■ツアー報告 錦秋のブナの森を撮る -安比高原・八幡平・十和田・奥入瀬・八甲田・白神山地

日本でも格別美しい紅葉が続く東北北部。特にブナの森をテーマに回りました。八甲田エリアは秋だけなく、冬も素晴らしく、新緑、夏はもちろん。一年中、いつ訪れても美しい場所です。私も毎年訪れていますが、毎回、感動です。そして必ず名湯もセットです!

紅葉といっても、ブナの紅葉は一味違います。標高の比較的低い場所から標高差1000mくらいの間にブナ帯が広がります。なので、標高の低い場所では緑色からレモン色に変わり、レモン色が次第に濃くなり、逆光で輝く飴色に変わり、最後は濃い茶色へと変わります。今回のツアーでは標高に合わせて、その秋のブナの変化全てを堪能できました。また毎年紅葉の進行具合は違いますが、この時期東北を旅すれば、必ずどこかしらでそのブナの森の変化を楽しめるという狙いがあります。

濃い湖とブナの紅葉に朝日が差し込む蔦沼です。ここは大きなツアーテーマの一つですが、今回は晴天で美しい青が湖に映り込んでいました。


ツアーは盛岡から、有名な小岩井の一本桜で撮影が始まりました。岩手山の溶岩流も見学。ここで、この辺りの標高が紅葉がベストだなと様子がわかります。


安比高原では私たちが呼ぶと何匹もの馬が駆け寄ってきてくれました!かわいい!


安比高原のブナ林は人の手が入っている二次林です。同じブナの森でもさまざまな森が存在します。そんな森の中にも「母の木」が残されていて、子供の森を形成します。


安比高原から八幡平へ。道を外れて松尾鉱山跡を見学。豊かな宝の山だった、産業遺産です。風の強く、雨も時折強く降る変化ある天気でした。そのおかげでこんな虹も出現です。


八幡平山麓の色とりどりの紅葉です。


ブナの森にはたくさんの秋の恵みです予定にはなかった大沼も散策。美しい景色でした。


十和田湖でも強風、波が打ち寄せています。


やっぱり美しさは安定の奥入瀬渓谷三脚を使いスローシャッターで!こんな景色も秋らしい表現でしょう!昨年同様、酸ヶ湯周辺は紅葉の最盛期。平日にも関わらずたくさんの見物客で溢れていました。


紅葉の名所として定着した城ヶ倉大橋です。遠く岩木山の展望も楽しめます。


混雑している八甲田ロープウェイですが、麓から森が広がり変化する様子が一目瞭然。山頂はアオモリトドマツの森です。あと数ヶ月で樹氷の森へと変化します。日本の四季はすごいなぁ


最後に訪れた白神山地の世界遺産エリアの一つ、暗門の滝。雨が降りなかなかスリルある渓谷歩きでゴールの滝を目指しました。

毎年、四季を通じて訪ねることの多い八甲田ですが、今回も紅葉、温泉。豊かな日本を単王することができました。

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上鶴同行のプランや新コースも続々発表中!

《登山&トレッキング》

11/5発 4日間

京都美山 原生林 芦生の森と春日大社の鎮守の森を歩く

11/12発 3日間

京・乙訓トレイル34.8km ~秋の京都を歩く

12/10発 3日間

忘年山行・山上に泊まる富士山絶景 三ツ峠山と茅ヶ岳&昇仙峡ウォーキング

2024/1/14・18発 4日間

雪原の上高地探訪と西穂丸山スノートレッキング

2024/2/2528 3日間

氷の神殿 日光雲竜渓谷と奥日光スノーハイキング

2024/3/19 2日間

春分の日 七面山からのダイアモンド富士登拝

《写真撮影・旅系》

12/19発 3日間

神秘の絶景 ダイヤモンド富士を撮る!

