夏山後半戦、南アルプスを大縦走!伊那側、大鹿村から入山し、南アルプスの中央に鎮座する塩見岳を越え、仙塩尾根をたどり3000mの稜線へ。
間ノ岳、そして日本第二の高峰、北岳。そして山梨側に下山する山旅でした。
この長いツアーながら、毎日晴天、雨にも合わず、充実した山行でした!
美しき日本の旅|日本の絶景案内人ネイチャー&フォトガイド 上鶴篤史|西遊旅行
NIPPON再発見!
夏山後半戦、南アルプスを大縦走!伊那側、大鹿村から入山し、南アルプスの中央に鎮座する塩見岳を越え、仙塩尾根をたどり3000mの稜線へ。
間ノ岳、そして日本第二の高峰、北岳。そして山梨側に下山する山旅でした。
この長いツアーながら、毎日晴天、雨にも合わず、充実した山行でした!
このツアーも毎年催行している人気のコースとなりました。憧れの雲ノ平、そして山を歩いて、たどり着くまでに少なくとも丸二日はかかってしまう高天原温泉を目指す5泊6日の山旅です。
天候に恵まれ、さまざまな景色、山小屋、出会う人々や自然、動植物などたくさんのストーリーのある山旅でした。
長期に渡って、重い荷物を担いでの山行。健脚者に限られ、不安を抱きながら始まった山旅でしたが、明るい参加者の方々のおかげで無事にスムーズに終了することができました。
夏山シーズンイン!今年は南アルプスからスタートです。南アルプスでもアクセスが不便で山容の大きな南部の百名山二座をぐるりと周回コースでまわります。このエリアは鹿害が著しい南アルプスアルプスの中でも、まだ影響が少ないと言われているようなエリアです。またリニアトンネルの真上の山々となります。静岡から北へ山々を越えてたどり着く椹島。ここから登山はスタートします。
八月以降も北アルプス、南アルプスの山々のコースがあります。いづれも催行決定しています。まだ間に合います。晩夏から秋のアルプスも楽しみましょう。
2024/8/20発 6日間
北アルプス 雲ノ平から高天原縦走
2024/9/3発 5日間
南アルプス 塩見岳から間ノ岳・北岳縦走
2024/10/6発 6日間
紅葉の北アルプス 涸沢カールと槍沢氷河公園を歩く
一泊二日にて春分の日七面山withダイアモンド富士!の予定でしたが、ダイアモンド富士は見られずでした。七面山敬慎院の宿坊に泊まり、朝夕のお勤めやご開帳。七面山山頂に立ち、下山後は身延山久遠寺で咲きはじめの桜を愛でてきました。夜から雪がサラサラと降り積もり、サルオガセが見事なカラマツ林がとても感動的でした。また何度でも敬慎院の読経は感動的で響きます。僧侶の方々のおもてなしも感動的。インバウンド盛んですが、この計画の二日間。富士山、桜、寺院と宿坊、森と登山。ぎっちりすごいと思います!
日蓮宗の総本山、身延山。身延には枝垂れ桜で知られる久遠寺があり、高野山や比叡山などのような宗教の町が形成されています。そしてその飛び地となっているのが七面山。山としても標高は1989mで日本三百名山、その山頂近くには不思議な伝説の一の池がありその袂に法華経の聖地であり、七面大明神を鎮守神とする敬慎院があります。ここに宿泊しお勤めを体験します。
本来、春分の日はこの七面山から富士山から日が登るダイアモンド富士見られます。さらにその延長上には出雲大社があり、この直線は北緯35度22分のレイライン「ご来光の道」と言われます。(ちょっと調べてみてくださいね)宿坊で過ごした朝、雪がシンシンと降り積もりました。この敬慎院の読経は一度は聞くべき日本の遺産です。
その雪がサルオガセに積もり、不思議な美しい森も形成していました。この森のサルオガセは今の所、知る限り日本一です。
思いがけない春分の日の雪歩きでとても印象に残る2日間を過ごすことができました。
登山は表参道の1丁目から50丁目まで。49丁目の随神門からは本来、ドーンと富士山が拝むことができるのですが。。。
七面大明神を祀る。夜と朝のお勤めも電気カーペットや毛布もありありがたいものでした。
名物の巻布団。みんな行儀良く、姿勢をただしてお休みしました。
信仰の山ですから、鹿も全く人を見ても逃げません。
下山後、訪ねた久遠寺の枝垂れ桜も咲き始めていました。あと10日もあれば満開でしょう。
寒さも厳しい季節になり、毎年恒例、冬の信州をめぐる旅です。冬になると北海道、東北、そして信州の美しい世界に行きたくなります。(暖かい沖縄にも行きたくなりますが。。)今回も天候もさまざま、美しい景色もさまざまで思いがけない美しい景色にたくさん出会いました。霧ヶ峰では朝、真っ赤に焼けた北アルプス槍穂高連峰とその峰々に沈む満月に遭遇。なかなか出会えない美しい瞬間でした。
旅は長野駅から始まりました。地獄谷に向かう途中、小布施を散策、栗おこわのランチでした。
やっぱりいつものことですが、外国人だらけ。8割以上が外国人でしょう。しかし猿を眺めていると皆、優しい笑顔になります。猿は湯冷めしないでしょうけど、やっぱり温泉が暖かいようです!
