■ツアー報告 錦秋の東北 写真撮影の旅

10月、何度も訪れた東北のツアーも冠雪と共に終了しました。2020年、東北の締めくくりは、広大に広がる森や渓谷の紅葉を写真に収めるツアーでした。写真に撮るというのは「その時、その場所に」居ないと撮れませんので、そのチャンスを逃さないように行程に組み入れる必要があります。またコロコロ変わる天気に対応して、臨機応変に対応できるかというのも重要です。

そして同じ趣味、同じ目的をもった者同士。旅の一体感で、楽しく盛り上がったツアーでした。またそんな旅をご一緒できれば嬉しいです。


今回のメインターゲット、十和田八甲田エリアの蔦沼。早朝、酸ヶ湯の温泉を出発する時は雨が降り、心配しましたが、見事な朝焼けを拝むことができました。刻々と光が変わり、ドラマティックでダイナミックな朝の森と湖を堪能しました。
標高の低いところは紅葉にはまだ早く、標高の高いところは紅葉は終り、冬の装い。東北ならではのさまざまな森の変化を楽しみました。
山裾に広大に広がるブナの森です。同じブナの森でも、二次林やあがりこの森、原生の森などさまざま。存分にブナの森を楽しめるのは断然、八甲田エリアではないでしょうか。
今回は十和田湖、そして奥入瀬渓谷でも撮影を楽しみました。刻々と変化する天気に一喜一憂しながら。その変化ある天候のおかげで、十和田湖では虹も出現してくれました!
十和田エリアから岩手の安比高原へ移動。早朝には霜が下りて、足元から冬が始まっていました。これからどんどん、ズンズン冬が深まる季節ですね。そんな日本の四季を追っかけながら、ツアーも写真撮影も楽しみたいと思います。

世界に誇る海と森と水の島 屋久島へ行こう!

何度でも、行けば行くほどハマる島。屋久島。何度行っても、飽きることはなく、新たな発見もある屋久島です。1度行っただけで、もう終りなんてもったいない世界遺産の島です。この一周100kmほどの島に凝縮された魅力は海、山や森、そして水の循環。そして亜熱帯から亜寒帯まで日本の植生をギュッと垂直に網羅している自然です。

西遊旅行では多くの屋久島のツアーを作っています。特にじっくりと撮影できるこのコースの紹介です。

12/5-12/9「世界遺産屋久島と種子島&薩摩・大隈半島の森と海と渓谷を撮る」←間もなく催行です。残席あり。GOTOキャンペーン中!特にゆったりと撮影に時間を割いて、場所を選定しているツアーです!

他にも 「徳之島も訪ねる奄美大島・屋久島 自然観察の旅」「奄美群島自然満喫 奄美大島&屋久島ネイチャートレッキング

そしてどっぷり山を歩く「洋上のアルプス宮之浦岳縦走と屋久島自然満喫」などのツアーもございます!


気候と水に育まれた巨樹と苔の森

屋久島の海岸側は南の島らしく、亜熱帯の植物が自生しています。その中でも目を引くのは「ガジュマル」多くのワイルドで野性味あふれるガジュマルが自然そのままの姿を残しています。観光地になっている場所も多くありますが、中でもとっておきのガジュマルの森などにご案内し、じっくりその世界に浸ります。


屋久島は小さな地球 水の循環を体感!

屋久島には多くの滝や渓谷が流れています。海に囲まれ、その水蒸気が雨になり、島に降り注ぎ、その雨が川となり滝となり、そのまま海に流れ込みます。その豊かな循環で豊かな森や海が育ちます。数ある渓谷の中でも最も見学しやすく、豊かで、魅力あるのが白谷雲水峡です。苔むした森と豊かな水の流れを時間をかけてじっくり堪能できることでしょう。


黒潮の豊かな海

黒潮の海に囲まれた屋久島。春にはウミガメの産卵も見られます。山や森だけでなく海も魅力の屋久島。ツアーでは砂浜の広がる永田浜で宿泊し、夕方や朝の海を堪能します。裸足になって、存分に豊かな海のミネラルをいただきましょう。


人2万、鹿2万、猿2万

人2万、シカ2万、サル2万といわれる屋久島。小柄でとても可愛いヤクシカやヤクザルにもたくさん出会います。西部では逃げも隠れもしないシカやサルに多く出会います。

島らしく、ヤクネコも!

東北の紅葉真っ盛り!

西遊旅行の国内ツアーでも人気の東北。紅葉真っ盛りの季節に入っています。東北の紅葉は10月初旬から始まり11月前半まで標高に合わせて、緯度に合わせて続いていきます。

東北の紅葉の魅力はなんと言ってもブナ。広大な山裾に広がるブナ林でしょう。色も濃いグリーンから淡くなり、黄葉が始まります。全面黄色に山が染まり、今度は飴色という赤褐色になり、最後は濃いベージュ色に変わり葉が落ちて行きます。同じ場所、同じブナでも1ヶ月間の毎日の変化が楽しめるのでしょう。

森吉山の広大に広がる紅葉。この山は花の山でもありますが、紅葉も見事。ロープウェイで手軽に楽しめる名山です。

紅葉の始まりの八幡平と岩手山の展望。針葉樹(アオモリトドマツ)の濃い緑と黄色いダケカンバ。コントラストが美しいのも特徴です。
八甲田山上の様々な色が織りなす山の斜面です。多種多様な樹々により豊かな秋を演出してくれます。
月山八合目の弥陀ヶ原湿原。高層湿原でもあり、天然記念物の湿原です。花は終わり風情ある草紅葉を堪能しました。
来週訪ねる予定の十和田湖近くの日本一のブナの樹です。この森が来週にはどのように変化しているか訪ねるのも楽しみです。
紅葉世界が冬には一変し、純白な樹氷世界に変わります。冬の東北も多く計画されています。訪ねたことのある場所でも季節を変えて楽しめるのが日本の良さでもありますね。ぜひ冬も楽しみましょう!