秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

こんにちは!西遊旅行トレッキング担当の児玉(ビリー)です。

今回は、東京都でも丸1日かけてやっと辿り着く都心部から約1,000km離れた小笠原諸島の4月のレポートをお送りいたします。

 

竹芝桟橋から、高層ビルが立ち並ぶ景色のなか東京湾を出発

24時間の船旅のコツ“おがさわら丸”

11時に竹芝桟橋を出航して、翌日の11時に父島に着きます。

―24時間何したらいいか?退屈ではないか?

意外にも快適に、あっという間に時間が過ぎていきます。レストランや売店、シャワー、給湯器、給水器が完備されているので、忙しい日常から開放されて思い思いの時間を過ごせると思います。天気が良ければデッキに出て太平洋を眺めながら、夕日や朝日を見るのおすすめです。

おがさわら丸の船内の様子

太平洋に沈む夕日を眺めながらもの想いにふける

ただ多くの方が、房総半島を過ぎた頃から波に揺られ船酔いすることが多いので、その場合は横になって寝てしまいましょう(酔止めはお昼過ぎには飲んでおきましょう)。あとコツは、お腹を空腹にしないことです。クッキーとか何かしら入れておくと良いです。船中の大半は電波がなくなってくるので、私みたいなiPhoneがないと生きていけない人にとっては丁度よい携帯(デジタル機器)デトックス期間になります。笑

 

島生活のはじまり!!

長い船旅を終え、たどり着いた父島は亜熱帯の気候が広がる大きな島です。

父島の港近く、商店や宿が立ち並ぶ湾岸通り

なんと海開きは1月1日から。天気が良いと、気持ちいい太陽が待っています。海に囲まれた海洋島なので、島の標高が高い山にはガスがかかりやすいのも特徴。太平洋に浮かぶ暖かい島ですが、スコールのような雨も降ります。雨対策も忘れずに。

 

小笠原諸島の生き物たち

今回のツアーで出逢った生き物たちをまとめてみました。生き物にも季節があるので、毎回このダイジェストに出てくる生き物と出逢えるわけではないのでご了承ください。

 

動植物が観察できるシーズン表

父島と母島のトレッキング

6日間のコースでは、父島ではハートロック、母島では乳房山を登ります。ここでは母島のトレッキングをご紹介致します。乳房山は標高463m。なーんだ高尾山より低いではないか、と思われた方。ここがポイントです。登山口の港は海抜ゼロメートルなのです。よってしっかり450mの標高差があります。

でも大丈夫です。島のトレッキングはスタスタとピークハントだけをしたら勿体ない!

世界自然遺産であるここにしかいない固有種の動植物をしっかり観察しながらガイドさんの自然解説を聞いてこそ味わいが深くなるものです。ゆったりとネイチャーウォーキングをお楽しみください。本当にゆっくり登りますのでご安心ください。

多数の気根をぶらさげるガジュマルの大木

ガイドによる懇切丁寧な母島の説明

母島最高峰・乳房山にて登頂証明書取得のための証拠作成(クレヨン塗り)

小笠原諸島からの帰り便

父島・母島、島民のライフラインを大きく担っているのが、実は「おがさわら丸」なのです。貨物船も運行していますが、日常的な物資や青果、精肉などは本土からの唯一の定期便であるおがさわら丸に揺られて届きます。母島も父島も、出航時の島民の心温まるお見送りも一つの魅力です。乗船して荷物を置いたらカメラを持ち、船の右側デッキで出航を待つのが正解です。また戻ってこいよー!!!と力強い島民の思いが伝わってきます。

母島の島民による心温まるお見送り

父島の島民によるまた来たいと思わせてくれるお見送り

父島の船々による熱のこもったお見送り

おわりに

小笠原諸島に行ってみたくなりましたでしょうか?船便しかないので遠い場所ですが、一度は訪れてみる価値がある場所です。コロナ禍で海外に行けない代わりに行ってみてみるのも良いかもしれません。

歩いた先には島が点在するボニンブルーの海景色のご褒美

以上 、ビリーこと、西遊旅行 児玉がレポートいたしました。

 

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