◾️ツアー報告 雨竜沼湿原と大雪山フラワートレッキング

花のベストシーズンに北海道の野生味あふれる山々を歩きました。北海道の尾瀬と言われる雨竜沼湿原。大雪山の旭岳から裾合平、沼ノ平を通り愛山渓へ抜ける秘境の山旅。そして花と展望の広がる黒岳登山でした。


増毛山塊の雨竜沼湿原、遠くに南暑寒岳、暑寒別岳がそびえます。ジグザグに渓流ぞいに登ると一気に開ける広大な湿原です。ほとんど人もいなくて、野生そのもの。天気も最高で涼しい風が吹いています。
池塘が広がる景色の中を歩きます。

登山二日目はロープウェイを利用して、旭岳へ。姿見平から裾合平を抜け、当麻乗越から沼ノ平、愛山渓へ抜けました。だーれもいない秘境でした。
山上にいくつもの沼が点在する沼ノ平です。いまにもヒグマがいそうな雰囲気です。


黒岳は層雲峡からロープウェイとリフトを使って登ります。山頂に着いた途端、大雪の山々が広がり、思わず感嘆の声が上がります。
黒岳もたくさんの花々で知られる山です。
美しい高山植物の女王、コマクサも咲いています。

大雪山から流れ落ちる銀河の滝にも立ち寄り

美瑛に移動し、青い池も訪問しました。天気の良い時は本当に美しいスポットです!
同じく美瑛川の白髭の滝

旅の終わりはちょっとだけでしたが、美瑛の知られざる丘めぐり。五日間のツアーでしたが、毎日、良い天気。気温も20度ほどで過ごしやすい日々でした。いやぁ、本州は猛暑のようで、帰りたくなーいと思いました!

◾️ツアー報告 最北の島 利尻山登頂と花の浮島・礼文島

花のベストシーズンに 最果ての利尻島、礼文島を歩きました。利尻島は島そのものが利尻山。標高差1500mの登山です。そして島を一周、美しい池や湿原を巡りました。

礼文島は標高0から高山植物が咲き乱れています。最果ての島々で花を愛でながら歩きました。

島がそのまま利尻山。海から眺めり利尻島は世界でもないような美しい景色です。
初日は日本最北端の宗谷岬へ
宗谷丘陵では話題の白い道を歩きました。
晴れ渡った、利尻山山頂。雲海がひろがり、迫力あるローソク岩が聳えています。
標高差、1500m。よくがんばりました!

下山した翌日、姫沼へ。昨日登った山が見える。これは嬉しい瞬間です。
美しい野生味あふれる南沼湿原も歩きました。

花の礼文島、風強く、ガスがかかっていますが、だからこそ、花々が美しく咲き乱れています。
最北限、スコトン岬。島の南から北まで花々を愛でながら滞在を楽しみました。
島を離れます。利尻島が浮かび上がり、旅を締めくくってくれました。

【今回の旅で見れた花々】たくさんの貴重な花々に出会いました。次はレブンアツモリソウの時期に歩きたいなぁ!

アサギリソウ、シロヨモギ、ヤナギトラノオ、キバナノコマノツメ、センダイハギ、カラフトダイコンソウ、リシリヒナゲシ、イワベンケイ、ミヤマキンポウゲ、ボタンキンバイ、レブンキンバイソウ、ミヤマハンノキ、エゾノタカネヤナギ、エソスカシユリ、エゾゼンテイカ、コケイラン、レブンウスユキソウ、ミミコウモリ、シロバナニガナ、タニギキョウ、オオカメノキ、ネムロシオガマ、クルマバソウ、エゾノヨツバムグラ、ツマトリソウ、ミツガシワ、カラフトイソツツジ、ギンリョウソウ、カラフトイチヤクソウ、ウメガサソウ、オオハナウド、エゾノシシウド、オオカサモチ、ハマボウフウ、ゴゼンタチバナ、イワウメ、ニョイスミレ、タカネナナカマド、ミヤマナナカマド、リシリトウウチソウ、ホロムイイチゴ、オニシモツケ、ヤマブキショウマ、ヤマハナソウ、ミヤマハタザオ、エゾノハクサンイチゲ、サラシナショウマ、ハマハコベ、オオヤマフスマ、リシリミミナグサ、ムカゴトラノオ、ウラジロタデ、スズラン、ツバメオモト、ギョウジャニンニク、オオバナノエンレイソウ、マイヅルソウ、ワタスゲ、ニッコウキスゲ、ノコギリソウ、チシマアザミ、ヨツバシオガマ、コケモモ、ツルコケモモ、エゾツツジ、エゾフウロ、オオタカネバラ、ハマナス、エゾカワラナデシコ、イブキトラノオ、ザゼンソウ、エンレイソウ、アツモリソウ、ハイマツ、ミヤマアズマギク、サワギキョウ、シラゲキクバクワガタ、カラフトハナシノブ、レブンソウ、クサフジ、チシマフウロ、ミヤマオダマキ、タチサギボウシ、ヒオウギアヤメ、コイチヤクソウ、リシリオウギ、レブンイワレンゲ、オオイタドリ、スズムシソウ、バイケイソウ、オオウバユリ、オオアマドコロ、ホウチャクソウ、クルマバツクバネソウ、カラフトヒロハテンナンショウ、ガンコウラン、リシリスゲ、チシマザサ、ハイネズ、ヤマドリゼンマイ、ヤマガラシ、エゾカラマツ、ヒカゲノカズラなどなど

