■ツアー報告 京都一周トレイル

京北トレイルを終え、京都一周トレイルがスタート!外国人で溢れる中心地を外れ静かな京都郊外の里や山々を歩きます7日間。町も自然も楽しき京都。博物館や美術館も盛りだくさんでいろいろ行きたいけども、まずは歩きます。今日は伏見桃山から竹林や照葉樹林を抜けて伏見稲荷。どっと一気に人が増えるギャップが楽しい京都トレイルです。

ロングコースの一日は人で溢れる伏見稲荷から1号線を越え、清水山、将軍塚から蹴上。そして大文字山へ向かいました。長いロングコースでしたが、静かな山旅を楽しみました。

東山から比叡山へ。比叡山では雨やモヤの雰囲気を堪能。桜も残り、シャクナゲも咲き始め「山笑う」はなやかになる季節です。

一週間歩き通すロングトレイル。比叡山から大原、鞍馬貴船を越え高雄へ。高尾から嵐山へは渓流沿いのハイライトを歩き、ゴールは松尾山。1週間も歩けば、天候もさまざま。ところどころ展望が開け、自分たちが歩いてきた山並みが見られます。

京都では外国人旅行者もたくさん、喜んで楽しそうな彼らを見ると嬉しくなります。
新緑の中をすすむ、保津川下り
静かであまり訪ねることのない京都を知る旅でもあります。

■ツアー報告 京北 日本の原風景を歩く

ネパールから帰国し、4月京都の北、京北へ。片波川源流域伏状台杉群を歩きました。とっておきの巨樹の森です。屋久島や芦生の森のような原生林ではなく、人と関わりが深い巨樹の森。そして、はるか昔、平安京を支え作り上げた森でもあります。ネパールにはない、繊細で年月を重ねた自然が懐かしく愛おしい!

著名な黒田の百年桜もちょうど一気に咲き開いた今日でした。これから京北トレイル49km、京都一周トレイル84km


いたるところに桜も残っていて、なつかしいような景色が続きます。自転車でのんびり回るのもいいなぁ!

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【金沢北陸編】

京都から金沢北陸方面へ特急サンダーバードに乗り移動。あっという間に金沢に到着しました。鼓門が象徴的で空港のような巨大空間を持つ金沢駅です。ここでもたくさんの旅行者がいますが、外国人はとても少ない。そして京都的なものもすべてこじんまりと詰まっているという金沢。兼六園、古い街並み、城跡からさらに美術館、近江町市場など、歩くのが好きな人ならば、すべて歩いて回れる金沢です。

日没時間がはやいので、夕食前に散策することができた主計町茶屋町、そしてひがし茶屋町。人影もまばらで、三脚を使っての街並み撮影。お店も早くにしまっていますが、すっきりと雰囲気がありました。


商人の町と武家の町がお城を中心にくっくり住み分けされた加賀百万石の風情がそのまま残されています。
兼六園は早朝の入園は無料、しかも朝日も綺麗で人がいない。ゆっくりとじっくりと朝食前の散策を楽しみました。さすが日本随一の庭園でとてもきれいに管理されています。もう12月、冬支度も万全の兼六園でした。

兼六園から急ぎ足で白川郷、そして五箇山を見学。人もすくなくて、はやりここも冬支度で忙しそうでした。


やはりここには干し柿など古き良き日本の原風景がありました。


能登まで移動、能登の白米千枚田ではライトアップを楽しみました。今回は照らされた遊歩道も歩き三脚を使って撮影。とても楽しい時間でした。あまり寒くなくてよかった。


輪島といえば朝市。商売上手そうなおばあちゃんたちが元気にお店をだしています。


海岸線を走りながら金沢へ戻ります。急速に冬型に気象が変わり、冬の厳しい日本海を体感しました。飛ばされそうな雨風で写真どころではない天気でした。

そうして金沢駅に戻ってきました。金沢駅は世界でもっとも美しい駅に日本で唯一選ばれている駅なのです。

■ツアー報告 AUTUMN COLORS JAPAN【京都奈良編】

旅の舞台は古都、京都へ。平安から歴史が積み重なり、町そのものが博物館であり宝箱のような京都です。そりゃ、世界中の人々が魅了されるはずです。しかしだからこそ、人が多いのです。

