■ツアー報告 旭山動物園で撮ってみた!

冬の北海道をめぐるツアー4日目は旭山動物園で自由散策。人気の動物園ですが、人も比較的少なく、冬の穏やかな好天の一日で、動物たちもリラックスして動いていました。なかなか外国に動物を見に行くわけにいかないですが、日本中にある動物園に出かけてみるのもいいかも!カメラを持っていたからこそ、じっくり観察することができました。

憧れの雪豹!さすが、迫力。百獣の王日本の野生動物キング!ヒグマも、迫力!虎も三匹に増えていて、遊びまわっていました。凛々しいチーター冬のキタキツネは美しい希少な狼。見た目は犬ですね〜。

エゾシカも堂々としています。人気のフクロウ。野生でも見てみたい!もちろんペンギンパレードも楽しみました。チンパンジーはいい顔!カピパラは静止して動かない。可愛い!!飼いたい!北海道にしかいない、エゾウサギ

実は俊敏で凶暴なカバ。アフリカのツアーでもみることができたなぁ!!北極キツネ。雪が似合う貴重なマヌルネコ。シベリアや中国、イランアフガニスタンなどにいるらしい日本猿はたくさんの群れがいました。北海道には本来、生息していません!

冬をなにより安全に、そして快適に過ごすための装備リスト

西遊旅行のツアーも冬本番、北海道や東北などの雪景色を楽しむツアーや撮影ツアーが目白押しです。それぞれのツアーでも気象について装備についての案内を行いますが、よくある質問や私たちが参加者の方々と話をするなかで気づいたことなど、要点をまとめてご案内したいと思います。


・安全のために対策すべきは「低温・風・雪・濡れ」への対策
・そしてそれらを対策しながら、より快適に楽に行動しやすくすること


「濡れ(汗)に注意」
たくさん着込みすぎて車の中でじわりと汗をかき、車外に出て冷える。そして体温を奪われる。暖かくすることばかりを考えて着込みすぎていませんか。できるかぎり車中や暖かい建物内ではジャケットなどを脱いで、汗をかかないようにしましょう。
そういう意味でも冬は特に速乾性のアンダーウェアは重要です。アンダーウェアとは肌に直接触れる衣類で、手袋やズボンのタイツ、靴下なども同様で速乾性のものが大切です。多くの方が着ている「ユニ○ロのヒート○ック」はアウトドアは不可!と断言したい。熱がこもり気分が悪くなったり、汗をかいても乾きが遅い。家で着る分にはいいですが、旅行や冬の屋外では不可です!
またホッカイロも有効ですが、いたるところに貼っていると、これも汗の原因になりますよね。

「重さと素材に注意」
たくさん着込んで身動きが苦しくなる方も多くみうけられます。それにより動くのがおっくうになり、肩こりなども起こりやすくなります。ただでさえ、狭い車中の移動も多いですから。なので、ただ暖かい素材のみならず、動きやすさ(ストレッチ性)や軽さを求めてもらいたいです。
そのためにもアウトドアブランドの町仕様でないウェアなどを準備してもらいたいと思います。アウトドアブランドのものは多くが体を動かすことが前提なので、ある程度の通気性も兼ね備えているので、熱がこもり気分がわるくなるようなことも低減されると思います。


防寒シューズやアウトドアウェアや装備はネットなどでも多く買うことができます。そして値段も10倍くらいの差があります。こういう重要な装備については機能は値段に比例するといえるとおもいます。たとえば、3000円のシューズと15000円のシューズ。これはブランドというだけでなく、見かけだけでは判断がつきにくいです。靴底から耐久性、機能などを考えると絶対15000円の方がいいのです!


アウトドアで重要な3つ。靴、レインウェア、ザック。この3つに関しては、登山用品店やアウトドアショップで買いましょう。これが間違いないと思います。

◉足元とシューズ、靴下について

雪の中を多く歩こうが歩くまいが冬の雪の多い土地の旅では万全の準備が必要です。登山をしなくても、車から降りたら雪だったり、街中の歩道でも凍りついていたりということも多いです。靴についての質問が一番多い、冬の雪の旅ですが、もっとも冷えやすいのも心臓から一番離れている足の先です

シューズに関しては一番安心なのは登山をされる方は冬山用の登山靴。そして靴紐のある防寒シューズ。

また靴下も厚めのものを履くことが多いので、普段の靴のサイズより1cm〜1.5cmくらいは大きいものにします。つま先に空気の層を作ります。密着して余裕がないと爪先はすぐに冷えてしまいます。そういう意味でも、靴下を3重など履きすぎるもの問題です。

このような防寒シューズは安くて多く見受けられますが、雪が入りやすい、脱げやすい。またスノーシューなどでの使用は不可。同様の理由で長靴も不可!
できればこのようなタイプ靴紐でしめる防寒ジューズを。こういうものであれば、足の甲の部分もしっかりしているので、スノーシューなどを履くこともできます。
登山靴は有効ですが、このような布製の登山靴はいくらゴアテックスなどの防水が効いているものでも寒さには耐えれれません。氷点下になるような場所では少なくとも革製の登山靴で防水の効いているものが必要です。そういう意味で冬山用の登山靴には防寒素材がはさまれているので暖かいです。また登山靴や雪靴を使用する前には防水スプレーをかけておきましょう。