■ツアー報告 冬の北海道を撮る 十勝帯広から大雪山を越え、美瑛へ

冬の北海道を撮る、毎年定番のコースです。ジュエリーアイス、アイスバブル、サンピラーやダイアモンドダストに期待しますが、自然現象なので、見れたり見れなかったり。さらに撮れたり失敗したり。。。

しかし、冬の北海道は居るだけでも身も心も引き締まり、美しい景観を見せてくれます。毎年、必ず訪ねたい冬の北海道。今年も皆様にご参加いただき、撮影を楽しむことができました。まずは十勝川から流れ出てたどり着くジュエリーアイス。ジュエリーアイスは少なかったものの、朝と夕方の美しい時間帯に北の海岸線で過ごす時間は格別なものです(寒いですが)さらにスローシャッターや三脚を駆使して波を表現するのも、カメラを持っているからこそできる楽しみでした。


帯広ではエゾリスの撮影もできました。ちょろちょろと動き周り、可愛すぎ!!


移動の道中も美しい景色が続きます。車を止めてもらい、たくさんの撮影ができました。


大荒れの層雲峡。猛烈な寒さと強風の中でも渓流の撮影を体験しました。


ひょっこりエゾシカ


そして舞台は美瑛や十勝岳の山麓へ。美しい丘の景色が続きます。


人気のクリスマスツリーの木では雲が動き、それに合わせて純白の丘に影が走ります。とても印象的な瞬間を見ることができました。


人気の青い池のライトアップや白髭の滝。たくさんの観光客がいますが、やはり美しくロマンティックです。


雪原の影探しも楽しいものでした。


残念ながら2度のチャンスを作ったサンピラーは見ることができませんでしたが、樹氷の美しい森を撮影。


豪雪の十勝岳温泉では樹氷や霧氷をじっくりと歩きながら撮影を楽しみました!

■ツアー報告 北海道を撮る 道東の湖と大雪山・美瑛の丘めぐり

9月半ばになるともう北海道は秋本番、そしてあっという間に冬が訪れます。その僅かな美しく色づく季節の北海道を訪ねました。旅行当日、台風で航空機は欠航!翌日に全員が無事終了して、5日間の予定を短くなった4日間に詰め込んで、北の大地を旅することができました。


天候に振り回されながらも、予定を臨機応変に変更、唯一晴天予想の日に旭岳ロープウェイに乗って姿見ノ池までのハイキングを楽しむことができました。添乗員としてもほっと一安心でした!

ハイライトのひとつ、屈斜路湖の雲海を狙いましたが、雲の位置が少し高く、私たちは雲海の中。。。しかし流れて躍動する雲の中にいるという貴重な体験でした。

キリのない摩周湖。そういえば、私はいつも晴れているような気がします。広大なカルデラ湖。西遊旅行ではこの摩周湖のカルデラを歩くハイキングも計画されています。冬は大変きれいですよ!!

「白銀の美しき道東を歩く 冬の知床&摩周湖ハイキング」おすすめです!!


