秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

南部アフリカ4ヶ国
喜望峰ケープ半島とビクトリアの滝ハイキング

  • ザンビア
  • ジンバブエ
  • ボツワナ
  • 南アフリカ

2016.04.01 update

ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・南アフリカ共和国4ヶ国周遊の旅に同行させていただきました。世界3大瀑布のひとつビクトリア・フォールズ、アフリカ大陸最西南端・喜望峰、垂直に切り立ったテーブル・マウンテン、ゾウの生息密度が世界一といわれるチョベ国立公園など、南部アフリカのみどころのつまったコースです。

世界三大瀑布のひとつビクトリア・フォールズ世界三大瀑布のひとつビクトリア・フォールズ

ビクトリア・フォールズ(ザンビア側)

旅の始まりはビクトリア・フォールズ。ジンバブエとザンビアにまたがる国立公園内にその滝はあります。現地の言葉で「雷鳴の轟く水煙」と呼ばれ、高さと渓谷の深さでは三大瀑布の中で随一と言われています。2月下旬から5月にかけての最も水量が多い時期には滝から落ちる水は水煙となって立ち上がり、山火事と見紛うばかりです。水しぶき除けのポンチョを被り、いよいよ遊歩道ハイキングの開始です。熱帯雨林をぬけ、ナイフ・エッジ・ブリッジを渡りデンジャーポイントへ。ここからはイースタン・キャタラクトとレインボー・フォールズが展望できます。 ザンビア側のビューポイントからよく見えるのはレインボー・フォールズまでですが、ビクトリア・フォールズの滝の中で最大落差を誇る大迫力の滝です。滝の色が一部黄色く見えるのは、この雨期に周りの土砂を多く本流に運んでくる為だそうです。リビングストン島を境としてジンバブエとザンビアに分かれており、ザンビア側は約1,200mの幅があります。見学後、ザンビア側からジンバブエ側へ移動。途中、ビクトリアフォール・ブリッジからボイリング・ポット(滝から流れ落ちたジンバブエ側とザンビア側の水が合流して下流に流れ出す際、時に渦を巻くポイント)も見学しました。

  • イースタン・キャタラクトイースタン・キャタラクト
  • イースタン・キャタラクトを望む
  • ビクトリア・フォールズ橋
  • ナイフ・エッジ・ブリッジを渡るナイフ・エッジ・ブリッジを渡る
  • デンジャーポイントデンジャーポイント
  • レインボー・フォールズレインボー・フォールズ

チョベ国立公園(ボツワナ)

チョベ国立公園はゾウの生息密度が世界一といわれ、広大なアフリカ大陸の中で簡単にゾウの大群に出会える場所の一つでもあります。 午前中はゲームドライブです。ゾウの生息数は約50,000頭と言われるだけあり、いたるところでゾウに遭遇します。また、キリン、バッファロー、バブーン、インパラ、カバ、クドゥ、プク、ライオンなどを観察できました。中でもライオンが我々の車を挟んでその先にいるインパラを狙っており、ゆっくりと隠れながら移動する姿が印象的でした。

  • 突然現れたゾウ突然現れたゾウ
  • バオバブの木バオバブの木
  • チョベ国立公園入り口チョベ国立公園入り口
  • インパラの群れインパラの群れ
  • プクプク
  • 狩りの準備をするライオン狩りの準備をするライオン
  • 狩りの準備をするライオン接近するゾウ その1
  • 接近するゾウ その2接近するゾウ その2
  • クドゥクドゥ

午後はボートサファリ。チョベ川をクルーズします。対岸に広がるナミビアの平野や川辺に集まるカバ、体長3mはあろうかと言うクロコダイルや泳ぐゾウなどの観察を楽しみました。 チョベ川はザンビアでアフリカで4番目に長いザンベジ川と合流し、ビクトリア・フォールズを通過し、インド洋のモザンビーク海峡へ注ぎます。

  • 川の中で草を食べるゾウ川の中で草を食べるゾウ
  • 水場に集まるゾウの群れ水場に集まるゾウの群れ
  • 体長3m程のクロコダイル体長3m程のクロコダイル

ビクトリア・フォールズ(ジンバブエ側)

ビクトリア・フォールズ滞在最終日は、ジンバブエ側の滝の見学へ向かいます。そして、遊歩道ハイキングをスタート。熱帯雨林に入ると、一気に上空から雨が降ってきました!と思いきや、それはビクトリアの滝の水煙が巻き上げた水が上から降ってきていたに過ぎませんでした。あっという間に全身がずぶ濡れになりましたが、これぞビクトリアの滝!といわんばかりの雰囲気を体感していただけたと思います。 ビクトリア・フォールズは7つの峡谷から成り、その全幅はおよそ1,708m(うちジンバブエ側は約500m)。展望台からは、ザンビア側とはまた違った角度で峡谷内の壮大なパノラマが広がります。峡谷内に流れ落ちた水は中央部のイースタン・キャタラクト付近の幅150mの間から通り、インド洋に向かいます。増水期の水量はイグアスの滝と並んで世界最大級です。

