北欧 旅で出会った味覚② スウェーデン編
- スウェーデン
2020.08.06 update
みなさん、グダーク(スウェーデン語でこんにちは)!
2回目はスウェーデン編です。首都ストックホルムの景観と一緒にご紹介します。
スウェーデンの国土は日本の面積に北海道をたしたくらいです。北部は北極圏に位置していて、冬は一日中太陽が昇らず、夏は反対に太陽が沈みません。冬の間、長い時間を室内で過ごすので家の内装や家具、デザインにこだわります。シンプルで機能的、というのがスウェーデン人の好みです。
首都ストックホルムは10あまりの島から成り立っていて、水の都です。町はとても清潔で美しく、あたたかみがあります。
スウェーデン人の食事は朝が早い家庭が多いこともあり普段は簡単な料理が中心です。職場や学校で食べるお昼を十分に取り、朝晩はオープンサンドなどで軽く済ます人が多いようです。スウェーデンは日本ほど農作物の種類が多くなく、取れる時期も限られます。しかし農薬等の使用規制が厳しく、果物などは未熟なうちに収穫したりしないので、味がよく安全です。
家庭では夏の間にとれた野菜を冬に備えて冷凍して蓄えます。日本ではバイキング料理として有名なのが「スメールゴスボード」です。各種の魚料理や肉料理を、並べ、順番に好きなだけ取って食べます。
食べ物の旬や季節感が大切にされ、8月に解禁されるザリガニ漁を楽しみに待っています。この頃にはザリガニパーティーを開き、みんなで茹でたザリガニを食べて、ゆく夏を惜しみます。この時香り付けに使われるディルはこの国の料理で1番よく使われるハーブです。
秋になると人々は森へキノコやかけます。栄養の豊かな自然の恵みをフリーに備えて保存食にします。イチゴやコケモモ、ブルーベリー、リンゴンベリーなど様々な草木の実はジュースやジャムにします。きのこは干したり、瓶詰めにして保存します。伝統的な家庭料理はミートボールにリンゴンベリージャムを添えた料理や、じゃがいもとアンチョビを交互に重ねてクリームをかけて焼いた料理などです。
お茶の時間をフィーカといい、コーヒーを反対にした若者の言葉からきています。喫茶店は交流の場として、定着しています。
いかがでしたか。次回は海洋大国ノルウェーの食事についてご紹介します。