◾️ツアー報告 秋のあまとみトレイル86kmを歩く

紅葉シーズンの新企画、あまとみトレイルを歩くツアーが無事に終えることができました。

このツアーはロングトレイルの聖地、信越トレイルに繋がるルートで数年前に完成したルートです。

スタートは長野駅から善光寺、飯綱高原、戸隠高原、妙高高原、野尻湖から斑尾山を繋ぐ86kmのトレイルです。

今回は10/13発と10/19発の二本設定で、二本ともに催行しました。時期は近いものの、日に日に紅葉は進み、変化しました。また、天気により森も様子が変わり、美しい自然を満喫することができました。

長野駅をスタートし、北国街道でもある善光寺参道を歩いて進みます。
季節はリンゴの収穫真っ盛り。道祖神やお地蔵さんなど、信州らしい光景が多くみられました。
二本目のツアー時には、農家の方からたくさんのリンゴの差し入れ。新鮮なリンゴを存分にご馳走になりました。一本目のツアーの方、すみません。

飯綱高原からは戸隠古道、そして神道と言われる街道歩き。宝光社、中社、奥社へ向かいます。そして、戸隠といえば蕎麦。しっかり新そばのランチもいただきました。
戸隠の奥社からささやきの小径を通り、高妻山麓に広がる戸隠牧場。その広大な牧場を通り抜けます。だれにも会わない美しく伸びやかなハイキングでした。
戸隠連峰が美しい鏡池にも立ち寄りました。
戸隠から妙高山麓へ、黒姫山の中腹の森を抜けるツアーのハイライト。多種多様な森からブナの純林へ足を踏み入れます。本当に美しく楽しい森歩きでした。


そうして森を抜け、妙高山麓へ。妙高山、火打山、焼山など紅葉で染まった山々を眺めながら歩きました。

妙高山麓にも笹ヶ峰牧場が広がる、整備された遊歩道を歩きました。
笹ヶ峰から妙高高原方面へ降ると、現れる迫力ある苗名滝。ここで美味しいランチでした。
幸せのキノコ蕎麦!また食べたい!

長野と新潟の県境を歩きます。北国街道の関川の関所を通過します。
そうして舞台は後半、ナウマン象で知られる野尻湖へ。爽やかな風の中、湖畔を歩きます。ゴールの斑尾山も近づいてきました。
ゴールとなる斑尾山はブナの山、美しいブナ林が続きます。
そして、86kmのあまとみトレイル、ゴールです。ここから110kmの信越トレイルがさらに続きます。是非、116kmを完歩しましょう。

ツアーは戸隠に2連泊、妙高に3連泊で毎日美味しい食事と温泉で毎日疲れを癒すことができました。またトレッキングでは日帰り装備で歩くことができるように手配。毎日のゴールに車の迎えが来てくれて、ツアーならではの有り難さでした。

美しい日本の魅力たっぷりのあまとみトレイルでした。ちなみに“あまとみ“というのは、雨飾山、斑尾山、戸隠山、妙高山の頭文字から命名されています。

◾️ツアー報告 北アルプス涸沢カールの紅葉と槍沢氷河公園

日本一の山岳紅葉と言われる北アルプス涸沢カールと槍ヶ岳が映り込む氷河公園を訪ねる5泊6日のフォトトレッキングでした。

観光シーズン真っ盛りの上高地をスタートして涸沢カールの涸沢ヒュッテに2連泊、そして槍ヶ岳の登り口、槍沢ロッジに2連泊。ゆったりと登頂ではないトレッキングで秋真っ盛りの登山でした。


涸沢は雨にたたられましたが、槍ヶ岳を望む氷河公園の天狗池では理想的な天気と槍ヶ岳の映り込み。この景色を見たくて良く頑張りました!
人で溢れる上高地ですが、みんな良い天気で、いい顔です。外国人もとても多い。望む穂高連峰、この天気の中、縦走したいなぁ!
憧れの涸沢カールですが、雨の中たどり着きました。紅葉はピッタリで今年は良い紅葉ですが、青空は広がりません。前日と下山した午後は晴れ。今年はちょっとタイミングがずれました。
しかし、雨ならではの景色にもたくさん出会えて、フォトトレッキングとしては、良い被写体にたくさん出会えました。

前日の雨のおかげで水量が多く美しい槍沢の流れ。楽しみながら槍沢ロッジに向かいました。
槍沢上部に向かうにつれて、紅葉の色づきも素晴らしい。
そして見えてきた槍ヶ岳。どこから見てもカッコいい憧れの山です。涸沢よりも槍ヶ岳は外国人に人気のようで、たくさんの外国人トレッカーがいました。
ナナカマドの紅葉と槍ヶ岳もバッチリでした。

雨の山では足元に美しい世界が広がっています。そんな被写体探しも楽しくフォトトレッキングの醍醐味です。



◾️ツアー報告 信越トレイル【後編】

日本のロングトレイルの発祥の地とも言える、信越トレイルを歩きました。名前のとおり、信州と越後の国境に横たわる関田山脈に沿って整備されたトレイル。そして、さらにセクションが延伸して苗場山頂がゴールとなった110kmのトレイルです。

西遊旅行のツアーでは前編後編で二本が設定されています。さらに今年から信越トレイルに続いた「あまとみトレイル」も発表されました。

信越トレイルとあまとみトレイルで186kmのトレイルとなります。

信越トレイルといえばブナのトレイル。紅葉にはまだ早いですが、終始、母なるブナの森を歩きます。
西大滝の六地蔵に立ち寄りました。2011年、栄村を震源とした大きな地震がありました。その際、正面を向いていた地蔵さまが一斉に栄村の方向に向きを変えたという、嘘のような本当の縁起ある地蔵さまです。

今回のトレイルは4泊5日。毎日、宿泊が変わりました。ペンション、木造校舎を改装したオシャレな、かたくりの里。現役マタギがオーナーの出口屋さん、そしてトレイルを終え、最終日は秘湯を守る会の貝掛温泉。毎日、美味しい山の幸を中心とした地産地消の食事。そして美味しい新米を毎日いただきました。

また、毎日、登山に不用な荷物は次の宿まで回送してくれて、毎日日帰りハイキング装備で歩き、下山地点にはお迎えが来るという流れで、大変ありがたい運営でした。
そして最後のハイライト、苗場山。日本百名山でもあり、ハードな登山の一日になります。トレイルは0合目からなので、一般登山者が登り始める三合目までも歩かねばなりません。

苗場山は山地がテーブル状に広がっていて、高層湿原になっています。池塘や木道が広がり、山の上とは思えない爽快な景色が広がります。
その苗場山が信越トレイルの終点です。今回も110kmを達成した方もいました。また次の前編で達成予定の方もいらっしゃいます。

日本の美しい自然がぎっちり詰まった信越トレイル、そして日本各地にあるトレイルを楽しみましょう!