  • 展望台からデビルズ・キャタラクトを望む展望台からデビルズ・キャタラクトを望む
  • メインフォールズメインフォールズ
  • メインフォールズに架かる虹メインフォールズに架かる虹

ケープ半島自然保護区(ケープポイント、喜望峰)

ビクトリア・フォールズを後にし、南アフリカへ。ケープ半島自然保護区では、まずボルダ―ズ・ビーチへ。ここにはケープペンギンがたくさん生息しています。よくよく目を凝らすと、卵や雛を温めている親ペンギンもいました。そして、天敵のカモメが卵を突っつくシーンも目にしました。

  • 木道を歩きビーチへ木道を歩きビーチへ
  • ボルダ―ズ・ビーチボルダ―ズ・ビーチ
  • ケープペンギンケープペンギン

ケープポイントの駐車場に到着し、ケーブルカー乗り場があるルック・アウト・ポイントへ。ここから整備された歩道を旧・展望台のあるケープポイントまで歩きます。ケープポイントからは喜望峰やインド洋と大西洋の2つの大海が出会う合流点をご覧いただけます。

  • ケープポイントを目指すケープポイントを目指す
  • インド洋と大西洋の合流点インド洋と大西洋の合流点
  • 喜望峰を望む喜望峰を望む

その後、往路をルック・アウト・ポイントへ戻り、ケープ・オブ・グット・ホープのハイキングトレイルへ。ここはケープ植物区保護地域群として世界遺産に指定されており、約6,000種の固有種を誇り、更に約250種の鳥類が生息しています。アンテロープやダチョウを観察しながら少し下っていくと、すぐに概ね平坦な道となります。左手には大西洋が広がり、眼下にディアスビーチ(大航海時代のポルトガル人航海者バルトロメウ・ディアスの名前が由来だがここには着陸していない)を見ながら1時間ほどの気持ちのよいハイキングを楽しめば、アフリカ大陸最西南端・喜望峰へ到着です。
喜望峰には1488年にディアスがヨーロッパ人として初めてへ到達しました。ディアスはその時に遭遇した荒天に因んでで「嵐の岬」と命名しますが、後に国王ジョアン2世がインド航路発見の希望を抱き「希望の岬」と改めました。

  • 喜望ケープ・オブ・グット・ホープハイキングケープ・オブ・グット・ホープハイキング
  • 喜望峰を目指す喜望峰を目指す
  • ディアスビーチディアスビーチ
  • トレイルの一部を歩くダチョウ
  • 眼下に広がる海を眺めながら歩く眼下に広がる海を眺めながら歩く
  • ダチョウアフリカ大陸・最西南端の看板

テーブル・マウンテン

翌日はテーブル・マウンテン国立公園へ。ロープウェー駅近くからプラットクリップ・ゴルジュルートは始まります。テーブル・マウンテンは垂直に切り立った崖が特徴の卓上台地で、軍艦のような大きな山です。ジグザグを繰り返しながら登ります。道中にはラン、プロテア、エリカなどの植物が咲き誇り、後ろを振り向くと、大西洋が広がり、ケープタウンの街並み、ライオンズヘッドとシグナルヒル、これらの景観が南アフリカらしさを醸し出してくれます。

  • ルートを説明するガイドルートを説明するガイド
  • ルートを説明するガイドプロテア
  • 後方にライオンズヘッド後方にライオンズヘッド

頂上台地に到着すると最高点であるマクリアーズ・ビーコンまではあと少しです。頂上台地は同じテーブル・マウンテンであるギアナ高地(ベネズエラ)のロライマ山を彷彿させます。頂上台地のハイキングは往路と復路で別々のルートを歩きますが、特に復路は景観に優れています。卓上台地の駅からロープウェーで5分かけて下っていきます。床が回転式になっており、360度乗客全員が景色を堪能できる充実の5分間です。

  • 高い段差を登る高い段差を登る
  • 山頂台地まではもう少し山頂台地まではもう少し
  • 頂上大地の最高点を目指す頂上大地の最高点を目指す
  • マクリアーズ・ビーコンマクリアーズ・ビーコン
  • 雲海に浮かぶデビルズピーク雲海に浮かぶデビルズピーク
  • 頂上大地から望むライオンヘッド頂上大地から望むライオンヘッド

これで4ヶ国周遊の旅は終了です。大迫力のビクトリア・フォールズ、チョベ国立公園では雄大な景色が広がり、アフリカ大陸最西南端・喜望峰、テーブル・マウンテンでは大自然の中を歩けます。
南部アフリカの魅力が凝縮された旅へ一緒にでかけませんか?

