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天売島のケイマフリ 夕方のケイマフリ号より

ケイマフリ 天売島 夕方のケイマフリ号 (6)

世界でも稀な海鳥、ケイマフリとウトウが営巣する島、天売島。北海道の羽幌からフェリーでおよそ1時間30分で到着するオホーツク海の離島です。海鳥たちは4月から7月にかけて繁殖のためにこの島にやってきますが、私たちが訪問しやすいのは海況が落ち着いてくる6月ごろから。このころには繁殖のピークを迎え、子育てに忙しい海鳥の様子を観察できます。

天売島に到着したその日、「今日は夕日が期待できる」とのことで、天売島在住自然写真家・寺沢孝毅氏の操船するケイマフリ号で海へ出ることになりました。

天売島 夕方のケイマフリ号 (2)

海岸には日没前に羽を乾かす鵜の姿。

天売島 夕方のケイマフリ号 (1)

ゴマフアザラシ in the sunset!

ケイマフリ 天売島 夕方のケイマフリ号 (4)

お魚を捕まえたケイマフリです。イカナゴでしょうか。「ケイマフリ」という名前はアイヌ語名のケマフレ(足が赤い)に由来し、本当に真っ赤な足をしています。英語名の「Spectacled Guillemot”は「眼鏡をかけた」という意味で、目の周りに白い模様があります。いずれも、夕方の光では特徴が分かりにくいですね。

ケイマフリ 天売島 夕方のケイマフリ号 (7)

日没時刻となり、暗くなり始めシャッタースピードが心配になるころ、お魚をくわえたケイマフリがどんどん現れました。

天売島 夕方のケイマフリ号 (8)

天売の海に沈む太陽。海鳥と天売の太陽、この光景を見せていただき大感謝です!

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Jun 2018, Teuri Island, Hokkaido

Special Thanks to Naturelive 写真家・寺沢孝毅氏 & ケイマフリ号

メードヌイ島のツノメドリ(コマンドルスキー諸島、ロシア)

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (10)

極東ロシア、コマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)のメードヌイ島で観察したツノメドリ Horned Puffinです。1970年には人が住まなくなったメードヌイ島。かつては集落があったプレオブラジェンスコエの海岸の岩場にはツノメドリの営巣地が。海岸から見上げて観察できる距離でした。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (5)

あいにくの小雨、というか霧雨。魚をくわえた親鳥が巣へ向かいます。訪れたのは9月の第一週。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (4)

まだ子育て奮闘中のツノメドリです。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (2)

観察していた場所はプレオブラジェンスコエの湾をぐるっとまわって巣に戻るツノメドリがばっちり見える場所でした。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (7)

霧雨の中、レンズをふきふきしながらツノメドリを追いました。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (8)

正面から飛んでくるツノメドリ。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (9)

まもなく着地。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (12)

岩の隙間の巣へ。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 Medny Island コマンドルスキー諸島 コマンダー諸島 Commander Islands (11)

この時期でもラブラブのツノメドリ夫婦です。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : Sep2018, Preobrazhenskoye, Medny Island, Commander Islands -Russian Far East

Reference : “Birds of East Asia” Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

メードヌイ島のチシマシギ Rock Sandpiper(コマンドルスキー諸島、ロシア)

チシマシギ Rock Sandpiper メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (7)

極東ロシアのコマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)、メードヌイ島で観察したチシマシギです。島では到着前から無数のフルマカモメ、ミツユビカモメ、そして上陸するとミソサザイが、海岸にはツノメドリ、チシマウガラスが観察されました。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (2)

メードヌイ島はコマンダー諸島を構成する2つの島のひとつでその名は「銅」を意味します。上陸したプレオブラジェンスコエの海岸には銅の成分を含む石が見られます。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (3)

メードヌイ島にあった一番大きな集落がプレオブラジェンスコエ Preobrazhenskoye。19世紀末に無人だったこの島に、アリューシャン列島から来たアウレト人が暮らし捕鯨やオットセイ漁をしていましたが人口が減り、1960年代後半に村は無人となり、1970年からメードヌイ島に暮らす人はいなくなりました。2001年までは国境警備のポストが置かれていたそうですが、それもなくなり今は完全な「無人の島」。定期的に研究者が訪問する「保護区」となりました。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (4)

