秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

おいしいワインも!コーカサス料理のご紹介

  • アゼルバイジャン
  • アルメニア
  • ジョージア

2023.12.21 update

旅の目的といえば、名所旧跡や博物館、美しい自然や動物の観察などいろいろあると思いますが、やはり現地での食事も外せません。
「コーカサス料理」というと、日本ではあまり縁がなくピンとこないですが、実は美味しい料理がたくさんあります。そして、この地域はワイン発祥の地といわれ、おいしいワインもお楽しみいただけます。(ジョージアあたりが一番古いワインの発祥地ともいわれていますが、アルメニア側ではそう思っていないようです)。
それでは、弊社ツアーでもご賞味いただけるお料理の一部をご紹介いたしましょう。

 

コーカサス料理(一部)

 

▼ケバブ

中近東の代表的な牛や羊などの肉料理。

 

▼サジイチ

鉄板のボウルに肉や野菜を炒めたものが載った料理。

 

▼ホロヴァッツ

アルメニア版の豚肉の串焼きバーベキュー。バーベキューの大会があるくらいアルメニアではポピュラーな料理。

 

▼ハチャプリ

ジョージアのチーズを挟んだパイのようなパン。焼き立てが特に美味しい。家庭やお店によって味が違うのでそれも楽しめる。

 

▼ヒンカリ

ジョージア版の餃子。日本の餃子よりもかなり大きく、上部を持って手づかみで食べるのが現地風。つかんだところは皮の固まりなので食べない。

 

▼炒めたナス(右下)

コーカサス3国のどこでも出てくる前菜。日本人の口にも合いとても美味しい(お酒が進む味)。

   

ワイナリー見学

ツアーでは料理以外にワイナリーも訪れますので、そこでの様子もご紹介します。

ワイン工場の近代的な設備

昔ながらの手法(甕)でも作っています

甕からワインを取り出す様子

漏斗を使ってボトルへ量り売り

工場ではワインのテイスティングも

これらの料理やワインをお楽しみいただけるコーカサスのツアーがございます!もちろん食事だけではなく、教会や文化、自然など3ヶ国をたっぷり楽しんでいただける内容となっております。コーカサス諸国を、ぜひ次回のご旅行先候補のひとつにされてみてはいかがでしょうか?

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アンナプルナ内院トレッキング【動画】

  • ネパール

2023.11.02 update

展望地まで数十秒!「アンナプルナ内院トレッキング」を動画でご紹介いたします。
こちらのコースの一番の魅力はなんと言っても、アンナプルナベースキャンプの宿泊ロッジから数十秒で7,000m~8,000m級の山々を見られること。エベレスト街道のカラパタールやゴーキョピークはロッジから数時間、斜度のあるルートを登らないと展望地へは行けません。マチャプチャレB.C.と最深部のアンナプルナB.C.はまさに数十秒で最高の展望をお楽しみいただけます。

 

 

●迫力の大展望
ロッジから数十秒の展望地はカラパタールやゴーキョピークと比べると見劣りするのでは?と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。360度、迫力の巨峰群に囲まれたベースキャンプでは朝日に煌めくアンナプルナⅠ峰(8,091m)や夕焼けに染まるマチャプチャレ峰(6,993m)を存分にご堪能していただけます。山の迫力は、ネパール随一のコースです。

 

●このような方にもオススメ
①最高到達並びに最高宿泊の高度は4,130m。道中、ゆっくり標高を上げ、アップダウンを経て4,130mへ到達するので、高所順応もしやすコースです。さらに高みを目指して5,000m級のトレッキングへのステップアップに最適コースです。

②山の写真がお好きな方にもオススメです。最初にご案内した通り、ロッジから数十秒で展望地。早朝のアンナプルナⅠ峰の朝焼けから始まり、日中の山々を眺め、夕日のマチャプチャレ峰から最後に星空と山々を写真に収めることができます。こんなに気軽に撮影ができるのはアンナプルナB.C.の特権です。しかもアンナプルナB.C.には贅沢な2泊滞在します。

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ウガンダ マウンテンゴリラトレッキング

  • ウガンダ
  • ルワンダ

2023.09.20 update

 

