■おすすめツアー 桜の京都トレイルハイライト

桜のベストシーズンに京都トレイルを歩く、追加コースが発表になりました。なかなか宿泊の予約も難しいベストシーズンです。何度も訪ねたことのある京都だと思いますが、このコースで京都の奥深さや歴史、日本の宝箱のような京都改めて好きになることだと思います。

京都盆地を見下ろす大文字山。標高は低いながらも大阪までも望める大展望

なんといっても人が多くて、それだけで疲れるというようなイメージがある京都ですが、盆地をぐるりと囲んだ山々は寺社に守られた鎮守の森のような静かで豊かな森が残されています。そしてそれらのコースは人に会うことも少ないようなトレイルです。銀閣寺や嵐山などが起点になりますが、それらの雑踏から一歩、森に入るとまったく違う世界が出現します。それはなかなか楽しい感覚です。

京都の原生林を見上げると豊かな森の世界が広がります

またこのコースは地元の電車や地下鉄、バスなどをフルに活用して移動します。そんなプライベート旅のような感覚もなかなか面白いものです。

展望コース、歴史と伝説のコース、渓谷を歩くコース。3日間でさまざまな京都の自然を堪能することができるプランです。

追加のコースは3本設定。改めてこの機会に京都を歩いてみるのはいかがでしょうか。コースはこちら→https://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GJKY12/

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■ツアーレポート 志賀高原 樹氷巡りと渋峠&地獄谷スノーモンキーを撮る

ツアー実施日 2020/1/28-30

今回は信州の冬の景色を巡るツアーでした。暖冬の今冬ですが、それでも2標高の高い横手山はどっぷり深い雪。3日目の戸隠高原でも雪の景色を身体で堪能することができました。

旅はJR長野駅から始まりました。まずは信州の小京都、小布施に立ち寄り「栗おこわ」をご馳走になり、古い街並みを歩きました。そしてさっそく地獄谷の猿公苑へ。とにかく外国人に人気の場所で、ひっきりなしに世界中からのツーリストがスノーモンキーに会いに来ています。

ここではお昼の餌の時間に合わせて訪問。温泉のまわりに猿たちもいますが、人間のほうがよほど多いようでした。暖かい日でもあったので、なかなか温泉に入ってくれません。イメージとしては雪の中、温泉に浸かってほっこりしている猿を見たかったのですが。。。

地獄谷からどんどん標高をあげると志賀高原エリアです。雪上車の時刻にあわせてスキー場の広がる志賀高原を抜けていきます。南極を走るような雪上車で横手山の山上にある「雲の上のパン屋さん」として知られる横手山ヒュッテに向かいました。

2300mを超える横手山は豪雪で信州の中でも多くの樹氷が見られることで知られています。その白一色の中でのスノーシュー体験はみなさん、大変面白かったようです。スノーシューを履けば自由に雪の上を歩くことができます。一度、この経験をするときっとまたスノーシュー遊びをしたくなることでしょう。

長野駅に戻る途中、桜でも知られている高山村の知られざる「雷滝」にも立ち寄り三脚をもって撮影しました。滝の上部の裏側にまわりこみ、滝をぐるりと回って滝壺までさがる、ほかでは見られないような面白い滝です。ここでもじっくり撮影をして楽しみました。

3日目は戸隠高原へ。戸隠といえば奥社の随神門と圧倒的な巨大な杉が立ち並ぶ戸隠奥社の景色でしょう。ここでもゆっくりと時間をかけて撮影も楽しみました。さらに高妻山の登山口にあたる戸隠牧場の雪原をあるき、巨樹をめぐりました。まったく踏み跡のない雪原をズボズボ歩いて被写体探し。自分だけの作品が撮れたでしょうか。

そうして3日間の冬の信州の旅が終わりました。今回は撮影のツアーだけあって皆さん一眼レフを持って、自ら被写体を探し、動けるメンバーでした。絶景といわれるポイントや好天でなくても、フルに頭を使って自然風景を切り取ろうというみなさんにとても刺激をいただいたツアーでした。

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■ツアーレポート
神秘の絶景 ダイアモンド富士を撮る!