2024/1/22発 5日間

美ヶ原王ヶ頭ホテルに連泊 冬の信州を撮る 氷の奇跡ダイヤモンドダストと樹氷・霧氷・サンピラー

2024/1/29発 5日間

幻想のアイスバブルとジュエリーアイス白銀の富良野・美瑛でサンピラーを狙う

2024/2/3発 6日間

白銀の美しき東北をめぐる旅

《海外》

2023/12/30発 10日間

絶景のエベレスト展望ロッジ滞在とのんびりシェルパの里歩き

2024/2/10発

知られざるバロチスタンの絶景 インダスハイウェイとヒンゴル泥火山世界

2024/3/5発 13日間

世界の最果てパタゴニア

2024/3/24発 19日間

エベレスト山群大展望  ゴーキョ・ピーク登頂とレンジョ・パス越え

2024/5/23発 9日間

ベトナム北部 棚田と少数民族&ハロン湾世界遺産を撮る(予定)

2024/6/4発 11日間

聖地サンティアゴ巡礼 ラスト114kmを歩く

2024/8/9発 10日間

インドラダック 絶景の湖めぐり(予定)

■ツアー報告 秋の涸沢カールと槍沢を堪能!

暑かった今年も一気に秋らしく季節がすすみ、山ではもう雪。なかなか気持ちも装備も追いつきません。

今年の秋のスタートは北アルプス、涸沢カール。日本一の山岳紅葉といわれ、一度は見てみたい紅葉です。何度行っても感動の風景です。

今回は氷壁の宿、徳沢園に一泊、涸沢ヒュッテに二泊、槍沢ロッジに二泊という贅沢でゆったりなプラン。存分に山小屋滞在と紅葉の山の景色を楽しむものです。そして季節の変わり目の変化ある景色を堪能することができました。


まず松本空港から上高地、そして徳沢へ。誰もが満足する伝統のお宿、徳沢園に宿泊です。井上靖の氷壁の舞台でもあり、小説の情景と重なります。山小屋とは思えない豪華な食事。お風呂もあり、ゆったりと明日からの登山に備えます。


ユニークでおしゃれな個室ブース。プライベートが確保され熟睡できます。


徳沢園を出発する朝、朝食前に朝焼けの前穂高、明神の山々を眺めました。


今回はフォトトレック。カメラ視点での被写体探しを楽しみました。しかし、一眼レフやカメラを持っていなくても楽しめるのがフォトトレックです。視点が増えて、注意深く自然を探索します。そんな視点を持てば、有名な山や高い山でなくても、自分の視点で旅を楽しむことができるでしょう。


ふとした景色の発見は嬉しく、楽しいものです。


カメラを固定して、独自の表現ができるのも写真撮影の楽しみです。


まずは前半の涸沢カールです。もう少し色づきが進んでいればというところでしたが、十分の美しい景色でした。この涸沢ヒュッテに二泊し、丸一日ゆったりと散策をして、秋を楽しみます。




足元を見るとチングルマの綿毛と小さな葉も真っ赤になっています!




ちょっとした写真知識でこんな写真も撮れました。


そして涸沢名物、夜のテント村。この数日後の連休では900を超えるテントが張られたそうです。


そしてこれからの天気予想。かなり大荒れ、風強く、冬山の世界になるそうです。安易に近づけない厳しい条件になるようです。さぁ、どうなることか。

そして舞台は変わり槍沢へ。槍沢ロッジに宿泊して槍沢を遡ります。目標の氷河公園には積雪が多くてたどり着けそうにありませんが、行けるところまで、雪と紅葉の世界を楽しみました。


雪と淡い紅葉のコントラスト。今まで見たことのないような色合いと風景です。


強い風によってナナカマドの紅葉も飛ばされてしまったようです。


チングルマの葉も雪に埋もれて冬支度です。


光が流れ、時折差し込む光がドラマチックです。


雪と黒い木の幹をモノクロで表現


雨が降れが葉が光り、また美しい自然の模様を醸し出してくれます。


最終日は槍沢の美しい流れで写真撮影を楽しみました。


上高地からは白く冠雪した穂高連峰が出現。あー、帰るのがもったいない!


