絶景!バロチスタンツアーVlog

2022~23年の冬シーズンはこれまでになく多くのお客様をバロチスタンへご案内することができました。2018年から苦労して開発してきたバロチスタン。外国人の入れる場所は限られていますが、一歩幹線道路から入ると絶景が広がっています。

2023年1月のツアーのツアーリーダー、 Kamitani Teppeiさんよりドローン映像をまとめたツアーのVlogが届きました。本格的な絶景動画です!

 

 

Videography by Teppei Kamitani

Visit :Jan 2023, Makran Coast, Balochistan

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誰がアイベックスの死骸にやってきたのか?

冬の上部フンザの山で見つけたヒマラヤアイベックスの死骸。ユキヒョウに襲われたもので、すで数日が経過しているものでした。5日間のカメラトラップに映し出されたカラコルムの野生動物の姿をまとめました。

 

Who came on Carcass of Ibex?

 

現れた野生動物:ユキヒョウ、キバシガラス、ベニハシガラス(ビデオには映っていませんが)、アカギツネ、ワタリガラス、ヒゲワシ

 

狩りから数日(おそらく一週間くらい)経っていると聞いていたアイベックスの遺骸はまだ肉が残っていました。狩りの際に川に転落したものをユキヒョウが引き上げたもので、カチカチに凍ってしまったようです(気温はマイナス20度)。映像の中でもユキヒョウは確認してまわっており、食べてはいません。狩りをした個体と異なる個体かもしれません。

 

カメラトラップとしてはうれしい、しっぽまで全身が入った写真。時間は18時08分で暗くなってからすぐに現れました。

 

夜も日中もアカギツネがやってきて食べていました。毛並みの感じから2個体は来ていたようです。

 

 

うれしかったのはヒゲワシが写っていたこと。ワタリガラスと一緒にアイベックスに乗っていて、すぐに飛び立ちました。

一頭のアイベックスが、いろんな動物の糧となっていく、自然の営みに感動です。

 

Image & text : Mariko SAWADA

Ovservation : Jan 2023, Gojar, Gilgit-Baltistan

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インダスハイウェイ、シンド州最深部の旅

まずは6~8月にかけての集中豪雨により洪水災害が発生し、被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。一部地域では復旧作業も進み、シンド州・バロチスタン州への旅行手配をさせていただいておりますが、水浸しになった畑などこれまでと違う光景を目の当たりにしました。

ハイデラバードから北上するNational Highway 55 (N-55)、通称インダスハイウェイはインダス川の西岸を貫く、西シンドのライフライン。秋の収穫の季節にはたくさんの穀物、もみ殻を積んだトラックが見られます。

今年は夏の災害のため道路の両サイドがまだ水浸しの場所もあり、収穫はおろか水が引くのをひたすら待っている場所もたくさんありました。

 

畑が水浸しで湖のようになった場所もありました。家を失いキャンプ生活をしている人々の姿をたくさん見ました。

 

水が溜まっている畑もあれば、収穫をしている畑も。11月は米の収穫の季節です。

 

いつもなら普通の光景が、本当にありがたく、美しく思いました。

 

道路沿いに積まれたもみ殻をトラックに移し替えている作業をしていました。木の棒で支えをつくって、あの巨大なバルーンのようなトラックの荷物ができあがるんですね。

 

薪を運ぶラクダがやってきました。インダスハイウェイ沿いの集積場所に村から運ばれてきます。

 

シンド州の村では薪は重要な燃料です。

 

手作りのベルにタカラガイの装飾。とても伝統的な装飾で飾られた、大事にされているラクダです。

 

インダスハイウェイ沿いのレストランで昼食をとっていたら、隣のホールで行われていた結婚式に呼ばれました。お札で飾った「結婚祝い」、次々と新郎の首にかけられていきます。

いつもと違う風景のインダスハイウェイの旅、もうすぐ東の道へ入りモヘンジョダロです。モヘンジョダロへの道中も水没している畑がたくさんありました。早く水が引くことを祈ります。

 

Photo & text  : Mariko SAWADA

Visit : Nov 2022, Indus Highway, Sindh

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ヒゲワシ Lammergeier (クンジュラブ国立公園)

