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添乗員ツアーレポート  中近東・中央アジア

オマーンアドベンチャー 砂漠と海と緑のアラビア【前編】

  • オマーン

2024.09.19 update

Day1、Day2 日本 → マスカット

オマーンの首都マスカットに到着。街中ではオマーン人の男性は伝統衣装「ディスターシャ」を着ており、アラビアに来たなぁと実感させてくれます。ターバンがムッサル、帽子がクッマ、典礼用のダガーはハンジャル、杖をアッサと呼びます。外国製の模倣品や斬新な着崩しから守るため、厳格な基準を設けていて違反者には高額の罰金を科すそうです。

オマーン女性の伝統衣装は「アバヤ」と言います。イスラム教徒の女性は自宅で家族と過ごしたり女性同士で過ごす場合には、頭髪を出していてもかまいません。しかし、外出する場合には、黒い布で作られたアバヤで全身をゆったりと覆い、スカーフで頭髪や耳、首などを隠します。アラブ諸国では、ヒジャブ、ブルカ、ニカブ、チャドルなどイスラム女性の服装は様々です。

夕方、ダウ船サンセットクルーズのため、アル・ロウダ・マリーナへ。16時に出港し南へセイリング。猫の形をしている「猫島」、国会の建物、アルブスタン・パレスを見てから、北へ向かい、オールドマスカットにある王宮や、ミラニ&ジャラリ砦、そしてムトラ方面に沈む夕日を眺めました。

ダウ船クルーズを楽しみました

 

Day3 マスカット → アル・ハムラ → ミスファット・アル・アブリーン → ニズワ

朝、オマーン最大にして最も美しいモスクと称されるスルタン・カーブス・グランド・モスクを見学。その後、海沿いを走り、ハジャール山地を西へ抜けてアル・ハムラ村へ。村には1軒の民家を改築した民俗資料館「ベイト・アス・サファー」がオマーンの女性たちによって運営されており、伝統的な暮らしやパフォーマンスを見学しました。その後、オマニコーヒーとナツメヤシが振る舞われました。アラブ圏では必ずよその家にお邪魔すると、まずナツメヤシが振る舞われます。生活環境厳しいアラビア半島では、来訪者にはまず高カロリーのナツメヤシが何世紀も昔から振る舞われています。

オマニコーヒーやホブス(アラブ式パン)やオイル抽出の実演

次に訪れたのはミスファット・アル・アブリーン。世界遺産「オマーンの灌漑システム」であるファラジがで有名な村です。ファラジの起源は紀元前3000年(5000年前)にさかのぼり、イラン系住民の文化から来たと考えられています。ファラジが張り巡らされた村の中を歩きます。果樹園やナツメヤシなど緑が多く美しい村を歩いて満喫し、宿泊地のニズワへ向かいました。

ファラジが広がる村の中を歩きます

 

Day4 ニズワ⇔アル・キタイム(キャニオンハイキング)

アル・キタイムのキャニオンハイキングへ出かけます。深い谷間を歩きましたが、まさに中東のグランドキャニオンと謳われる風景が広がっていました。途中、右手にオマーン最高峰ジュベル・シャムスの南峰を望むことができました。ちなみに、南峰には軍事基地があるため登山することができず、一般的に解放されている場所では北峰が最高峰となります。また、ここ一体、昔の海底が隆起した地形でオフィオライトと呼ばれています。地質学者にはたまらない国のようです。

アラビア半島のグランド・キャニオンを歩きます

 

Day5 ニズワ → ルブ・アル・ハーリー砂漠

午前中はオマーン随一の観光地であるニズワの観光です。週に一度の家畜市が開かれるニズワのスークと要塞を見学しました。スークではお土産にデーツを買う方がたくさんいました。ニズワのデーツはオマーンの中でも有名です。

ニズワフォートでは民族衣装を着た方たちが歌と踊りを披露してくれました

その後、いよいよルブ・アル・ハーリー砂漠へ向かいます。四輪駆動車にて、一路内陸の砂漠地帯へ進んでいきます。長距離移動でしたがどうにか暗くなる前にキャンプに到着。皆さんの協力もあり無事にテントなど設営が完了しました。夕食は砂漠でBBQを楽しみました。

砂漠でBBQを楽しみます

夕食の様子

 

 

 

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