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シムシャール村の伝統のひとつ、クッチKUCH
クッチとは家畜を連れての大移動のことで、牧草地を求めて夏にシムシャル・パミールに行った家畜たちが一斉に戻ってくるのが”秋のクッチ”。10月、パミールから戻る”秋のクッチ”を出迎えたいと思い、シムシャール村へ向かいました。
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シムシャール・パミールへの旅の準備
朝、荷物を運ぶヤクたちが集まってきました。シムシャール・パミールへの道は険しく、これまで2度訪問しましたが、その度に疲れてはヤクの背に乗ることを覚え、乗り心地がいいようにカスタマイズしてきました。
何よりも動物が好きな人にとってはヤクと一緒に入れること自体、大変うれしいものです。
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こちらは「人を乗せられるヤク」。鞍をつけてマットを引いて、カスタマイズされていきます。
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シムシャール村を出発
シムシャール村を出発すると最初にシムシャール川を渡らなくてはなりません。つり橋を渡れるヤクもいますが、ほとんどは川を歩いて渡ります。
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シムシャール川を渡るヤク。
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ガーレサール Ghare sar の登りです。シムシャール川によって削られた雄大な谷の景色が広がります。
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本日のキャンプ地パスフルズィーン Past Furzeenに到着。荷を運ぶヤクさんもおつかれさまです!
Photo & Text : Mariko SAWADA
Visit : Oct 2014, Shimshal, Gilgit-Baltistan