■ツアー報告 京都トレイル一周7日間 – 夏山登山へのトレーニング山行を考える!

京都の盆地をぐるりとめぐる山旅「ぐるっと京都一周トレイル83km完全踏破」が無事に7日間歩ききり終了しました。毎日晴天で京都の街からちょっと外れるだけで、静かな森や里山、尾根道が続くトレイルを歩いていました。


ぐるっと京都一周トレイル83km完全踏破」4/29発、5/20発 ともに催行決定、空席あり。まだ間に合います!

今回のこの時期のコース、7日間歩くことによって、かなり夏山に向けての体が出来上がったように思います。そのことを書きましょう。


言ってみればプロ野球選手のキャンプのような身体作りが、夏山の縦走やロングトレイルを歩こうと思っている方には必要だということです。

山は行きたいと思う山に誰でも行けるわけではなく、自分の体力や登山経験などに相当した山行でなくては行けません。また登山は自分で歩くしかないので、バテるのも自分、痛い目に遭うのも自分。余裕を持って楽しめるのも自分です。せっかくの山行、楽しむために準備をしましょう!

なので、夏の縦走やロングトレイルに申し込み、参加を希望されている方は必ず、相応の準備をしなければなりません。


特に今年はコロナ禍で運動不足、山行も思うようにできていないかもしれません。そのままアルプスや数日にわたる山行に参加したらどうでしょう。バテてしまったり、場合によっては途中離断などもあり得ます。なので、ぜひ大きな山行前には別の山に何度か出向き、身体を作って欲しいのです。また梅雨に入ればトレーニングや山行も少しやりにくくなりますので、5月のうちに一気に「身体を作る」という感覚が必要なのです!


そこでおすすめしたいのが梅雨前の5月の京都トレイルのツアーです。7日間という長い日程ではあるものの

・毎日、日帰り登山を繰り返す(荷物が少なくて済む。また一日長くても6時間程度の登山)またホテルのベットで毎日、休養ができます。移動時間が短いのも京都らしい。

・毎日、大浴場(準天然光明石温泉)付きのホテルに泊まりリラックスできます。

・毎日、自分で昼食と夕食を体調に合わせて選んで食事ができる(山の栄養学もお教えします)

・日々の疲労を少しでも低減させながらも、確実に脚力や登山力がついていきます。


長い日程ながら身体への負担を少なくして、山行トレーニングとして山旅を楽しむことができます。もちろん、山旅としてもとても充実でいいコースなのですが、こういう視点でもおすすめしたいコースです。

ハイライトの一つ、大文字山。私たちが7日間かけて歩く山々を望むことができます。

新緑の美しい時期に京都の奥、豊かな自然の中を歩きます。

変化のある行程を楽しみます。

さまざまな寺社、史跡など歴史深い、京都ならではのトレイルを楽しみます。

■ツアー報告 瀬戸内の島々を自転車で巡る旅

瀬戸内の島々を自転車で巡りました。島々は本来、渡船やフェリーでいくつもの航路があり、船が島民の足でした。通勤でも通学でも船ありきの生活。その島々を近年、島民念願の橋がどんどん通じて、私たちでも楽しめるようになりました。

船と橋を使いながら自転車で島々を巡る旅。島旅は海風を感じ、島暮らしを垣間見るには自転車が一番です!それぞれ「海道」というネーミングで親しまれていて、私たちも旅情を感じます。

「しまなみ海道」は尾道-向島-因島-生口島-大三島-伯方島-大島-今治

「ゆめしま海道」は因島-生名島-佐島-弓削島-岩城島をぐるり周遊

「とびしま海道」は下蒲刈島-上蒲刈島-豊島-大崎下島-平羅島-中ノ島-岡村島をめぐります。

今回、6日間にて島々めぐりです。まだまだ行ったことのない島もあるので、瀬戸内の島めぐりはこれからもたくさん楽しめるひとつのテーマですねぇ!


