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今回は、2020年の11月初頭に三徳山投入堂(みとくさんなげいれどう)参拝登山及び蒜山(ひるぜん)三座縦走&大山(だいせん)登頂のコースへ添乗した際の様子をご紹介いたします。

三徳山投入堂参拝登山(往復約3時間)

「日本一危険な国宝」との異名を持つ投入堂を目指します。

 

登山口である参拝登山事務所で靴底のチェックがあります。ソールの溝が少ない靴では入山できませんが、通常の登山靴であれば問題ありません。靴底に不備がある場合は、登山口で販売しているわらぞうりの購入が必要です。また、ストックは使用できません。

 

鎖場と三点確保で登る場所が若干ありますので、汚れてもいい手袋が必要です。

 

山中にトイレはありませんので、登山口で済ませていきましょう。
参拝登山中、食事ができませんが、飲料水と簡単な行動食程度ならば大丈夫です。

三徳山参拝登山のクサリ坂。登りは約5分程で登る事ができ、 見た目よりも容易ですが、下りの際に細心の注意が必要です。

参拝登山口にて販売しているわらぞうり

三徳山の文殊堂にて

三徳山投入堂を見上げる

蒜山三座縦走(約8時間)

日本二百名山でもある「蒜山三座」は、鳥取県南部と岡山県北部に跨って位置し、大山とともに大山隠岐国立公園として国立公園に指定されています。

 

下蒜山の駐車場で下車後、下蒜山(1,100m)→中蒜山(1,123m)→上蒜山(1,202m)の順に縦走します。
この順番ですとルート上に若干ある鎖場及び滑りやすい黒土の粘土状の箇所をほとんど登りで歩く事ができます。逆ルートですとそれらをすべて下るので、よく事故が起きています。途中にトイレが無いので、必ず下蒜山登山口の駐車場で済ませ、縦走中は携帯トイレキットの持参が必要です。

縦走のスタート地点・下蒜山駐車場

中蒜山へ向け、気持ちの良いルートを歩く様子。左手にはジャージー牛乳でも有名な蒜山高原、右手には大山や日本海方面をご覧いただけます。

大山(1,709m:往復約6時間)

日本百名山で中国地方の最高峰でもあります。富士山に似た山容が特徴的で、鳥取県西部の旧国名が伯耆国であった事から、別名:伯耆(ほうき)富士とも呼ばれています。

 

前者の山と比較して登山道の土壌が全く異なります。階段状のところが多く砂利と岩場が多く、黒土の泥濘地はほとんどありません。

 

携帯トイレキットを持参いただきますが、大山頂上避難小屋にトイレがあるので、比較的安心です。大山頂上避難小屋は、2020年10月末にリニューアル工事が終わり、トイレもとても綺麗でした。

登山口付近から眺めた大山の雄姿

西日本一とも言われるブナ林の中を歩く

大山山頂の避難小屋付近から、日本海を一望

大山山頂から眺めた怪峰・烏ヶ山(からすがせん:1,448m)

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