能取湖(のとろこ)ではサンゴ草が真っ赤に染まっています。不思議な光景がオホーツクに広がります。

もちろん、かわいいエゾシカにも出会えます。

キタキツネものんびり。遠いなぁ。。

タンチョウも姿をみせてくれました!やはり動物を見るなら冬の北海道ですね!!

阿寒湖畔では原生林の森を歩きました。雨にぬれて足元のコケワールドが美しい!

摩周湖の水が染み出している神ノ子池。雨天でしたが、美しく濃い青は健在

大雪山旭岳は活火山、眼前に迫力ある噴煙をあげています。

十勝連峰がのぞめます。今夏登ったオプタテシケ山もかっこいい!もちろん噴煙をあげる十勝岳も。旭岳から白雲、化雲、トムラウシを超えて十勝連峰。アルプスとはまた違う、日本一の雄大なトレイルだと思います。

姿見ノ池遊歩道では秋も終わり、晩秋の野花が雪を受け入れる準備をはじめています。

いつでも美しい写真が撮れる白髭の滝

美瑛、白金の青い池は雨模様でしたが、写真をちょっとハイキーにしてみました。

美瑛の白金では西遊旅行の写真講師でもある写真家、中西敏貴さんの野外写真展が行われていました。運のいいことにそのトークショーに参加させていただきました。

美しいパッチワークの美瑛の丘です。

美瑛から旭川空港はすぐそこ。時間ギリギリまで丘の撮影を楽しみました。帰る時間が近づくにつれ、青空が。。。また冬も春も夏も秋も訪ねたい北海道、北の大地でした。

■ツアー報告 冬の北海道、神秘の自然をめぐる

冬の北海道を巡りました。ツアーは「幻想のアイスバブルとジュエリーアイス、白銀の富良野美瑛でサンピラーを狙う」毎年の冬の風物詩、人気のコースです。

このツアーではジュエリーアイス、アイスバブル、サンピラー、ダイアモンドダスト、フロストフラワーなど冬の北海道ならではの美しい氷の世界をめぐり。さらに樹氷や霧氷、動物たち、そして美瑛をめぐる充実した日々を過ごすことができました。

美瑛では青い池の冬だけのライトアップ、白髭の滝、クリスマスツリーの木など絵本の世界を巡りました。


*ジュエリーアイス

凍てつき、凍りつく冬の十勝川。その川面の氷が溶けて海に流れ込み、海岸に打ち寄せられる氷がジュエリーアイス。今回は寒さがキツすぎてあまり多くの氷がありませんでしたが、美しい十勝の海岸で朝と夕、いい時間を過ごすことができました。

朝日に輝くジュエリーアイス


波打ち際をスローシャッターで


朝の十勝の海岸では幻想的な毛嵐が印象的でした。


憧れの日高の山々が朝日に照らされています。


*アイスバブルとフロストフラワー

凍りつく湖面で見られるこれも北海道の冬の風物詩です。タイミングも難しい被写体ですが、アイスバブル。そして予想していなかったフロストフラワーにも会うことができました。

不思議なアイスバブル。全面凍結の直後に見てみたい!


氷の華、フロストフラワー。予想外に出会えて感動で夢中に観察撮影しました。


今年のタウシュベツ橋は氷ついた湖面が高く、ほぼ隠れていましたが、旧国鉄の士幌線の橋梁めぐりも楽しみな糠平湖です。


*可愛すぎるエゾリス

可愛いエゾリスにもたくさん出会うことができました。


チョロチョロととても動きが早いエゾリスに夢中でした。


*モコモコの雪玉

渓谷では雪のモコモコが見られます。綺麗だなぁ!


厳冬の川の流れ。北海道の大自然を感じます。


*美瑛 青い池と白髭の滝

たくさんの方が見学に来ていた青い池のライトアップです。幻想的な世界が広がります。


青い池の上流にある白髭の滝。ここは絵になるなぁ。


*美瑛の丘めぐり

天気の変化の激しい美瑛、富良野。太陽を見ながら光を追いかけての撮影が続きます。


やっぱり美しいクリスマスツリーの木


美しい夕刻の丘


十勝岳山麓ではどっぷりの樹氷を堪能!


