秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

2021年2月に同行させていただいた“はじめての冬山”に適したお勧めコースの様子をレポートいたします。

 

集合場所はJR佐久平駅。晴天が続きそうで幸先の良いスタートです。早速、駅からは浅間山(2,568m)と剣ヶ峰、黒斑山(2,404m)が顔を覗かせてくれました。

JR佐久平駅

駅から望む黒斑山(左)と浅間山(右)

さて、まずは当ツアーで泊まるユニークで心地よい温泉宿(高峰温泉)の様子をご紹介。

 

■高峰温泉
雲上の世界、標高2,000mにあるランプの宿です。

ランプの宿 雲上の露天風呂 高峰温泉の外観

明治初期に地元農家の方が涌き出る温泉を発見して以降、水害や土砂崩れ、火災に見舞われながらも先代の方々が根気強く事業を継続し、現在に至ります。

宿の売店

宿の談話室

宿の内部もお洒落です

2階からは好展望

館内からすべての洗剤類を無くし、水だけで汚れを落とせる創生水を使用していて、この水は活性水素を多く含み、還元力があり、身体も環境もより良くするお水です。

創生水の凄さ

内風呂もそうですが、特に絶景の解放感を味わえる露天風呂には、心身ともに大層癒されました。

露天風呂の注意事項

脱衣所を経て

外道を滑らないように進むと

最高のひと時を雲上の露天風呂にて

温泉のみならず、地元山の幸を使った美味しいお料理や、宿主催のイベント(星空観望会、温泉療養講座、高峰温泉の歴史解説、野鳥観察会)も満足感が非常に高く、ゆったりした滞在をもって魅力が倍増します。

美味しい夕食

宿のイベントも目白押し

次に、当ツアーで登る2座についてご紹介。

 

■黒斑山(くろふやま;2,404m)
約2.8万年前の岩屑なだれの発生により形成されたとみられる東に開いた馬蹄形カルデラです。

水ノ塔山から望む黒斑山

カルデラ形成以前は現在の湯の平付近に中心火道を持つおよそ2,800mの富士山型の成層火山であったと考えられています。

時期によりますが、昨2月はルートが凍っていたこともあり軽アイゼンを装着して登山開始(スノーシューで登ることもございます)。表コース(2.9km)で登り、中コース(2.6km)で下ってきます。標高差約400m。車坂峠(標高1,973m)に建つホテルのすぐ近くが登山口。長野県小諸市と群馬県嬬恋村の県境かつ分水嶺にもなっている地点です。

車坂峠は県境の分水嶺

登り出してすぐの車坂山を越え、一度下ります。その後、登り返して視界が開けたところが丁度良いビューポイント!

カラマツ林をぬける

気持ちのいい休憩タイム

休憩をとりつつ、引き続きカラマツの樹林帯を登っていきます。※浅間山はシラビソやオオシラビソを中心とした亜高山帯の自然植生を残し、その周辺にカラマツの天然林が広がり、野生の動物が多数生息しています。その中でも、イヌワシやツキノワグマなどの生息地として重要であることから国指定浅間鳥獣保護区(大規模生息地)に指定されています。

カラマツ希少個体群保護林

ようやく東側に浅間山(2,568m)が見えたころ、避難壕を経て、槍ヶ鞘(又は赤ゾレの頭)に到着。眼前にはばっちりと浅間山が綺麗に見えました!

槍ヶ鞘から浅間山を望む

そこから一度下り、急坂を登り返すとトーミの頭に到着。

トーミの頭への急登1

トーミの頭への急登2

トーミの頭から望む浅間山

さらにそこから約20分登り続け、火山活動を監視するライブカメラの立つ脇を通ると黒斑山の頂上へ!晴天だったこともあり、たくさんの登山客で賑わっていました。東京大学地震研究所等により365日24時間の観測が行われているようで、この日の危険レベルは低目だったので、安心して展望を楽しむことができました。

頂上付近にある観測機材

黒斑山頂上から望む浅間山

お弁当を食べている間、我々スタッフはCAFÉを設営。バレンタインデーだったこともあり、ブラウニー、チョコ、マシュマロ、TeaやCoffeeを準備させてもらいました。好評だった様で何よりです♪