戸隠に宿泊して朝、戸隠奥社参道を歩きました。引き締まった空気は清々しいものです。
今回は私の好きな戸隠牧場にも立ち寄りました。幻想的なシーンでした。冬らしい美しい寒々しい渓流も。
荒々しい戸隠連峰も顔を出してくれました。
舞台は変わり、美ヶ原。憧れの王ヶ頭ホテルです。しかも今年から2連泊。なんと幸せでしょう。ここはやはり標高高く、天候も不安定。1泊だけだと何も見えないで終わったとなりかねないのです。(泊まるだけでも大満足なお宿ではあります)その夕刻、夕焼けの富士山が見られました!
ご来光も!ホテルの目の前からなので寒さもなんとかなります!ダイアモンドダストを期待した寒い朝(マイナス13度)でした。
中日はあまり視界がきかない寒い日でしたが、おかげで樹氷が美しく、ゆっくりと写真を撮りながら雪道を歩きました。なかなかアート的が白い世界でした。
王ヶ頭ホテルの夕食メニュー。美味しくお腹いっぱい!!
王ヶ頭を下り、松本へ。そして最後の舞台は霧ヶ峰や蓼科高原です。樹氷はあまり見れなかったのですが、絶景の瞬間を堪能。夕刻の光が当たる山々や富士山でした。
蓼科山や北八ヶ岳の山々。
そして霧ヶ峰高原からの感動の朝でした。
北八ヶ岳ロープウェイを使い、白銀の山上へ。雲ひとつない晴天の中、坪庭をハイキング。
旅の最後は御射鹿池も訪ねました。実はこの近くに氷の美しい渓流があり、皆さん興奮して美しい氷に魅了されていました。そうして、5日間の信州の旅が終了しました。さまざまな冬を代表するような景観が楽しめる信州。晴れでも雪でもガスでも楽しめるのが撮影ツアーだと改めて感じることができました。さぁ、次は北海道、東北です。また美しい景色、ご報告いたします。
2023年も残り後わずか、今年もたくさんの皆様とご一緒させていただき、心より感謝申し上げます。今年の旅はどうでしたか?2024年も楽しみな旅行が待ち構えているのではないでしょうか。今年最後の国内ツアーは冬至恒例の山梨の富士山をめぐるダイアモンド富士のツアーです。夕刻と朝のダイアモンド富士を二度見て、富士山が眼前に迫る三ツ峠に宿泊し、山梨の美味しいもの三昧(ほうとう、吉田うどん、鳥もつ、茜鱒など)のツアーです。私が暮らす町をご案内でき、喜んでいただき、本当に嬉しいツアーとなりました。
富士川町、上高下(かみたかおり)からのダイアモンド富士。冬至から年末年始にかけてダイアモンド富士が見られる名所で、たくさんの写真家、見物の方がスタンバイして、ダイアモンド富士のドラマを楽しんでいました。
まずは三ツ峠山上へ、歩かなくてもジープでこの絶景を拝むことができます。ありがたいことです。ジープはアトラクション。こんな激しい道を進むのは日本でもここだけではないでしょうか。三ツ峠からは雪を被った南アルプスの白峰三山も望めました。
お客様からのリクエストのあった新倉浅間神社にも。ここは外国人にとても人気があります。石段を頑張って登りましたね。
山中湖近くの沈むダイアモンド富士が見られる場所ですが、直前に雲がかかってしまいました。その分、幻想的な富士の山肌が見られました。ジグザグのブルドーザー道が印象的です。
本栖湖からの富士山は千円札のイラストの富士山です。夕刻の美しい雲が広がっています。
今回立ち寄った、富士山世界遺産センター。無料の施設ですが、見応え、楽しみ甲斐がありました。またゆっくり訪ねたい場所ですね。旅の最後は四尾連湖、湖畔をのんびりと光と影、水面のキラキラや木々の造形を探しながら楽しい散策でした。最後に山梨の展望自慢の温泉、みたまの湯でまったりと入浴と昼食。人気の温泉です。
紅葉真っ盛りの信州を撮るツアーが終了しました。5日間、1泊は美ヶ原の王ヶ頭ホテルに宿泊、残る3日間は茅野のホテルに3連泊して撮影三昧、紅葉三昧の日々を過ごしました。写真撮影にふさわしく臨機応変に対応できるように予定を組んで、結局、いい天気が続いたので、毎日、朝食前からしっかりと撮影を楽しめました。
信州らしく、高原からの展望、延々に続くカラマツの黄葉の森、苔むした渓谷や森の撮影などさまざまな自然の表情を撮影することができました。
ツアースタートは松本から美ヶ原へ。さっそく、美しい光芒の夕刻です。乗鞍岳方面の空が真っ赤に染まり、松本市内に光が灯り始めました。ここ美ヶ原もカラマツの森が美しく広がります。
宿泊は誰もが大満足するホスピタリティと美食。そして絶景の王ヶ頭ホテルです。