関連ツアーのご紹介

南部アフリカ4ヶ国  喜望峰ケープ半島とビクトリアの滝ハイキング

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西グリーンランドを歩く
氷河の大地とオーロラを求めて

  • グリーンランド

2016.02.01 update

北極海と北大西洋の間に位置する、世界最大の島グリーンランド。 国土の85%が氷に覆われ、先住民族イヌイットの人々が暮らす氷の大地が延々と続きます。世界一美しいといわれるオーロラと氷河が織りなす絶景を求め、西グリーンランドへの8日間の旅に同行させていただきました。

世界遺産イルリサット・アイスフィヨルドの壮大な景色世界遺産イルリサット・アイスフィヨルドの壮大な景色

 

グリーンランドを体感する絶景ハイキングを満喫

世界で最も早く流れる氷河に覆われた世界遺産のアイスフィヨルドが広がる町イルリサット、ツアーではここに3連泊しハイキングを楽しみました。巨大な氷山が漂うイルリサットは、先住民族イヌイットの言葉で “氷山の町”を意味し、規模・数ともに世界で最も氷山が生み出される場所です。イルリサット近郊のセルメルミュートへ赴き、アイスフィヨルドや巨大な氷河の雄大な景色を右手に望みながらのんびりとスノーハイキングを体験。 イルリサット氷河から崩れ落ち、海に押し出された氷塊が無数の巨大な氷山となって海に漂う景色は圧巻で、まさにここでしか見ることのできない絶景が広がっていました。
また、別の日は、イルリサットの雪原をスノーシューでハイキング。スノーシューが初めての方も多かったですが、徐々に慣れ、スノーシューから伝わるふわっとした感覚を楽しみながら歩いていきます。

  • 氷山を眺めながらのティータイム 氷山を眺めながらのティータイム
  • 氷山を眺めながらスノーシューハイキングを楽しむ氷山を眺めながらスノーシューハイキングを楽しむ

カンゲルルススアークでは、他では体験することができない「内陸氷床ハイキング」へ。「グリーンランド氷床」は、南北2,500km、東西600kmにもなる、世界に2つだけしか存在しない大陸氷床の一つです。内陸氷床として厚さ数百メートル以上の氷の大地が東グリーンランドまで広がっています。 果てしなく続く氷の地平線を望みながらのハイキングは、氷河ハイキングとは一味も二味も違います。氷床への途中、野生の白い冬毛のトナカイも現れました。

  • 果てしなく続くカンゲルグリーンランドの80%を占める内陸氷床グリーンランドの80%を占める内陸氷床
  • 白い冬毛のトナカイ白い冬毛のトナカイ

 

北半球屈指のオーロラ可視率を誇るグリーンランド

夜空に現れる幻想的な光のカーテン
夜空に現れる幻想的な光のカーテン

西グリーンランドは、オーロラがよく観測されるオーロラベルトの中でも北に位置しており、 さらにオーロラ観賞の第一条件”晴天”が非常に多い場所です。 イルリサットの3連泊では毎晩ホテルのベランダからでもしっかりとオーロラ鑑賞を楽しむことができました。 気温は-20度にもなりますが、寒ければすぐに部屋の中に戻れるので安心です。 空一面に繰り広げられる神秘的な光の舞に酔いしれた夜でした。
今回のツアーでは、グリーンランドで過ごした計4泊全ての晩にオーロラが現れ、100%のオーロラ出現率を達成。 まだまだオーロラ鑑賞で訪れる方が少ない地域ですが、西グリーンランドはまさに穴場です。

ハイキングやオーロラ鑑賞の他にも犬ぞり体験や氷河クルーズ、 バラエティーに富んだ肉料理と季節に応じた新鮮なシーフードも満喫し冬のグリーンランドの魅力を感じることができた8日間でした。

  • 犬ぞりで氷の回廊を走る犬ぞりで氷の回廊を走る
  • トナカイとジャコウ牛のソテートナカイとジャコウ牛のソテー

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夏の西グリーンランド

白夜の季節、大氷河と内陸氷床、イヌイットの暮らしにふれる旅。短い夏にのみ訪れることができるエキップ氷河、ミッドナイトサン(沈まぬ太陽)と巨大な氷河群を楽しむ。

グリーンランド

光と氷河が織りなす絶景を求めて、極北の大自然の中へ。 高山植物の咲く1年で最も美しい季節限定企画。

ミルフォード・トラックとルートバーン・トラック

  • ニュージーランド

2015.12.01 update

フィヨルドランド国立公園はニュージーランドで最も大きな国立公園で、その面積は125万ヘクタールに及びます。世界自然遺産に登録もされており、中でも『世界で一番美しい散歩道』と称されるミルフォード・トラックは、太古の原生林やサザンアルプスなど大自然を体感できる、ニュージーランドで最も人気のトレッキングルートです。