今回は写真がテーマのツアーでもあるので、なんとかうまく、美しい京都を見ていただければとおもいました。まず外国人には圧倒的に知名度と人気のある伏見稲荷大社と嵐山の竹林を早朝に訪ねるという計画がポイントでもありました。

近年、私(上鶴)は京都トレイルや京北トレイル、芦生の森や乙訓トレイルなどで京都を訪ねる機会が大変多い。行くたびに新しい学びや発見もあり、京都に魅了されています。オーバーユースといわれる場所を訪ねている方々には京都には静かないいところや自然がたくさんありますよ!ということを大きな声でいいたくなりました!

早朝に訪ねた伏見稲荷大社。同様に人がいない時間を狙った方々がいましたが、ちょっと待てば誰もいない鳥居を撮影できました。どうも、ここに着物と番傘の女性に立ってもらい撮影したいようでしたね。実はここも京都トレイルの一部。この少し手前には伏見桃山からの美しい竹林があり、そこにも案内することができました。



嵐山の竹林もこの通り、人がほとんどおらずに歩きました。ちょうど、朝日が竹林に差し込んで美しく印象的でした。このまま朝の静かな天龍寺も参拝。


朝の嵐山は静かでした。本来はのんびりとしたいい場所なんでしょうけど、昼間は人が多すぎる場所でもあります。


蹴上から大文字山の方へすすむと日向大神宮があります。蹴上は今の京都にとっては欠かすことのできない疎水の重要な場所。そんな説明をしながら日向大神宮へ。さすがにここは人が少なく静かです。大文字山縦走からの下山口でもありますが、格式の高い凛とした空気の場所です。


蹴上から南禅寺へ。「そうだ京都、行こう。」の今年のポスターは南禅寺。そしてポスター通りの美しい紅葉最盛期でした。

京都1日目、夕刻の清水寺へ。圧倒的な建築の清水寺ですが、それどころではない感じでした。が、夕空は美しかったです。

夜は東寺のライトアップにもでかけました。最近の京都ではたくさんの場所でライトアップがあり、早朝参拝もあり、寝不足になります。そしてそのおかげで、夕方から夜もどこも人がいっぱいです。


龍安寺の石庭では静かに座って。説明は不要ですね。


宇治にも立ち寄り。宇治平等院はやっぱり抑えなくてはなりません。10円玉と一万円札の鳳凰もご紹介。お茶を飲みたかったですが、有名店はどこもいっぱいで入れる状況ではありませんでした。。。。


奈良では春日大社、奈良公園、そして東大寺と定番コースですが、京都と違い、広々していて、すこしほっとします。旅行者は多いですが、のんびりできる奈良でした。外国人の方は鹿に夢中です!

■ツアー報告 新緑の芦生の森、春日の森

新緑の関西屈指の二つの森をめぐるツアーでした。現地のネイチャーガイドがじっくりと森の成り立ち、貴重な森の生態について話をしてくれながら歩きます。驚いたのは芦生の森のネイチャーガイドさんのレベル高さでした。

また春日の原生林では、地元愛の強いボランティアガイドさんが同行で、春日の森だけでなく奈良についてじっくり話をしてくださいました。

とても素晴らしいツアーでしたので、急遽、11月紅葉シーズンにツアーを再設定しました。ご興味ある方、ぜひご参加ください。今後の山歩きや自然観察に大きな学びと刺激をいただけると思います。

11/5 原生林・芦生の森と春日山原始林を歩く


心配したヒルもあまりいない場所を歩いて、喰われることなく楽しく歩きました。いろんなお話はいくら時間があっても足りません。


雨のおかげで葉っぱがキラキラ


太陽に透かして美しい葉


たくさんの美しい樹々の花を見られました。

花真っ盛りの季節でした。


雨の後だからこその、キラキラした美しさを発見


アカハライモリ!


モリアオガエルにも遭遇


お世話になった芦生山の家。自然を愛する方々が運営しています。地鶏三昧の夕食も美味しかった!


