初夏の北海道でのサイクリングでした。本州が雨続きの日々、この時期は北海道に限ります。蝦夷梅雨とも言われますが、やっぱり爽やかでいい天気が続く日も多い。今年は特に6月、7月晴天が続いているようです。
今回も、二つの島、そして丘めぐり。5日間のツアー全ていい天気で爽やか爽快な北海道でした。
二つの小さな島、天売島と焼尻島
まずは日本海に浮かぶ、小さな二つの島を巡りました。海鳥の島として知られる天売島。そしてオンコの森が広がる焼尻島。この二つの島はそれぞれ一周10キロちょっと。車で回ればあっという間。そんな島をのんびりと自転車で楽しみました。
天売島の港から焼尻島を眺めます。船で30分くらいの距離に二つの島が並んでいます。
天売島焼尻島へ渡るのはオロロン海道にある羽幌の港から。小平の鰊番屋も見学しました。鰊景気で栄えていたかつての番屋を見学しました。
夢の浮島、天売島にはオロロン鳥はじめ数百万の海鳥がいます。

一周の島の道路はサイクリングロードのようなこんな道。車もほとんど通りません。爽快そのもののサイクリングです!


焼尻島から天売島を眺めます。広大な海が広がります。

羽幌は日本一の甘エビの水揚げ量。美味の甘エビもたくさんいただきました。

そしてウニ丼も!
美瑛の丘をサイクリング
旅の後半は旭川を起点にして美瑛の丘や木をめぐるサイクリングでした。
美しい丘が広がる美瑛。坂も多いエリアですが、電動アシスト自転車で快適!楽ちん!
絵になる風景が続きます。こんな景色を眺めるには自転車のスピードがちょうどいい。
せっかくなので美瑛の青い池にも路線バスを使って寄り道!
旭川と美瑛の間はローカル線を利用しました。ちょうどその日から運行の富良野・美瑛ノロッコ号に乗ることができました。
旅の手段としての自転車。日本中には自転車で回るのがちょうどいい美しい土地がたくさんあります。そんな場所をピップアップして、これからも楽しいサイクリングの旅を企画します!ぜひ自転車に乗れる方ならどなたでもご参加いただけます!










アポイ岳は日高の南端に位置する山で襟裳岬に近い場所。一日目、長い移動で襟裳岬に立ちました。
アポイ岳では五合目までの樹林帯、そして上部のカンラン岩の尾根あるき。その道中では多くの固有種の花々が見られました。頭にアポイ、ヒダカ、サマニという名前がつくものが多い。
アポイアズマギク
ヒダカイワザクラ
アポイタチツボスミレ
大千軒岳は昔、金の採掘で賑わった山で、多くの金を取る小屋があったということで大千軒岳という名前になりました。そして隠れキリシタンの悲しい歴史のある山でもあります。
今回のこの時期の稜線には可憐なシラネアオイの群落が見られるという狙いでスケジュールを組みました。風がつよいものの稜線には広大に広がるシラネアオイが咲いていました。本当に疲れが吹き飛ぶ景色でした。
恵山には何度か訪ねたことがありましたが、いつも天気が悪く、この景色を見ることができずにいました。そして今回はいい天気です。迫力ある活火山、その雄大さに感動しました。
アポイ、大千軒、そして函館山、恵山。全ての山々からは広大な海が見渡せました。気分がいい、北海道の山旅でした。
コース中、前半の東山トレイルには多くのシダが生えています。雨で濡れたシダの新芽が美しく、輝いています。
歩きながらよく観察すると植物には水滴が溜まり、雨だからこそ見られる小さな美しい世界がありました。
そして見上げると照葉樹林のスダジイなどの巨樹が枝葉を広げています。鎮守の森とも言える原始的な森が広がっているのも京都トレイルの大きな魅力の一つです。
足元には可愛らしい花びらが無数に広がっていました。
何気ない剥き出しになった木の根も濡れて迫力がましています。
シラネアオイの群落。こんな株が次々に登山道脇に現れます。ロングコースの縦走路でも花々に励まされ、疲れも低減されます。
希少なシロバナのシラネアオイも!
カタクリも飽きるほど、ずーと登山道に咲いています。
淡いなんとも言えない色のショウジョウバカマ
多く見られるイワカガミですが、佐渡はオオイワカガミです。
美しい模様と色のニョイスミレ
美しいサンカヨウの花
ヒトリシズカもたくさんたくさん見られました
ニリンソウも群落がずーと続いています。
オオカメノキの花もよく見るととてもかわいい!
ミネザクラもまだまだ咲いていました。
雨上がりの水滴も印象的!
バイケイソウの葉も美しいデザインです。
大野亀ではトビシマカンゾウも咲いていました。まだまだ数株でしたが、ここの全盛期のトビシマカンゾウはぜひ見てみたい!
美しいブナの森も広がります。春の花の時期はもちろんですが、紅葉の季節もとても美しいでしょう。
実は巨樹でも知られる佐渡の山中です。金剛杉をはじめ新潟大学の演習林などでは多くの知られざる杉の巨樹が点在しています。またツアーでも企画するかも!ぜひ巨樹めぐりで佐渡を訪ねてみたいですね。








「浜ノ浦の棚田」では夕日は見れなかったものの、農家さんがトラクターで作業していて、いい季節の風情を見ることが出来ました。
二連泊宿泊した唐津、虹の松原のホテルからは海がすぐ裏手にあります。早朝のお散歩でご来光の海の撮影
そして想定外に全員で夢中になって観察、撮影したムツゴロウ。とても美しく愛らしい。時間を忘れ、楽しく撮影することができ大満足。またぜひここには訪ねたい!!(この写真は望遠レンズを持参していた参加者の方の撮影です
佐賀県の武雄にはいくつもの楠の巨樹があります。樹齢は推定3000年。まさに神の木
阿蘇の菊池渓谷や白川水源ではさまざまな水の流れや表情の撮影に挑みました。三脚を使い、一眼レフなどのカメラだからこそ切り取れる写真が楽しい。
世界一のカルデラの大地、阿蘇。外輪山に立ち、広大で雄大な景観を楽しみました。大観峰からの阿蘇五岳、涅槃像です。
広大な景色の中での放牧、阿蘇の赤牛。こんな景色でゆったりと育つと美味しい牛に育ちます。
草千里ではガスがかかってしまいましたが、こんな景色も雰囲気がありいいですね!
旅の最後は神々の地、神話の里、高千穂でした。深遠な独特な空気感のある土地でした。

ハイライトの一つ、大文字山。私たちが7日間かけて歩く山々を望むことができます。
新緑の美しい時期に京都の奥、豊かな自然の中を歩きます。
変化のある行程を楽しみます。
さまざまな寺社、史跡など歴史深い、京都ならではのトレイルを楽しみます。
大崎下島の御手洗の集落。本来、橋の繋がっていない昔からの漁港で交易で栄えた集落。橋が繋がっていなければ、私たちも行く機会がなかったかもしれないですね。
朝、坂のまち、寺のまち、尾道を散策しました。坂と港の街で暮らす。憧れます。
宿泊した因島のホテルにはまだまだ桜も咲いていて、こんな朝の絶景を拝むことができました。
好天に恵まれた今回のサイクリング。いくつもの個性ある橋を走りました。
ひたすら美しい海を眺めながらのサイクリングです。
島の道は車も少なく、自由に写真も撮りながら走り抜けます。
渡船に乗り込み、次の島へ。ワクワクします。
身体を使って島々を感じて、船と橋を駆使しての瀬戸内の島旅でした。