かわいい小猿のお見送り

■ツアー報告 北ア燕岳から常念岳、蝶ヶ岳

晴天続きの2023年の夏山、ようやく山の稜線は秋めいてきました。今回は北アルプスでも人気の高い燕岳。そして燕岳から続く、常念山脈。大天井岳、常念岳、そして蝶ヶ岳への縦走でした。夕焼け朝焼けを堪能した燕岳、雨の1日だった常念岳、そして劇的な変化ある景色が見れた蝶ヶ岳。山小屋を泊まり歩き、滞在や食事も楽しんだ5日間でした。


燕岳へは中房温泉の登山口から合戦尾根を登ります。標高差約1300mの登りで燕山荘に到着します。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチというように休憩ポイントがあり、リズムよく歩きやすい登山道をたどります。森林限界近くに合戦小屋があり、そこで昼食をご馳走になりました。ここの名物はなんといってもスイカ!疲れて水分を欲した身体には最高です!

稜線につくとすぐ燕山荘があります。創業から100年以上の伝統のある山小屋で滞在を楽しみました。


畦地梅太郎の作品を展示している整理整頓されたレストランです。
展望のカフェスペースでケーキセットや生ビールもごちそうになれます。ゆったりと山上滞在を楽しめます。

翌日もいい天気の予想です。この日は燕岳山頂へは翌日にまわして、夕刻の槍ヶ岳などの展望を楽しみました。

朝、ヘットライトをつけて登山開始、まずは燕岳をめざします。山小屋から花崗岩の稜線を楽しみながら約30分で山頂に到着です。途中みられたご来光も最高でした。

遠くには八ヶ岳と南アルプスにはさまれた富士山もくっきりと

こんな日に山上に居れるのは幸せな限り!
今日は燕岳から大天井岳を越えて常念小屋へ向かいます。ずーと槍ヶ岳を望みながらの稜線遊歩。

常念小屋が見えてきました。あと少し。奥には翌日に登る常念岳が。ジグザグの苦しそうな道がはっきりと見られます。
ツアー3日目は一日中雨で展望は無し。これも山です。いい経験ができました。こういう日はライチョウがでてきてくれます。
悪天だった1日も最後、空が赤くそまり槍ヶ岳が頭を出してくれました。ドラマティックだなぁ

翌朝も雲が立ち上がり、斜光が美しい
ブロッケン現象や虹も現れて、稜線滞在を締めくくり。
下山は徳沢、そして上高地へ。美味しいピザの昼食をいただきました。
上高地はいい天気で下界と違いすずしい!たくさんのハイカーや観光客がいて、下界に降りてきたなぁと実感します。

■ツアー報告 北アルプス 立山から薬師岳を縦走

8月半ば、猛暑が日本列島を襲っています。さぁ皆んなで山に行って、人混みを避けて避暑登山。しかし2000mから3000m級の山々でも暑い。紫外線が強く熱中症や日焼けには要注意です。それでも、やっぱり涼しい風が吹き、爽やかな稜線歩きでした。


今回は北アルプスの立山室堂2450mまで立山黒部アルペンルートで楽々に登り、そこから縦走がスタートします。立山連峰や剱岳に登りたいのを我慢して、南に進みます。

今回のゴールは北アルプスの中央に鎮座する薬師岳。美しい天然記念物にも指定されているカール(圏谷)を四方に抱えた山です。奥には槍ヶ岳が写っています。どんどん近づく槍ヶ岳。


剱岳と立山連峰の縦走路。ここから一歩外れると人にもほとんど会わないような雲上トレイルが始まりました。


さっそく幻想的なブロッケン


そしてライチョウにも出会いました。


終始、晴天の登山で青空いっぱいでした。


途中に広がる五色ヶ原。ここへの訪問もツアーの目玉の一つ。なかなか訪ねることができないアルプスの秘境の一つ。お花畑が広がり、木道の上を歩きます。五色ヶ原山荘にはお風呂もあってありがたい限りでした。


人気の薬師岳にはたくさんの登山者が登っています。初めは遠くに見えた山にどんどん近づきたどり着きました。縦走登山の醍醐味です。自分の足を褒めてあげたい!今年は花も早く、チングルマの綿毛が美しい縦走路でした。