京都の芦生の森から、奈良へ移動。春日大社の鎮守の森へ。手付かずの原生林が残っています。


年月が経っても変わらない森、流れ、木々がありました。


旅の最後は若草山へ。鹿がお出迎え、素晴らしい展望が待っていました。


■ツアー報告 京都一周トレイルと京北トレイル

三月末からのネパール内院トレッキングから引き続き、春の極上シーズン。近年、4月は京都でトレッキング三昧です。今年も京北トレイルから京都一周トレイルと11日間、しっかりと桜と新緑の京都を堪能しました。

まずは京都で最後に咲く京北、黒田の百年桜。開花もバッチリでトレイルに花を添えてくれました。京北トレイルは京都一周トレイルに続く、サブコースで静かな田園地帯をぐるりと回る約50kmのコースです。ツアーは4日間。

そして京都一周トレイルは83km、ツアーは7日間。いづれもホテルに連泊して、日帰り装備で毎日歩きました。皆様、この春にしっかり歩いて、毎日、大浴場で疲れをとりつつ、歩き続けました。これは今年の夏に向けての身体作りには最高で、自身の体力への自信につながる山行となりました。新緑の美しい季節のトレイル歩き、山歩きするにも最適なシーズンでした。雨にもほぼ合わずに、歩くことができました。


満開のタイミングで訪ねることができた京北、黒田の百年桜。


京北エリアは元々京都寺社の材木を供給する大切な土地で、元々この川を筏を使い、木々を搬出していました。のんびりした田園風景が魅力の京北トレイルです。


京北トレイルの展望地、伸びやかな山並みが日本海沿岸まで続きます。


あまり訪ねる人も少ない伏見桃山城ですが、美しいお城です。


若草トレイル周辺には多くの竹林があり、たけのこ採りのシーズンでした。


人気の伏見稲荷神社。コロナ前のように外国人旅行者は京都に戻ってきました。京都は外国人だらけです。


比叡山では比叡山にふさわしいガスのかかった杉林を歩くことができました。幻想的な雰囲気の中、修験者を思いながら歩きました。


コースのハイライトでもある清滝川の渓谷歩き。いい天気で、清々しいウォーキングを堪能。


嵐山の竹林も多くの人で溢れかえっていました。やはり美しい景色の場所で、外国人からすればとても珍しい美しい景色なのでしょう。ただ、人が多い!


松尾山の照葉樹林の森。お気に入りの森を今年も歩くことができました。


京都盆地をぐるりと回る京都一周トレイル。あんな遠くの山並みを歩いてここまでたどり着いた!達成感満載です。


トレイルの最後に出てくる「山の神さん」にお礼をしてトレッキングの日々も終了です。


多くの外国人が戻り、賑やかになってきました。外国人からすれば、日本は食は豊かで美味しく美しい、全てが清潔で、人々は親切。自然も豊かで歴史も深い。モノも安くて、日本は極上の国だろうなと改めて今回京都を歩いて感じました。私自身、ネパールから帰国したばかりだったので、本当にそう思います!

■ツアー報告 日本の原風景をサイクリング -琵琶湖と出雲-

秋の美しい日本を自転車で味わいました。春に続いて2本目の琵琶湖をめぐるサイクリング、そして出雲や宍道湖、境港を自転車で走ることができました。

西遊旅行のサイクリングはのんびりママチャリや折りたたみ自転車、坂があるコースでは電動自転車を使うこともあります。いづれにせよ、競走でもなく、のんびり近所に出掛けるようなノリで美しい景色をめぐり立ち止まり、お店に立ち寄り、風を感じて旅を楽しみます。


琵琶湖、近江をめぐるサイクリングでは美味しいランチが続きました。近江牛!をまずはご馳走になりました。

近江ちゃんぽん!醤油ベースの食べやすいご当地チャンポン


弁当では鯖寿司弁当、美味しかったなぁ!