クンジュラブ国立公園のヒゲワシです。英名はBearded Vulture で、そのまんま「髭のあるハゲワシ」。

ヒゲワシ(Gypaetus barbatus)は、ラマガイエ(lammergeier)とも呼ばれ、大型の猛禽類で、この種だけでヒゲワシ Gypaetus属を形成しており、最も近縁のエジプトハゲワシ Egyptian vulture(Neophron percnopterus)、ヤシハゲワシPalm-nut vulture(Gypohierax angolensis)とともに、ハゲワシ亜科の小系統を形成しています。猛禽類の中では珍しく尾が菱形をしています。

 

このヒゲワシ、食べているのは死肉で、主に骨と骨髄です。小さい骨はそのまま飲み込んで強力な胃液で消化します。大きな骨は上空から落として飲み込みやすいサイズにします。

ユキヒョウを探していた時、クンジュラブ峠(4,600m付近)でヒゲワシが骨を落としている光景を見ました。遠いのでわかりにくいかもしれませんが、映像を撮ってみました↓↓↓↓

 

ヒゲワシが骨を落として割る Bone crasher!

 

ヒゲワシは全長115cm、羽を広げると3m近くもある大きな鳥です。時々真上を飛翔してくれるとその大きさに圧倒されます。

 

クンジュラブ川の崖に降りてくるヒゲワシ。

 

クンジュラブ川の河原にアイベックスの死骸を見つけてそばの岩にとまっていたヒゲワシ。羽を傷める危険があるため狭い河原には入っていけず、もどかしい思いでこのアイベックスの死骸を見ていたことでしょう。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation :Spring 2022, Khunjerab National Park

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コンコルディア360度! CONCORDIA 360 DEGREE

6月半ば、本当に雲一つない、クリスタルクリアーな朝を迎えたコンコルディア滞在。手動パーンでガタついた映像ですが、コンコルディアからの360度の映像をまとめてみました。

CONCORDIA 360 DEGREE

 

Image by Mariko SAWADA

A big thank you to the the whole Baltoro Glacier trekking team for working with us!

 

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K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

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K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

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Our Baltoro Trek in 1 min !

2022年6月、パンデミック後初めて実施したバルトロ氷河トレッキングの映像をスタッフ中心の映像でまとめました!今シーズン何度もコンコルディアを往復したガイド、キッチンスタッフ、サーダー、ポーターさんたち、お疲れさまでした!

 

Our Baltoro Trek in 1 min

 

 

Image by  Mariko SAWADA

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ユキヒョウ、狩りの後

ユキヒョウの鳴き声を聞きその姿を探していたガイドが戻ってきて、「おめでとう」と。彼が双眼鏡を向けた方向に見たものは、仕留めたばかりのアイベックスと片目を傷めたユキヒョウの姿。息を飲む瞬間でした。

 

youtubeの動画「ユキヒョウ Injured Snow leopard, after the hunt」

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アイベックスの頭が割れている様子や切り立った崖の下にいたことから、かなりの高さからアイベックスとユキヒョウが落ちたことが想像されます。そこからこの岩のくぼみまでアイベックスを運んできたユキヒョウ。引きずった跡が残っていました。

 

片目が腫れていて、動きが非常に不自由な様子でした。ユキヒョウもこの狩りで大きなけがを負ったようです。ガイドが、このユキヒョウは死んでしまうのではないか、と心配し始めました。骨が折れている可能性があり、もう次の狩りができないのでは、と。

厳しい肉食獣の野生の現場を目の当たりにした瞬間でした。

 

それでも寝ている姿は猫らしい表情を見せてくれたりもしました。

 

狩りで疲れている+お腹いっぱい=爆睡です。

 

私たちのことはお構いなく、寝ています。

 

スコープでも観察。この春にHobby’s Worldさんで購入したばかりのKowa(TSN-663)のスコープにiphoneをつけて撮影しました。

 

肉球が・・・。

 

大きな猫です。

 

ドキッとする、ユキヒョウの灰色グレーの目。

この後、ユキヒョウは一度起き上がると穴の奥のほうへと行ってしまいました。歩くこともままならない傷ついたユキヒョウの姿に動揺しました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation :Apr 2022, KVO area, Gilgit-Baltistan, Pakistan

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K2・バルトロ氷河トレッキング2022 (vol.5) ゴレⅡからコンコルディアへ

いよいよコンコルディアを目指す日です。ゴレⅡの氷河上のキャンプは寒く(6月ですもんね)、早々の支度をして出発。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

