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添乗員ツアーレポート  北中南米

アルゼンチン最北の高原砂漠プーナ
(その2~エルペニョンからアリサロ塩原へ)

2024.08.14 update

ツアーのハイライトの1つであるエルペニョン周辺の観光を終えた後、もう1つのハイライト「トラル・グランデ」へ向かいます。この移動ルートの中も絶景の数々が広がっており、車窓風景や各所展望地からの景色を楽しんでいただける1日です。

 

前日に観光を楽しんだ谷間の走行を重ね、高原砂漠プーナ地帯のオアシスであるアントファガスタ・デ・シエラの町を通過後、ベガ・コロラダ(Vega Colorada)というエリアに入ります。

ベガ・コロラダの塩湖「コロラダ湖」
土壌が若干赤く、この辺りは塩湖。時折ヒツジたちが貴重なミネラルを補給するため、
塩湖の塩を舐めにやってきます。

アンデス山脈に並行して延び、5,500m以上の山をいくつも持つ山岳エリアの一部であるカララステ山脈の麓を流れるカララステ川に沿って標高をどんどん上げていきます。

カララステ峡谷の風景
ツアーにおける最高到達地点は、このカララステ峡谷で通過する4,635mとなります。

カララステ峡谷に入ると、黄金色に染まった美しい風景が高山病の不安を吹き飛ばし、周辺で放牧されている愛らしいリャマたちが高山病の不安を癒してくれます。

カララステ峡谷で放牧されているリャマたち
黄金色の植物の正体は「バハ・ブラハ」と呼ばれるイネ科の植物。
標高4,000mに自生する植物で、リャマなどの家畜たちにとっても貴重な食糧となります。

黄金色に染まるカララステ峡谷を通過すると、眼前に「アントファラ塩原(Salar de Antofalla)」の景色が広がります。展望地からは、アンデス山脈を構成する山の1つである標高6,440mの「アントファラ火山(Volcano de Antofalla)」も望むことができます。

アントファラ塩原を望む
「太陽が沈む(死ぬ)場所」という意味を持ち、カタマルカ州の広がる非常に細長い塩原。
現地ガイドさんの説明では長さは163kmに及びます。

その後、アントファラ塩原に沿って走行を重ね、カタマルカ州から再びサルタ州に入ります。州境である峠を越えると、目の前に「アリサロ塩原(Salar de Arizaro)」の景色が広がります。

アルゼンチンとチリの国境付近にある広大なアリサロ塩原を望む
面積は1,800km²。ウユニ塩原(10,582km²)、アタカマ塩原(3,000km²)に次ぐ、
世界で3番目に大きな塩原です。

アリサロ塩原上には、火山活動でできた砂岩の「コノ・デ・アリタ(Cono de Arita)」をご覧いただけます。

コノ・デ・アリタ(Cono de Arita)
あまりに見事な円錐形であることから、昔の人の手で作られたという噂が流れたそうです。

アリサロ塩原上を北上しながら走行し、ツアーにおけるもう1つのハイライトであるトラル・グランデへ向かいます。

トラル・グランデのみどころのレポートは・・・次回へ続く

 

アリサロ塩原上を北上しながら走行し、もう1つのハイライトであるトラル・グランデへ

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