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乗鞍・畳平 ~花・絶景・雷鳥の観察を楽しめる楽園

2022年となり、最初のブログ更新です。今年も様々の高山植物をご紹介していきたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。
本日も私がおすすめの場所をご紹介します。第5弾は「乗鞍・畳平(岐阜県・長野県)」です。

 

■関連ツアー ※1月21日 更新
花咲く北アルプスへ 白馬・乗鞍・上高地を歩く
乗鞍・畳平や白馬山麓でのフラワーハイキングを楽しむツアーを発表しました。
歩くのは平坦なルートが大半で、時間を十分に確保したフラワーハイキングをメインとしたツアーですので、是非ご検討ください。

 

<高山植物の宝庫 乗鞍・畳平>
北アルプス南端に位置し、岐阜県高山市と長野県松本市に跨る乗鞍岳。
標高3,026mの剣ヶ峰を主峰とする23の峰と7つの湖、8の平原からなり、壮大な山岳風景を形成しています。登山口となる標高2,072mに位置する畳平へは長野県側より『乗鞍スカイライン』、岐阜県側より『乗鞍エコーライン』という観光道路で向かうことができ、乗鞍岳(標高3,026m)をはじめ、魔王岳や大黒岳などの登山拠点地です。
乗鞍・畳平は、登山の拠点地として、また秋の紅葉風景が有名(9月下旬~10月上旬、ハイマツの緑、ダケカンバの黄色にナナカマドの赤が映え、撮影にもってこいのシーズン)ですが、夏には乗鞍・畳平の周辺では色とりどりの高山植物が咲き誇ることはあまり知られていません。
登山することなく、木道が整備された高山植物の花畑で気軽にのハイキングを楽しめます。
2021年7月に訪れた際には、1時間弱のフラワーハイキングの中で15種ほどの高山植物の観察を楽しむことができ、ミヤマクロユリ(ユリ科)の群生する風景は、今でも目に焼き付いています。

 

<乗鞍・畳平に宿泊する理由>
乗鞍・畳平で宿泊する理由は「朝夕や星空の絶景」を楽しむためです。
夕方は畳平周辺がオレンジ色に染まり、周囲のガレ場などに咲くコマクサの花まで夕焼けに染まる幻想的な風景を楽しむことができます。
夜は山小屋から少し離れるだけで周辺が真っ暗となるため、空を見上げると「満天の星空風景」もご覧いただけます。
翌日は夜明け前より歩いて10分ほどのポイントに出掛けると「御来光の風景」を楽しむことができます。眼下に雲海が広がり、その向こうには甲斐駒ヶ岳~南アルプス方面の山々の風景がご覧いただけます。
また、そこから15分ほど坂道を登ると大黒岳に登ることができ、槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々の風景も展望できます。
高山植物の観察だけではなく、時間を追うごとに広がる絶景を楽しむことができるのも畳平の魅力の1つです。

 

乗鞍・畳平では山小屋での宿泊のため個室は確保できず、大部屋で5~6名様利用でご宿泊いただきます。山小屋での宿泊を敬遠される方も多いかもしれませんが、お世話になる『乗鞍白雲荘』は数年前に改築したばかりのキレイな山小屋で、夕食も美味しく、スタッフの対応も素晴らしく、安心してご宿泊いただける山小屋です。山小屋の中に飾られた各所の解説が山小屋の方の手作りで、非常に見応えのあるものです。西遊旅行が自信をもっておすすめできる山小屋が、乗鞍白雲荘です。

 

<国の天然記念物・ライチョウに出会える乗鞍・畳平>
チェックアウト後、7時ごろからフラワーハイキングを1時間ほど楽しんだ後は自由行動とし、10時ごろまで滞在を予定しております。
のんびりと過ごされる方、気軽に登ることができる魔王岳や大黒岳の登頂にチャレンジされる方もいらっしゃいます。
乗鞍・畳平は、国の天然記念物に指定されるライチョウ(キジ科)の生息地として知られています。
フラワーハイキングを楽しんだ後には、一番簡単な魔王岳(往復30分ほど)へ登り、コマクサの花とライチョウの観察を楽しみます。北アルプスの展望も楽しみ、多くのコマクサの花を観察したい方は大黒岳(往復45分ほど)がおすすめです。
必ず観察できる訳ではありませんが、「ガー、ガー」とカエルのようなライチョウの鳴き声を頼りにライチョウを探します。
2021年7月には、母ライチョウと共に5羽の子ライチョウがチョコチョコと歩く姿を観察することができました。