ゴレⅡ(4,271m)からコンコルディアモールド(4,393m) まで6kmほど歩き軽食、そこからコンコルディアのキャンプ (4,596m)まで7.5Kmを歩きました。コンコルディアの山がどんどん近づくのでテンション上がるトレッキングです。

 

ゴレⅡのキャンプの朝です。今日は曇りがちな日になりそうですが、天気予報ではコンコルディア滞在のまる2日は晴れそうなので期待したいところです。それにしても、雲の合間から朝日を浴びて浮かび上がるマッシャーブルムは格別でした。

 

ポーターさんたちが急いでいます。コンコルディアまでの契約のポーターさん&ラバたちはさっさと荷物を上げて降りてくる予定です。氷河の上は家畜にとっても厳しい環境、むやみに滞在させる場所ではありません。

 

ポーターさんの吐く息が白いです。

 

マッシャーブルムを後にし、出発です。

 

私たちの荷物を載せた馬(この子はラバでなく馬)。今年、カーキグリーンのダッフルバックを西遊旅行とIndus Caravanのロゴを入れて新調したばかりです。

 

コンコルディアモールドと呼ばれる場所で軽食。

 

このあたりからは北に中国との国境にある山、ムスターグタワーMuztagh Tower(7,273m)が見えます。「ムスターグ」という名をこの地域でよく聞きますが、トュルク系諸民族の言葉で「氷雪の山」という意味を持ちます。

 

進行方向のガッシャーブルム山群が近づいてきました。

 

コンコルディア到着前のガッシャーブルム山群の景色。

 

ゴミだらけのパキスタン軍のキャンプ、CNKP(Central Karakoram National Park)のキャンプ場を越え、ようやく私たちのキャンプへ到着です。3連泊になるのでようやくゆっくりできます。

 

ミトレピーク Mitre Peak(6,010m)を背景に、キッチンテントとダイニングテント。この日は夜から雪が降り始めました。

 

夜、積雪が収まった時に撮影した一枚。ブロードピークBroad Peak (8,051m)、K2(8,611m)は雲に包まれ、地面に雪。明日の朝が楽しみです。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Trek date : Mid -JUN 2022

※各キャンプ地の高度・移動距離は自身の一般的なGPSでの計測によるものを使用しています。既存の本やサイトと誤差がありますので予めご了承ください。

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K2・バルトロ氷河トレッキング2022 (vol.4) ウルドゥカスからゴレⅡへ

いよいよバルトロ氷河上でのキャンプが始まります。今日も短い目の行程で、ウルドゥカス(4,061m)からゴレⅠ(4,185m)まで歩きランチ、その後ゴレⅡ(4,271m)へと進めます。ウルドゥカスを出てすぐにバルトロ氷河に入りアップダウンを繰り返します。

ゴレⅠからゴレⅡの間の5キロの行程は南にマッシャーブルム(K1、7,821m)の正面(東)にGⅣ(7,925m)、北にムスターグタワー(7,273m)といよいよ高峰群の写真を撮影しながらのトレッキング。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

朝のウルドゥカスのキャンプからの景色です。パイユピークからビアレまでこれまで見たバルトロ氷河の北にある高峰群のおさらいです。

 

早朝から続々と遠征隊と私たちのポーターが出発します。私たちはゴレⅡまでの行程ですが、遠征隊はここから一気にコンコルディアかベースキャンプへ。荷揚げのみのポーターたちにとってはさっさと運び上げて戻って次の仕事を取りたいところです。

 

バルトロ氷河上をキャラバンをなしてコンコルディアを目指すラバやポーターさんたち。

 

登りで座りやすい岩があるところで休憩。

 

氷河が溶け、崩れ、そのルートは刻々と変わっていきます。

 

氷河の切れ目に生じた川をいくつも越えていきます。

 

正面のGⅣがどんどん近くなってきました!

