コンコルディア360度! CONCORDIA 360 DEGREE

6月半ば、本当に雲一つない、クリスタルクリアーな朝を迎えたコンコルディア滞在。手動パーンでガタついた映像ですが、コンコルディアからの360度の映像をまとめてみました。

CONCORDIA 360 DEGREE

 

Image by Mariko SAWADA

A big thank you to the the whole Baltoro Glacier trekking team for working with us!

 

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K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

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Our Baltoro Trek in 1 min !

2022年6月、パンデミック後初めて実施したバルトロ氷河トレッキングの映像をスタッフ中心の映像でまとめました!今シーズン何度もコンコルディアを往復したガイド、キッチンスタッフ、サーダー、ポーターさんたち、お疲れさまでした!

 

Our Baltoro Trek in 1 min

 

 

Image by  Mariko SAWADA

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コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

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コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

コンコルディア Concordia。バルトロ氷河トレッキングの到着地。360度をK2とカラコルム高峰群に囲まれた憧れの場所。

コンコルディア Concordiaとは「合流・調和」を意味するラテン語で、バルトロ氷河とゴドウィン・オースティン氷河の合流点にこの名がつけられました。登頂を目指す人々はここからK2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群のベースキャンプへ、ゴンドゴロ・ラ(峠)へと向かいます。

 

コンコルディアに到着した翌朝、キャンプ地は雪に覆われました。雲が切れ好天が予想される状態で、せっかくの機会に撮影準備。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

 

キャンプ地の向こうのK2が雲の間から現れます。雲の切れ目から見えるK2、最も見たかった瞬間です。

 

K2がクリアーになってきました。エベレストに次ぐ、世界第2の高峰で8,611m。大変カッコイイ山です。

 

ブロードピーク Broad Peak (8,051m)はK2より先に全貌を現しました。ブロードピークはその山容の通り、頂上部の幅が広く、「広い頂」を意味する英名「ブロードピーク」と名付けられています。世界第12位の高峰で、初めての8,000m峰登頂チャレンジにも選ばれる山です。

 

雲一つない一日となりました。キャンプ地から少し歩いてエンジェルピーク Angel Sar (6,858m)の見える場所から撮影。ここからは東にガッシャーブルム山群 Gasherbrum Group、南にバルトロカンリ Baltoro Kangriやチョゴリサ Chogolisa もすべて見えるポイントです。

 

エンジェルピーク Angel Sar(6,858m) 、K2の北西すぐそばの美しい山です。

 

コンコルディアから見る、バルトロカンリBaltoro Kangri。西から東へといくつかのピークがあり、最高所は7,312mと言われています。

 

左にVigne Peak(6,195m)、右にKhmal Gri(6,851m)。中央の氷壁の奥に見える平らな山がチョゴリサ Chogolisa(7,668m)。この谷を西へ進むと有名なゴンドゴロラ峠 Gondogoro-laがあり、フーシェ谷へぬけることができます。

 

日中、キャンプ地でくつろぐポーターさんたち。歌い、踊って、過ごします。彼らはひと夏をアスコーレからコンコルディア&ベースキャンプの往復を繰り返し、シーズンが終わるまで村には戻りません。長年一緒に働いてくれているありがたいメンバーです。

 

バルティの人が「プランタ」と呼んでいる揚げパン。プラタのことかな?と思ったのですが、揚げパンです。揚げたてのプランタの美味しいこと。

 

そしてお決まりの記念撮影。2022年6月13日、コロナ・パンデミック以降、西遊旅行の初のバルトロ氷河トレック、コンコルディア到着です。ガイドもポーターも私たちも仕事が戻ってきたことに感謝です。今シーズンのコンコルディア入り、2隊目でした。

 

せっかくなので、ガモウバッグ講習。

 

今年のコンコルディアはなんと4Gネットワークがあるのです!SCO(パキスタン山岳地帯の携帯ネットワーク会社)の4GがゴレⅡあたりから入り、コンコルディアからライブ配信。一番のメリットはお天気予報が見れることですね!