せっせと働くガイドさん

バレンタインデーカフェ

復路はトーミの頭を過ぎた地点を右折して、中コース(起伏は無)をひたすらに下りました。

ここから頂上へは0.6km(登り:表コース,下り:中コース)

下山も好展望を望みながら

■水ノ塔山(みずのとやま;2,202m)

水ノ塔山を眼前に望む

朝7時の外気温はマイナス3.7℃。快晴。高峰温泉の宿から、スノーシューで往復同ルート2.7kmの道のりです。標高差約200m。出発前、ガイドよりスノーシュー、ストックなど基本操作についてのレクチャーです。

スノーシューのレクチャー

いざ出発!スキー場横からスタートするので若者向けBGMとともに登り出しますが、意外なことに気分は高揚していきました!

登り出しはスキー場横から

シャクナゲの葉も丸まって省エネ中

登り切ったところから南側に八ヶ岳、その右手(西側)に中央アルプスを展望!すぐに一度下って、登り返します。慣れないスノーシュー歩きでは下りが意外と難しく、視線の位置を大切に(下ではなく前!)、重たい頭の重心を整え、結果腰がひけることもなく、良いバランスで歩いていきます。

落葉した樹林帯を登る

ウサギの足跡

風もなく気持ちのいい休憩タイム

登っていくと展望が開けてきた

標高をあげるにつれ、中央アルプスの北側に北アルプスが見えてきました。素晴らしい!火山岩が時折顔を出してくれています。岩や木の周りは雪が不安定になっていて、ツリーホールと呼ばれる穴が開いていたり、急に落ちたりするので注意が必要です。
頂上手前の森林ルートに入り、少し藪漕ぎを強いられましたが、無事登頂!360℃のパノラマビューです!

頂上直下は木を描き分けて登る(距離は短い)

頂上からは360度のパノラマが広がる

頂上から八ヶ岳方面を望む

黒斑山も望む

我々スタッフは素早くスコップで皆様の足場を作ったり、ティータイムの準備。のんびりとお弁当を食べて、景色を堪能し、ゆったりとした時間を過ごしました。

細やかな気遣いが嬉しいガイドの足場作り

黒斑山を望みながら思い思いのルートを下る

下山(同ルート)も好展望が続く

 

宿も山も展望も透き通った空気も、この時期ならではの魅力が凝縮されています。何より、軽アイゼンやスノーシューを使ったことがない、冬山はハードルが高く恐れ多くて一歩踏み出せない、なんて方々には最適なコースです。冬山の魅力を新発見、山の楽しみ方を再発見、そんなコースです。是非、お問合せください。

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この冬はスノーシューと軽アイゼンで国内の雪山登山にチャレンジしてみませんか。


 
ゴンドラやロープウェイ等を利用出来る至便なアクセス。そしてゆったりリゾート滞在が可能な北八ヶ岳エリアのツアーをご案内します。(写真は全て2021年2月末のもの)


 
まずは入笠山(1955m)でスノーシュー登山。富士見パノラマリゾートの1050mに位置する山麓駅から1780m の山頂駅へはゴンドラで10 分。入笠山を目指し歩き始めます。圧雪されていない新雪のトレイル上でもスノーシューですと深く沈まず、快適に歩くことが出来ます。広い林道を下り、入笠湿原へ。


 
急な斜面の直登ではスノーシューに備え付けられているヒールリフターを上げます(弊社レンタルスノーシューの場合)。これだけでふくらはぎへの負担が軽減され、快適に登ります。

入笠山山頂

この日の山頂はあいにくの天気でしたが、晴れたら富士山をはじめパノラマを存分に楽しめます。下りも楽しいスノーシュー。夏は湿原やお花畑のエリアも冬は雪でふかふか。スノーシューにも慣れてどんどん下り、下山します。

登山者で賑わう山頂駅

2日目は縞枯山~茶臼山の周遊へ。北八ヶ岳ロープウェイ(ピラタス蓼科スノーリゾート)1771m の山麓駅からロープウェイであっとういう間に2237m の山頂駅に到着です。晴れると南アルプスと八ヶ岳連峰(南八ヶ岳)から中央アルプス、そして北アルプスと白く染まった日本の屋根を存分に望むことが出来ます。