2014年12月、このミルフォード・トラックを完全踏破するツアーに添乗員として同行させていただきました。

マッキノン・パス(1,073m)よりサザンアルプスのU字谷を望むマッキノン・パス(1,073m)よりサザンアルプスのU字谷を望む

クイーンズタウン

日本から空路クライストチャーチを経由し、『ビクトリア女王にふさわしい』と称賛されたことが街の名前に由来する、山々に囲まれた美しい町クイーンズタウンへとやってきました。 まずは、四季折々の美しい景観が楽しめる展望台へと向かいます。ゴンドラで展望台まで昇ると、サザンアルプス山脈を一望できます。 この『サザンアルプス』は、ワカティプ湖に面する街やヨーロッパのアルプス山脈にその姿が似てることから名付けられました。
夕方、翌日から始まるミルフォード・トラックの事前説明会の会場「The Station」へ。日本語でしっかりとレクチャーを受けます。この会場では、雨具やザックなどを無料で借りることもできます。また、トレッキング最終日に宿泊するマイタ―ピークロッジへ着替えなどの荷物の搬送を頼むことができますので、必要最低限の荷物で4日間歩いていただけます。

  • ワカティプ湖とクイーンズタウンの街並み
  • ワカティプ湖畔から望むセシルピーク(1,974m)ワカティプ湖畔から望むセシルピーク(1,974m)
  • 日本語による事前説明会日本語による事前説明会

ミルフォード・トラック1日目
グレイドワーフ~グレイドハウス 1,6km

昨日、説明会が行われた「The Station」へ向かい、各国から集まる参加者と顔を合わせます。今回はオーストラリア、ニュージーランドなどから集まった47名のツアーになりました。
クイーンズタウンからバスでテ・アナウダウンズに向かいます。そこから船に乗船しニュージーランドで2番目に大きなテ・アナウ湖の北端でミルフォード・トラックのスタート地点となるグレードワーフへ。初日は20分ほどのトレッキングでグレードハウスに到着。着後、周辺のネイチャーウォークを楽しみました。夕食後には、毎日スライドショーで明日のルート説明と諸注意の案内があります。また、初日のグレイドハウスでは参加者全員の自己紹介を行います。

  • テアナウの船乗り場 テアナウの船乗り場
  • グレイドハウス グレイドハウス
  • いよいよミルフォード・トラックへいよいよミルフォード・トラックへ
  • ネイチャーウォークネイチャーウォーク
  • 恒例の自己紹介恒例の自己紹介

ミルフォード・トラック2日目
グレイドハウス~ポンポローナロッジ 16km

起床後、まずは昼食用のサンドイッチを作ります。用意された具材からお好みのものを選んで、パンに挟んでいきます。これから毎朝ご自身でお作りいただきます。ロッジには行動食用にチョコレートや果物も準備されており、好きなだけお持ちいただけます。
ミルフォード・トラックは全長53,6km(33.5マイル)のトレッキングルートを3泊4日で踏破します。トレッキングが本格的に始まるこの日は、クリントン川沿いのブナの茂る原生林を歩きます。道中、樹齢800年と言われる赤ブナの巨木やウェットランドと呼ばれる湿地帯を見学し、ヒレレ滝近くの簡易小屋へ。ここでは、ガイドが先回りしてコーヒー、紅茶、スープなどの温かい飲み物を準備してくれおり、朝作ったサンドイッチと一緒にいただきます。
昼食後、森林をぬけると正面にマッキノンパス(峠)を見ることができるはずですが本日は雨の為、展望できません。マッキノン峠は見えませんでしたが、雨の為、ヒレレの滝をはじめ無数の滝を見ることができました。

  • 昼食用のサンドイッチ作り昼食用のサンドイッチ作り
  • ウエットランドで植物の観察ウエットランドで植物の観察
  • 昼食時には温かい飲み物を昼食時には温かい飲み物を
  • U谷の奥に望むマッキノンパスU谷の奥に望むマッキノンパス
  • ヒレレの滝ヒレレの滝
  • ポンポローナロッジに到着ポンポローナロッジに到着

ポンポローナロッジに到着するとシャワーを浴び、洗濯をします。 ミルフォード・トラックのロッジは温水シャワー、水洗トイレが完備されており、寝具も備え付けられています。また、洗濯場と乾燥室もありますので、1泊分の着替えでトレッキングが可能です。

  • シャワー室    シャワー室
  • 洗濯場洗濯場
  • 清潔な客室(一例)清潔な客室(一例)
  • ミルフォード・トラック3日目
    ポンポローナロッジ~クインティンロッジ 15km

