■ツアー報告 秋の涸沢カールと槍沢を堪能!

暑かった今年も一気に秋らしく季節がすすみ、山ではもう雪。なかなか気持ちも装備も追いつきません。

今年の秋のスタートは北アルプス、涸沢カール。日本一の山岳紅葉といわれ、一度は見てみたい紅葉です。何度行っても感動の風景です。

今回は氷壁の宿、徳沢園に一泊、涸沢ヒュッテに二泊、槍沢ロッジに二泊という贅沢でゆったりなプラン。存分に山小屋滞在と紅葉の山の景色を楽しむものです。そして季節の変わり目の変化ある景色を堪能することができました。


まず松本空港から上高地、そして徳沢へ。誰もが満足する伝統のお宿、徳沢園に宿泊です。井上靖の氷壁の舞台でもあり、小説の情景と重なります。山小屋とは思えない豪華な食事。お風呂もあり、ゆったりと明日からの登山に備えます。


ユニークでおしゃれな個室ブース。プライベートが確保され熟睡できます。


徳沢園を出発する朝、朝食前に朝焼けの前穂高、明神の山々を眺めました。


今回はフォトトレック。カメラ視点での被写体探しを楽しみました。しかし、一眼レフやカメラを持っていなくても楽しめるのがフォトトレックです。視点が増えて、注意深く自然を探索します。そんな視点を持てば、有名な山や高い山でなくても、自分の視点で旅を楽しむことができるでしょう。


ふとした景色の発見は嬉しく、楽しいものです。


カメラを固定して、独自の表現ができるのも写真撮影の楽しみです。


まずは前半の涸沢カールです。もう少し色づきが進んでいればというところでしたが、十分の美しい景色でした。この涸沢ヒュッテに二泊し、丸一日ゆったりと散策をして、秋を楽しみます。




足元を見るとチングルマの綿毛と小さな葉も真っ赤になっています!




ちょっとした写真知識でこんな写真も撮れました。


そして涸沢名物、夜のテント村。この数日後の連休では900を超えるテントが張られたそうです。


そしてこれからの天気予想。かなり大荒れ、風強く、冬山の世界になるそうです。安易に近づけない厳しい条件になるようです。さぁ、どうなることか。

そして舞台は変わり槍沢へ。槍沢ロッジに宿泊して槍沢を遡ります。目標の氷河公園には積雪が多くてたどり着けそうにありませんが、行けるところまで、雪と紅葉の世界を楽しみました。


雪と淡い紅葉のコントラスト。今まで見たことのないような色合いと風景です。


強い風によってナナカマドの紅葉も飛ばされてしまったようです。


チングルマの葉も雪に埋もれて冬支度です。


光が流れ、時折差し込む光がドラマチックです。


雪と黒い木の幹をモノクロで表現


雨が降れが葉が光り、また美しい自然の模様を醸し出してくれます。


最終日は槍沢の美しい流れで写真撮影を楽しみました。


上高地からは白く冠雪した穂高連峰が出現。あー、帰るのがもったいない!


かわいい小猿のお見送り