ツアー実施日 2019/12/19-21,12/22-24

2020年、新年あけましておめでとうございます。今年から「NIPPON再発見!美しき日本の旅」として西遊旅行ホームページ内でブログがスタートします。西遊旅行の国内企画や国内外の添乗員として同行している上鶴篤史(かみづるあつし)が、このブログを担当し、たくさんの美しい日本の風景や知られざる日本の魅力を伝えて行くことができればと思っています。

西遊旅行、日本の冬の撮影旅行、第一弾はダイアモンド富士を撮る!みっちり富士山三昧のツアーでした。2本設定のツアーが連続したものでしたが、それぞれ天候や富士山の見え方など全く違って、同じ行程でも写真を撮るという意味では何度繰り返しても、同じ景色はない。ということを改めて感じる3日間×2本=6日間でした。

3日間のツアーはハイライトの連続。まずは専用ジープに乗り標高1785mの三ツ峠に向かいます。走るのはかなりワイルドな道と専用に使用されたジープ。パキスタンやネパールの山奥を走っているような感覚になります。日本でもこんなことができるんだと、大変ありがたいものでした。

三ツ峠山上には2つの山小屋が通年営業しています。その一つの三ツ峠山荘に泊まります。宿の目の前には遮るもののない見事な富士山が眼前に裾野を広げています。その富士山の夕景や朝焼け、星空や夜景を宿の目の前で堪能することができるのです。部屋のコタツに入りながら富士山の絶景をながめることもできます!これは贅沢。

2本目のツアーでは寒気が入り、雪模様。夜に降り続いた雪が20cmほど積もっています。そして朝には雲も取れ晴れ間がのぞいてきました。多くの写真家があこがれる雪景色と朝焼けの富士山です。天気予報を見ても、地元に住んでいたとしても三ツ峠に来ることは難しいので、ほんとうにこの日だけの大きなプレゼントでした。

ツアーでは富士五湖もすべて回りました。山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖。それぞれから富士山を堪能することもできました。山中湖周辺ではこの時期”沈む”ダイアモンド富士を見られます。その沈むダイアモンド富士は残念ながら雲に遮られ見ることができませんでした。富士川町の”昇る”ダイアモンド富士に期待しましょう!

ツアー2泊目は秘湖 四尾連湖の湖畔の宿水明荘に宿泊します。小さな静寂の湖で、歩いて1周30分ほどですが、気持ちの良い散歩ができます。この自然の湖畔ではカメラを持っての散策、頭を研ぎ澄ませて被写体を探し考えてファインダーを覗く。自分の感性だけの被写体を探すのは、絶景写真とは違った奥深い写真撮影の楽しみです。

そしてハイライトのダイアモンド富士。1本目は富士山は望めるものの雲に遮られダイアモンド富士は見られず、2本目では晴天の中、見事なダイアモンド富士を望めました。じわりじわり空も明るくなり、富士山頂からの日の出の瞬間。この瞬間は気持ちも高まり、テンションは最高潮です。事前にカメラ設定などしっかり確認してシュミレーションしておかなければ、大切な瞬間を逃してしまいます。みなさんミスすることなく撮影できたかな?

充足感でいっぱいの最終日、最後は「みたまの湯」という山梨でも一番人気の温泉に入り昼食です。八ヶ岳、奥秩父、そして南アルプスを眺めながらの露天風呂は絶品です。そして今回のツアーでは「吉田うどん」と「ほうとう」など山梨の美味しい厳選したお店で食のたのしみもいっぱいでした。

今回の撮影行では改めて自然風景写真の難しさと面白さ、そして風景は一度として同じものはない。その時、その場所に居ないと写真は撮れないということを改めて感じることができました。ツアーでは事前に日程やスケジュールや決まってしまっていますが、より臨機応変に動き、そして与えられた環境でいかに楽しんで写真作品を作り出すかと学んだと思います。またぜひ2020年もこの企画を作り、誰もが大好きな富士山を存分に堪能していただきたいと思います。

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