縞枯山荘

山頂駅から早速歩き出しすぐに現れるのが縞枯山荘。冬でも営業しているありがた~い山小屋です。雨池峠でこの日はスノーシューを装着しました(雪の状況により、軽アイゼンの場合もあります)。


 
前日の入笠山で足慣らしもバッチリ。コメツガやシラビソ、オオシラビソの樹林帯を登って稜線へ。


 
時には強風が吹く稜線も冬山の醍醐味。澄んだ空気のパノラマを満喫し、さらにその先にある展望台では南八ヶ岳が迫り、浅間山、金峰山や両神山など奥秩父の山もご覧いただけます。

北アルプスの展望

一旦下り茶臼山へ。茶臼山の展望台で再びパノラマを楽しんでロープウェイ駅まで歩いて周遊コースは終了です。


 
3日目は雪山入門登山の王道・北横岳を目指します。山頂駅到着後、この日は軽アイゼンを付けて、目の前に広がる「坪庭」から歩き始めました。夏は自然園となる散策路も雪に埋もれています。

北横岳山頂直下。振り返ると南八ヶ岳の展望が広がる

取り付き点から樹林帯のジグザグの登りを頑張って登り、山頂手前にある通年営業の山小屋、北横岳ヒュッテに到着。少し休憩して山頂へ。この日も言うことなしの展望でした。

北横岳・南峰から北峰へ

北横岳の南峰(2472m)からすぐ先の最高峰・北横岳北峰(2480m)を往復し、異なる展望を存分に楽しみ、下山します。快晴の2月末のこの日の下山は暑いくらいでした。

ロープウェイ山頂駅へ下山

今シーズンはさらにもう1日、4日間のツアーとなり、最終日は霧ヶ峰スノーシューを楽しみます。快適な山麓ホテルに泊まり、毎日リフレッシュ。4つの異なる山にらくらくアクセスで登る盛りだくさんの雪山入門登山ツアーです。皆様のご参加をお待ちしております!

 

 

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2021年2月。厳冬期の上高地に訪れました。
上高地は、長野県の飛騨山脈南部の梓川上流に位置する日本屈指の景勝地であり、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。険しい山々と森に囲まれた上高地には、山小屋から温泉宿、高級感溢れるホテルまで多様な宿もあり、異なる目的をもった様々な方々が滞在を楽しむことができます。特に夏休みと秋の紅葉のシーズンは多くの登山客と観光客で賑わう上高地ですが、冬は人気のない静まり返った場所となります。

 

 

そもそも冬はアクセスが厳しくなります。通常だと上高地は車両で上高地バスターミナルまで一気に移動しますが、冬は上高地へ続く入口・釜トンネル(通称釜トン)が閉鎖されて車両通行止めになっているため、トンネルの入口より歩いていかなければなりません。

 

また、トンネル内は所々非常灯や注意灯がありますが、基本的には真っ暗です。釜トンネルは全長1,310m、その後上高地トンネル590mと2つのトンネルが続きます。

 

勾配もあり、トンネルの入口と最後では、標高差が200m弱あります。しかし、トレッキングが「暗闇のトンネル」から始まるというのは何とも珍しく、冒険心が掻き立てられます。当日は車で5分の場所に位置する「中の湯温泉」より、送迎車でトンネルへ向かいました。

 

 

到着後、ヘッドライトを点けてスタート。トンネルを抜けた先にはどんな景色が待っているのでしょうか…?

※スノーシューは、トンネル内では手持ちかザックに括り付けて持っていきます。

 

 

準備体操後、ゆっくりとトンネルの中を進んでいきました。今回は約40分かけて通過しましたが、待っていたのは……澄みきった青空と真っ白な雪山の世界でした…!!

