ナマステ! 西遊インディアです。
ペリヤール国立公園でのアクティビティについて、今回はボーダーハイキングをご紹介します。
前回: テッカディとペリヤール国立公園<1> ボートライディングとジャングルナイトパトロール
▮ボーダーハイキング
タルミナードゥ州とケーララ州の州境を目指す全長15~18kmのハイキング。朝8時から17時までの終日プログラムです。
1回の枠の定員は6名。2名のフォレストガイドが同行します。
7時40分ごろに集合場所へ。リュックにはいったハイキングセットを受け取りました!
リュックの中にはバナナやアールーパラタなどの朝食や昼食、水、足のカバーなどが入っていました(お水は500mlだけなので、別途ご自身でも持って行った方がよいです)。
ペリヤール国立公園入口の看板を通り、ボーダーハイキングスタートです!
朝日を浴びながら、森の奥へ進んでいきます。道のりは様々で、木々が生い茂る険しい道や、見晴らしのよい開けた道もありました。
途中、象の足跡やフンが見つかりました!
順路を変更し探してみるも、姿は確認できず。
ちょっと遅かったようです…。
時間を見つつ、朝食。丁度良い岩場に座って休憩です。
ハイキング再開後、少しするとニルギリラングールやシロハラオナガに遭遇しました。
ニルギリラングールは、インド南西部の標高2500mまでの湿潤落葉林などに生息しています。昼行性で、主に葉を食べますが、他には果実や種子、花、昆虫、土などを食べることもあるそうです。
絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
シロハラオナガは、南インド、特に西ガーツ山脈周辺のみで観察される固有種です。仲間のチャイロオナガ (Rufous-treepie)と分布は重なっておりますが、シロハラオナガは頭と首の後ろ、お腹部分が白く、遠目でも見分けることができます。
目的地のタルミナードゥ州とケーララ州の州境に到着!!
体感としては意外と早かったです。
その後は山の頂上を目指します。
山頂に到着。少し靄がかかっていてクリアには見えませんでしたが、想像以上の高さで驚きました!
パトロールの小屋に移動し、昼食です。
用意してくれたお弁当をいただきました。メニューは、ダール(豆)カレーと、プラーオ(ピラフのようなもの)でした。
昼食の後、少し休憩をとり、もと来た道を戻ります。
今回のツアーも他にお客さんがおらす、西遊チームだけだったということもあり、予定時間よりも大分早めの15時に戻ってきました(本当は17時頃の予定)。
ハイキングセットを返却し、トレッキング終了です。
今回は残念ながら象などお目当ての動物は会えませんでしたが、他の国立公園のサファリではジープで通るような景色を徒歩で回れたこと、そしてジープでは入れないような細い道も散策できたことは非常に楽しい体験となりました!
ボーダーハイキングは15kmもの長距離ハイキングなので、結構しんどいのですが、歩くのが好きな方であれば大丈夫だと思います(私は普段から運動はほとんどしないですが、意外とついていけました)。
大自然にどっぷりと漬かりたい方、お勧めのプログラムです!
最後に、ボーダーハイキングでのおすすめの持ち物をご紹介します。
1.ミネラルウォーター (支給される500mlのみでは足りず、私は1L追加でもっていきました)
2.日焼け止めグッズ (1日中外にいますので、日焼け止めや帽子は必須です)
3.ウェットティッシュ (食事の際などのお手拭きとして。小屋で食事の場合は水場がありました)
4.長ズボン (草木や日差しから守るため) ※上も長袖の方がベターですが、暑いので半そで+薄手の羽織などでもOK。
5.ハイキング用の靴 (道は整っていないところがほとんどですので、靴底がしっかりしたハイキングシューズがあるとよいです。防水だとなお良いです。)
次回は、4つ目のアクティビティ・バンブーラフティング+ハイキング(半日)をご紹介します。