南部アフリカ4ヶ国
喜望峰ケープ半島とビクトリアの滝ハイキング
- ザンビア
- ジンバブエ
- ボツワナ
- 南アフリカ
2016.04.01 update
ジンバブエ・ザンビア・ボツワナ・南アフリカ共和国4ヶ国周遊の旅に同行させていただきました。世界3大瀑布のひとつビクトリア・フォールズ、アフリカ大陸最西南端・喜望峰、垂直に切り立ったテーブル・マウンテン、ゾウの生息密度が世界一といわれるチョベ国立公園など、南部アフリカのみどころのつまったコースです。
ビクトリア・フォールズ(ザンビア側)
旅の始まりはビクトリア・フォールズ。ジンバブエとザンビアにまたがる国立公園内にその滝はあります。現地の言葉で「雷鳴の轟く水煙」と呼ばれ、高さと渓谷の深さでは三大瀑布の中で随一と言われています。2月下旬から5月にかけての最も水量が多い時期には滝から落ちる水は水煙となって立ち上がり、山火事と見紛うばかりです。水しぶき除けのポンチョを被り、いよいよ遊歩道ハイキングの開始です。熱帯雨林をぬけ、ナイフ・エッジ・ブリッジを渡りデンジャーポイントへ。ここからはイースタン・キャタラクトとレインボー・フォールズが展望できます。 ザンビア側のビューポイントからよく見えるのはレインボー・フォールズまでですが、ビクトリア・フォールズの滝の中で最大落差を誇る大迫力の滝です。滝の色が一部黄色く見えるのは、この雨期に周りの土砂を多く本流に運んでくる為だそうです。リビングストン島を境としてジンバブエとザンビアに分かれており、ザンビア側は約1,200mの幅があります。見学後、ザンビア側からジンバブエ側へ移動。途中、ビクトリアフォール・ブリッジからボイリング・ポット(滝から流れ落ちたジンバブエ側とザンビア側の水が合流して下流に流れ出す際、時に渦を巻くポイント)も見学しました。
- イースタン・キャタラクト
- イースタン・キャタラクトを望む
- ビクトリア・フォールズ橋
- ナイフ・エッジ・ブリッジを渡る
- デンジャーポイント
- レインボー・フォールズ
チョベ国立公園(ボツワナ)
チョベ国立公園はゾウの生息密度が世界一といわれ、広大なアフリカ大陸の中で簡単にゾウの大群に出会える場所の一つでもあります。 午前中はゲームドライブです。ゾウの生息数は約50,000頭と言われるだけあり、いたるところでゾウに遭遇します。また、キリン、バッファロー、バブーン、インパラ、カバ、クドゥ、プク、ライオンなどを観察できました。中でもライオンが我々の車を挟んでその先にいるインパラを狙っており、ゆっくりと隠れながら移動する姿が印象的でした。
- 突然現れたゾウ
- バオバブの木
- チョベ国立公園入り口
- インパラの群れ
- プク
- 狩りの準備をするライオン
- 接近するゾウ その1
- 接近するゾウ その2
- クドゥ
午後はボートサファリ。チョベ川をクルーズします。対岸に広がるナミビアの平野や川辺に集まるカバ、体長3mはあろうかと言うクロコダイルや泳ぐゾウなどの観察を楽しみました。 チョベ川はザンビアでアフリカで4番目に長いザンベジ川と合流し、ビクトリア・フォールズを通過し、インド洋のモザンビーク海峡へ注ぎます。
- 川の中で草を食べるゾウ
- 水場に集まるゾウの群れ
- 体長3m程のクロコダイル
ビクトリア・フォールズ(ジンバブエ側)
ビクトリア・フォールズ滞在最終日は、ジンバブエ側の滝の見学へ向かいます。そして、遊歩道ハイキングをスタート。熱帯雨林に入ると、一気に上空から雨が降ってきました!と思いきや、それはビクトリアの滝の水煙が巻き上げた水が上から降ってきていたに過ぎませんでした。あっという間に全身がずぶ濡れになりましたが、これぞビクトリアの滝!といわんばかりの雰囲気を体感していただけたと思います。 ビクトリア・フォールズは7つの峡谷から成り、その全幅はおよそ1,708m(うちジンバブエ側は約500m)。展望台からは、ザンビア側とはまた違った角度で峡谷内の壮大なパノラマが広がります。峡谷内に流れ落ちた水は中央部のイースタン・キャタラクト付近の幅150mの間から通り、インド洋に向かいます。増水期の水量はイグアスの滝と並んで世界最大級です。