話題の木之本宿場のサラダパン。おやつとしていただきました。


観光客もほとんど立ち寄ることのない、高島の乙女ヶ池からサイクリングはスタートしました。


一日目のゴールはマキノのメタセコイヤ並木でした。紅葉までもう少し。たくさんの観光客が訪れていました。


話題の近江八幡のラコーリナではあまりの人の多さに早々に退散しましたが、一度は見てみたい建築です。


彦根城もグルグルとお堀を巡りました。お城めぐりも自転車は最適です。


古い街並みや参道も自転車が楽しい。長浜の黒壁スクエアです。


海のように大きく美しい琵琶湖。琵琶湖から得られる豊かさは計り知れません。


琵琶湖に続いて、米子へ移動。米子では一日目、水木しげるロードのある境港から、なかなか尋ねることの少ない美保関へ。そして舞台を松江宍道湖、そして出雲のサイクリングでした。

一日のサイクリングを終え、皆で眺めた宍道湖の夕日は格別に美しかった。


えびす様の総本山でもある美保神社。なかなか訪ねることのない神社ですが、出雲大社とともに訪ねると、とても演技が良いらしい。青石畳通りも自転車で抜けます。昔はどれだけ栄えていたのだろうか。想像するだけでワクワクします。


もちろん、境港の市場では美味しい海の幸をご馳走になりました。


出雲宍道湖では片道は自転車をそのまま一畑電鉄に乗せて、片道を自転車で走りました。なかなか楽しい体験でした。


宍道湖畔はサイクリングロードで車を気にせずのんびりと走ることができました。


松江は水の都。自転車でめぐるにちょうどいい美しい街でした。

サイクリング中に立ち寄った出雲そばの名店「平和そば本店」いやぁ、改めて美味しい蕎麦を知りました。


出雲大社駅から再びサイクルトレイン。自転車そのまま改札を通過します。


電車を途中下車して木綿街道の雲州平田。おもがけず、美しくしっとりとした街並みで、自転車があるからこそ立ち寄ることができる場所でした。日本にはまだまだ知らない美しく美味しく、素晴らしい歴史が積み重なった場所があります。そんな場所をまだまだ旅したいなぁ!

京都のトレイルを歩く– 京都一周トレイル・京北トレイル・乙訓トレイル

京都のトレイルツアーが盛り上がっています!

・ぐるりと京都盆地を囲んで東山、北山、西山の山々が連なっています。その山々をつなぐトレイルが整備されている「京都一周トレイル」83.3km

・京都の北部、歴史の周山街道を中心として一周できる「京北トレイル」48.7km

・一周トレイルからさらに南に天王山、大山﨑まで伸びる「乙訓トレイル」34.8km


西遊旅行でもこの3つのコースを複数回実施することができました。それぞれ個性あるトレイルでこの3コースを完遂されたお客様もいらっしゃいます。とても嬉しいことです!!

京都一周トレイルは日が長い時期にしか設定できないですが、京北や乙訓は11月の秋のシーズンは歩きやすく、紅葉も美しく最高でした。

再び、2022年春、桜の時期にもこの3コース設定予定です。2022年の桜は京都で楽しみましょう。


京北トレイルのツアーでは1日目、現地ガイド同伴でしか入ることができない片波川流域伏条台杉群生地を訪ねました。狭いエリアに次々に出現する巨樹に驚きました。


京都トレイルには専用のマップとしっかりとした道標があり、迷いやすい場所にはこのように丁寧に表示されています。


京北の山々を見下ろす展望台。派手さはないものの、伸びやかで深い山々が広がります。


昔は筏で材木を運んでいた上桂川。夕刻の空が映り込み、印象的でした。


のんびり田舎道を歩く京北コース。


京都嵐山は京都トレイルの終着地であり、乙訓トレイルのスタート地点でもあります。喧騒の京都から一歩、山に入れば、静かで自然豊かな森が広がるのが京都のトレイルの魅力でもあります。


豊かな照葉樹林が広がる森。鎮守の森として伐採されずに残された森も多い。


一方、北山杉で知られる杉林も人に管理された美しい森。この杉が京都の寺社の建築や街並みに大きく貢献しました。


秋のトレイルは葉っぱも落ちて、サクサクトレイル。視界も効いて好天が続く秋の里山です。


京都北山エリアを西山エリアから望みます。角度を変えて、何度も京都盆地を拝みます。これまで歩いてきたコースを眺める。嬉しくなるトレイルです。

■ツアー報告 京都トレイルと雨の森

4月から設定されていた「ぐるっと京都一周トレイル83km完全踏破」3本のツアー全て催行され、参加者の方も存分に達成感を味わい無事に完歩されました。3本目のツアーは5月20日出発のもので、想定外に早い梅雨入りで心配しましたが、前半の2日間だけ雨に会い、残りの5日間はまだまだ爽やかな風の吹く気持ちいいトレッキングを楽しむことができました。