お気に入りのダケカンバ。何年も観察し、撮影している木です。


日がさせば影が美しい白樺の森


ダイアモンドダストとサンピラー

最終日、粘ってなんとか朝日が差し込みダイアモンドダストが舞い始めました。みんなで興奮する情景でした!見れてよかった!

■ツアー報告 北海道を撮る 大雪山と富良野美瑛&道東の湖

初秋の北海道を巡りました。5日間のツアーですが、道東と道央のほんの一部。改めて北海道の大きさを感じます。じっくり回れば1ヶ月は必要な北海道です。

今回はまず道東からスタート。道南の湖、オホーツクとサロマ湖、大雪山と富良野美瑛という3つのパートで構成されたツアーでした。


まず、昨年も訪ねて感動した、さくらの滝を訪問しました。サクラマスが一生懸命に遡上する姿に感動です。夏から秋にかけての風物詩です。


摩周湖からの水が湧き出ている神の子池は小雨でしたが、青さは変わらず美しいものでした。


足元にはこんな美しいものがたくさん。森は豊かです。


そして早朝出かけた美幌峠。雲海ではありませんが、美しい湖面と朝焼けを見ることができました。


朝の屈斜路湖でのんびり朝食前の散策撮影。気持ちいい朝でした。


朝露の落ち葉、こんな世界がたまりません。


モノクロで仕上げてみました。


屈斜路湖から阿寒湖へ向かう途中、タンチョウにも出会いました。あぁ、冬の北海道をまた訪問したくなります。


そして舞台はオホーツクへ。雲ひとつない天気に変わりました。風情ある能取灯台。ここも冬には流氷に包まれます。


サンゴ草の紅葉も始まっています。


そして サロマ湖の夕日。格別に美しい夕日でした。


日が沈んだ後も美しい時間が続いていました。湖畔のホテルでのんびり。


さすが サロマ湖。美味しい新鮮な海の幸三昧です!!


そして舞台は大雪山へ。予定の日は悪天予想だったので、一日予定を早めて訪ねました。紅葉が例年より早く、美しい紅葉ハイキングを楽しむことができました。


雲上の池めぐり


ハイキングの目的地、姿見の池。噴煙をあげるのは北海道最高峰旭岳です。


チングルマの綿毛も可愛い!


大雪山をくだり、天人峡を訪問。柱状節理の壁が続きます。


層雲峡では川の流れを撮影しました。


ランチは旭川ラーメン村へ。撮影ツアーは臨機応変に動く必要があるので、昼食は現地で流れで決めていきます。美味しいラーメンでしたよ!


美瑛の代表する景観となった青い池。やっぱり美しい青です。


青い池とセットの白髭の滝


上富良野を代表する景色、ジェットコースターの道


光と影を追いかけながら、こんな丘の景色が延々と続く美瑛。魅力はつきません。


白樺の並木も撮影


美瑛では農作業の邪魔にならないように、決して農地に入らないように!


最後は美しい青空の美瑛でした!


旭川空港からの飛行機は富良野美瑛上空を飛びます。丘が続く景色は空から見るとよくわかります。

そうして5日間の北海道の旅が終わりました。魅力が尽きない北の大地。四季を通じて、そして特に美しい冬に訪ねてもらいたいものです!!

冬のツアーも撮影ツアーも計画中。上鶴同行以外にも魅力ある北海道のプランがたくさんあります!ぜひ北海道を遊び尽くしましょう。

■ツアー報告 北海道 天売島・焼尻島と美瑛の丘のサイクリング

初夏の北海道でのサイクリングでした。本州が雨続きの日々、この時期は北海道に限ります。蝦夷梅雨とも言われますが、やっぱり爽やかでいい天気が続く日も多い。今年は特に6月、7月晴天が続いているようです。

今回も、二つの島、そして丘めぐり。5日間のツアー全ていい天気で爽やか爽快な北海道でした。


二つの小さな島、天売島と焼尻島

まずは日本海に浮かぶ、小さな二つの島を巡りました。海鳥の島として知られる天売島。そしてオンコの森が広がる焼尻島。この二つの島はそれぞれ一周10キロちょっと。車で回ればあっという間。そんな島をのんびりと自転車で楽しみました。

天売島の港から焼尻島を眺めます。船で30分くらいの距離に二つの島が並んでいます。


天売島焼尻島へ渡るのはオロロン海道にある羽幌の港から。小平の鰊番屋も見学しました。鰊景気で栄えていたかつての番屋を見学しました。


夢の浮島、天売島にはオロロン鳥はじめ数百万の海鳥がいます。



一周の島の道路はサイクリングロードのようなこんな道。車もほとんど通りません。爽快そのもののサイクリングです!