縦走の終わり。薬師岳山荘からは富山、日本海に沈む美しい夕日を眺めることができ、素晴らしい縦走の締めくくりでした。


やはり槍穂高連峰は格別な山です。9月には槍穂高を眺めながらの表銀座縦走プランがあります。季節の移り変わりを楽しみながら、一足早く、秋の気配の縦走を楽しみます。

■ツアー報告 北アルプスシーズン到来! 花と好天の大縦走

梅雨が明け、アルプスシーズンの到来です。今年は特に梅雨明けから晴天続き。下界は猛暑が続いていますが、山の上も日差しが強く、暑い。しかし涼しい風が吹き、爽快そのものの日々でした。今回は2本のツアーをガイド添乗しました。

「北アルプス花の縦走路を行く 大雪渓から登る白馬岳・雪倉岳・朝日岳」

「北アルプス大縦走 黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳・笠ヶ岳」

両コースとも人気でメジャーなエリアとは違い、人も少なく、貸し切りのような登山道を味わうことができました。

今回、最高の出会いは全員間違いなく、この景色でしょう。水晶小屋での夕刻、槍ヶ岳をバックに虹が現れました。山頂直下に立つ険しい場所に立つ水晶小屋に泊まったからこそ見られる景色でした。


毎日のようにご来光、夕日が見られた山の日々。その中でもやっぱり槍穂高連峰の迫力はたまりません。日本が世界に誇る山岳景観でしょう。


山上の笠ヶ岳山荘からは槍ヶ岳の方からのご来光が望めました。


爽快な山上世界を歩きます。


ありがたい山小屋めぐり。ゆっくり疲れをとり、栄養を補給し、風雨を避けることができるありがたい存在です。


後立山連峰の山並みです。斜光が美しい!


ライチョウにもたくさん出会いました!


とにかく多くの花々が延々に続くような白馬岳、雪倉岳の稜線でした。


自然の高山植物ですが、なんて美しいのでしょうか。


白馬岳の山頂からのご来光も楽しめました。


白馬岳の山頂直下の白馬山荘、そしてバックには剱立山連峰が望めました。


山上に突如現れる白馬山荘です。


朝日小屋では地元食材をたっぷり使った美味しい夕食をいただきました。


白馬大雪渓。涼しい!


■ツアー報告 ミヤマキリシマの九重連山を歩く

梅雨の6月前半、九州の山好きが集結する九重連山。山々がピンクに染まるミヤマキリシマ登山です。近年は開花情報が随時得られるため、最新情報と天気を読んで登山できるようになりました。ツアーでは事前に設定しなくてはなりませんので、当たるかどうかドキドキですが、そこが安心の九重。2週間くらいの期間で山により開花時期がズレるので、どこかで必ず咲いているであろう予想で山に向かうことができます。

北大船からのミヤマキリシマと九重連山


ツアー1日目は大雨だったものの、登山の始まる翌日以降はいい天気。さらにシャクトリムシに食われているから今年はいまいちという情報がありながらも、山々をピンクに染める風景を堪能することができました。

ツアーは九州最高所の温泉であり、九州唯一の山小屋でもある法華院温泉に二連泊して、山々を歩きました。ミヤマキリシマで知られる山は平治岳、大船山、三俣山を存分に歩きました。そしてそれぞれの山で全てミヤマキリシマを堪能することができました。

平治岳からのミヤマキリシマと九重連山


ちょっと時期が違うかなと思っていた三俣山でも美しいミヤマキリシマが咲いていました!