 

まずは雪を被った焼岳が見えます。焼岳は今も活発に動いている活火山で、よく見ると薄っすらと噴煙が出ているのがわかります。

焼岳(別名:硫黄岳/2,455m)

 

その後しばらく進むと凍結した大正池が現れます。大正池の向こうに聳え立つのは、北アルプスを代表する名峰・穂高連峰。

 

左から、西穂高、奥穂高、吊り尾根を経て前穂高、明神岳

 

冬景色というだけでも魅力的ですが、夏は多くの方がバスで通過してしまうポイントを歩いて眺めることができるのも、このコースの大きな魅力の一つです。

 

大正池越しに真っ白な焼岳を眺める

辺りの山々は、夏・秋には広がるカラマツやコナラの林から頭を覗かせるように聳え立ちますが、冬はすっかり落葉しているため、全身をすっきり眺めることができます。

 

 

ここからは、河童橋までほとんど平坦な道を歩いていきます。

周りに響くのは「ザッザッ」というスノーシューで歩く音だけ。雪に覆われた静寂の上高地です。道中では、冬の限られた餌を求めて歩くニホンザルの群れや、小動物のしっぽのように可愛いらしく芽生えたネコヤナギの冬芽等を観察しながら歩きます。

 

 

道中の木道には雪が積もって、手すりより高いところを歩くこともあります。

 

 

そして、ようやく河童橋に到着。遠くから見えた穂高連峰がぐっと近づき迫力の景色を楽しむことができました。

主峰~五峰まで並ぶ明神岳の岩峰群

梓川越しに角度を変えて望む焼岳もまた壮観です。

 

 

 

その後、景色の良い場所でお弁当の昼食を食べて、往路とは若干異なる道を歩きながらトンネルまで戻り、再びトンネルを抜けて、中の湯温泉まで戻りました。

 

 

冬だけしか味わえない特別な上高地。

高低差はトンネル内の200mしかないので、登山初心者の方にもオススメです。

 

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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9月末、西遊旅行初となる、両生類・爬虫類を観察するハーピングツアーを催行いたしました。

 

ハーピングとは、両生類・爬虫類学を意味する「Herpetology」から派生してできた言葉で、両生類・爬虫類を観察に行くことを意味します。日本では、まだまだあまりなじみのない言葉ですが、日本にも多くの固有種がいて、じっくり観察するととてもかわいい生き物が沢山いることに気づかされます。今回は、世界自然遺産に登録されて間もない沖縄本島北部のやんばるの森でハーピングをしてまいりました。本来はやんばるの森と渡嘉敷島での観察の予定でしたが、台風の影響で渡嘉敷島へのフェリーが欠航となってしまい、沖縄本島北部でで2日間にわたり観察してきました。滞在中に観察した生き物たちを紹介します。長靴にヘッドライトを付けて夜のジャングルに出発です。

 


 
まず初めに現れたのは、日本で一番美しいカエルと名高いオキナワイシカワガエルです。絶滅危惧ⅠB類、沖縄県指定天然記念物、国内希少野生動植物種などに指定されていて、世界でも沖縄本島の北部にしか生息していないカエルです。今回我々が観察したのは黄色の色素が欠乏した青色の珍しい個体でした。青色の個体は時々生まれるのですが自然界では外敵から目立ちやすいため生存率がとても低く、観察できたのはとても幸運でした。


 
ノーマルの個体はこのような緑色をしています。この一見すると派手な模様も苔の生えたジャングルの石の上ではカモフラージュになっています。


 
次に現れたのは、リュウキュウアカガエルです。個体によって茶色から鮮やかな赤色・黄色をしています。口の周りが白くなっているのが特徴で、そのおかげか他のアカガエルよりもキリっとした顔立ちでイケメンです。


 
我々が今回一番のメインにしていたクロイワトカゲモドキです。ヤモリの仲間なのですが、指の裏に鱗は無く壁に張り付くことができないうえに、瞼を持っているため瞬きができるなど、原始的なヤモリの特徴を持っています。赤い目にバンド模様が特徴的ですが、住む地域や島によって様々な種や亜種の色や模様が存在しています。


 
自切して間もない個体も観察できました。一度尾を自切するともう骨は生えてこないため、姿や形は全く違う尻尾が生えてきます。


 
先ほどの個体とは車で1時間ほど離れた場所で見た個体ですが、模様が全く違います。移動能力が低く、生息できる環境が限られるため細分化が進んでいるのでしょう。垂直な壁に必死にしがみついて、エサを待つ姿はとてもかわいいです(写真の縦横は間違ったいません)。