朝焼けの空も美しい。ご来光もバッチリ望めました。朝の散策では霜が下りていましたので、小さな世界を探して歩きました。
モノクロが似合う被写体を探して撮影
淡い、渋い森
今回2度訪れた高ボッチ高原では、しっかりと富士山は望めませんでした。また来たい場所となりました。
定番の御射鹿池。たくさんの観光客も訪ねていましたが、やはり美しい場所です
紅葉も真っ盛りの蓼科高原でした。
予定にはありませんでしたが、蓼科大滝の原生林です。屋久島のような苔むした巨樹の森が広がっていて夢中に撮影しました。
少し雨が降った後で夕刻だったので、岩も濡れて、しっとりとした滝が撮影できました!
次第に流れや滝の撮影にも慣れてきました。木曽の赤沢休養林ではこんな美しい写り込みの模様も撮影特徴ある赤沢休養林の渓谷です。
そして自然湖へ。いつ来ても美しい場所です。次はカヌーもいいなぁ!
帰り道、諏訪湖サービスエリアで夜景も撮影
最終日の朝、霧ヶ峰で美しい富士山の絶景に出会い、大満足
延々と続く、カラマツ林三昧でした。苔で有名な白駒池と森にも訪問、天気が良すぎて、ちょっと苔の森は雰囲気がイマイチだったかな。
日本一の白樺林の八千穂高原へ八千穂レイクも美しかった。旅の最後は清里近くの吐竜の滝へ。渓谷や川、滝の撮影も慣れてきて、今回の撮影の旅を終えることができました。春夏秋冬、いつ訪ねても美しい自然風景に出会える信州でした。次は冬の信州。こちらも楽しみです。
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上鶴同行のプランや新コースも続々発表中!
《登山&トレッキング》
11/5発 4日間
11/12発 3日間
12/10発 3日間
忘年山行・山上に泊まる富士山絶景 三ツ峠山と茅ヶ岳&昇仙峡ウォーキング
2024/1/14・18発 4日間
2024/2/25・28発 3日間
2024/3/19発 2日間
《写真撮影・旅系》
12/19発 3日間
2024/1/22発 5日間
美ヶ原王ヶ頭ホテルに連泊 冬の信州を撮る 氷の奇跡ダイヤモンドダストと樹氷・霧氷・サンピラー
2024/1/29発 5日間
幻想のアイスバブルとジュエリーアイス白銀の富良野・美瑛でサンピラーを狙う
2024/2/3発 6日間
《海外》
2023/12/30発 10日間
2024/2/10発
知られざるバロチスタンの絶景 インダスハイウェイとヒンゴル泥火山世界
2024/3/5発 13日間
2024/3/24発 19日間
エベレスト山群大展望 ゴーキョ・ピーク登頂とレンジョ・パス越え
2024/5/23発 9日間
ベトナム北部 棚田と少数民族&ハロン湾世界遺産を撮る(予定)
2024/6/4発 11日間
2024/8/9発 10日間
インドラダック 絶景の湖めぐり(予定)
暑かった今年も一気に秋らしく季節がすすみ、山ではもう雪。なかなか気持ちも装備も追いつきません。
今年の秋のスタートは北アルプス、涸沢カール。日本一の山岳紅葉といわれ、一度は見てみたい紅葉です。何度行っても感動の風景です。
今回は氷壁の宿、徳沢園に一泊、涸沢ヒュッテに二泊、槍沢ロッジに二泊という贅沢でゆったりなプラン。存分に山小屋滞在と紅葉の山の景色を楽しむものです。そして季節の変わり目の変化ある景色を堪能することができました。
まず松本空港から上高地、そして徳沢へ。誰もが満足する伝統のお宿、徳沢園に宿泊です。井上靖の氷壁の舞台でもあり、小説の情景と重なります。山小屋とは思えない豪華な食事。お風呂もあり、ゆったりと明日からの登山に備えます。
ユニークでおしゃれな個室ブース。プライベートが確保され熟睡できます。
徳沢園を出発する朝、朝食前に朝焼けの前穂高、明神の山々を眺めました。
今回はフォトトレック。カメラ視点での被写体探しを楽しみました。しかし、一眼レフやカメラを持っていなくても楽しめるのがフォトトレックです。視点が増えて、注意深く自然を探索します。そんな視点を持てば、有名な山や高い山でなくても、自分の視点で旅を楽しむことができるでしょう。
ふとした景色の発見は嬉しく、楽しいものです。
カメラを固定して、独自の表現ができるのも写真撮影の楽しみです。
まずは前半の涸沢カールです。もう少し色づきが進んでいればというところでしたが、十分の美しい景色でした。この涸沢ヒュッテに二泊し、丸一日ゆったりと散策をして、秋を楽しみます。
足元を見るとチングルマの綿毛と小さな葉も真っ赤になっています!