朝、暗闇の中で鳴き声を上げていたのはケア(Kea)という、オウム科の鳥です。とても頭がよくサンダルや靴をかじったり、ザックの中からお弁当を盗んだりもするいたずら好きです。

この日はルート上最大の難所、標高1,170mのマッキノンパスを越えて進みます。峠の途中から登ってきた道を振りかえると、谷底深くに川が見え、あそこから歩いてきたのかと、少し驚きます。道中にはマウントクックリリー(キンポウゲ科で最も大きな花※リリーという名前ですが、ユリ科ではありません)が満開に咲き誇ります。

  • ケア(Kea)!ケア(Kea)!
  • 谷底から11のジグザグを登る谷底から11のジグザグを登る
  • マウントクックリリーマウントクックリリー
  • マッキノンパス マッキノンパス
  • マッキノンパスからの眺めマッキノンパスからの眺め

11のジグザグを登りきるとミルフォード・トラックの最高地点、そしてハイライトでもあるマッキノンパスに到着です。
ここからはU字谷が素晴らしいクリントン渓谷とアーサー渓谷の素晴らしい景色が広がります。また、本日宿泊するクインティンロッジも遠望で確認できます。そう、本日は700m登って900m下る最もハードな日なのです。
パスハットで昼食後、クインティンロッジを目指します。今回は、通常ルートが土砂崩れの恐れがあるとのことで、『emergency track』という、もう一つのトラックを下山します。急な下りになりますが、ショートカットでき、マルガリータの滝の手前でメイントラックに合流できました。

 

  • パスハットから望むクリントン渓谷パスハットから望むクリントン渓谷
  • パスハットで昼食パスハットで昼食
  • マルゲリータの滝マルゲリータの滝

クインティンロッジに到着後、サザーランド・フォールズ(滝)まで向かいます。 ニュージーランド最大の落差(580m)を誇るサザーランド・フォールズは、最初に発見したドナルド・サザーランドの名に由来します。サザーランドが滝の景観を楽しめるようにこの場所の整備を行ったことにより、多くの人々が滝を見に訪れるようになりました。その後ミルフォード・トラックは世界8番目の神秘と呼ばれるようになったといいます。

  • ササ―ランドの滝 ササ―ランドの滝
  • ニュージーランド最大の落差を誇るササ―ランドの滝ニュージーランド最大の落差を誇るササ―ランドの滝
  • クィンティンロッジクィンティンロッジ
  • ミルフォード・トラック4日目
    クインティンロッジ~マイターピークロッジ 21km

トレッキング最終日。行程としては一番長い距離を歩ききる一日で、ハーフマラソンと同じ距離を歩きます。
アーサー川やアイダ湖に沿って森の道を歩いて行くと、途中、ニュージーランド観光局の案内にも頻繁に使われるマッケイ滝、空洞になっているベルロックという岩などのポイントもありました。 ジャイアント・ゲートの滝を通過すると、ミルフォード・トラックで最後に作られた部分を歩きます。岩を削った崖道に「1898年5月」と彫られていました。
サンドフライ・ポイントへ到着!53.4kmを完歩!夕食後、完歩証授与式が行われ、拍手の中一人ずつ完歩証が手渡されました。

  • アーサー川を渡り、マッカイの滝へアーサー川を渡り、マッカイの滝へ
  • マッカイの滝マッカイの滝
  • ジャイアント・ゲート・フォールズジャイアント・ゲート・フォールズ
  • ミルフォード・トラック終点のサンドフライ・ポイント ミルフォード・トラック終点のサンドフライ・ポイント
  • 船でミルフォード・サウンドへ船でミルフォード・サウンドへ
  • 完歩証授与式完歩証授与式
  • ルートバーン・トラック
    キーサミット1日ハイキング

翌日は、ミルフォード・トラックと並ぶ人気のトレイル、フィヨルドランド国立公園とアスパイアリング国立公園を通過する「ルートバーン・トラック」のハイライト「キーサミット」を日帰りで楽しみます。
ミルフォード・サウンドからテ・アナウに向かう際に通過したディバイド峠に向かいます。途中、エグリントン渓谷で、ミラーレイクに映るエグリントン山を望めました。 ディバイド峠から整備された登山道をゆっくりと登ります。この辺りは1,000m辺りが森林限界。キーサミット(919m)まで登ると、山頂からは360度のパノラマが広がります。クリスティーナ(2,474m)、マリアン湖をはじめとする素晴らしい景色が広がっており、2,000m級の山々が360度展望できます。また、エグリントン渓谷、ホリフォード渓谷、グリーンストーン渓谷が合流する場所です。

