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添乗員ツアーレポート  北中南米

2泊3日の縦断ハイキングで楽しむ
白亜の大砂丘レンソイス①

  • ブラジル

2025.02.14 update

白亜の大砂丘レンソイス』、皆さんは訪れたことがありますでしょうか?

 

ブラジル東北部に位置するマラニョン州の州都サン・ルイスから車で4~5時間ほど走ったバヘリーニャスという町の近郊に2024年に世界自然遺産に登録されたばかりの『レンソイス・マラニャンセス国立公園』があり、この国立公園に南米屈指の景勝地の1つである『白亜の大砂丘レンソイス』の風景が広がります。

 

レンソイス・マラニャンセス国立公園は、数万年という年月をかけて形成された1,550km² もの広さを誇る石英100%の大砂丘が広がります。雨季に降った雨により地下水脈の水位が上昇すると、白亜の大砂丘の谷間に無数の神秘的な青い湖が出現します。雨季明けのわずか3ヶ月の間だけ出現する奇跡の絶景をもとめて、6~8月に各社が競ってレンソイスのツアーを実施しています。

 

弊社の『南北ブラジルの大自然を訪ねて』をはじめ、通常の観光ではレンソイスには日帰りで訪れることが多く、昼食後にラグーンで遊び、砂丘の上から夕焼けの眺めを楽しむという日程となります。

白亜の大砂丘レンソイスを歩く

ただ、そこで終わらないのが西遊旅行!

更に、一歩踏み込んだプランも企画しています。
以前、私がレンソイスを訪れた際、現地ガイドとの話の中で「砂丘の上でテントはできないのか、せっかく星空がキレイそうなのに!!」と伝えたところ、開口一番「そういうプランもあるよ」と! 思わぬ返答に驚きつつ、即座にプランを伺い、実施するに至ったのが今回ご紹介する『白亜の大砂丘レンソイス縦断ハイキングと大瀑布イグアスの滝』です。

 

少々前置きが長くなりましたが、他にはない白亜の大砂丘レンソイスを満喫する2泊3日の縦断ハイキングを日程に沿ってご紹介させていただきます。

 

<レンソイス・ハイキング1日目>

◆歩行距離:約7~8km  ◆所要時間:4~5時間

 

バヘリーニャスの町を流れる「ナマケモノ」という意味のブレッキサ川を渡し舟で渡り、1時間ほど4WDにて走行し、レンソイスの砂丘へ向かいます。

川の畔で渡し舟の到着を待つ

バヘリーニャスの町の畔を流れるブレキッサ川

途中、小さなレストランで昼食を召し上がっていただいた後、走行を再開すると、突如目の前に真っ白な砂の土手が姿を現します。その土手を4WDで登り上げると、念願の『白亜の大砂丘レンソイス』の風景、眼下に真っ青な湖(ラグーン)の風景が広がります。いよいよ、大砂丘レンソイスに足を踏み入れる瞬間! 参加の皆さんの気持ちが一気に高揚する瞬間でもあります。

到着したら眼下に紺碧のラグーンが広がる

 

砂丘に到着後、現地スタッフや荷物を運搬する馬&馬係のスタッフと合流し、荷物の積込作業を開始します。お待ちいただく間に、お客様たちは、さっそく近くのラグーンへ足を運び、気の早い方はさっそくラグーンでひと泳ぎされる方もいらっしゃいます。

2泊分の荷物をご自身のザック等に入れて馬で運搬(お一人様あたり寝袋を含む5kgまで)します。

皆さんの荷物は馬が運搬します

 

一般的な観光では、このあたりのエリアを少し散策するだけで終わってしまうのが・・・残念。また、通常のハイキングでは、先頭に現地ガイド、最後尾に添乗員が歩き、その間を一列縦隊で歩いていただくことが基本ですが、このツアーでは簡単なルールだけを決めて、基本は自由に歩いていただきます。ただ、何でも良い訳ではありませんので、ご注意を。準備ができたら、いよいよハイキングがスタート!

レンソイス縦断ハイキングのスタートです

 

続く…

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