島に近づくと、フルマカモメ Northern Fulmarの群れが迎えてくれます。

メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (5)

海岸の岩場にはツノメドリが営巣しているのが確認できます。

チシマシギ Rock Sandpiper メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (6)

ゾディアックボートでウェットランディングした海岸にいたチシマシギ Rock Sandpiper。

ミソサザイ Eurasian Wren Pacific Wren メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (1)

海岸そばにいたミソサザイ Eurasian Wren。

ミソサザイ Eurasian Wren Pacific Wren メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (9)

一緒にいた外国のバードウォッチャーはEurasian WrenなのかPacific Wrenなのかと議論していました。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (11)

そして少し海岸を歩くと見上げたところにツノメドリ Horned Puffin の営巣地が。

ツノメドリ Horned Puffin メイドニー島 コマンダルスキー諸島 プレオブラジェンスコエ Medny Island Commander Islands Preobrazhenskoye (10)

ツノメドリがプレブラジェンスコエの湾をぐるっと回って巣に着陸する様子が観察されました。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : May2017, Sep2018, Preobrazhenskoye, Medny Island, Commander Islands -Russian Far East

Reference : “Birds of East Asia”  Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

メードヌイ島のキタオットセイ Northern fur seal(コマンドルスキー諸島、ロシア)

キタオットセイ Northern fur seal (7) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

コマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)のメードヌイ島にあるキタオットセイ南東繁殖地(South-East Rookery)のレポートです。この繁殖地はメードヌイ島の南東にありベーリング海側から太平洋側までの岬でキタオットセイが繁殖しています。

キタオットセイ Northern fur seal (1) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

メードヌイ島のキタオットセイ南東繁殖地の海岸と研究者の施設。海岸から建物へは底が抜けた恐ろしい階段が付いていました。

キタオットセイ Northern fur seal (3) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

海岸のキタオットセイ。キタオットセイはコマンダー諸島(コマンドルスキー諸島)やプリビロフ諸島で繁殖しています。かつては毛皮のために大規模な狩猟が行われそ、さらに漁業との競合で生息数が激減し、1985年から商業目的の狩猟が禁止されています。

キタオットセイ Northern fur seal (9) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

ゾディアックボートで上陸します。キタオットセイたちと人との微妙な距離。

キタオットセイ Northern fur seal (4) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

6~9月は繁殖の季節。海岸には赤ちゃんたちの姿、黒い色をしています。

キタオットセイ Northern fur seal (8) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

遊ぶキタオットセイ。

キタオットセイ Northern fur seal (2) コマンダー諸島 コマンドルスキー諸島 メ-ドヌイ島 Commander Island Medny Island

北にベーリング海、南に太平洋を望む南東繁殖地の海岸でした。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : Sep 2018, South-East Rookery of Northern fur seal,  Medny Island, Commander Islands -Russian Far East

Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake(ベーリング島、コマンドルスキー諸島)

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(3)

極東ロシア・コマンドルスキー諸島(コマンダー諸島)のベーリング島沖にあるアリーカメン岩礁で観察したアカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwakeです。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(5)

ミツユビカモメ Black-legged Kittiwakeに混ざって岩礁の岩場で繁殖していました。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(7)

アカアシミツユビカモメはベーリング海固有種で、アリューシャン列島、コマンダー諸島の島やプリビロフ島などベーリング海に面した限られた島でしか繁殖していません。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(8)

営巣地のつがい。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(2)

怒る親鳥。

アカアシミツユビカモメ Red-legged Kittiwake ベーリング島 コマンダー諸島 Bering Island Commander Islands(6)

飛び立つミツユビカモメとアカアシミツユビカモメ。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Sep 2018, Bering Island, Commander Islands -Russian Far East

Reference : “Birds of East Asia”  Special Thanks to MV Afina, Nik Pavlov

 

冬の上部フンザ、カイバル村のアイベックス(パキスタン)

アイベックス 冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (5)

パキスタンと中国の国境に近いワヒ族の暮らすカイバル村。この時期はたくさんのヒマラヤアイベックスが村近くに降りてくるとのことで行ってみました。村の畑にもやってくるのだといいます。