今回の旅では起点となる、尾道、今治、さらに鞆の浦や瀬戸田、江戸時代からの街並みを残す御手洗など瀬戸内の町も自転車で巡ることができました。

大崎下島の御手洗の集落。本来、橋の繋がっていない昔からの漁港で交易で栄えた集落。橋が繋がっていなければ、私たちも行く機会がなかったかもしれないですね。

朝、坂のまち、寺のまち、尾道を散策しました。坂と港の街で暮らす。憧れます。

宿泊した因島のホテルにはまだまだ桜も咲いていて、こんな朝の絶景を拝むことができました。


好天に恵まれた今回のサイクリング。いくつもの個性ある橋を走りました。ひたすら美しい海を眺めながらのサイクリングです。島の道は車も少なく、自由に写真も撮りながら走り抜けます。渡船に乗り込み、次の島へ。ワクワクします。

身体を使って島々を感じて、船と橋を駆使しての瀬戸内の島旅でした。

次は北海道の海と丘を巡る人気のサイクリングが計画されています。今回で3度目の実施となります。ぜひ夏の北海道を自転車で走り抜けましょう!

7/7発 北海道・天売島&一周と美瑛の丘サイクリング

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■ツアー報告 山梨のサクラと富士を撮る!

日本人の誰もが好きなサクラ、そして富士山。その二つをテーマに山梨をめぐるツアーが終了しました。桜の撮影では開花状況など毎年違うのでどうなることかと思いながらも、楽しく充実の2日間でした。


まずは富士五湖を回ります。河口湖、西湖、精進湖。そして夕刻の本栖湖へ。あまりにも天気がいい1日で雲もなく、写真撮影としては贅沢な悩みでした。
夜明け前から日蓮宗総本山、身延山久遠寺へ。しだいに空があかるくなり幻想的なしだれ桜がうかびあがります。5時半、巨大な鐘が突かれ、朝のお勤めもはじまりました。私たちも身が引き締まる気がします。
久遠寺の枝垂れ桜。しだいに朝日があたりはじめ、その姿があらわになってきました。いつまでも咲き続けてほしい老サクラです。
身延山エリアのとっておきの枝垂れ桜。うつくしい姿と背景の山々のコントラストが美しい
身延から韮崎、ワニ塚のサクラへ。例年では身延の桜とワニ塚の桜は10日以上開花に差があるため、旅行プランには入れることができませんでしたが、開花状況をしらべると満開!これは行かねばということで立ち寄りました。土曜日ということもありたくさんの見物の方が訪れています。山梨が誇る美しい一本桜です。
地元の人たちに愛されている一本桜。この桜は幻想的なライトアップもされています。また来年、会いましょう!

■ツアー報告 沖縄の小さな島々を自転車でめぐる

3月、春の沖縄の島々をめぐるサイクリングのツアーでした。とても過ごしやすい気候で風も気持ちいい。そして花粉症もない沖縄。暑くもなく、一年で最も、日本で今、最も過ごしやすい場所じゃないでしょうか。

今回めぐったのは沖縄本島の周辺の島々、本島より北に位置する伊平屋島、そして伊是名島。そして沖縄市から海に突き出た海中道路を通り、浜比嘉島。フェリーで30分ほどで渡れる小さな二つの島、津堅島と久高島を廻りました。

ツアーではこのような島のレンタサイクルを利用して島巡りを楽しみます。車もほぼ走っていないような島道をのんびりと走りました。ほぼ自転車はうん十年ぶりというかたもすぐに慣れてサイクリングを楽しんでいました。

一日目は海中道路を走ります。沖縄本島から伸びる道路で4つの島が連なっています。両側には美しい海が広がり、沖縄の方々のたくさん訪れる場所です。

自転車らしく、路地に迷い込み、港をうろうろ。自転車でしかできない旅気分を満喫です。

神の島、久高島の小さな港。初めての島へ船にて上陸。毎回、どんな島だろうかとテンションも上がります。

小さな津堅島、唯一の商店兼レンタサイクルのお店。自転車で回り終えると、絞りたてのニンジンジュースでお出迎えしてました。気持ちも一気に島モードです。

神の島、久高島は重厚な趣。近寄りづらいような、そんな雰囲気の場所がたくさんあります。そういう場所は御嶽と言われ、私たちは決して入ってはいけません。

素朴な島には珊瑚の石垣が昔のまま残っています。そんな小さな通りを走れるのも自転車ならではです。

伊平屋島の北端、クマヤ洞窟や前方の久葉山に向かって、爽快な下り道。美しい海がとても印象的でした。

一方の伊是名島は伝統と歴史のある島で、独特で風光明媚な景色が続きます。ここでも全く、車や人には会いませんでした。贅沢なひとときでした。

本島では備瀬集落のフクギ並木の中をサイクリング。沖縄の古き良き集落を垣間見ることができました。

今回、堪能したのは島々のサイクリングのみならず、立派なリゾートのホテルでの滞在、そして毎日美味しい沖縄の食でした。同じ日本ですが、歴史も文化も食も暮らしも全く違う沖縄。まだまだたくさん旅したい沖縄です。