九州の方でも見たことのある方が少ない北大船の幻の池。大雨の翌日だからこそ、美しい景色を拝むことができました。


三俣山では翌日に登る予定の由布岳が。かっこいい双耳峰です


九重の北千里。変化あるさまざまな景色の中を歩きました。


由布岳では山頂からの展望は得られませんでしたが、ガスの中の美しい自然林を歩きました。


旅の最後は国東半島をプチトレッキング。信仰と石の文化が混ざり合った、興味深い土地です。

■ツアー報告 新緑の芦生の森、春日の森

新緑の関西屈指の二つの森をめぐるツアーでした。現地のネイチャーガイドがじっくりと森の成り立ち、貴重な森の生態について話をしてくれながら歩きます。驚いたのは芦生の森のネイチャーガイドさんのレベル高さでした。

また春日の原生林では、地元愛の強いボランティアガイドさんが同行で、春日の森だけでなく奈良についてじっくり話をしてくださいました。

とても素晴らしいツアーでしたので、急遽、11月紅葉シーズンにツアーを再設定しました。ご興味ある方、ぜひご参加ください。今後の山歩きや自然観察に大きな学びと刺激をいただけると思います。

11/5 原生林・芦生の森と春日山原始林を歩く


心配したヒルもあまりいない場所を歩いて、喰われることなく楽しく歩きました。いろんなお話はいくら時間があっても足りません。


雨のおかげで葉っぱがキラキラ


太陽に透かして美しい葉


たくさんの美しい樹々の花を見られました。

花真っ盛りの季節でした。


雨の後だからこその、キラキラした美しさを発見


アカハライモリ!


モリアオガエルにも遭遇


お世話になった芦生山の家。自然を愛する方々が運営しています。地鶏三昧の夕食も美味しかった!


京都の芦生の森から、奈良へ移動。春日大社の鎮守の森へ。手付かずの原生林が残っています。


年月が経っても変わらない森、流れ、木々がありました。


旅の最後は若草山へ。鹿がお出迎え、素晴らしい展望が待っていました。


■ツアー報告 GWの小笠原諸島

今年のGWは小笠原へ。東京から24時間の船旅でたどりつく日本で最も遠い「東京都」でもあります。今回は1航海(現地3泊、船中2泊)の旅でした。

小笠原の魅力はぽつんと太平洋に浮かぶ海洋島。よって多くの固有の植物と動物が見られること。その固有種だらけのトレイルを歩けば、美しい島の景色が堪能できます。

そして美しい珊瑚が広がる海には一年中イルカの群れが見られ、冬から春にかけてはクジラも多く見られること。

船の航行に左右される小笠原の人々の街や暮らし、そして歴史。小笠原には独特な明るい世界が広がります。(東京とのギャップがすごい)そんな魅力たっぷりの小笠原でした。


そして、毎回もっとも感動するおがさわら丸のお見送り。「いってらっしゃい!」「ありがとう!」手を振って、海に飛び込んでお見送りをしてくれます。小笠原の人々のやさしさと明るさに心打たれます。

人々だけでなく、カツオドリも一緒に私たちをお見送りしてくれます。

小笠原の旅では現地のガイドさんがサポートしてくださります。今回は母島にも訪ねることができて、知識豊富なガイドさんが解説をして案内してくれました。

毎日、晴天がつづき、美しい海を堪能できました。

みなさん、ドルフィンスイムも満喫!貴重な体験でした。


ウミガメも産卵にくる美しい海岸がいくつもあります。またウミガメの保護も日本一の場所でもあります。


トレッキングで見られる美しい景色です。今回は残念ながら唯一、南島に上陸ができませんでした。これはまた小笠原を訪ねる名目ができたな!と、思っています。

異国のような小笠原父島、大村のメインストリート。何度も何度も往来してとても馴染み深い通りになりました。またここに帰りたい!と思うほど気持ちいい季節の訪問でした。

■ツアー報告 京都一周トレイルと京北トレイル

三月末からのネパール内院トレッキングから引き続き、春の極上シーズン。近年、4月は京都でトレッキング三昧です。今年も京北トレイルから京都一周トレイルと11日間、しっかりと桜と新緑の京都を堪能しました。

まずは京都で最後に咲く京北、黒田の百年桜。開花もバッチリでトレイルに花を添えてくれました。京北トレイルは京都一周トレイルに続く、サブコースで静かな田園地帯をぐるりと回る約50kmのコースです。ツアーは4日間。

