半ばから8月半ばに繁殖地へやってきます。エトロフウミスズメは深く潜ることができ、おもにオキアミ食べ、のどの袋に入れて巣へ運んできます。

エトロフウミスズメ Crested Auklet 千島列島 Kuril Islands (4)

エトロフウミスズメ、正面。

エトロフウミスズメ Crested Auklet 千島列島 Kuril Islands (5)

船が近づくと水面を蹴って走り飛び立っていきます・・・

Movie, Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017 , Yankicha Island, Ushishir Island, Kuril Islands – Russian Far East

Reference : Nik Pavlov – M/V Afina, Wikipedia(JP/EN), Birds of East Asia, 海鳥識別ハンドブック

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ヒメウミスズメ Little Auk(スピッツベルゲン)

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (10)

北大西洋から北極海にかけて暮らすヒメウミスズメ Little Aukです。ヒメウミスズメは高緯度で繁殖する海鳥でスピッツベルゲン島でも北部で集団繁殖地を見ることができます。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (6)

ヒメウミスズメはくちばし、首が太くずんぐりむっくりな体型です。まるっこくってかわいらしいのです。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (4)

ヒメウミスズメはスピッツベルゲンの海鳥の中で一番早く繁殖地にやってくる鳥。4月下旬から5月上旬に営巣地にやってきて8月の半ばにはいなくなり冬を外洋で過ごします。

また、彼らが営巣する場所も急斜面の岩がごろごろしている場所でなくてはならず、岩と岩の隙間の巣で子育てします。その隙間の大きさは天敵のホッキョクギツネが入れないサイズ。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (15)

ヒメウミスズメはオキアミなどを捕り、のどのところにためて巣へ持ち帰り雛に与えます。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (14)

ヒメウミスズメ、正面。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (17)

ヒメウミスズメが飛ぶとこんな感じです。一見ハシブトウミガラスに似ていますが、小さいですし丸っぽいです。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (2)

氷の上で休憩しています。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (1)

が、船が近づくとすぐに飛んでいってしまいます。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (3)

尾羽のフリルがかわいらしい。

ヒメウミスズメ Little Auk スピッツベルゲン Spitsbergen スヴァールバル (16)

子育て真っ最中、海と繁殖地の岩場を移動するウミスズメたち。夕方の繁殖地を大群で移動する様子は圧巻です!

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Fuglesongen, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot ! (ノルウェー)

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (4)

ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。

ここで最近始まった鳥好きのためのアクティビティが「水中のウミガラス」を見るシュノーケリング。「3月の北極海で?」と耳を疑いましたが、どうも本気のようでやってみることになりました。

海もおだやかで太陽も出た暖かい日、それでも外気温マイナス6度、水温2~3度。暖かいインナー、ホッカイロを仕込みドライスーツを着用、そしてその上からさらに防寒着を着て動きづらい格好でボートへ。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (6)

鳥島のそばまで行き、ウミガラスたちの多い場所で海に入りました。水温2~3度で手指がいつまで耐えれるのか、本当に心配でした。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (5)

顔をつけると、いましたウミガラスたち!

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (3)

水中では翼をせっせと動かし前進していました。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (2)

勢いよく飛び込んでくると、気泡だらけに。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (1)

この地域のウミガラスに特徴的な目の周りの白いライン(Bridled Guillemot)もくっきりと。

水中のウミガラス Snorkeling with Guillemot (7)

寒くて長く入っていられないのは大変残念でしたが、水中のウミガラスの様子を見れたことは大変貴重な体験です。ちなみに、夏でも水温はそんなに高くはならないそうで、逆に透明度が悪くなるため、この時期はお勧めなのだとのことでした。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides

Special Thanks to Jari ad Kaisa

★★ノルウェーのホルネーヤ島(鳥島)を訪れる季節限定企画2019年3月27日出発・7名様限定★★

早春のラップランドから北極海へ ネイチャー&バードフォトスペシャル
フィンランドからノルウェーへ。雪上のパフィンやイヌワシ、アイレベルで見るケワタガモ、そしてオーロラ…!