美しき日本のたび案内【写真を撮らない人にもおすすめ。”撮る”ツアー】

西遊旅行では「撮る」ツアーも多く計画されるようになりました。「私はあんまり写真撮らないから」とか「写真はもっぱらスマホだから」という方にもお勧めしたい写真撮影のツアーです。

写真を撮る=いい景色の場所に、ベストな時間に、チャンスを逃さずに行くというのが大切です。ということは観光的なツアーでは見れない美しい景色が見られる!ということなのです。

全てがそうではありませんが、ポイントは


①朝日は日の出前の30分くらいがいちばん美しい。その時刻にはスタンバイ!夕刻は夕日が沈んでからの30分が最も美しい。その時刻を逃さないように旅行の計画を練ります。この時刻は食事の時間と被ることが多いのでうまく調整をできる限り行います。そういう意味でも宿泊場所の選定や食事の時間調整はとても大切でもあります。

ツアーでも何度か宿泊予定の美ヶ原の王ヶ頭。絶好の立地のホテルで、ホテルからは360度景色を堪能できます。朝食前の雲海や夕陽に染まるアルプスの山々。そして星空。手軽にホテルから絶景を見られる場所としては日本随一です。かつ、ホスピタリティと快適さで人気のホテルです。もし、ずーと雨で景色が見れない!ということがあっても、なかなか予約のとりにくいこのホテルの滞在だけでも満足できるでしょう。
昨年末の三ツ峠の山上に宿泊するダイアモンド富士を見るツアーは最高でした。宿泊している夜に大雪が降り、朝には止んできました。山の上にこのタイミングで泊まれるというのは本当にラッキーなことでした。下界にいて、おいそれとは行けないのが山の上。その場所にその時にいなければその絶景は見ることができません。その典型で見事に当たったツアーでした。

②撮影系ツアーは撮影に時間を割くので行程がゆったり。バタバタとポイントを通過するのではなく、じっくりそこで時間を割きます。三脚を使う方もいるので、尚更時間をかけて撮影します。そういうことで、その間、ゆったりじっくり風景を堪能することができます。たとえばスケッチを趣味にするような方も撮影ツアーはお勧めなのです。

今年の冬、訪ねた北海道のジュエリーアイス。三脚を使うからこそ写せる写真なのですが、一般の観光客の3倍以上の時間滞在していたでしょうか。じっくりと被写体と向き合い、そして夕刻の色の変化を楽しみながらの撮影でした。夕方、そして翌日の朝。二度の訪問でまた違った光景を見ることができました。

③写真を趣味にする方は自然の中に入れば、キョロキョロと美しいものや被写体を探し、五感をフルに働かせます。なので、美しい自然を見つけ出します。自然の葉っぱから木々、森の木立の並びや川の流れの様子をよく観察して、ファインダーに切り撮ります。なので、写真を撮らない方も、写真を撮る方をよく観察してください。きっと自分では気づかなかった美しいものに気づかされることでしょう。

自然の中ではありきたりなものでも、写真で切り取ると、生き生きとその美しさに気づくものがあります。せっかくの旅行ですので、キョロキョロして美しいものを探して見ましょう。
足下だけではなく、ただ歩くだけでなく見上げてみれば美しい世界が広がっていたりします。

④特に見逃したくない被写体や天気の不安定な土地などでは、訪ねるチャンスを多く作ります。毎日刻々と景色は違いますので、昨日は雨でも今日は晴れということも多いですし、運ではあるけども、少しでもその機会を多く作るというのは大切です。

これも今年の冬に訪ねた八甲田山の樹氷です。1日目はガスでほとんど見られませんでした。そのまま下北半島に行き、3日目にも八甲田山にいくチャンスを作っていました。そして見事に晴天。この景色を見たくて参加した皆さんも大喜びでした。実は3日目も見れなかった場合を想定して、4日目の朝にも訪ねるチャンスを作っていました。

美し景色を見ようと思えば、臨機応変に、その場所にその時間に訪ね、チャンスを多く作るというのが必要です。それで生涯に一度きりの美しい景色に出会うチャンスが増えると思います!ツアーでも少しでもそのようなチャンスを作れるように計画をして、ご案内していきたいと思っています。夏から秋以降もそんなツアーを多く設定します!!お楽しみに。

2020/8/9,8/19発 5日間 
夏の北海道を撮る 大雪山と富良野美瑛&道東の湖めぐり
2020/9/13・11/10発 4日間 
美ヶ原王ヶ頭ホテル滞在 高ボッチ高原・霧ヶ峰から八ヶ岳山麓を撮る
2020/10/25発 4日間 
錦秋の東北をめぐる写真撮影の旅 -十和田奥入瀬・八甲田・酸ヶ湯・八幡平・安比高原