 

夕日があたる、ガッシャーブルム Gasherbrum Ⅳ(7,925m)。コンコルディアにそびえるガッシャーブルム山群のピークです。

 

月が上がりきる前に夜のK2とブロードピークを撮影。

 

3日滞在して唯一撮れた星空K2。暗くなるとすぐにK2に月明かりがあたってしまいます。

 

キャンプ地の南側のミトレピーク Mitre peak (6,010m)から月が上がります。日の出ではありません。

 

ガッシャーブルム山群から、上がる太陽の光。

 

ガッシャーブルムⅣ峰の肩から朝日が昇りました。

 

コンコルディアで迎えた朝日。

 

本日も、快晴。

 

晴天が続くと余裕が出てきてスタッフがいろんな記念撮影をします。K2を背後に脱ぎ始めたり。

夢のような時間も終わり、翌日、コンコルディアを後にしました。

 

Image & Text : Mariko SAWADA

Trek Date : Mid-JUN 2022

※各キャンプ地の高度・移動距離は自身の一般的なGPSでの計測によるものを使用しています。既存の本やサイトと誤差がありますので予めご了承ください。

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K2・バルトロ氷河トレッキング2022 (vol.4) ウルドゥカスからゴレⅡへ

いよいよバルトロ氷河上でのキャンプが始まります。今日も短い目の行程で、ウルドゥカス(4,061m)からゴレⅠ(4,185m)まで歩きランチ、その後ゴレⅡ(4,271m)へと進めます。ウルドゥカスを出てすぐにバルトロ氷河に入りアップダウンを繰り返します。

ゴレⅠからゴレⅡの間の5キロの行程は南にマッシャーブルム(K1、7,821m)の正面(東)にGⅣ(7,925m)、北にムスターグタワー(7,273m)といよいよ高峰群の写真を撮影しながらのトレッキング。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

朝のウルドゥカスのキャンプからの景色です。パイユピークからビアレまでこれまで見たバルトロ氷河の北にある高峰群のおさらいです。

 

早朝から続々と遠征隊と私たちのポーターが出発します。私たちはゴレⅡまでの行程ですが、遠征隊はここから一気にコンコルディアかベースキャンプへ。荷揚げのみのポーターたちにとってはさっさと運び上げて戻って次の仕事を取りたいところです。

 

バルトロ氷河上をキャラバンをなしてコンコルディアを目指すラバやポーターさんたち。

 

登りで座りやすい岩があるところで休憩。

 

氷河が溶け、崩れ、そのルートは刻々と変わっていきます。

 

氷河の切れ目に生じた川をいくつも越えていきます。

 

正面のGⅣがどんどん近くなってきました!

 

ゴレⅠ(4,185m)のランチの場所に到着です。ちょっと早すぎるランチだったのでゆっくり休憩。

 

お天気のいい日の氷河上ランチ、格別です。

 

昼食後の行程は、マシャーブルム<K1>の展望尽くし。

 

バルトロ氷河上から見たマッシャーブルム。標高は7,821mと世界22位で、パキスタン国内では11位の高さの山です。マッシャーブルムはバルトロ氷河からだけでなく、南側のフーシェ谷から簡単なハイキングで展望することもできます。

 

マッシャーブルムのピーク<7,821m>。1856年、イギリス軍のカラコルム山脈測量によりカラコルムの1号峰として”K1”と名付けられました。

 

マッシャーブルムを南に臨みながら氷河を進み、間もなく本日のキャンプ地ゴレⅡ(4,271m)です。

 

ゴレⅡのキャンプ地からも「たっぷりマッシャーブルム」でした。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Trek Date : Early of JUN, 2022

※各キャンプ地の高度・移動距離は自身の一般的なGPSでの計測によるものを使用しています。既存の本やサイトと誤差がありますので予めご了承ください。

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K2・バルトロ氷河トレッキング2022 (vol.3) コボルツェからウルドゥカスへ

コボルツェ(3,834m) からウルドゥカス(4,061m)のキャンプへと移動するおよそ7kmと短い行程の一日です。途中、ウルドゥカスピークス(Urdukas Peaks)から発する氷河を2つ渡り、ついに今晩から4,000m以上でのキャンプです。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

コボルツェを出て間もなくウルドヵスピークスからの氷河を渡ります。足元は大きな岩ごろごろ。

 

遠征隊の荷物を積んだラバが続々と通り過ぎます。ポーターに聞いたところ、2つの遠征隊がパイユからウルドゥカスを目指していると。キャンプ場が混雑しそうです。

 

氷河の水を飲む、バルティ族のポーターさん。

 

ウルドゥカスが近づくと緑が増え、高山植物の花が咲いていました。これ以降のキャンプはすべて氷河上になるため、荷を運ぶ動物たちにとってフレッシュな草が食べられるのはここが最後です。

