史跡と伝説・絶景の隠岐諸島4島めぐり
- 日本
2021.03.08 update
日本国内のツアーを造成・添乗していく中で、まだまだ知らないところが多く、こんなところがあったのかと日本の魅力を再発見する日々です。
今回は「史跡と伝説・絶景の隠岐4諸島巡り」のコースをご紹介します。
隠岐諸島
隠岐諸島は島根半島の北約40~80kmに位置し、大小180を超える島で構成される群島です。道後水道を境に島前(どうぜん)と島後(どうご)に分けられ、知夫里島・中ノ島・西ノ島の3島を島前、隠岐の島町1島を島後と呼びます。この4島の陸域と海岸から1kmの海域を合わせた部分が隠岐ユネスコ世界ジオパークとして認定されており、何億年も続いている台地の成り立ちやその大地に育まれた独自の生態系、人の営みなど知ることができます。
知夫里島
島根の七塁港を出発しまず向かったのは本州から最も近く隠岐の玄関口、知夫里島。
赤ハゲ山展望台からはカルデラ湾に浮かぶ島前の島々を見渡すことができます。島前の島々の成り立ちがよくわかり、島内を見れば放牧された牛たちや以前利用されていた牧畑農業の石垣を見ることができます。
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赤ハゲ山展望からの眺め
赤壁では、荒々しく削り取られた断崖のざっくりとえぐられた赤褐色の岩肌と海の青と空の青のコントラストが非常にきれいでした。
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赤壁
中ノ島
知夫里島から内島船にのり、中ノ島へ。中ノ島は承久の乱で島流しになった後鳥羽上皇がいらっしゃったところです。後鳥羽上皇は隠岐に流され、都に帰還することなく19年を隠岐で過ごしました。ツアーでは後鳥羽上皇をお祀りする隠岐神社や後鳥羽上皇御火葬塚を訪れました。隠岐神社には後鳥羽上皇がお好きだった蹴鞠を行う鞠庭(鞠場)があります。
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隠岐神社
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後鳥羽上皇御火葬塚
明屋海岸では遊歩道を歩いていくと、岩がハート型に見えるポイントがあります。
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明屋海岸
西ノ島
西ノ島には後醍醐天皇が1年ほどすごしたとされる黒木御所跡がありますが、非常に狭いスペースです。
※後醍醐天皇の行在所については、島後の国分寺と西ノ島の黒木御在所跡の2つの説があります。
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黒木御在所跡
イカ寄せの浜では昔イカが拾えるほどたくさんこの浜に押し寄せたそうです。浜には実際にイカを拾う様子が看板になっています。
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イカ寄せ浜
昔、由良比女の命が海に手を差し出したところ、イカに噛みつかれたことがこの浜にイカが集まりだした始まりだそうです。
その由良比女を祀る由良比女神社は灯籠や本殿にもイカが彫られている珍しい神社です。
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由良比女神社
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由良比女神社の灯籠
国賀海岸の遊覧船ではその時の天気や波の状況でルートは変更になりますが、迫力たっぷりの摩天崖や通天橋を船から眺めることができます。
波が高くなければ明暗の岩屋へも入れます。船の幅ギリギリの入り口を進んでいきます。
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遊覧船から見た通天橋
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明暗の岩屋 入り口
もちろん海からだけではなく、陸からも摩天崖を楽しんでいただけます。摩天崖の入り口から通天橋まで牛や馬、絶景を見ながらゆっくりとハイキングをしました。
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牛や馬が様々なところに
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摩天崖ハイキングの風景
隠岐の島町
そして最後の島後では樹齢が数百年以上という三大杉(八百杉、かぶら杉、乳房杉)を見ることができます(乳房杉は台風の影響で道が封鎖されており見ることができませんでした)。
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玉若酢神社と八百杉
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かぶら杉
また、水木茂ロードが米子から続いており、各観光地の前にモニュメントが置かれています。このコロナ禍に新型コロナウイルスの鎮静化で注目されたアマビエ様もありました。
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アマビエ
昨年はあいにくのお天気でローソク島に夕日がともる様子を見ることができませんでしたが、タイミングとお天気次第ではこのような景色を見ることができます。次回添乗に行く際はぜひリベンジしたいです!
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夕日がかかるろうそく岩
各地の景色や歴史だけでなく、おいしい料理もたくさんいただきました(時期や宿によって料理は変更になります)。
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ある日の夕食
隠岐諸島だけ訪れるツアーや三徳山投入堂や石見銀山を合わせて訪問するコースもありますのでご興味に合わせてお選びいただけます。