これから春のしまなみ海道とびしま・ゆめしま海道、そして夏のベストシーズンに北海道の天売島や焼尻島、美瑛の丘のサイクリングが続いています!ぜひのんびり自転車の旅をご一緒しましょう。

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春です。桜の島々、サイクリング!

西遊旅行のサイクリングツアーもすこしづつツアーも充実。ご参加のお客様にも楽しんでいただいています。これから春のサイクリングに最適なシーズンがスタートです。

サイクリングというと、サイクリングウェアで走り、きついんでしょ?といわれることがありますが、西遊のサイクリングは普段の動きやすい服装で手軽に町や田舎道、車のほとんど走らないような場所をのんびりと「ママチャリ」で走ります。

ですので、自転車に乗れる方であれば誰でもご参加できますし、自転車でないと味わえない、見れないような場所をめぐります。

日本のサイクリングコースのなかでも、一番人気の高いしまなみ海道ととびしま海道のサイクリング。この二本のコースは春のサイクリングとしては特におすすめです。催行間近。そろそろ春の旅にいかがでしょうか

4/2-4 春のしまなみ海道サイクリングと尾道&鞆の浦をめぐる旅

4/5-7 とびしま・ゆめしま海道と御手洗まちなみサイクリング&積善山三千本桜ハイキング

こんな普段、行くことのないような港町をきょろきょろしながら走ったり。
きちっと整備された道を海をみながら走ります。
とにかく多くの橋をわたる瀬戸内のサイクリングは安全で気持ちいい。

■ツアー報告 冬の東北をめぐる旅

2月、厳冬の東北をめぐる7日間のツアーが無事に終了しました。
旅は青森から北上し、下北半島。そして八甲田山から荒々しい日本海を南下。秋田県を越え、山形へいたる旅でした。冬の美しい広大な自然、日本の原風景ともいえる美しい寺社。みちのくの温泉に泊まり美味しい海の幸もたくさんいただきました。西遊らしい7日間の冬の東北の旅でした。

7日間の旅では嵐もあり、ホワイトアウトなど厳しい冬も経験し、大自然の移ろいがありました。旅の後半は晴天がつづき、暖かくなり春の気配もたっぷり。長い日程だからこそ感じることができる7日間でした。


