■ツアー報告 北ア燕岳から常念岳、蝶ヶ岳

晴天続きの2023年の夏山、ようやく山の稜線は秋めいてきました。今回は北アルプスでも人気の高い燕岳。そして燕岳から続く、常念山脈。大天井岳、常念岳、そして蝶ヶ岳への縦走でした。夕焼け朝焼けを堪能した燕岳、雨の1日だった常念岳、そして劇的な変化ある景色が見れた蝶ヶ岳。山小屋を泊まり歩き、滞在や食事も楽しんだ5日間でした。


燕岳へは中房温泉の登山口から合戦尾根を登ります。標高差約1300mの登りで燕山荘に到着します。第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチというように休憩ポイントがあり、リズムよく歩きやすい登山道をたどります。森林限界近くに合戦小屋があり、そこで昼食をご馳走になりました。ここの名物はなんといってもスイカ!疲れて水分を欲した身体には最高です!

稜線につくとすぐ燕山荘があります。創業から100年以上の伝統のある山小屋で滞在を楽しみました。


畦地梅太郎の作品を展示している整理整頓されたレストランです。
展望のカフェスペースでケーキセットや生ビールもごちそうになれます。ゆったりと山上滞在を楽しめます。

翌日もいい天気の予想です。この日は燕岳山頂へは翌日にまわして、夕刻の槍ヶ岳などの展望を楽しみました。

朝、ヘットライトをつけて登山開始、まずは燕岳をめざします。山小屋から花崗岩の稜線を楽しみながら約30分で山頂に到着です。途中みられたご来光も最高でした。

遠くには八ヶ岳と南アルプスにはさまれた富士山もくっきりと

こんな日に山上に居れるのは幸せな限り!
今日は燕岳から大天井岳を越えて常念小屋へ向かいます。ずーと槍ヶ岳を望みながらの稜線遊歩。

常念小屋が見えてきました。あと少し。奥には翌日に登る常念岳が。ジグザグの苦しそうな道がはっきりと見られます。
ツアー3日目は一日中雨で展望は無し。これも山です。いい経験ができました。こういう日はライチョウがでてきてくれます。
悪天だった1日も最後、空が赤くそまり槍ヶ岳が頭を出してくれました。ドラマティックだなぁ

翌朝も雲が立ち上がり、斜光が美しい
ブロッケン現象や虹も現れて、稜線滞在を締めくくり。
下山は徳沢、そして上高地へ。美味しいピザの昼食をいただきました。
上高地はいい天気で下界と違いすずしい!たくさんのハイカーや観光客がいて、下界に降りてきたなぁと実感します。