 
また、日本で一番大きな毒ヘビ・ホンハブも現れました。とても危険なイメージですが毒はニホンマムシの15%ほどの強さしかありませんが、体が大きいのでその分毒の量も多く、勿論細心の注意が必要です。
金色のボティに真っ赤に輝く目がとてもきれいなヘビです。実は、ヘビは手足だけでなく耳や瞼もありません。そこで身を守るために取る行動が、逃げるか噛むかくらいしかないのです。危険なイメージを持たれている方がいらっしゃるかも知れませんが、彼らは身を守ろうとしているだけなのです。実際に、このホンハブもとても臆病な性格をしていました。


 
運よく木の上で寝ているヤンバルクイナも観察することができました。外敵に襲われないように登りにくい木を選んで寝るそう。真っ黒なジャングルに綺麗なオレンジ色がとても映えていました。


 
その他にも、夜のジャングルでは様々な生き物が活動していました。

ジャンプ力の非常に高いハナサキガエル


 
ひし形の目が特徴的なナミエガエル


 
ハブをも食べるアカマタ。マダラヘビ科最大になるヘビで、今回は沢山の個体を観察できました。中でも、小さくて若い個体の方が色が鮮やかで、大きな個体ほど黒っぽくなるなど、個体による変化を愉しむことができました。


 
シリケンイモリの幼生です。ウーパールーパーのようにまだ鰓が生えています。


 
ヤンバルカタマイマイ


 
オキナワキノボリトカゲ。日本に生息する唯一のアガマの仲間。ニホンのトカゲというよりもどちらかと言うとイグアナやカメレオンに近い仲間です。


 
沖縄には5種のサワガニが生息していて今回はそのうち4種の観察に成功しました。

こちらは、オキナワオオサワガニです。同じ種でもいろいろな色をしているので見ていて飽きません。


 
オキナワミナミサワガニ


 
ハーピングと言いながらも、昆虫や甲殻類まで様々な生き物の観察を行いました。

オキナワマルバネクワガタ。大型の個体でした。成虫になってから飛ばずに歩いてパートナーを探すというとても不思議な生態をしています。


 
子供のゲジを食べるオオゲジ


 
夜のジャングルは、カラフルな生き物に囲まれてとても楽しいです。西遊旅行として新たな領域にチャレンジとなりますが、第一回は大成功に終わり、今後のツアーにも期待が高まります。1月には繁殖期のカエルをメインに観察するコースを設定しております。皆様のご参加をお待ちしております。

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2021年冬の道東ツアーの様子第2弾です。
今回は羅臼や野付半島の動物たちの様子をお届けします。今年の羅臼は1月は積雪が多く、毎日雪かきが大変だったのですが、2月に入ると落ち着きました。そんな羅臼の海は今年流氷が少なかったのですが、オオワシ、オジロワシを間近で見ることができました!オオワシは冬にしか見ることができません。

オオワシ

 

開翼長は2m以上!

 

オオワシ(右)とオジロワシ(左)

 

シルエットもかっこいい

また、羅臼ではこの時期には珍しくシャチも見ることができました。

突然現れた海の王者にみなさん大興奮でした。

シャチと羅臼町

1月はトドと出逢えるチャンスもあります。

ひょっこり顔出すトドたち

 

続いては野付半島。

ここは日本最大の砂嘴となっており、鳥獣保護区でもあります。

エゾシカやキタキツネなどを見ることができました。

エゾシカ

キタキツネ

 

そして何と言っても今年の道東で話題となったのはこちらのエゾシカでしょう。

国後島とエゾシカ

オス同士が激しいケンカの末、角が絡まり首が折れ、その後なんとか引きちぎったのか、首が角に絡まった状態になっていたエゾシカです。何事もなかったかのように草を食んでいましたが、自然の凄さを感じずにはいられませんでした。

まさにワイルドライフ

 

野生動物を追い求めるツアーは、空振りもあるのが正直なところです。

ただ、まったく予想だにしていなかった出会いもあります!!そんな瞬間に出会えた時の喜びは言葉では言い尽くせません。ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。

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