八甲田山ではロープウェイでの樹氷散策を1日あけて2度のチャンスを作りましたが、二度とも悪天により運休。残念でしたが、なかなか冬の厳しさも味わいました。八甲田のブナの森は、私は日本一と思っていて、二次林から巨樹が続く原始の森もあり、ほんとうに四季折々に楽しめます。誰も居ないブナの森をみなさんに歩いて体感していただけたのはうれしかった!
青森ねぶた。祭りにいかずとも「ワラッセねぶたの家」という駅前の施設で圧巻で驚嘆のねぶたをたくさん見ることができます。これぞ日本伝統芸能の祭りだと思います。ほんとうの祭りにも見に行きたいですね。
下北半島や日本海沿岸の冬の漁港は厳しい。そんななかでも人々の営みが見られます。
昨年春から何度か宿泊した五能海岸の不老ふ死温泉の露天風呂。荒れた強風の中の露天風呂はきっといい思い出になるでしょう!
五能海岸の驫木駅(こんな漢字しらなかった!)
荒々しい海岸線。こんな景色がずっと続きます。驚いたあのは海の青さ。沖縄のようなエメラルドグリーンの海もありました。
八甲田山の山上に行くことができなかったので、代案として森吉山に足を伸ばしました。美しい白銀の世界に感動しました。
森吉山の山上あるき。登山靴や雪靴であるける貴重な場所。じっくりと時間をかけて思う存分、雪上世界を楽しみました。
日本一深い湖、田沢湖へ。深さは423mにもなります。ちなみに2番目は支笏湖、3番目は十和田湖です。すべてカルデラ湖ですね。
楽しみにしていた乳頭温泉、鶴の湯もこんなに豪雪。この中で美味しい食事をご馳走になり、温泉三昧でした。幸せ幸せ。冬季営業にも頭がさがります。お世話になりました。
冬に訪ねたかった国宝、羽黒山の五重塔。直前まで雪がふり、朝の観光客もいない時間に訪ねました。しずかな凛とした空気感がたまりませんでした。
巨大な杉並木の中に立つ五重塔。室町時代初期、もしくは鎌倉時代末期の建築物といわれます。
五重塔に行くときは雪が多く降っていました。この雰囲気もよかったなぁ
絵になる温泉街、雪の銀山温泉にも立ち寄り散策です。次はここに泊まってみたい!
山形に移動し、いよいよ蔵王に。夕方とライトアップを楽しみ、朝にも再び山上へ向かいました。この真っ白な山上が見えだすと、テンションがあがりますねー。
ロープウェイからの景色も広大で美しい!
蔵王では明るいうちに山上に登り、夕日を眺め、ライトアップまでじっくり時間を割きました。山上の日本海方面に沈む夕日。貴重なサンピラー(太陽柱)が見ることができ、ダイアモンドダストや彩雲も!自然が織りなす雄大なショーを味わうことができました。感動!
蔵王からは飯豊や朝日の大山脈、月山や鳥海山も望むことができました。一冬に何度かしかないような晴天の日でした。
旅の最後は立石寺、通称山寺へ。冬の山寺はほんとうに登れるか、行って雪や凍結の状況をみなければなりませんでした。雪や凍結もあるものの、いい天気で観光客の方々もちらほら。みなさん、足元は万全の装備でしたので、用心深く注意して山上に行くことができました。
山寺の五大堂でもあたたかく、春の気配を感じながら、登拝することができました。

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■ツアー報告 下北半島の寒立馬

下北半島にいます。まだまだ2月、厳冬の季節です。ツアーは八甲田山の樹氷や蔵王の樹氷。そして下北半島を巡ります。下北半島では厳しい冬の寒立馬を見ることができます。昨日の午後、そして今日の朝。可愛く、たくましく、大きな馬たちに会ってきました。

吹雪の合間の晴れ間、いつも以上に活動的に動き回っていました。

巨大な体を揺らしながら近づいてきます。少しビビります。が、攻撃的ではありません。

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■ツアー報告 旭山動物園で撮ってみた!

冬の北海道をめぐるツアー4日目は旭山動物園で自由散策。人気の動物園ですが、人も比較的少なく、冬の穏やかな好天の一日で、動物たちもリラックスして動いていました。なかなか外国に動物を見に行くわけにいかないですが、日本中にある動物園に出かけてみるのもいいかも!カメラを持っていたからこそ、じっくり観察することができました。

憧れの雪豹!さすが、迫力。百獣の王日本の野生動物キング!ヒグマも、迫力!虎も三匹に増えていて、遊びまわっていました。凛々しいチーター冬のキタキツネは美しい希少な狼。見た目は犬ですね〜。

エゾシカも堂々としています。人気のフクロウ。野生でも見てみたい!もちろんペンギンパレードも楽しみました。チンパンジーはいい顔!カピパラは静止して動かない。可愛い!!飼いたい!北海道にしかいない、エゾウサギ

実は俊敏で凶暴なカバ。アフリカのツアーでもみることができたなぁ!!北極キツネ。雪が似合う貴重なマヌルネコ。シベリアや中国、イランアフガニスタンなどにいるらしい日本猿はたくさんの群れがいました。北海道には本来、生息していません!