ウガンダ・ルワンダ マウンテンゴリラ&ゴールデンモンキートレッキング」のツアーでは、間近に野生のマウンテンゴリラを観察できるトレッキングにご案内いたします。

標高2,000m前後の高地にあり、アフリカ原生林の姿を留めているウガンダのブウィンディ原生国立公園。1994年に世界自然遺産に登録されたこの公園では、360頭ほどのマウンテンゴリラが生息しています。

 

マウンテンゴリラとは

 

世界でウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国の3ヶ国の国境に広がるアルバータイン地溝帯にのみ生息しており、体は西アフリカなどに生息するローランドゴリラより大きく、長い毛を持ちます。雄の成獣は背中の毛が白くなるためシルバーバックと呼ばれ、身長170cm前後、体重は250kgを越えます。

 

一時、乱獲によって絶滅の危機に瀕していたマウンテンゴリラですが、20 世紀中頃から科学的な研究が進められるようになり、保護運動が開始されました。現在では、密猟者から守るためにレンジャーやトラッカーが一日中ゴリラを観察しています。そのおかげで、今では600 頭あまりのマウンテンゴリラが確認されるまでに回復してきました。

 

ゴリラが人に慣れるまで

ゴリラトラッキングが開始されるまでには、公園側で長い準備期間があります。まず、人間が近づいてもストレスにならないよう、ゴリラの「ハビチュエーション」(人に慣れさせること)を行わなくてはなりません。レンジャーが、初めは200m くらい離れたところから観察を始めて、だんだん距離を縮めていくそうです。もし近づきすぎて威嚇してきたりした場合はもう少し距離を置いて様子を見ます。

 

こうして徐々に接近していって、ゴリラがそのレンジャーに馴れるのに約6 ヶ月かかります。そこから不特定多数の観光客が覗きに来ても大丈夫になるまでには、さらに6~12 ヶ月かかります。ブウィンディ原生国立公園では設立の1991 年からハビチュエーションを開始し、1993 年からゴリラトラッキングが行われるようになりました。

 

マウンテンゴリラトレッキング・レポート

 

トレッキングの日、早朝まだ暗い時間に起きて朝食を取り、車でロッジからブウィンディ原生国立公園のブリーフィングポイントへ向かいました。しばらく待っていると、続々と欧米からの観光客がやってきて、最終的に50人ほどになりました。

ゴリラトレッキングのブリーフィングポイント

 

まずレンジャーから国立公園の概要やゴリラの数、トレッキング時のルールなどの説明を受け、その後各8人ずつのグループに分かれ、どのゴリラのファミリーに出会いに行くかが決まります。今回、我々は”MISHAYA”(ミシャヤ)というファミリーに出会いにいくことになりました。

レンジャーより説明を受ける

 

トレッキングではゴリラに負担をかけないよう厳重に人数が制限されており、各ゴリラのグループにつき1日8人までとされています。また、ゴリラに極度のストレスを与えないよう、風邪などの病気の人は参加を辞退する、くしゃみや咳をするときは後ろを向いてする、ゴリラを発見したらこちらからは7m以内に近づかない、観察中の飲食・喫煙は禁止、などのルールがあります。

 

ゴリラのグループがどこに居るかによって、どれくらい歩くかが変わってきます。トレッキング中、レンジャーが無線で連絡を取り合いゴリラ達の場所を把握して歩くため、95%以上の確率でゴリラと出会うことができます。

 

ブリーフィングポイントを出発して、期待を膨らませながら1列になり緩やかな坂道を登っていきます。足元は湿った土で滑りやすいものの、蔦のような植物が生えていたおかげでスムーズに登っていくことができました。

絶妙なバランスで頭に水を乗せるポーターの青年

トレッキング中の景色

 

1時間弱したところで、道を外れて「こんなところに行けるの?」という目を疑うような、道なき急斜面を進んでいくレンジャー。ゴリラに出会うため、ポーターの手を借りながら必死に下りていきました。

 

10分ほど急斜面を進み、皆さんが息を整えているとレンジャーより「ゴリラがすぐ近くに居るので荷物を置いて近づく」との情報。荷物を置いて静かに近づいていくと、雄のシルバーバックが見え、その後ファミリーに出会うことができました。

 