この靴下は「DexShell」というメーカーのものでネットで購入しましたが、冬山では最近、この靴下を多用しています。アラスカのデナリでもこの靴下を使用しました。防水性があり、ストレッチ性もあり、メリノウールも使われていて暖かい。この靴下の下に薄手の速乾性のある靴下を履き二重にします。
このような滑り止めスパイクはとても安心です。つまさきからかかとまでを覆うようなものが外れにくくてよいです。ただ施設やお店に入るときや車に乗るときには、傷をつけないように十分配慮しましょう。

◉そのほかの防寒装備について大切なもの

この数年、圧倒的に冬のアウトドア活動で認知度と使用する人が多いのが「防寒テムレス」これは安くて暖かい。とても信頼がおけます。ただゴムなので滑りにくいとかカッコ悪いとかはありますが、一つザックに入れておくと安心です。薄手のインナー手袋の上にこの手袋を使用します。透湿性もあるのがすごいです。手蒸れず→テムレスという商品名です。
昨年から発売されたテムレスの黒。アウトドア仕様になっています。
とても重要なアンダーウェア。これが綿のものか、乾きの早いものかで雪山では生死をわけると言われます。とにかく肌に触れるもの(上アンダー、下アンダー、靴下、インナー手袋など)は速乾性のあるものを選びましょう!

◉ウェアについて −中間着はダウンかフリースか中綿のものか。

アンダーウェア→(中間着) →アウタージャケット この中間着に悩みますね

・ダウンは軽い、暖かい、コンパクトになる。しかし濡れに弱い
・フリースは軽い、まぁ暖かい、乾きもまぁ早い。しかし風を通しかさばる
・中綿(インサレーション)は軽い、まぁ暖かい、コンパクトになり、乾きが早い


こういう素材の特徴を把握して、行くエリアや行動に照らして準備をします。
あまり動かないでとにかく寒いならゴツいダウンジャケットがあれば、アウタージャケットも持参しません。ハイキングで汗をかくような場面もあるなら中綿(インサレーション)を選択し、アウターとしてGORETEXなどのジャケットを選びます。

ダウンのようでダウンでない、インサレーション(中綿の入った防寒ウェア)は汗をかくような場面でも安心できる。そして暖かくて軽くて乾きが早い

■ツアー報告 冬の北陸 美景めぐりの旅

2020年から2021年の年末年始は冬の北陸の旅でした。寒波到来というニュースが流れる中、その雪の北陸をどっぷり楽しもうというツアー。冬の強風あり、みぞれあり、降雪ありでしたが、その日々の中でもたくさんの美しい景色に出会うことができました。

ツアーは新潟県の越後湯沢をスタートし、富山、石川を越え福井へとすすむ壮大な北陸の旅でした。写真とともにツアーを振り返りたいと思います。

越後湯沢から近く、松之山の美人林を訪ねました。夕刻と朝、二度の訪問。朝は朝日が差し込む景色を狙い時刻を合わせて向かいました。この景色を見て、写真に収めることができたのはホントにテンション上がります。美人なブナの森です!
大半の葉が落ちたブナの森ですが、見上げると少し枯葉が残っている木もあります。冬の森は視界がきいてとても気持ちいい!
足元にはこんな景色が!美しいなぁ!
ツアー初日は大雪と大雪の間の晴れ間の日で、八海山や越後三山、巻機山などの山々が出迎えてくれました。ほんのつかの間の貴重な晴れの日でした。
新潟から富山へ。真っ先に向かったのは雨晴海岸でした。ここでは夕日や立山剱連峰からのご来光を期待しましたが、それはかないませんでしたが、美しい海岸で過ごすことができました。
楽しみな庄川峡のクルーズ。美しい雪景色と緑濃い湖を楽しみました。
雪の白川郷ではトヨタ自然学校の快適なホテルに泊まり、散策を楽しみました。大々的なライトアップはありませんでしたが、その分、観光客も少なく、ゆったりと雪の世界遺産集落を歩きました。
富山から能登半島へ。輪島の街並みを見下ろすホテルに宿泊。うっすらと雪の積もる美しい街並みです。
輪島の近く、白米千枚田には予定外のライトアップも見学。とても幻想的で美しいライトアップで、想像以上でした。
見附島は能登半島の代表する景観。この時は特に大雪が降り、あまり写真どころではなかった。。。。
今回は元旦、高岡の国宝「瑞龍寺」にて初詣。元旦は拝観無料!とても大きく立派な伽藍配置のお寺で感動しました。
時間を調整しながら、雪の兼六園にも訪問することができました。ここでも元旦は拝観無料!広い庭を自由散策で楽しみました。
今回は様々な雪景色をみながらの旅でしたが、冬の日本海で暮らす人々に触れながら、多様な日本を感じることができました。

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