『Summit』は本来、最高点、頂上などを意味しますが、『先進国首脳』の地位を『山頂』に擬えたものを『先進国首脳会議』として用いています。キ―サミットでも、最高な景色が集まるという事で、その名がつけられたと言われています。

  • ミラーレイクに映るエグリントン(1.851m)ミラーレイクに映るエグリントン(1.851m)
  • キーサミットまであと少しキーサミットまであと少し
  • 山頂周辺山頂周辺
  • ホリフォード渓谷ホリフォード渓谷
  • グリーンストーン渓谷グリーンストーン渓谷
  • エグリントン渓谷エグリントン渓谷
クリスティーナ(2,474m)とリトル(1,896m)クリスティーナ(2,474m)とリトル(1,896m)

雄大なニュージーランドのトレイルを歩けば、氷河の削りだした美しい渓谷、絨毯のような美しいコケやシダに覆われた原生林、青い川のせせらぎなどの大自然を満喫できます。ミルフォードのロッジにはシャワールーム、洗濯場と乾燥室があり、1日分の着替え、雨具、水筒など最低限の荷物でご参加できます。
ミルフォード・トラックを完全踏破しキーサミットへ。ニュージーランドの二大トレイルを一緒に歩きませんか?

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ミルフォード・トラックとルートバーン・トラック

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聖地サンティアゴ巡礼

  • スペイン

2015.05.01 update

キリスト教三大聖地の1つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く道。
最も人気のある「フランス人の道」ラスト100㎞を、世界中から集まるペリグリーノ(巡礼者)とふれあいながら歩く。

ゴーキョピークから望む、エベレスト、ローツェ、マカルー歓喜の丘より聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを望む

ローマ、エルサレムと並びキリスト教三大巡礼地のひとつとされる、スペイン北西部のサンティアゴ・デ・コンポステーラ。
9世紀のはじめ、12使徒の1人である聖ヤコブの遺骨が発見されたとして、この町に大聖堂が建立されました。
この聖地を目指す巡礼の道は1000年以上の歴史を持ち、今も年間に約10万人が訪れます。

サンティアゴ巡礼map

このコースでは、「フランス人の道」と呼ばれる巡礼者に最も人気のルートのラスト100kmを5日かけて歩きます。

いにしえの歴史を持つ、サンティアゴ巡礼の道のりを写真とともにご紹介します!

巡礼1日目 サリア⇒ポルトマリン

いよいよ、巡礼のはじまりです。サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂まで楽しんで歩きましょう!
昼食は、バールの外のベンチにて。ホテルで作ってもらったサンドイッチを食べました。
昼食後のルートは、平らなところや緩やかな登りもありますが、下り中心です。
ダム湖であるベレサール湖にかかる橋を渡って、急な階段を登るとそこはポルトマリンの町です。

  • 巡礼ルートは穏やかな道が多い
  • バールのベンチにて昼食
  • ベレサール湖にかかる橋を渡るとポルトマリン
  • ポルトマリンのペンション

 

サンティアゴ巡礼のキーワード

【巡礼手帳(クレデンシアル)】
巡礼手帳は、日本のお寺や神社で押してもらう御朱印帖に似ています。
道中の宿、バール、教会で手帳にスタンプがもらえます。スタンプは各地で変わっており、巡礼者同士で手帳を見せあうのも楽しみの1つ。サンティアゴへの残り100㎞の道中、1日2ヶ所以上スタンプをもらうと巡礼証明書を手にすることができます。
【バール】
日本のレストランと喫茶店と居酒屋をミックスした様なもので、スペイン文化を語るには欠かせないものです。

【巡礼の道しるべ モホン】
モホンとは、ガリシア州付近からある貝の入った道標のこと。
約500mおきに置かれていて、段々距離が減っていくと嬉しい気持ちになります。


バールで巡礼手帳にスタンプをもらう

道中のバール

巡礼の道しるべ モホン

巡礼2日目 ポルトマリン⇒パラス・デ・レイ

アスファルトと並行する狭いダートの巡礼路を歩く割合が多い一日です。アスファルト道は、車に十分注意が必要です。
昼食後、ラメイロスの十字架を経て、リゴンデ峠まで緩やかに登ります。峠といってもどこが最高地点か分からないくらい緩やかな傾斜。その後、起伏の少ないルートを歩きパラス・デ・レイへ。

  • ペンションでの朝食
  • 道中のヤコブ像
  • 緩やかな傾斜
  • ラメイロスの十字架

 


スペイン版高床式倉庫 オーレオ

【スペイン版高床式倉庫 オーレオ】
日本の校倉造と同じ構造で、ネズミの侵入を防ぐとともに湿気から作物を守ってくれます。ガリシア地方では、冬の間オーレオに作物を保存してきました。巡礼路の道中に訪れるアルスーアでは、オーレオの中で美味しいチーズが熟成されます。