そして京都一周トレイルは83km、ツアーは7日間。いづれもホテルに連泊して、日帰り装備で毎日歩きました。皆様、この春にしっかり歩いて、毎日、大浴場で疲れをとりつつ、歩き続けました。これは今年の夏に向けての身体作りには最高で、自身の体力への自信につながる山行となりました。新緑の美しい季節のトレイル歩き、山歩きするにも最適なシーズンでした。雨にもほぼ合わずに、歩くことができました。


満開のタイミングで訪ねることができた京北、黒田の百年桜。


京北エリアは元々京都寺社の材木を供給する大切な土地で、元々この川を筏を使い、木々を搬出していました。のんびりした田園風景が魅力の京北トレイルです。


京北トレイルの展望地、伸びやかな山並みが日本海沿岸まで続きます。


あまり訪ねる人も少ない伏見桃山城ですが、美しいお城です。


若草トレイル周辺には多くの竹林があり、たけのこ採りのシーズンでした。


人気の伏見稲荷神社。コロナ前のように外国人旅行者は京都に戻ってきました。京都は外国人だらけです。


比叡山では比叡山にふさわしいガスのかかった杉林を歩くことができました。幻想的な雰囲気の中、修験者を思いながら歩きました。


コースのハイライトでもある清滝川の渓谷歩き。いい天気で、清々しいウォーキングを堪能。


嵐山の竹林も多くの人で溢れかえっていました。やはり美しい景色の場所で、外国人からすればとても珍しい美しい景色なのでしょう。ただ、人が多い!


松尾山の照葉樹林の森。お気に入りの森を今年も歩くことができました。


京都盆地をぐるりと回る京都一周トレイル。あんな遠くの山並みを歩いてここまでたどり着いた!達成感満載です。


トレイルの最後に出てくる「山の神さん」にお礼をしてトレッキングの日々も終了です。


多くの外国人が戻り、賑やかになってきました。外国人からすれば、日本は食は豊かで美味しく美しい、全てが清潔で、人々は親切。自然も豊かで歴史も深い。モノも安くて、日本は極上の国だろうなと改めて今回京都を歩いて感じました。私自身、ネパールから帰国したばかりだったので、本当にそう思います!

■ツアー報告 冬の北海道を撮る 十勝帯広から大雪山を越え、美瑛へ

冬の北海道を撮る、毎年定番のコースです。ジュエリーアイス、アイスバブル、サンピラーやダイアモンドダストに期待しますが、自然現象なので、見れたり見れなかったり。さらに撮れたり失敗したり。。。

しかし、冬の北海道は居るだけでも身も心も引き締まり、美しい景観を見せてくれます。毎年、必ず訪ねたい冬の北海道。今年も皆様にご参加いただき、撮影を楽しむことができました。まずは十勝川から流れ出てたどり着くジュエリーアイス。ジュエリーアイスは少なかったものの、朝と夕方の美しい時間帯に北の海岸線で過ごす時間は格別なものです(寒いですが)さらにスローシャッターや三脚を駆使して波を表現するのも、カメラを持っているからこそできる楽しみでした。


帯広ではエゾリスの撮影もできました。ちょろちょろと動き周り、可愛すぎ!!


移動の道中も美しい景色が続きます。車を止めてもらい、たくさんの撮影ができました。


大荒れの層雲峡。猛烈な寒さと強風の中でも渓流の撮影を体験しました。


ひょっこりエゾシカ


そして舞台は美瑛や十勝岳の山麓へ。美しい丘の景色が続きます。


人気のクリスマスツリーの木では雲が動き、それに合わせて純白の丘に影が走ります。とても印象的な瞬間を見ることができました。


人気の青い池のライトアップや白髭の滝。たくさんの観光客がいますが、やはり美しくロマンティックです。


雪原の影探しも楽しいものでした。


残念ながら2度のチャンスを作ったサンピラーは見ることができませんでしたが、樹氷の美しい森を撮影。


豪雪の十勝岳温泉では樹氷や霧氷をじっくりと歩きながら撮影を楽しみました!