2泊3日の縦断ハイキングで楽しむ
白亜の大砂丘レンソイス②
- ブラジル
2025.03.24 update
いよいよ、白亜の大砂丘レンソイスの縦断ハイキングがスタートです!

私たちの荷物を運搬する馬たち(1頭はロバでした)
なんと行っても、このツアーの魅力は、誰もいない白亜の大砂丘を独り占めできること!
ハイキングのスタートポイントから少し離れるだけで、周辺には誰もおらず、まるで「私たちだけの大砂丘」といった雰囲気の中を歩くことができます。私はこのツアーに2度同行させていただきましたが、日中に他の観光客とすれ違ったことはありません。
そんなレンソイスの砂丘内のアップダウンを繰り返しながら、どこまでも続く白亜の大砂丘の風景、時折姿を見せる紺碧の湖(ラグーン)の風景を楽しんでいる中、レンソイスに生息・自生する様々な動植物を観察することができます。私が最も驚いたのが、食虫植物であるミミカキグサの一種で『アメリカコトリミミカキグサ』(タヌキモ科)という花を観察した時でした。

食虫植物であるミミカキグサの一種で『アメリカコトリミミカキグサ』(タヌキモ科)
2024年にレンソイスを訪れた際には、砂丘上で初めて『白いカエル』を観察しました。
ある資料には、「レンソイスには新種のカメやカエルが生息し、乾季の間は自ら掘った穴で生活することが明らかとなっています。」という記述があり、もしかしたら・・・新種のカエルだったのかも?!

レンソイスで観察した白いカエル
レンソイスに生息・自生する動植物の観察を楽しみつつ、周りの風景も堪能し、さらにはラグーンでの水浴びも道中で楽しんでいただき、ハイキング初日からレンソイスを満喫していただきます。また、徐々に日が傾き始めた頃、所々で砂丘に刻まれた風紋もよりハッキリとご覧いただくことができ、徐々に変わりゆくレンソイスの風景も楽しむことができます。

大砂丘に出現するラグーン(左端に誰か歩いています)

陽が傾くと風紋がよりキレイに浮かび上がります
スタートしてから約3時間30分、宿泊のキャンプ地に到着しました。
テントは一人一張り。嬉しいことに、私たちのテントはすでに現地スタッフたちが設営してくれており、到着後すぐに休息を取ることができました。
その後、砂丘の上へ足を運び、誰もいない砂丘で夕焼け風景を堪能!
周りにほかに観光客がいない広大な自然の中でのんびりと贅沢な時間を過ごすことができます。
テント場の目の前の砂丘を登ってみると、果てしなく続く砂丘の風景、刻一刻と変化していく砂丘の色合い、陽が沈み始めたことで陰影が強調された砂丘や風紋、さらには徐々に沈みゆく夕陽の風景など、それぞれの方法でレンソイスの夕焼け観賞を楽しんでいただけます。

砂丘に座りレンソイスの夕焼けを楽しむ

夕日が沈んだ後、上空の薄雲がオレンジ色に染まり始めます
キャンプ泊での楽しみの1つが食事です。レンソイス・マニャランセス国立公園では火の使用(焚火や火を使った調理など)が禁止されているため、日程6日目夕食、7日目朝食はサンドイッチなど簡単な食事となってしまいます。そのような状況の中でも、現地スタッフたちがたくさんの食事を持参してくれており、女性スタッフたちがキレイに盛り付けてくれます。

夕食前のキャンプ地の様子

食事の準備をする女性スタッフたち
そして夜は更けていき、待ちに待った時間がやってきます。静まり返った誰もいない大砂丘の上に広がる満天の星空。テント泊でなければ味わうことのできない貴重な体験となることは間違いありません。
私自身がこのツアーを造成するに至った最大の要因が「レンソイスで星空風景を観たい、撮影したい」という点でした。この風景に関しては、御託は並べません。是非とも、現地に行って素晴らしいレンソイスの星空風景をご覧ください!

星降るレンソイスのキャンプ泊
続く…