焼尻島から天売島を眺めます。広大な海が広がります。


羽幌は日本一の甘エビの水揚げ量。美味の甘エビもたくさんいただきました。


そしてウニ丼も!


美瑛の丘をサイクリング

旅の後半は旭川を起点にして美瑛の丘や木をめぐるサイクリングでした。

美しい丘が広がる美瑛。坂も多いエリアですが、電動アシスト自転車で快適!楽ちん!


絵になる風景が続きます。こんな景色を眺めるには自転車のスピードがちょうどいい。


せっかくなので美瑛の青い池にも路線バスを使って寄り道!


旭川と美瑛の間はローカル線を利用しました。ちょうどその日から運行の富良野・美瑛ノロッコ号に乗ることができました。


旅の手段としての自転車。日本中には自転車で回るのがちょうどいい美しい土地がたくさんあります。そんな場所をピップアップして、これからも楽しいサイクリングの旅を企画します!ぜひ自転車に乗れる方ならどなたでもご参加いただけます!

魅力あふれる夏の道東への旅

梅雨で全国的に雨模様のなか、6月後半の北海道に行きました。今回の旅は道東。近年は冬の道東が多かったのですが、久しぶりに初夏の道東の自然を訪ねることができました。改めて野性味溢れる道東の自然に魅了されました。


まずは女満別空港から知床へ。

オホーツク沿岸の小清水原生花園へ。レモン色のエゾキスゲ、そしてエゾスカシユリやハマナスが満開でした。標高ゼロから高山植物が見られるのが夏の北海道の魅力です!

そして知床では大きな目的のひとつ、羅臼港からの根室海峡クルーズです。この時期はシャチが見られる季節で、今年も多くのシャチが訪れています。ニュースなどでもながれていたようで、多くの方が乗船し、シャチの観察を楽しんでいました。

何度か目の前でジャンプしてくれました!やはり瞬間を捉えるのはむずかしく、すこしブレてしまいました。
家族単位で動くシャチ、本来、どう猛ですが、とても可愛いです。

ハシボソミズナギドリの群れも見事でした。

羅臼から知床峠を越えて、ウトロへ。なかなか晴れることのすくない峠ですが、羅臼岳が目の前にそびえています。遠くには国後島も見ることができました。

そして知床五湖のハイキングです。さまざまなルールが厳しくなりました。そのおかげで、逆にヒグマでの登山道閉鎖の回数もへり、じっくりと回れるようになりました。羅臼岳から硫黄岳、あぁ、縦走したいなぁ!

そして舞台は屈斜路湖、野付半島、釧路湿原へ

舞台は屈斜路湖へ。朝の雲海を眺めに行きました。この土地だからこそ、雲海が見られる回数や頻度が多いという話を現地ガイドさんに伺いました。雲海はちょっと濃すぎましたが、確かに雲の上です。

そして野付半島へ。トドワラといわれる半島の先端に船で渡りました。最果て感たっぷりの場所です。北海シマエビの最盛期でもありました!

タンチョウはあまり見られない時期ですが、広大に広がる緑の大地です。世界に誇る大湿原です。

道東は夏も冬も貴重な野生が残っている世界、日本にこんな世界があるんだということが嬉しくなります。冬には流氷、さらにオジロワシやオオワシが見ることができますし、白銀の大地は本当に美しいものです。西遊旅行では道東のツアーも多く設定しています。一度のみならず、季節を変え、テーマを変えて訪ねてもらいたい場所です。

特集ページ「知床野生動物と会う」こちらをぜひご覧ください!

