■ツアーレポート 幻想のアイスバブルとジュエリーアイス 層雲峡から白銀の富良野・美瑛へ

二本に連続でツアー催行された冬の美しい北海道をめぐる旅も無事終了しました。このツアーは帯広を起点としたジュエリーアイスやアイスバブル、アイスコタンなど氷の世界をめぐる前半と富良野や美瑛、層雲峡をめぐる後半に分かれていました。

波に翻弄されながらも撮影にトライしたジュエリーアイス。十勝川の凍った氷が海に流出して、そして波で海岸に打ち上げられたもの。自然の神秘を感じます。

冬の北海道には居るだけで気持ちよく、車中からは純白の世界が広がり、被写体もきりがなく現れます。カメラを持つからこそ楽しめる世界も存分にありました。

今回は森や木々の撮影も多く行ないました。見事な白樺やダケカンバ、アオモリトドマツなど原始の自然が広大に広がっています。なかなか撮影すると難しい森の写真ですが、主役の木と対峙して構図を考えながら、撮影に臨みました。
晴れ間が出ると、雪面に映る木々の影が美しい。

波と氷のスローシャッターや吹雪の中の花火、ライトアップされた青い池など、なかなか写真のテクニックを必要とする場面も多かったですが、三脚を使い、頭をつかってトライすることもできました。

幻想的で美しい青い池ライトアップ。大雪の中、夢中で撮り続けました。

そして二本目のツアーでは最終日は雲ひとつない晴天の中、噴煙をあげる十勝岳や美瑛の丘も堪能することができました。

積雪の翌朝。見事な晴天と山々、そして木々に雪がつもり純白の世界が広がっていました。こんな景色は生涯でも何度も見れるものではありません。
見上げるとこんな木々。ダケカンバです。

今回はキタキツネやエゾリス、エゾシカなどにも出会うことができ、望遠レンズを持ってきた甲斐があったなぁーとも思える出会いもあり、嬉しい限りでした。

北の大地の冬の川も印象的でした。
美しい冬の北海道。日本が誇る、毎年、訪ねたい北の大地でした。