冬をなにより安全に、そして快適に過ごすための装備リスト

西遊旅行のツアーも冬本番、北海道や東北などの雪景色を楽しむツアーや撮影ツアーが目白押しです。それぞれのツアーでも気象について装備についての案内を行いますが、よくある質問や私たちが参加者の方々と話をするなかで気づいたことなど、要点をまとめてご案内したいと思います。


・安全のために対策すべきは「低温・風・雪・濡れ」への対策
・そしてそれらを対策しながら、より快適に楽に行動しやすくすること


「濡れ(汗)に注意」
たくさん着込みすぎて車の中でじわりと汗をかき、車外に出て冷える。そして体温を奪われる。暖かくすることばかりを考えて着込みすぎていませんか。できるかぎり車中や暖かい建物内ではジャケットなどを脱いで、汗をかかないようにしましょう。
そういう意味でも冬は特に速乾性のアンダーウェアは重要です。アンダーウェアとは肌に直接触れる衣類で、手袋やズボンのタイツ、靴下なども同様で速乾性のものが大切です。多くの方が着ている「ユニ○ロのヒート○ック」はアウトドアは不可!と断言したい。熱がこもり気分が悪くなったり、汗をかいても乾きが遅い。家で着る分にはいいですが、旅行や冬の屋外では不可です!
またホッカイロも有効ですが、いたるところに貼っていると、これも汗の原因になりますよね。

「重さと素材に注意」
たくさん着込んで身動きが苦しくなる方も多くみうけられます。それにより動くのがおっくうになり、肩こりなども起こりやすくなります。ただでさえ、狭い車中の移動も多いですから。なので、ただ暖かい素材のみならず、動きやすさ(ストレッチ性)や軽さを求めてもらいたいです。
そのためにもアウトドアブランドの町仕様でないウェアなどを準備してもらいたいと思います。アウトドアブランドのものは多くが体を動かすことが前提なので、ある程度の通気性も兼ね備えているので、熱がこもり気分がわるくなるようなことも低減されると思います。


防寒シューズやアウトドアウェアや装備はネットなどでも多く買うことができます。そして値段も10倍くらいの差があります。こういう重要な装備については機能は値段に比例するといえるとおもいます。たとえば、3000円のシューズと15000円のシューズ。これはブランドというだけでなく、見かけだけでは判断がつきにくいです。靴底から耐久性、機能などを考えると絶対15000円の方がいいのです!


アウトドアで重要な3つ。靴、レインウェア、ザック。この3つに関しては、登山用品店やアウトドアショップで買いましょう。これが間違いないと思います。

◉足元とシューズ、靴下について

雪の中を多く歩こうが歩くまいが冬の雪の多い土地の旅では万全の準備が必要です。登山をしなくても、車から降りたら雪だったり、街中の歩道でも凍りついていたりということも多いです。靴についての質問が一番多い、冬の雪の旅ですが、もっとも冷えやすいのも心臓から一番離れている足の先です

シューズに関しては一番安心なのは登山をされる方は冬山用の登山靴。そして靴紐のある防寒シューズ。

また靴下も厚めのものを履くことが多いので、普段の靴のサイズより1cm〜1.5cmくらいは大きいものにします。つま先に空気の層を作ります。密着して余裕がないと爪先はすぐに冷えてしまいます。そういう意味でも、靴下を3重など履きすぎるもの問題です。

このような防寒シューズは安くて多く見受けられますが、雪が入りやすい、脱げやすい。またスノーシューなどでの使用は不可。同様の理由で長靴も不可!
できればこのようなタイプ靴紐でしめる防寒ジューズを。こういうものであれば、足の甲の部分もしっかりしているので、スノーシューなどを履くこともできます。
登山靴は有効ですが、このような布製の登山靴はいくらゴアテックスなどの防水が効いているものでも寒さには耐えれれません。氷点下になるような場所では少なくとも革製の登山靴で防水の効いているものが必要です。そういう意味で冬山用の登山靴には防寒素材がはさまれているので暖かいです。また登山靴や雪靴を使用する前には防水スプレーをかけておきましょう。

この靴下は「DexShell」というメーカーのものでネットで購入しましたが、冬山では最近、この靴下を多用しています。アラスカのデナリでもこの靴下を使用しました。防水性があり、ストレッチ性もあり、メリノウールも使われていて暖かい。この靴下の下に薄手の速乾性のある靴下を履き二重にします。
このような滑り止めスパイクはとても安心です。つまさきからかかとまでを覆うようなものが外れにくくてよいです。ただ施設やお店に入るときや車に乗るときには、傷をつけないように十分配慮しましょう。

