久しぶりに「ユキヒョウのローリー」を訪れました。最初に見たのは2015年、国境の町スストのKVOチェックポストの檻で、人に育てられて3年目を迎えていました。その後、パキスタン軍の施設のあるナルタル谷へ移動。
もう10歳を超えているのではないでしょうか。
藪の中から様子をうかがうローリーの姿。素敵です。が、どうも野生個体より<太り気味>です。
柵から離れて自然な写真が撮れるポジションに移動するのを待ちました。お気に入りの場所に座るローリー。訪れた日は、地元のカメラマンさんが来ていました。
ここがローリーのお気に入りの場所の一つ。
あ、動きそう!
移動する瞬間にはシャッター音が響きます。
ユキヒョウの長く、大きな尻尾。この尻尾は急斜面や崖での狩りの際にバランスを取るのに役立ちます。
ユキヒョウの足の裏、毛で覆われていて寒さを防ぎ、接地面積が大きく雪面でも歩きやすくなっています。
後ろ姿も素敵です、耳、うなじ。野生個体だとこういう風に細部を観察できません。この日のローリーは大変協力的で、滞在時間2時間30分ほどの間、いろんな「お気に入りの場所」をめぐり最後にはすぐそばに座ってくれました。
ものすごく近く(毛が触れるくらいの距離)にいるローリー。唸る音が聞こえます。
飼育個体ですが、ユキヒョウが大好きな人にとって、これだけの近さで、好きなだけ観察できる、おもしろい場所だと再認識しました。
Photo & Text : Mariko SAWADA
Observation : Jan 2023, Naltar Valley, Gilgit-Baltistan
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