前回までご紹介したデリーからレーへの陸路旅。実は、もっと短い時間で行く方法があります。
それが、ロータンパスという峠を越えて行く方法です。
まずは、デリーからヒマーチャルプラデーシュ州のマナリまで。車で移動すると約12時間ほどでしょうか。デリーから長距離バスも出ているので、比較的アクセスしやすい町です。
ツアーでは、途中のチャンディガルにて1泊することが多いです。
■マナリ Manali
マナリはクル渓谷の北部、標高約2,050mの大自然の中に位置する人気の保養地です。特にインド人の避暑客やハネムーン旅行で訪れる新婚夫婦が多く、ハイキングやパラグライダー、ラフティングや釣りなどを楽しむ人々で賑わっています。伝説によると、ヒンドゥー教の創造神話で「ノア」にあたる「マヌ」が、世界が洪水で破滅した後にマナリで船を降り、人間の生命を再創造したといわれています。「マナリ」とは「マヌがいる場所」という意味で、マヌを祀る寺院もあります。
この、マナリとキーロンの間にあるのがロータンパスです。この峠を越え、キーロンを通過してラダック・レーへと繋がっています。以前は未舗装で、雨季になるとぬかるみも多く、とても時間のかかったこのルートですが、2015年南西の道路工事が終了し快適な舗装道路となりました。
未舗装の時は、雨季はぬかるむことも多く、渋滞もひどかったです。
2015年以降、快適に!
この峠は、マナリに遊びに来たインド人ももれなくロータンパスにやってきますので、ハイシーズンはインド人観光客でも賑わいます。
毎年雨季(6月後半~7月後半頃)に入ると、標高約3,980mのロータンパス付近では、様々な高山植物を目にすることができます。キンポウゲ、サクラソウ、フクロソウ、ウルップソウ、アヤメ、エーデルワイス、ツリフネソウなど、時期が合えばまさに一面のお花畑です。標高3,500m以上になると、ヒマラヤの青いケシとして知られるブルー・ポピーも見られます。この辺りで見られるブルー・ポピーは「メコノプシス・アクレアタ」と呼ばれる種類のもので、岩陰などにひっそり咲き、淡く儚い水色の花びらが印象的です。晴れると、峠付近では迫力ある5,000m級のラホールやスピティ渓谷に連なる山々、コクサールピークなどを目前に仰ぐことができます。
峠のトップまで車で行き、車道からそれると、すぐ近くに高山植物をたくさん観察できるので、比較的気軽にフラワーウォッチングが楽しめるお勧めのスポットです。
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