そっと、あまり音を出さないように近づいていきました。じっくり観察していると、赤ちゃんゴリラが母親に甘えたり、兄弟同士が喧嘩している様子が分かり、森の中ではありますが人間と同じような行動をしていることに気づき、微笑ましくなりました。

 

ゴリラのグループに出会ってから、観察が許可されるのは1時間のみ。1時間というと長いように感じますが、森の中に暮らすマウンテンゴリラのファミリーの愛らしい姿を眺めて幸福感に浸っていると、あっという間に時間が経ってしまいました。

 

大変名残惜しい中、その場を後にして来た道を戻りました。今回は、観察時間を含めて全体で3時間ほど。合計5~6時間かかることがある中、かなり順調に進みました。

帰り道も険しい…

 

ブリーフィングポイントに戻り、証明書を授与されゴリラに出会えた喜びの余韻に浸りました。時間が長くなったときのためにランチボックスを持ってきていましたが、早めに終わることができたのでロッジに戻り、見晴らしの良いテラスで食べることにしました。

ゴリラトレッキング証明書

ロッジのテラスでランチ

 

今回のように険しい道を進むこともあるトレッキングですが、15ドル程度でポーターを雇うことができます。荷物を持ってもらえるほか、手をとってサポートしてくれますので安心してご参加いただけます。ぜひ、野生のマウンテンゴリラファミリーの生活を間近に感じていただけたらと思います。

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アルゼンチン最北の高原砂漠プーナ
(その1~エルペニョン周辺)

  • アルゼンチン

2023.08.23 update

今回から3回にわけて、絶景広がるアルゼンチン最北の高原砂漠を行く「ワイルド・プーナエクスプローラー」のみどころをご紹介します。第1回目はツアーにおけるハイライトの1つである「エルペニョン周辺」に広がる絶景の数々です。

軽石の大地カンポ・デ・ピエドラ・ポメス(Campo de Piedra Pomez)

アンデスに暮らすケチュア族の言葉で「標高の高い場所」という意味を持つプーナは、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンの4ヶ国に跨り、標高3,000m~5,000mに位置するアンデス山脈に沿って広がる高原地帯のことを指します。

その中でもアルゼンチン北西部のサルタ州、フフイ州、カタマルカ州の3州はみどころが多く、日本でほとんど紹介されることのないアンデスの絶景が広がっています。

高原砂漠プーナ観光の玄関口であるアルゼンチン・サルタ州の州都であるサルタの町から約550km離れたエルペニョン周辺には、日本ではほとんど紹介されていないアンデス山脈の絶景が広がっています。サルタ~エルペニョン間の見どころは、いずれレポートさせていただきますので、楽しみにお待ちください。

エルペニョンの村から絶景広がるエリアへ向かいます

四輪駆動車で谷間へ下った後、各所の見どころを巡るドライブが始まります。

まずは、現地のクンサ語で「黒い石」を意味する「カラチ・パンパ(Carach Pampa)」では、周辺の火山活動によって形成されたカラチ・パンパ火山(Volcano Carach Pampa)を含む溶岩台地や、フラミンゴの飛来地であるラグーン(湖)をゆっくりと巡ります。

カラチ・パンパ火山麓の溶岩台地を歩く
カラチ・パンパ(Carach Pampa)は現地のクンサ語とスペイン語が合わさり「黒い石の平原」を意味し、周辺の火山活動による溶岩や火山岩(火山弾)による溶岩台地が広がっています。

フラミンゴが飛来するラグーン
カラチ・パンパのラグーンは、世界に6種生息するフラミンゴのうち、3種が飛来することで有名です。

カラチ・パンパ火山から塩原エリアを走行
その後、溶岩台地、塩原エリアを走行し、エルペニョン周辺観光におけるハイライトともいえる軽石の大地「カンポ・デ・ピエドラ・ポメス(Campo de Piedra Pomez)」へ向かいます。

カンポ・デ・ピエドラ・ポメス(Campo de Piedra Pomez)は、周囲の火山活動の影響により噴出した火山砕屑物である軽石や火山灰が地層を形成し、その後の風雨により浸食を受け、広範囲の軽石の奇岩群を形成したエリアのことです。

軽石の大地カンポ・デ・ピエドラ・ポメス
プーナ地帯は年間を通じて1日の寒暖差が大きいため、風雨の浸食作用以外に、軽石が伸縮を繰り返すことで亀裂が生じ、様々な奇岩を形成します。