カイバル村は人口1100人、150家族が暮らす村ですが、冬のこの季節は寒さを避けるためにカラチなど大都市へ移動している人も多く、冬の人口は300~400人ほど。きれいな水が流れていますが1日の日照時間がとても短い村です。そして野生動物の保護とコントロールされたトロフィーハンティングを、1997年にパキスタンで最初に初めた村なのだそうです。

アイベックス 冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (2)

クンジュラーブ川の対岸にある岩場へ。本当にいました。そしてクンジュラーブ国立公園よりもより近くに。ヒマラヤアイベックスの群れです。

アイベックス 冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (3)

繁殖の季節でオスがメスを追いかけています。12月~1月が繁殖シーズンで6月に子供が生まれます。

冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (14)

観察の距離はこれくらい。

冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (8)

シロガシラジョウビタキ White-winged redstartのつがいです。シロガシラジョウビタキはヒマラヤ・カラコルム・パミール・中央アジアの山で見られる野鳥。パキスタンでは夏は標高4,000~5,000mで繁殖しますが冬は村のある標高まで下りてきます。

冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (10)

白い帽子と翼のホワイトパッチが特徴のシロガシラジョウビタキのオス。およそ18センチと大型です。

冬のカイバル村 北部パキスタン Khyber village winter Northern Pakistan (13)

カイバル村のジュニパーバレーと呼ばれる谷。谷の入口に水力発電所があり、カイバル村は電気が24時間ある上部フンザでは恵まれた村です。宿泊していた村のコミュニティーゲストハウスではほかの上部フンザの村からは考えられないネットスピードの良さでした。冬は村人の多くが町に行ってしまいネットを使う人も少ないからだと思いますが・・・。

Photo& Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jan 2019, Khyber village – GB, Pakistan

Reference : Mr.Irfan – Khyber,  Mr.Sultan Gohar – Khunjerab National Park

ヒマラヤアイベックス Himalayan Ibex( クンジュラブ国立公園、パキスタン)

アイベックス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (7)

12月下旬、パキスタンと中国の国境にあるクンジュラブ国立公園へ。クンジュラブ国立公園とその周辺の上部フンザの山には通年通してアイベックスが生息しますが、夏は標高が高い場所にいるので見ることは少なく、彼らが標高の低い場所におりてくる冬はカラコルムハイウェイから観察することができます。

アイベックス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (16)

カラコルムハイウェイの道路から、山の斜面を移動するアイベックスの群れを見つけました。

アイベックス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (8)

この地域のアイベックスは12月半ばから1月下旬にかけて低い場所に集まるといいます。オスがメスを追いかけまわしていました。

アイベックス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (10)

パキスタン北部のアイベックスは英語ではHimalayan IbexとかSiberian Ibexと呼ばれる亜種(Capra sibirica)。この中でも生息地域によってさらに分類されているようです。

アイベックス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (9)

立派な角のアイベックスです。案内してくれた国立公園スタッフが「あ、トロフィーだ」と。オスの角が38インチ(97センチ)越えると「トロフィーハンティング」の対象となります。ま、ここは国立公園の中なのでハンティングは認められていませんので安心ですが・・・。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Khunjerab National Park, Pakistan

Reference : Mr.Sultan Gohar -KNP (Khunjerab National Park), WWF Pakistan

厳冬のクンジュラブ国立公園(パキスタン)

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (1)

12月下旬、パキスタンのクンジュラブ国立公園へ行ってきました。
到着した日は雪はなかったのですが大変冷たい風が吹き、中国との国境クンジュラブ峠4,700m付近ではマイナス30度。冷たい空気が鼻の奥に入り、「痛い」と感じるものでした。
以前には考えられなかったことですが、こんな季節にも観光客が訪れるようになり、峠にはラホールから来た新婚旅行の夫婦も。スーパームスリムなこのご夫婦はアッラーの作り出した偉大な自然の姿にとても感動されていらっしゃいました。