ちょっとした写真知識でこんな写真も撮れました。
そして涸沢名物、夜のテント村。この数日後の連休では900を超えるテントが張られたそうです。
そしてこれからの天気予想。かなり大荒れ、風強く、冬山の世界になるそうです。安易に近づけない厳しい条件になるようです。さぁ、どうなることか。
そして舞台は変わり槍沢へ。槍沢ロッジに宿泊して槍沢を遡ります。目標の氷河公園には積雪が多くてたどり着けそうにありませんが、行けるところまで、雪と紅葉の世界を楽しみました。
雪と淡い紅葉のコントラスト。今まで見たことのないような色合いと風景です。
強い風によってナナカマドの紅葉も飛ばされてしまったようです。
チングルマの葉も雪に埋もれて冬支度です。
光が流れ、時折差し込む光がドラマチックです。
雪と黒い木の幹をモノクロで表現
雨が降れが葉が光り、また美しい自然の模様を醸し出してくれます。
最終日は槍沢の美しい流れで写真撮影を楽しみました。
上高地からは白く冠雪した穂高連峰が出現。あー、帰るのがもったいない!
かわいい小猿のお見送り
晴天続きの2023年の夏山、ようやく山の稜線は秋めいてきました。今回は北アルプスでも人気の高い燕岳。そして燕岳から続く、常念山脈。大天井岳、常念岳、そして蝶ヶ岳への縦走でした。夕焼け朝焼けを堪能した燕岳、雨の1日だった常念岳、そして劇的な変化ある景色が見れた蝶ヶ岳。山小屋を泊まり歩き、滞在や食事も楽しんだ5日間でした。
朝、ヘットライトをつけて登山開始、まずは燕岳をめざします。山小屋から花崗岩の稜線を楽しみながら約30分で山頂に到着です。途中みられたご来光も最高でした。
8月半ば、猛暑が日本列島を襲っています。さぁ皆んなで山に行って、人混みを避けて避暑登山。しかし2000mから3000m級の山々でも暑い。紫外線が強く熱中症や日焼けには要注意です。それでも、やっぱり涼しい風が吹き、爽やかな稜線歩きでした。
今回は北アルプスの立山室堂2450mまで立山黒部アルペンルートで楽々に登り、そこから縦走がスタートします。立山連峰や剱岳に登りたいのを我慢して、南に進みます。
今回のゴールは北アルプスの中央に鎮座する薬師岳。美しい天然記念物にも指定されているカール(圏谷)を四方に抱えた山です。奥には槍ヶ岳が写っています。どんどん近づく槍ヶ岳。
剱岳と立山連峰の縦走路。ここから一歩外れると人にもほとんど会わないような雲上トレイルが始まりました。
さっそく幻想的なブロッケン
そしてライチョウにも出会いました。
終始、晴天の登山で青空いっぱいでした。
途中に広がる五色ヶ原。ここへの訪問もツアーの目玉の一つ。なかなか訪ねることができないアルプスの秘境の一つ。お花畑が広がり、木道の上を歩きます。五色ヶ原山荘にはお風呂もあってありがたい限りでした。
人気の薬師岳にはたくさんの登山者が登っています。初めは遠くに見えた山にどんどん近づきたどり着きました。縦走登山の醍醐味です。自分の足を褒めてあげたい!今年は花も早く、チングルマの綿毛が美しい縦走路でした。
縦走の終わり。薬師岳山荘からは富山、日本海に沈む美しい夕日を眺めることができ、素晴らしい縦走の締めくくりでした。
やはり槍穂高連峰は格別な山です。9月には槍穂高を眺めながらの表銀座縦走プランがあります。季節の移り変わりを楽しみながら、一足早く、秋の気配の縦走を楽しみます。