様々な形の軽石の奇岩が立ち並ぶ風景は圧巻です。驚きと共にその魅力に吸い寄せられるかのように、皆さんが奇岩群の中への散策に向かわれます。

カンポ・デ・ピエドラ・ポメスでのもう1つの楽しみがピクニック・ランチです。皆さんが軽石の奇岩群の散策を楽しんでいる間、スタッフたちがテーブルなどをセットし、ピクニック・ランチを準備してくれます。

スタッフがピクニック・ランチを準備
軽石の大地に広がる奇岩群を眺めながら、スタッフの心のこもったランチは格別です。

白い大砂丘を目指す

軽石の大地カンポ・デ・ピエドラ・ポメスをあとにし、最後の目的地「白い大砂丘(Dunas Blancas)」へ向かいます。

白い大砂丘(Dunas Blancas)
カンポ・デ・ピエドラ・ポメスからの白い砂やカラチ・パンパの溶岩台地からの黒い砂が風によって運ばれ、周辺の岩山の麓に吹き溜まってできた砂丘で、砂丘の成分には石英なども含まれています。

終日、エルペニョン周辺の見どころを余すところなく、ゆっくりと巡っていただくため、エルペニョンでは連泊としております。エルペニョンは小さな町のため、ホテルの数が少ないですが、現地手配会社と連携を取り、ホテルを確保しております。

標高3,400mのエルペニョン周辺に広がる絶景の数々。

エルペニョンより先も、行く先々で絶景が拡がっています。一度のツアーレポートで一つ紹介しきれませんので、続きは次回へ。

 

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デブラ・ブラハン・セラシエ教会(エチオピア)

  • エチオピア

2023.07.26 update

今回はエチオピア北部、ゴンダールの町に残るデブレ・ブラハン・セラシエ教会をご紹介します。

 

ゴンダールはかつてエチオピア帝国の都が置かれた旧都。この教会は1674 年、イヤス王によって建設されました。長方形の形は旧約聖書に登場するノアの方舟を表していると言われています。教会を囲む壁には12 のドームがあり、これはイエス・キリストの12 使徒を表し、メインゲートはライオンを象っているとされます。教会の入り口は男性、女性によって分かれており、内部は旧約、新約聖書の物語を描いた壁画、天井は天使の壁画で埋め尽くされています。


教会外観  長方形の造りはノアの方舟を表している


教会を囲む壁には12 使徒を表す12 のドーム。


ライオンが座っている姿を模した門


屋根の上にはダチョウの卵をあしらったゴンダール式の十字架


天井には天使を描いた壁画。この教会で最も有名な壁画。木の上に直接描かれている。


教会内部の見学できるのは1 部屋のみと小さいが、壁画は素晴らしい。正面には十字架に張り付けられたイエスと、その上には三位一体(Trinity)を表す壁画。

 

三位一体とは:キリスト教において「父」と「子(キリスト)」と「聖霊(聖神)」が「一体(唯一の神)」であるとする教え。「三位一体」は、正教会・東方諸教会・カトリック教会・聖公会・プロテスタントにおいてはキリスト教における中心的な教えの1 つであり、正統教義のひとつ。

北側の壁には聖母マリアの生涯を表す壁画。上段2 段はマリアとヨセフのエジプトへの逃避を表す。また、下段はキリスト教の戦士が異教徒と戦う姿を現す。キリスト教徒は正面から見た顔(両目)、異教徒は横顔(目がひとつ)で描かれる。

南側にはイエス・キリストの生涯が描かれる。左上はイエスのエルサレム入場、右下は最後の晩餐。


最後の晩餐の後、12 使徒のひとりユダに裏切られたイエスはヘロデ王につかまり、十字架にかけられ、再び地上に蘇る(レザリクション)までのお話が描かれている。

 

この様に、小さいながらに内部一面が壁画で埋め尽くされた、デブレ・ブラハン・セラシエ教会。ヨーロッパの教会とは異なるエチオピア独特のタッチで描かれています。その昔、字が読めない人々に聖書の教えを説くためにこの様に絵で表現したそうです。エチオピアを代表する歴史遺産に違いありません。

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