■ツアー報告 6月の花の山旅

4月に入り、山々では花が咲き始め、今、花の山旅真っ盛りです。5月には尾瀬のミズバショウ、屋久島のシャクナゲ。そして佐渡ではトレイルが花で埋め尽くされます。そして6月、九重ではミヤマキリシマ。そうして東北、上信越では高山植物のシーズンに突入です。西表島では楽しみなサガリバナの季節でもあります。7月に入ると北海道やアルプスの花の季節です。梅雨時ですが、本当に毎年毎年、心ワクワクする忙しくも楽しみな季節です。

私、上鶴の2021年春は佐渡のトレイル、ミヤマキリシマそして北海道の花の名山をめぐることができました。


九重のミヤマキリシマは今年も平治岳へ登頂です。西遊の企画では九重のど真ん中、九州最高所の温泉でもある法華院温泉に2連泊して花の山を歩きます。

6月頭から平治岳、三俣山、大船山という順で2週間ほどの期間、どこかが最盛期として花々が咲きます。ツアーではその中で、その時、最も開花状況がいい山を目指して登ります。臨機応変な企画で花を愛でることができます。


そして九州から北海道へ飛びました。北海道ではカンラン岩の花の山、アポイ岳。そして北海道らしい沢を詰め、尾根に登ればお花畑の広がる大千軒岳。またそれぞれ個性ある函館山や恵山にも登りました。

アポイ岳は日高の南端に位置する山で襟裳岬に近い場所。一日目、長い移動で襟裳岬に立ちました。

アポイ岳では五合目までの樹林帯、そして上部のカンラン岩の尾根あるき。その道中では多くの固有種の花々が見られました。頭にアポイ、ヒダカ、サマニという名前がつくものが多い。

アポイアズマギク

ヒダカイワザクラ

アポイタチツボスミレ


そして知られざる花の名山、大千軒岳へ。北海道在住時代、北海道で花のいい山はという話題でいつもこの大千軒岳が話題にのぼっていました。なかなか知名度はないですが、稜線には季節ごとに広大な花畑が広がります。

北海道の山の特徴として、林道を終点まで走り、沢ぞいに渡渉しながらつめていき、最後急登のジグザグ道を登り上がれば、爽快な稜線やカールが広がるというパターンが多くあります。著名な幌尻岳や日高の山々は大体そんなパターンです。その稜線に上がれば野生のヒグマに会うことも多いのですが。

大千軒岳は昔、金の採掘で賑わった山で、多くの金を取る小屋があったということで大千軒岳という名前になりました。そして隠れキリシタンの悲しい歴史のある山でもあります。

今回のこの時期の稜線には可憐なシラネアオイの群落が見られるという狙いでスケジュールを組みました。風がつよいものの稜線には広大に広がるシラネアオイが咲いていました。本当に疲れが吹き飛ぶ景色でした。


そして舞台は函館へ。函館山は観光客にも地元の方々にも愛されている山。戦時中の立ち入り禁止のおかげで、豊かな自然が残り多くのトレイルがあります。四季を通じて楽しみたい山でした。そして恵山へ。

恵山には何度か訪ねたことがありましたが、いつも天気が悪く、この景色を見ることができずにいました。そして今回はいい天気です。迫力ある活火山、その雄大さに感動しました。

山麓から山頂部にはイソツツジが最盛期。美しい白いわたが広がっているように見えます。

アポイ、大千軒、そして函館山、恵山。全ての山々からは広大な海が見渡せました。気分がいい、北海道の山旅でした。

■ツアー報告 旭山動物園で撮ってみた!

冬の北海道をめぐるツアー4日目は旭山動物園で自由散策。人気の動物園ですが、人も比較的少なく、冬の穏やかな好天の一日で、動物たちもリラックスして動いていました。なかなか外国に動物を見に行くわけにいかないですが、日本中にある動物園に出かけてみるのもいいかも!カメラを持っていたからこそ、じっくり観察することができました。

憧れの雪豹!さすが、迫力。百獣の王日本の野生動物キング!ヒグマも、迫力!虎も三匹に増えていて、遊びまわっていました。凛々しいチーター冬のキタキツネは美しい希少な狼。見た目は犬ですね〜。

エゾシカも堂々としています。人気のフクロウ。野生でも見てみたい!もちろんペンギンパレードも楽しみました。チンパンジーはいい顔!カピパラは静止して動かない。可愛い!!飼いたい!北海道にしかいない、エゾウサギ

実は俊敏で凶暴なカバ。アフリカのツアーでもみることができたなぁ!!北極キツネ。雪が似合う貴重なマヌルネコ。シベリアや中国、イランアフガニスタンなどにいるらしい日本猿はたくさんの群れがいました。北海道には本来、生息していません!