  • ロマネスクの教会(パラス・デ・レイ付近)
  • 教会でもスタンプがもらえる
  • 新鮮なトマトが美味しいミックスサラダ(パラス・デ・レイ)
  • 魚介たっぷりのパエリア(パラス・デ・レイ)

 

巡礼3日目 パラス・デ・レイ⇒メリデ⇒アルスーア

今回の巡礼路歩き中、最も距離が長い一日。しかしながら、全体的アップダウンは少ないルートです。昼食のメリデまではほとんどアップダウンが無く、幹線と並行する巡礼路を歩いたり、街の中を通ったり。昼食はメリデにて、名物のタコ料理をいただきました。
昼食の後もしばらく起伏の少ないルートが続き、ブエンテからアップダウンを経てアルスーアの郊外のホテルに着きました。

 

  • メリデの名物・タコ料理
  • メリデの街
  • 教会内のマリア像
  • 石置き橋を渡る

 

巡礼4日目 アルスーア⇒オ・ピーノ

この日も引き続きスペイン・ガリシア州の小さな村々を巡りながら進みます。
お昼の後、しばらくしてサンタ・イレーネ峠へと緩やかに登っていきます。登りはありますが、本日も全体的にアップダウンの少ない行程です。前日、距離が長かったのでこの日はホッとしました。比較的早い時間にオ・ピーノに着きました。

  • アルスーアの街を抜ける
  • ザックに靴をぶら下げて歩く巡礼者
  • ガリシアの森の中を歩く
  • 車道横断もあるので注意

 

巡礼5日目 オ・ピーノ⇒サンティアゴ・デ・コンポステーラ

巡礼路歩きのラスト1日。
サンパイオの町付近から左手にサンティアゴ・デ・コンポステーラ空港が現れます。
サンティアゴという名の冠がついていますが、東京国際空港が成田にあるように、実際の位置はラバコージャという町にあります。

  • サンティアゴまであと15km!
  • サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港脇を歩く

その後、歓喜の丘(モンテ・ド・ゴーゾ)へ。道は、緩やかな登りです。

歓喜の丘で昼食をとり、サンティアゴのカテドラルを指さす巡礼者の像を訪れた後、サンティアゴ・デ・コンポステーラの街へ向かいます。
街には先ず郊外から入り、旧市街まで街中を約1時間歩き、ついに、巡礼のゴールであるサンティアゴの大聖堂に到着!

 

  • 歓喜の丘にて サンティアゴを指す巡礼者の像
  • 歓喜の丘からサンティアゴまで下る
  • サンティアゴのカテドラルの尖塔が見えた!
  • 巡礼の合言葉「ブエン・カミーノ!」

夜、巡礼者のためのミサと、後に行われる巨大なボタフメイロと呼ばれる大香炉が炊かれる儀式に参加しました。 ミサの最後の瞬間、愛情を持って周りの人達と握手するのですが、とても感動した瞬間でした。
ミサはスペイン語で行われ、ほとんどがキリスト教徒でない私たちにもかかわらず、鳥肌が立ち心を揺り動かされました。 この感動は、様々な国の人たちとともに巡礼路歩きをした後だからこそ味わえたと思います。

サンティアゴ巡礼の道は、万人に開かれており、あなたの参加を待っています。
皆様、「ブエン・カミーノ!(巡礼頑張って)」を合言葉に歩き、まだ見ぬ世界の友人達に出会ってみませんか?

  • サンティエゴ大聖堂内部の様子
  • ボタフエイロ(香炉振り)

関連ツアーのご紹介

聖地サンティアゴ巡礼

キリスト教三大聖地の1つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く道
最も人気のある「フランス人の道」ラスト100㎞を歩く。

パミール・ハイウェイとワハーン渓谷

  • タジキスタン

2015.01.01 update

パミール・ハイウェイとワハーン渓谷

ワヒ族の民家の尾根。パキスタン・上部フンザ地方と同様のラテルネンデッケ天井をもつ建築様式が見られます

ソ連邦崩壊後の内戦と入域許可取得が困難だったことから、長い間外国人の訪問が難しく、いまだ未知なる部分が多かったタジキスタン。国土の90%は山岳地帯が占め、6,000~7,000mの山々が連なる「世界の屋根」パミール高原を有しています。
東部には国土の45%を占めるゴルノ・バダフシャン自治州があり、ここには人口のわずか3%のパミール系諸民族とキルギス族が暮らしています。