 

それにしてもキャンプ地とその上の動物たちが放牧されている付近は花が沢山咲いていました。

 

7月上旬まで花が見られるとのこと。花だけでなく、野鳥も一番多くの種類がいられました。

 

キバシガラス yellow-billed Chough、Pyrrhocorax graculus。雑食でキャンプ場の周りで人間が出発するのを待っています。

 

ベニハシガラス Red-billed Cough、 Pyrrhocorax pyrrhocorax。木の実や昆虫などを採餌しますが、ここでは雑食のキバシガラスと一緒に残飯を狙っていました。こんなに厳しい環境下ですから何でもご馳走です。バルトロ氷河トレッキング中は、キバシガラスの方が多く、ベニハシガラスの方が稀です

 

上記2つのカラス科の野鳥に加え、ワタリガラスの姿も。この地域のワタリガラスは亜種C. c. tibetanus(英名でTibetan ravenと呼ばれることも)で、ワタリガラスの中で一番大きくゴージャスです。このキャンプ地以降、コンコルディアまでいずれのキャンプ地でもこの3種のカラスの仲間を見ることになります。

 

撮影できてうれしかったのが、このムネアカマシコ Red-fronted Rose finch、Carpodacus puniceus。分布図によるとチベット高原周辺の高山に生息している鳥です。

 

我々がキャンプ地に到着したときは自分達だけでしたが、そのあと続々と2隊が到着。

 

夕方までにキャンプ場はとても賑やかになりました。ウルドゥカスのキャンプ地の問題は常設トイレが非常に遠いこと。欧米人はともかく、トイレの近い日本人にはつらいものです(うまくいくと、管理人にお願いしてMyトイレテントを建ててもらえます)。我々は1泊でしたが、パイユから1日でウルドゥカスまで来るグループは2泊してまる1日休養をとったりする場所です。

 

この日、渡したちが連れてきたヤギが解体され、我々には「レバーの炭火焼」が提供され、スタッフは腸を使った煮込み料理を楽しみました。このヤギの肉は最終日まで私たちの糧となりました。ちなみに登頂隊のグループはヤクやゾ(ヤクと牛の交雑種)を連れていました。

 

夕食前のキャンプ場からの景色。バルトロ氷河とその向こうにトランゴキャッスル(Trango Catsle)とウリビアホ(Uri Biaho)。

 

日が落ちたウルドゥカスのキャンプ場西側。背後にウルドゥカスピークス(Urdukas Peaks)の一部が顔を出し、間もなくここから月が上がりました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Trek date : early JUN, 2022

 

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K2・バルトロ氷河トレッキング 2022 (vol.2) パイユからコボルツェへ

本日はパイユからコボルツェへの行程です。バルトロ氷河のルートは氷河が動いたり崩れたりするため毎年、いやその時によってルートが変わり距離も変動します。今年は氷河の真ん中付近を進み、リリゴ(Liligo)キャプ手前でモレーンに上がりました。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

距離にして15キロ、標高3,420mのパイユ(Paiju)から3,834mのコボルツェ(Khoburtse)までの行程で、我々には無理のない行程でしたが、欧米の多くのトレッカーは一気にウルドゥカス(Urdukas)を目指します。

 

パイユのキャンプ地から北側のブラルドゥ川の川岸を4kmほど歩いたところからバルトロ氷河に上がります。

 

ブラルドゥ渓谷(Braldu valley)を作り出す、バルトロ氷河から流れ出す水。

 

背景にトランゴタワーズ(Trango Towers)。

 

バルトロ氷河上から見たグレートトランゴタワー(Great Trango Tower)、6,286m。トランゴタワーズは世界有数の大岩崖を擁することで知られています。

 

休憩タイム。

 

リリゴ(Liligo)を越えてからの景色。バルトロ氷河の向こうにバルトロカテードラル(Baltoro Cathedral)とロブサンスパイア(Lobsang Spire)。

 

到着したコボルツェ(Khoburtse)のキャンプ地。パイユやウルドゥカスに比べ小さなキャンプ地です。今晩も貸し切りでした。

 

我々のキッチン。トレッキング中の夕食は毎日18時30分頃と早めです。

 

夕食も済み、日が暮れたコボルツェのキャンプ地。ポーターさんたちの天幕に明かりが灯りました。そして山も晴れてきました。

 

左がパイユピーク(Paiju Peak)、右(手前)がウリビアホ (Uli Biaho)。

 

コボルツェのキャンプ場はトランゴキャッスル (右手)(Trango castle)がの目の前です。

 

今日も、静かな夜を迎えることができました。

 

Text & Photo : Mariko SAWADA

Trek Date : Early JUN, 2022

*The altitudes and distances traveled from site to site that are listed, are based on our own measurements and GPS equipment. Please note that these may differ from other reference materials.

