ツアー実施日 2020/1/28-30
今回は信州の冬の景色を巡るツアーでした。暖冬の今冬ですが、それでも2標高の高い横手山はどっぷり深い雪。3日目の戸隠高原でも雪の景色を身体で堪能することができました。
旅はJR長野駅から始まりました。まずは信州の小京都、小布施に立ち寄り「栗おこわ」をご馳走になり、古い街並みを歩きました。そしてさっそく地獄谷の猿公苑へ。とにかく外国人に人気の場所で、ひっきりなしに世界中からのツーリストがスノーモンキーに会いに来ています。
ここではお昼の餌の時間に合わせて訪問。温泉のまわりに猿たちもいますが、人間のほうがよほど多いようでした。暖かい日でもあったので、なかなか温泉に入ってくれません。イメージとしては雪の中、温泉に浸かってほっこりしている猿を見たかったのですが。。。
地獄谷からどんどん標高をあげると志賀高原エリアです。雪上車の時刻にあわせてスキー場の広がる志賀高原を抜けていきます。南極を走るような雪上車で横手山の山上にある「雲の上のパン屋さん」として知られる横手山ヒュッテに向かいました。
2300mを超える横手山は豪雪で信州の中でも多くの樹氷が見られることで知られています。その白一色の中でのスノーシュー体験はみなさん、大変面白かったようです。スノーシューを履けば自由に雪の上を歩くことができます。一度、この経験をするときっとまたスノーシュー遊びをしたくなることでしょう。
長野駅に戻る途中、桜でも知られている高山村の知られざる「雷滝」にも立ち寄り三脚をもって撮影しました。滝の上部の裏側にまわりこみ、滝をぐるりと回って滝壺までさがる、ほかでは見られないような面白い滝です。ここでもじっくり撮影をして楽しみました。
3日目は戸隠高原へ。戸隠といえば奥社の随神門と圧倒的な巨大な杉が立ち並ぶ戸隠奥社の景色でしょう。ここでもゆっくりと時間をかけて撮影も楽しみました。さらに高妻山の登山口にあたる戸隠牧場の雪原をあるき、巨樹をめぐりました。まったく踏み跡のない雪原をズボズボ歩いて被写体探し。自分だけの作品が撮れたでしょうか。
そうして3日間の冬の信州の旅が終わりました。今回は撮影のツアーだけあって皆さん一眼レフを持って、自ら被写体を探し、動けるメンバーでした。絶景といわれるポイントや好天でなくても、フルに頭を使って自然風景を切り取ろうというみなさんにとても刺激をいただいたツアーでした。