2024年の春、新コースの四国を撮る!でした。四国の山や森、渓谷や美しい川、そして海まで様々な自然の被写体を撮影することができました。そして今回の裏テーマ、四国の素敵な一軒宿に泊まり、四国の食や文化も堪能することができました。
四国は松山から旅は始まりました。西日本最高峰の石鎚山です。石鎚山では天候はガスや雨でしたが、幻想的な巨樹の森やブナの森を撮影、なかなか出会えないシャッターチャンスの天候でした。写真撮影では雨ならではの美しい景色を楽しむことができます。

それでも一日目はアルペン的な容姿の石鎚山を拝みます。また桜も残っていました。緑と桜も美しい!
石鎚山から流れ込む面河渓ではいい天気で、美しい水の流れを撮影。雨の渓谷も晴れの渓谷も狙いを変えて撮影を楽しみます。




雨の一日は仁淀川の上流部で川の流れを撮影。しっとりとした渓谷をスローシャッターで撮影します。
仁淀川から四国カルストの山上ホテルへ向かいましたが、なかなかガスと雨が止みません。また好天の日に訪ねたいホテルと四国カルストでした。
高知といえば龍馬です。龍馬脱藩の道を通過。その中心的町の檮原にも立ち寄り、隈研吾建築もみましたよ。
檮原には神在居の千枚田もあります。散策しながら千枚田の撮影も
天気は回復傾向、水量の増えた四万十川、そして沈下橋もたくさん見ることができました。


水量の増えた迫力ある滑床渓谷でもじっくりと渓谷の撮影。丸一日でも足りないくらい、次々に美しい渓が現れます。
そして太平洋へ。足摺岬へ向かいます。大岐の浜はいつも美しい!サーファーが絵になります。
足摺岬は日本でも随一の照葉樹林が広がります。そんな森を歩きました。
巨樹も多く存在している保護林です。

足摺岬では午後と早朝にも撮影。ご来光は見られませんでしたが、スローシャッターで海の撮影にトライ!
お気に入りの竜串海岸も散策しながらの撮影です。
奇岩が続く海岸で、フォトジェニック!
旅の最後は高知、牧野富太郎の牧野植物園へ。時間が足りない!丸一日散策しても楽しく学べる牧野植物園です。偉大な尊敬する牧野富太郎を知ることができました。
一年で1週間だけ公開になるガンゼキランの最盛期にもあたり群落を見学することができました。
今回はお宿も素敵なお宿ばかりでした。また行きたい、次は連泊したい!そんなホテルばかりです。個人で旅行の際もぜひおすすめ。そして、別のツアーでもこのホテルを利用して企画を作りたいなぁと思います。
◉石鎚山シラサ峠の一軒宿「山荘しらさ」リノベーションされた広くてデザインされたロビーと美味しい洋食。グッズなども良いものたくさんでホスピタリティも素晴らしい。寝泊まりは4名泊まれるできたばかりのような綺麗なコテージ。目の前には石鎚山と夕日が見られ、反対側にはブナの巨樹の森が広がってます。石鎚縦走の起点にもなります。

◉四国カルスト天狗高原山上の「星ふるヴィレッジTENGU」やはりここも古い宿を完全リニューアル。まるで王ヶ頭ホテルのようです。星空やカルストの展望は最高でしょう。森林セラピーロードが隣接してあって、一日高原で過ごせます。ホテルの中に県境があります!

◉滑床渓谷入口「四万十源流、森の国。水際のロッジ」ログハウス風ロッジでイタリアンレストラン併設。部屋も調度品、飾ってある絵やソファ。すべて洒落てて気に入った。移住した若者たちが運営していて、都会的洗練さがありました。夕食のイタリアンのコースは地産地消の食材を使い、びっくり美味しい。やっぱりたくさんの賞を受賞しているらしい。部屋やレストランからは緑の森か渓谷しかありません。
https://morino-kuni.com/riverside-lodge/











豊島といえば豊島美術館。白くシンプルな外観の中に水と風と音の世界が広がります。生き物のように水が生まれ、流れ、溜まる様子は見ていて飽きない作品で、ここは本当に多くの方に見てもらいたい作品です。
不思議空間の横には不思議なカフェもあります。
起伏の多い豊島ですが、ということは爽快な下りもあります。だから自転車はやめられませんね!
アート施設でもある島キッチンにてランチも楽しみました。
心臓部のアーカイブという作品の前には美しいビーチが広がっています。のんびりと次第に意識も島時間になってきました。
家浦には横尾忠則の豊島横尾館もあります。さすが不思議空間が広がっていました。
こんな路地を走れるのも自転車だからですね。路地にわざと迷い込みながら楽しみます。
豊島から犬島へ。犬島には廃墟となっていた銅の製錬所があり、その製錬所がアート作品に生まれ変わりました。黒い壁の迷路が続く「ヒーローの乾電池」など誰でも楽しめる不思議な作品がありました。
産業遺産としても見る価値のある犬島でした。
また犬島には家プロジェクトといわれる作品が集落内に点在しています。そんな作品めぐりもとても楽しいものでした。
今回は高松駅前でもあり、高松港前のホテルに3連泊しました。とても美しい街並みで、海風が吹いて気持ちいい土地でした。
高松は日本一長い商店街アーケードが続いてます。そしてその大半が自転車で走り抜けることができます。自転車人に徹底的に優しい町でした。
高松を走り、香川県庁にも立ち寄りました。丹下健三の建築作品でもあります。
広いロビーには猪熊弦一郎氏の壁画がドンと広がっています。
ガラスでできた灯台「せとしるべ」に向けて防波堤もサイクリング!
香川といえばうどん県でもあります。美味しすぎて写真を撮るのも忘れました。こんなにおいしいのか!と、びっくりでした。
そして安藤忠雄建築の地中美術館。ここはクロードモネ「睡蓮の池」のために設計されたような建築。他にもジェームスタレルやウォルターデマリアの作品が建築と一体になって展示されています。
ベネッセハウスはホテルであり、ホテルがそのまま美術館でもあります。いやぁ、一度は泊まってみたいホテルです。
人気の作品、直島銭湯「I♡湯」楽しい限りです!!
路線バスも楽しいね!
可愛いデザインのフェリーで女木島と男木島を回ります。女木島は別名、鬼ヶ島。桃太郎がやってきて鬼退治をした島です。大洞窟にも入り、鬼の隠れ家を散策しました。
島といえば島ねこ。島ねこにもたくさん会いましたよ。
女木島は高松からもすぐそこ。こんな素朴な島が目の前に。本当に高松はいいなぁ!
男木島のフェリー乗り場。
男木島では自転車を使わず、石垣の集落を散策しました。
小さな坂の路地が迷路のように集落を形成しています。映画のワンシーンのような場所がたくさん。
集落からは広がる海が気持ちよく見られます。時間が止まったような景色でしたが、のんびり過ごすのは最高です。