フーシェ側からゴンドゴロ・ラ、現れたK2

ずいぶん前の記録ですが、雪が多かった年の6月にフーシェ側からゴンドゴロ・ラへ登りました。フーシェ側の急斜面を雪が舞い散る中ひたすら登り続け、さらには「きっと上がっても景色は見えないのだろう」と、期待しないよう自分に言い聞かせていました。

上がったゴンドゴロ・ラの上、やはり雲の中でした。明るくなると下山時の雪崩が心配されるため、あまりゆっくりもできません。そして間もなく・・・

アリキャンプ側を見に行くスタッフの前方の雲が切れ、K2が現れました。

ゴンドゴロ・ラから見るK2。本当にわずかな時間、「宇宙」を感じる景色でした。

登山中にカメラの設定も狂っていて色のおかしな写真になってしまいましたが、この数分の景色にすべてが報われました。

ゴンドゴロ・ラから見たアリキャンプサイド。

こちらはフーシェ側の下りです。このあとは一気に下山してフスパンのキャンプを目指しました。キャンプではコックさんが「天ぷら」を用意してくれていました。疲れた体にはヘビーでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Visit : Jun 2010, Gondogolo-la, Hushe Valley, Gilgit -Baltistan

 

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デオサイ高原から望むナンガ・パルバット (8,126m)

世界第9位峰、ナンガパルバットNanga Parbat。多くの遭難者を出していることから「人食い山」とも呼ばれている山です。

そのナンガパルバットの雄姿を展望できる場所としてフェアリーメドゥ、標高差4,500mのヒマラヤ最大の氷壁ルパール壁を望むヘルリヒコッファーベースキャンプが有名ですが、晴れた日のデオサイ高原からのナンガパルバットも見事なものです。

 

チラム Chilamのチェックポストから標高を上げ、デオサイ高原に到着した付近で見えるナンガパルバット。

 

車道から見えるナンガパルバットです。

 

そして、チラム側からデオサイ高原に入るとすぐに美しい水を湛えたシェオサル湖Sheosar Lake (標高4,140m)が。ここからは天空の湖を背景にナンガパルバットが聳えます。

 

シェオサル湖からさらにカラパニへ。川が流れるデオサイ高原から見たナンガパルバット。

訪れたのは10月上旬、氷点下まで気温が下がるキャンプ泊でしたが秋晴れの好天に恵まれ美しいナンガパルバットを望むことができました。

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Visit  : Oct 2015,  Deosai Plateau, Gilgit-Baltistan

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