◉そのほかの防寒装備について大切なもの

この数年、圧倒的に冬のアウトドア活動で認知度と使用する人が多いのが「防寒テムレス」これは安くて暖かい。とても信頼がおけます。ただゴムなので滑りにくいとかカッコ悪いとかはありますが、一つザックに入れておくと安心です。薄手のインナー手袋の上にこの手袋を使用します。透湿性もあるのがすごいです。手蒸れず→テムレスという商品名です。
昨年から発売されたテムレスの黒。アウトドア仕様になっています。
とても重要なアンダーウェア。これが綿のものか、乾きの早いものかで雪山では生死をわけると言われます。とにかく肌に触れるもの(上アンダー、下アンダー、靴下、インナー手袋など)は速乾性のあるものを選びましょう!

◉ウェアについて −中間着はダウンかフリースか中綿のものか。

アンダーウェア→(中間着) →アウタージャケット この中間着に悩みますね

・ダウンは軽い、暖かい、コンパクトになる。しかし濡れに弱い
・フリースは軽い、まぁ暖かい、乾きもまぁ早い。しかし風を通しかさばる
・中綿(インサレーション)は軽い、まぁ暖かい、コンパクトになり、乾きが早い


こういう素材の特徴を把握して、行くエリアや行動に照らして準備をします。
あまり動かないでとにかく寒いならゴツいダウンジャケットがあれば、アウタージャケットも持参しません。ハイキングで汗をかくような場面もあるなら中綿(インサレーション)を選択し、アウターとしてGORETEXなどのジャケットを選びます。

ダウンのようでダウンでない、インサレーション(中綿の入った防寒ウェア)は汗をかくような場面でも安心できる。そして暖かくて軽くて乾きが早い

■ツアー報告 冬の北陸 美景めぐりの旅

2020年から2021年の年末年始は冬の北陸の旅でした。寒波到来というニュースが流れる中、その雪の北陸をどっぷり楽しもうというツアー。冬の強風あり、みぞれあり、降雪ありでしたが、その日々の中でもたくさんの美しい景色に出会うことができました。

ツアーは新潟県の越後湯沢をスタートし、富山、石川を越え福井へとすすむ壮大な北陸の旅でした。写真とともにツアーを振り返りたいと思います。

越後湯沢から近く、松之山の美人林を訪ねました。夕刻と朝、二度の訪問。朝は朝日が差し込む景色を狙い時刻を合わせて向かいました。この景色を見て、写真に収めることができたのはホントにテンション上がります。美人なブナの森です!
大半の葉が落ちたブナの森ですが、見上げると少し枯葉が残っている木もあります。冬の森は視界がきいてとても気持ちいい!
足元にはこんな景色が!美しいなぁ!
ツアー初日は大雪と大雪の間の晴れ間の日で、八海山や越後三山、巻機山などの山々が出迎えてくれました。ほんのつかの間の貴重な晴れの日でした。
新潟から富山へ。真っ先に向かったのは雨晴海岸でした。ここでは夕日や立山剱連峰からのご来光を期待しましたが、それはかないませんでしたが、美しい海岸で過ごすことができました。
楽しみな庄川峡のクルーズ。美しい雪景色と緑濃い湖を楽しみました。
雪の白川郷ではトヨタ自然学校の快適なホテルに泊まり、散策を楽しみました。大々的なライトアップはありませんでしたが、その分、観光客も少なく、ゆったりと雪の世界遺産集落を歩きました。
富山から能登半島へ。輪島の街並みを見下ろすホテルに宿泊。うっすらと雪の積もる美しい街並みです。
輪島の近く、白米千枚田には予定外のライトアップも見学。とても幻想的で美しいライトアップで、想像以上でした。
見附島は能登半島の代表する景観。この時は特に大雪が降り、あまり写真どころではなかった。。。。
今回は元旦、高岡の国宝「瑞龍寺」にて初詣。元旦は拝観無料!とても大きく立派な伽藍配置のお寺で感動しました。
時間を調整しながら、雪の兼六園にも訪問することができました。ここでも元旦は拝観無料!広い庭を自由散策で楽しみました。
今回は様々な雪景色をみながらの旅でしたが、冬の日本海で暮らす人々に触れながら、多様な日本を感じることができました。

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