「厳冬のクンジュラブ国立公園」の景色と出会ったワイルドライフ
この数年、いろいろ教えてもらっているクンジュラブ国立公園のゴハール氏の案内で国立公園内のレンジャー施設に滞在させていただきました。
カラコルムの峻険な山に囲まれた小屋の滞在。すべてのものが凍る環境で食事を作りお皿を洗うこと、ブハリ(暖炉)に中国産の石炭をいれて火をつけること、水も氷る環境でのトイレ・・・何もかもが貴重な体験でした。

アイベックス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (12)

12月~1月はアイベックス Himalayan Ibex が交尾で標高の低いところへ降りてきます。そのためカラコルムハイウェイ沿いからアイベックスの群れを観察できます。メスを追うオスの姿が。

イワシャコ 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (5)

朝早い時間はカラコルムハイウェイ上をイワシャコ Chukar Partridge が横切ることが多いです。この鳥、パキスタンの国鳥です。

ユキヒョウに襲われたヤク 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (21)

クンジュラブ峠へ向かう途中、トンネル付近でカラスが飛び立ったので見に行ったらヤクがユキヒョウに襲われていました。夕方、ユキヒョウが現れないか待ってみましたが、姿を見ることはありませんでした。

ヒゲワシ 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (11)

そして上空にはヒゲワシ Bearded vulture (Lammergeier) の姿。

カサガラス 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (13)

クンジュラブ川にはカワガラス Brown Dipper が。冬に観察しやすい鳥です。

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (24)

クンジュラブ峠を目指し標高を上げると川は完全に凍っていました。

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (19)

途中、山肌から水が吹き出しているところが凍り、道路がツルツルに氷り危ない箇所も。

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (2)

クンジュラブ川の氷の上を少し歩いてみました。これはちょっと不思議な光景。

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (23)

冬のクンジュラブ峠、中国との国境です。スストの人たちの話では、国境は2018年11月30日まで開いていました。春はこれまで5月1日から外国人の通行が可能でしたが、2019年は雪の状況が許せば4月1日からという話です。

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (22)

ゴハール氏がヒマラヤセッケイ Himalayan Snowcock を探そうというので国境の付近のカラコルムハイウェイから登りました。すでに4,700m付近にいたのでこの登りもしんどいものです。

冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (3)

苦労は報われずヒマラヤセッケイを探すことはできませんでしたが、雪に覆われたクンジュラブ峠の中国との国境を臨むことができました。

ユキヒョウの足跡 冬のクンジェラーブ国立公園 Winter Khunjerab National Park (20)

翌日、早朝に見つけた新しいユキヒョウの足跡。カラコルムハイウェイを横断してアイベックスの群れのいる方向へ足跡が続いていました。ゴハール氏が足跡を追いましたが見つけることはできませんでした。

Photo & Text  : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation: Khunjerab National Park, Pakistan

Reference : Mr.Sultan Gohar -KNP (Khunjerab National Park)

マッコリー島 ロイヤルペンギンとオウサマペンギン動画

雨の降るマッコリー島でレンズをふきふきしながら撮影したロイヤルペンギンとオウサマペンギンです。ミナミゾウアザラシとの競演もあり、あっという間に時間がたってしまったマッコリー島・サンディベイの滞在でした。

Video, Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Macquarie Island, Jan 2018, Australia

Reference :  Heritage Expedition

★南極海のガラパゴスへ! ニュージーランド亜南極ワイルドライフクルーズ
(スネアーズ諸島、オークランド諸島、キャンベル島、マッコーリー島)海鳥好きのためのコースです!

 

キャンベル島のミナミシロアホウドリ(4) – ニュージーランド亜南極の島

ミナミシロアホウドリ Southern Royal Albatross キャンベル島 Campbell Island (4)

再びニュージーランド亜南極、キャンベル島のミナミシロアホウドリです。とっても近くに寄ってきてくれたときの映像です。至福のひととき。

▼ミナミシロアホウドリ4

その場にいるみんなが、大興奮でした!

Photo & Video, Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Campbell Islands, Jan 2018, New Zealand

Reference :  Heritage Expedition

Special Thanks : Takayo Koyanagi さん

★南極海のガラパゴスへ! ニュージーランド亜南極ワイルドライフクルーズ
(スネアーズ諸島、オークランド諸島、キャンベル島、マッコーリー島)海鳥好きのためのコースです!