いよいよバルトロ氷河上でのキャンプが始まります。今日も短い目の行程で、ウルドゥカス(4,061m)からゴレⅠ(4,185m)まで歩きランチ、その後ゴレⅡ(4,271m)へと進めます。ウルドゥカスを出てすぐにバルトロ氷河に入りアップダウンを繰り返します。
ゴレⅠからゴレⅡの間の5キロの行程は南にマッシャーブルム(K1、7,821m)の正面(東)にGⅣ(7,925m)、北にムスターグタワー(7,273m)といよいよ高峰群の写真を撮影しながらのトレッキング。
K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ
K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ
K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ
K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ
K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05 ゴレⅡからコンコルディアへ
コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて
朝のウルドゥカスのキャンプからの景色です。パイユピークからビアレまでこれまで見たバルトロ氷河の北にある高峰群のおさらいです。
早朝から続々と遠征隊と私たちのポーターが出発します。私たちはゴレⅡまでの行程ですが、遠征隊はここから一気にコンコルディアかベースキャンプへ。荷揚げのみのポーターたちにとってはさっさと運び上げて戻って次の仕事を取りたいところです。
バルトロ氷河上をキャラバンをなしてコンコルディアを目指すラバやポーターさんたち。
登りで座りやすい岩があるところで休憩。
氷河が溶け、崩れ、そのルートは刻々と変わっていきます。
氷河の切れ目に生じた川をいくつも越えていきます。
正面のGⅣがどんどん近くなってきました!
ゴレⅠ(4,185m)のランチの場所に到着です。ちょっと早すぎるランチだったのでゆっくり休憩。
お天気のいい日の氷河上ランチ、格別です。
昼食後の行程は、マシャーブルム<K1>の展望尽くし。
バルトロ氷河上から見たマッシャーブルム。標高は7,821mと世界22位で、パキスタン国内では11位の高さの山です。マッシャーブルムはバルトロ氷河からだけでなく、南側のフーシェ谷から簡単なハイキングで展望することもできます。
マッシャーブルムのピーク<7,821m>。1856年、イギリス軍のカラコルム山脈測量によりカラコルムの1号峰として”K1”と名付けられました。
マッシャーブルムを南に臨みながら氷河を進み、間もなく本日のキャンプ地ゴレⅡ(4,271m)です。
ゴレⅡのキャンプ地からも「たっぷりマッシャーブルム」でした。
Photo & text : Mariko SAWADA
Trek Date : Early of JUN, 2022
※各キャンプ地の高度・移動距離は自身の一般的なGPSでの計測によるものを使用しています。既存の本やサイトと誤差がありますので予めご了承ください。
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