山歩き、森歩きにとって「いい天気」とはどんな天気でしょうか。もちろん、晴天もいいですが、今回、雨の2日目、コース中最も長い一日が雨でした。そして最も印象に残る美しい一日でもありました。

ツアー一日目は伏見稲荷の奥の里を歩きます。多くの竹林が点在しています。雨の中、薄い靄がかかる竹林は幻想的で物語の世界のようでした。

コース中、前半の東山トレイルには多くのシダが生えています。雨で濡れたシダの新芽が美しく、輝いています。

歩きながらよく観察すると植物には水滴が溜まり、雨だからこそ見られる小さな美しい世界がありました。

そして見上げると照葉樹林のスダジイなどの巨樹が枝葉を広げています。鎮守の森とも言える原始的な森が広がっているのも京都トレイルの大きな魅力の一つです。

足元には可愛らしい花びらが無数に広がっていました。

何気ない剥き出しになった木の根も濡れて迫力がましています。


特に森では雨の日だからこそ見られる美しい世界が広がっています。ゆっくりと自らも雨に濡れながらこんな世界を参加者の皆様と共有できると嬉しいなと思います。

■ツアー報告 京都トレイル一周7日間 – 夏山登山へのトレーニング山行を考える!

京都の盆地をぐるりとめぐる山旅「ぐるっと京都一周トレイル83km完全踏破」が無事に7日間歩ききり終了しました。毎日晴天で京都の街からちょっと外れるだけで、静かな森や里山、尾根道が続くトレイルを歩いていました。


ぐるっと京都一周トレイル83km完全踏破」4/29発、5/20発 ともに催行決定、空席あり。まだ間に合います!

今回のこの時期のコース、7日間歩くことによって、かなり夏山に向けての体が出来上がったように思います。そのことを書きましょう。


言ってみればプロ野球選手のキャンプのような身体作りが、夏山の縦走やロングトレイルを歩こうと思っている方には必要だということです。

山は行きたいと思う山に誰でも行けるわけではなく、自分の体力や登山経験などに相当した山行でなくては行けません。また登山は自分で歩くしかないので、バテるのも自分、痛い目に遭うのも自分。余裕を持って楽しめるのも自分です。せっかくの山行、楽しむために準備をしましょう!

なので、夏の縦走やロングトレイルに申し込み、参加を希望されている方は必ず、相応の準備をしなければなりません。


特に今年はコロナ禍で運動不足、山行も思うようにできていないかもしれません。そのままアルプスや数日にわたる山行に参加したらどうでしょう。バテてしまったり、場合によっては途中離断などもあり得ます。なので、ぜひ大きな山行前には別の山に何度か出向き、身体を作って欲しいのです。また梅雨に入ればトレーニングや山行も少しやりにくくなりますので、5月のうちに一気に「身体を作る」という感覚が必要なのです!


そこでおすすめしたいのが梅雨前の5月の京都トレイルのツアーです。7日間という長い日程ではあるものの

・毎日、日帰り登山を繰り返す(荷物が少なくて済む。また一日長くても6時間程度の登山)またホテルのベットで毎日、休養ができます。移動時間が短いのも京都らしい。

・毎日、大浴場(準天然光明石温泉)付きのホテルに泊まりリラックスできます。

・毎日、自分で昼食と夕食を体調に合わせて選んで食事ができる(山の栄養学もお教えします)

・日々の疲労を少しでも低減させながらも、確実に脚力や登山力がついていきます。


長い日程ながら身体への負担を少なくして、山行トレーニングとして山旅を楽しむことができます。もちろん、山旅としてもとても充実でいいコースなのですが、こういう視点でもおすすめしたいコースです。

ハイライトの一つ、大文字山。私たちが7日間かけて歩く山々を望むことができます。

新緑の美しい時期に京都の奥、豊かな自然の中を歩きます。

変化のある行程を楽しみます。

さまざまな寺社、史跡など歴史深い、京都ならではのトレイルを楽しみます。