 

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K2・バルトロ氷河トレッキング 2022(vol.1) スカルドゥからパイユへ

西遊旅行としてはパンデミック後の最初のバルトロ氷河トレックとなった2022年6月の記録です。2019年のツアー以降、大きく変わったのはジープ道。アスコーレ(Askole)までだったジープ道はジョラ(Jhola)とスカムツォク(Skam Tsok)の間まで伸びていました。現在も断続的に工事が行われています。大きなグループはジョラのキャンプ地を利用していますが、小さなグループは道中のブラルドゥ川の河原でもキャンプが可能です。(注:パキスタンで言う「ジープ道」とは地元でTOYOTA JEEPと呼ばれている車種なら通れるレベルの、かなりラフな道のことです。)

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

今年のバルトロの大きな特徴は、3年間待った「登頂隊」がたくさんやってくること、でしょうか。バルトロエリアはインド国境に近いため、パキスタンへ入国のために必要な査証も、申請時から「トレッキング」または「登山」の査証を取得する必要があり、この査証に紐づいてスカルドゥでグループの許可申請を出し、認可後に出発することとなります。今年のシーズン最初はこの「トレッキング」「登山」査証の申請が急激に増えたため、取得にかなりの時間を要しました。バルトロエリアのトレッキングを計画の方は45日前には申請できるように準備しましょう。

 

最初のキャンプ地へと向かう我々のポーターさんたちを載せた車。6月は登頂隊の荷揚げが集中するため、ポーターさんもラバ(馬・ロバも)大忙しです。

 

シガール渓谷を走行中に、ドライバーさんの暮らす村ハイデラバード(Hyderabad)を通過。ドライバーさんの奥さんが収穫したての「桑の実」を持ってきてくれました。

 

信じられないくらい甘かった「桑の実」。

 

以前の車道最終地点のアスコーレ村(Askole)付近です。アスコーレはバルトロ氷河トレッキングのポーター/荷揚げなどで賑わうほか、宝石の採掘でも有名です。この写真の岩に空いている穴は宝石の採掘抗で、この時も大規模に作業が行われていました。

 

アスコーレから先は、今回初めて通るジープ道です。バルトロ氷河から始まるブラルドゥ 川(Braldu river)に沿って進みます。途中、かなり絶壁アップダウンも。

 

ジョラ(Jhola)に新しい橋ができており、そこを渡ってしばらく進むと現在も工事が行われている地点へ到着です。ここから少し歩いた河原で今晩はキャンプです。

 

翌日はブラルドゥ川 沿いに歩きます。スカムツォク(Skam Tsok)のキャンプ地を通過。

 

前方に、バルトロ氷河、雲の隙間にトランゴタワーズ( Trango Towers )の一部、バルトロカテードラル(Baltoro Cathedral)、そしてパイユ(Paiju)のキャンプ地が見えてきました。

 

パイユは水が豊富で緑の中のキャンプ地です。まだシーズン始まったばかりで往路の宿泊は貸し切りスティでした。

 

パイユではポーターさんたちがバルティ族のパン作りをしていました。明日からの氷河上トレッキングに持っていくパンです。

 

焼きあがったパン。

 

こちらは食事中のラバ。以前は家畜はほどんど使用されていませんでしたが、今はラバが主流で馬とロバも使われます。

 

明日からの氷河に備えて蹄鉄もを新しく。シーズンが始まった、という感じです。

 

パイユのキャンプ地から望むバルトロ氷河沿いの山、左がトランゴタワーズ(Trango Towes)の一部、真ん中がバルトロカテードラル(Baltoro Cathedral)、その右横がロブサンスパイア(Lobsang Spire)。

私たちしかいないパイユの夜は大変静かでした。

 

Text & photo : Mariko SAWADA

Trek Date : Early JUN 2022

追記:2022年7月初旬にアスコーレの先4km付近の橋が洪水により流されてしまい、それ以降はアスコーレからのトレッキングとなっています。

 

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