- 展望台からデビルズ・キャタラクトを望む
- メインフォールズ
- メインフォールズに架かる虹
ケープ半島自然保護区(ケープポイント、喜望峰)
ビクトリア・フォールズを後にし、南アフリカへ。ケープ半島自然保護区では、まずボルダ―ズ・ビーチへ。ここにはケープペンギンがたくさん生息しています。よくよく目を凝らすと、卵や雛を温めている親ペンギンもいました。そして、天敵のカモメが卵を突っつくシーンも目にしました。
- 木道を歩きビーチへ
- ボルダ―ズ・ビーチ
- ケープペンギン
ケープポイントの駐車場に到着し、ケーブルカー乗り場があるルック・アウト・ポイントへ。ここから整備された歩道を旧・展望台のあるケープポイントまで歩きます。ケープポイントからは喜望峰やインド洋と大西洋の2つの大海が出会う合流点をご覧いただけます。
- ケープポイントを目指す
- インド洋と大西洋の合流点
- 喜望峰を望む
その後、往路をルック・アウト・ポイントへ戻り、ケープ・オブ・グット・ホープのハイキングトレイルへ。ここはケープ植物区保護地域群として世界遺産に指定されており、約6,000種の固有種を誇り、更に約250種の鳥類が生息しています。アンテロープやダチョウを観察しながら少し下っていくと、すぐに概ね平坦な道となります。左手には大西洋が広がり、眼下にディアスビーチ(大航海時代のポルトガル人航海者バルトロメウ・ディアスの名前が由来だがここには着陸していない)を見ながら1時間ほどの気持ちのよいハイキングを楽しめば、アフリカ大陸最西南端・喜望峰へ到着です。
喜望峰には1488年にディアスがヨーロッパ人として初めてへ到達しました。ディアスはその時に遭遇した荒天に因んでで「嵐の岬」と命名しますが、後に国王ジョアン2世がインド航路発見の希望を抱き「希望の岬」と改めました。
- ケープ・オブ・グット・ホープハイキング
- 喜望峰を目指す
- ディアスビーチ
- ダチョウ
- 眼下に広がる海を眺めながら歩く
- アフリカ大陸・最西南端の看板
テーブル・マウンテン
翌日はテーブル・マウンテン国立公園へ。ロープウェー駅近くからプラットクリップ・ゴルジュルートは始まります。テーブル・マウンテンは垂直に切り立った崖が特徴の卓上台地で、軍艦のような大きな山です。ジグザグを繰り返しながら登ります。道中にはラン、プロテア、エリカなどの植物が咲き誇り、後ろを振り向くと、大西洋が広がり、ケープタウンの街並み、ライオンズヘッドとシグナルヒル、これらの景観が南アフリカらしさを醸し出してくれます。
- ルートを説明するガイド
- プロテア
- 後方にライオンズヘッド
頂上台地に到着すると最高点であるマクリアーズ・ビーコンまではあと少しです。頂上台地は同じテーブル・マウンテンであるギアナ高地(ベネズエラ)のロライマ山を彷彿させます。頂上台地のハイキングは往路と復路で別々のルートを歩きますが、特に復路は景観に優れています。卓上台地の駅からロープウェーで5分かけて下っていきます。床が回転式になっており、360度乗客全員が景色を堪能できる充実の5分間です。
- 高い段差を登る
- 山頂台地まではもう少し
- 頂上大地の最高点を目指す
- マクリアーズ・ビーコン
- 雲海に浮かぶデビルズピーク
- 頂上大地から望むライオンヘッド
これで4ヶ国周遊の旅は終了です。大迫力のビクトリア・フォールズ、チョベ国立公園では雄大な景色が広がり、アフリカ大陸最西南端・喜望峰、テーブル・マウンテンでは大自然の中を歩けます。
南部アフリカの魅力が凝縮された旅へ一緒にでかけませんか?
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