バロチスタン、ヒンゴル国立公園のチャンドラグプ泥火山です。
泥火山(でいかざん)とは地下深くの泥が地下水・ガスとともに地表に噴出し堆積したものです。「火山」とついていますが火山活動と必ずしも関係があるわけではありません。バロチスタンの沿岸部はアラビアプレートがユーラシアプレートに沈み込みんでいます。多くの場合、こういう場所では火山活動が活発なのですが、バロチスタンの場合は泥やガスが噴き出す「泥火山地帯」が出現しました。
チャンドラグプ泥火山は3つあり、資料によっては「チャンドラグプ1」、「チャンドラグプ2」、「チャンドラグプ3」と記述があるのですが、一番高いヒンドゥの巡礼地になっている泥火山が「チャンドラグプ1」というのは確かなようですが、残りの2つについてはどちらが2か3かわかりません。高い順番かな、と勝手に解釈しています。
2番目に高い泥火山、「チャンドラグプ2」のクレーターです。前シーズンは活動がなく乾いていましたが、今年は泥が噴き出てクレーターにたまり始めていました。
「チャンドラグプ2」は傾斜が緩やかな泥火山で、泥の流れが作り出した景観が大変美しい泥火山です。
真上から見た「チャンドラグプ泥火山2」。泥の作り出した造形美。
「チャンドラグプ泥火山2」から望む夕日と、「チャンドラグプ泥火山1」。美しい夕焼けに恵まれた日でした。
Photo & Text : Mariko SAWADA *一部の写真はドローン撮影です。
Special Thanks :Yoko Kadonaga for photograph from Crater edge
Visit : Nov 2019, Chandragup Mud Volcano、Hingol National Park , Makran Coast, Balochistan
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