ワハーン渓谷 / Wakhan valley

パミール系諸民族の暮らしに触れ、パンジ川の対岸にヒンドゥークシュを背後に控えたアフガニスタン・ワハーン回廊を望むことができるのがワハーン渓谷。この地域は厳しい自然環境だけでなく、地形状の特殊性からも、独自の文化・風習を守り続けてきた人々が暮らしています。この地域に暮らすのはワヒ族、ショグナーン族といったパミール系諸民族で宗教はイスラムですが、パキスタンのフンザ地方やアフガニスタンのバダフシャン州と同じくイスマイリ派(アガ・ハーン)を信仰しています。民族も、その景観もパキスタンの上部フンザ地方に近い雰囲気を感じられるかも知れません。この渓谷には拝火教寺院跡や仏教僧院跡も残り、古くから文化伝播の道であったことをうかがうことができます。タジキスタンとアフガニスタンとの国境沿いを延々と流れるパンジ川は、ワハーン回廊から来るワハーン川とゾルクル湖から来るパミール川がランガールにて合流したもので、西へと流れウズベキスタンに入るとアム・ダリヤと名前を変え、アラル海に至って3,000キロに及ぶ流れを終えます。ワハーン渓谷のハイライトはなんと言ってもこのパンジ川の対岸に広がるアフガニスタン側、ヒンドゥークシュと扇状地の広がる雄大な景色。村人も解放的で明るくツーリストを迎えてくれます。

死海での浮遊体験をお楽しみください。
ワハーン渓谷の村、畑仕事(8月)
死海での浮遊体験をお楽しみください。
ワヒ族の少女
死海での浮遊体験をお楽しみください。
ヴァンの仏教遺跡跡 僧院や石窟の跡も残されています
ゴラン高原を望む玄武岩の柱廊が残る教会跡
ランガールからハルゴッシュ峠への途中に広がるヒンドゥークシュ高峰群の景色

ワハーン回廊とは / Wakhan corridor

アフガニスタンの北東部に東西に細長く伸びた回廊地帯。細い部分は南北の幅15~60Km、東西200Kmにわたり、北はタジキスタン、東は中華人民共和国に、南はヒンドゥークシュ山脈を境界としてパキスタンに接しています。西側はワヒ族が、東側の山岳地帯はキルギス族が暮らし、アクセスの難しさと治安状況から「最後の秘境」として残された山岳地帯です。

褐色の大地が作る海岸線
パンジ川の対岸に広がるアフガニスタン側、ヒンドゥークシュの氷河から流れ出て広がる扇状地

パミール・ハイウェイ / Pamir highway

死海での浮遊体験をお楽しみください。
パミール高原最大の湖カラクル。 2,500万年前の隕石の衝突でできた
クレーター跡にできた湖

「世界の尾根」パミール高原とキルギス族の世界ゴルノ・バダフシャン自治州を貫通する「パミール・ハイウェイ」は、タジキスタンのホルグからはじまりキルギスのオシュまで続きます。もともと1931年に旧ソ連が領土南端に軍を送る目的で建設した軍用道路でした。ホルグから標高を上げコイ・テゼック峠(4,272m)を越えると、そこはキルギス族の世界。標高3,500~4,000mの高原には移動式住居ユルトが点在し、キルギス帽をかぶりロバや馬に乗った人々の姿を見かけます。その後、ハイウェイはパミール高原のキルギス族の町マルガブより北上し、ハイウェイの最高地点アク・バイタル峠(4,655m)に至ります。キルギスとの国境付近には国境線を成すトランス・アライ山脈の高峰群が聳え、その手前にパミール高原で最大の湖、カラクル湖が広がります。ここでは雄大な山容とともに紺碧の湖の景観を展望することができます。さらにハイウェイは北上しキジル・アート峠(4,282m)を越えると、キルギスに入り、サリタシュの村へと下ります。この村からはキルギスの第2の高峰にしてトランス・アライ山脈の最高峰であるレーニン峰7,134mを望むことができるのです。

死海での浮遊体験をお楽しみください。
キルギス族の町マルガブ
死海での浮遊体験をお楽しみください。
マルガブのバザール
死海での浮遊体験をお楽しみください。
キルギス族 夏の放牧ユルト (移動式住居)
死海での浮遊体験をお楽しみください。
パミール・ハイウェイ最高通過地点、アク・バイタル峠4,655m

パミール・ハイウェイとは / Pamir highway

別名M41ハイウェイとも呼ばれ、キルギスのオシュからパミール高原を貫きゴルノ・バダフシャン自治区の州都ホルグ、タジキスタンの首都ドシャンベを経てウズベキスタンに入り南下、アムダリヤ川の国境を越えてアフガニスタンのマザリ・シャリフまで延びる道ですが、一般的にはオシュ~ホルグが「パミール・ハイウェイ」と呼ばれています。

パミール・ハイウェイの通過地点、サリタシュの村から見るレーニン峰
パミール・ハイウェイの通過地点、サリタシュの村から見るレーニン峰

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