 

ゴレⅠ(4,185m)のランチの場所に到着です。ちょっと早すぎるランチだったのでゆっくり休憩。

 

お天気のいい日の氷河上ランチ、格別です。

 

昼食後の行程は、マシャーブルム<K1>の展望尽くし。

 

バルトロ氷河上から見たマッシャーブルム。標高は7,821mと世界22位で、パキスタン国内では11位の高さの山です。マッシャーブルムはバルトロ氷河からだけでなく、南側のフーシェ谷から簡単なハイキングで展望することもできます。

 

マッシャーブルムのピーク<7,821m>。1856年、イギリス軍のカラコルム山脈測量によりカラコルムの1号峰として”K1”と名付けられました。

 

マッシャーブルムを南に臨みながら氷河を進み、間もなく本日のキャンプ地ゴレⅡ(4,271m)です。

 

ゴレⅡのキャンプ地からも「たっぷりマッシャーブルム」でした。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Trek Date : Early of JUN, 2022

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K2・バルトロ氷河トレッキング2022 (vol.3) コボルツェからウルドゥカスへ

コボルツェ(3,834m) からウルドゥカス(4,061m)のキャンプへと移動するおよそ7kmと短い行程の一日です。途中、ウルドゥカスピークス(Urdukas Peaks)から発する氷河を2つ渡り、ついに今晩から4,000m以上でのキャンプです。

 

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.01 スカルドゥからパイユへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.02 パイユからコボルツェへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.03 コボルツェからウルドゥカスへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.04 ウルドゥカスからゴレⅡへ

K2・バルトロ氷河トレッキング vol.05  ゴレⅡからコンコルディアへ

コンコルディア滞在、K2、ブロードピーク、ガッシャーブルム山群、カラコルムの高峰群に囲まれて

 

コボルツェを出て間もなくウルドヵスピークスからの氷河を渡ります。足元は大きな岩ごろごろ。

 

遠征隊の荷物を積んだラバが続々と通り過ぎます。ポーターに聞いたところ、2つの遠征隊がパイユからウルドゥカスを目指していると。キャンプ場が混雑しそうです。

 

氷河の水を飲む、バルティ族のポーターさん。

 

ウルドゥカスが近づくと緑が増え、高山植物の花が咲いていました。これ以降のキャンプはすべて氷河上になるため、荷を運ぶ動物たちにとってフレッシュな草が食べられるのはここが最後です。

 

それにしてもキャンプ地とその上の動物たちが放牧されている付近は花が沢山咲いていました。

 

7月上旬まで花が見られるとのこと。花だけでなく、野鳥も一番多くの種類がいられました。

 

キバシガラス yellow-billed Chough、Pyrrhocorax graculus。雑食でキャンプ場の周りで人間が出発するのを待っています。

 

ベニハシガラス Red-billed Cough、 Pyrrhocorax pyrrhocorax。木の実や昆虫などを採餌しますが、ここでは雑食のキバシガラスと一緒に残飯を狙っていました。こんなに厳しい環境下ですから何でもご馳走です。バルトロ氷河トレッキング中は、キバシガラスの方が多く、ベニハシガラスの方が稀です

 

上記2つのカラス科の野鳥に加え、ワタリガラスの姿も。この地域のワタリガラスは亜種C. c. tibetanus(英名でTibetan ravenと呼ばれることも)で、ワタリガラスの中で一番大きくゴージャスです。このキャンプ地以降、コンコルディアまでいずれのキャンプ地でもこの3種のカラスの仲間を見ることになります。

 

撮影できてうれしかったのが、このムネアカマシコ Red-fronted Rose finch、Carpodacus puniceus。分布図によるとチベット高原周辺の高山に生息している鳥です。

 

我々がキャンプ地に到着したときは自分達だけでしたが、そのあと続々と2隊が到着。

 

夕方までにキャンプ場はとても賑やかになりました。ウルドゥカスのキャンプ地の問題は常設トイレが非常に遠いこと。欧米人はともかく、トイレの近い日本人にはつらいものです(うまくいくと、管理人にお願いしてMyトイレテントを建ててもらえます)。我々は1泊でしたが、パイユから1日でウルドゥカスまで来るグループは2泊してまる1日休養をとったりする場所です。

 

この日、渡したちが連れてきたヤギが解体され、我々には「レバーの炭火焼」が提供され、スタッフは腸を使った煮込み料理を楽しみました。このヤギの肉は最終日まで私たちの糧となりました。ちなみに登頂隊のグループはヤクやゾ(ヤクと牛の交雑種)を連れていました。

 

夕食前のキャンプ場からの景色。バルトロ氷河とその向こうにトランゴキャッスル(Trango Catsle)とウリビアホ(Uri Biaho)。

 

日が落ちたウルドゥカスのキャンプ場西側。背後にウルドゥカスピークス(Urdukas Peaks)の一部が顔を出し、間もなくここから月が上がりました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Trek date : early JUN, 2022

 

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