 

高山植物と共に北アルプスや甲斐駒ヶ岳~南アルプス方面などの山々の風景、さらにはライチョウの観察も楽しむことができる乗鞍・畳平は、日帰りで訪れるのではなく、是非とも1泊する日程で訪れて欲しい場所であります。
ご興味ある方は、是非西遊旅行大阪支社へお問い合わせください。

 

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奥上高地自然探勝ハイキングの魅力 ~上高地で過ごす3日間

本日も私がおすすめしたい場所をご紹介します。第2弾は「上高地」です。

 

■関連ツアー
花咲く北飛騨の森から上高地へ 2つのフラワーハイキング

 

23歳より添乗員を始め、もう何年が経つでしょうか。国内添乗員だった頃から遡ると、添乗へ出向いた先で最も多く訪れている場所の1つが上高地です。それと合わせて、プライベートでも数えきれないくらい訪れている場所でもあり、穂高連峰の裾野に広がる日本屈指の景勝地・上高地は、何度訪れても飽きることなく、毎回魅了される風景が広がります。
その素晴らしい上高地を訪れるツアーを造成するにあたり、他とは違った方法で案内することができないか、過去に訪れたことがある方も満喫できる方法がないか、のんびりと歩き上高地を深く知る方法はないか・・・。
色々と考えた結果、思い切って上高地で2泊するプランを造成するに至りました。

 

上高地は、長野県の北アルプス南部の梓川上流部に位置し、長野県・岐阜県・富山県・新潟県の4県に跨る中部山岳国立公園の一部(上高地は全域が長野県松本市)であり、国の文化財(特別名勝・特別天然記念物)に指定されています。
季節を問わない景勝地として名高く、火山活動、氷河時代やその後の浸食作用など、途方もない時を経て形成された上高地は、今なお私たちを魅了し続けています。

 

1.大正池エリア
河童橋から約4km。梓川の下流部に位置する大正池は、上高地散策のスタート地点でもあります。梓川沿いに聳えるトロイデ型の活火山・焼岳の風景を楽しんだ後、河童橋を目指します。

 

2.田代池エリア
大正池と共に大正時代の焼岳大噴火の影響で梓川の支流である千丈沢を堰き止めてできた田代池は、正面に聳える霞沢岳などの砂礫層を経由した伏流水によって養われた池です。枯れた水草や周囲から流れ込む土砂などが堆積し、長い年月をかけて湿原化された田代湿原から望む穂高連峰の風景もオススメのポイントです。

 

3.河童橋エリア
言わずと知れた上高地のシンボル・河童橋。河童橋周辺から眺める穂高連峰は圧巻の風景です。上高地の夜は静けさと暗闇に包まれます。夜の凛とした空気の中に広がる煌めく星空の風景は上高地で滞在した方だけの贅沢なひとときを味わう事ができます。もちろん、夜明けを迎え、朝焼けに染まる穂高連峰の風景も見逃すことのできない風景です。

 

4.明神エリア
河童橋から約4km上流に位置する明神エリア。立つ稲穂のように鋭く「穂高明神の為の山」という意味を持つ明神岳の風景とともに、穂高見神(ほたかみのかみ)を祀る穂高神社奥宮、針葉樹林に囲まれた穂高神社奥宮の境内に梓川の古い流路に明神岳からの湧水が溜まってできた明神池をご覧いただけます。

 

5.徳沢エリア
河童橋から約7km、梓川の上流部に位置する徳沢エリア。かつては「徳沢牧場」と呼ばれていて、残雪の山々を背景にした放牧風景は古き良き時代の牧歌的な光景として登山者に親しまれていたそうです。上高地の中でも訪れる観光客が少ないため、静寂に包まれた奥上高地の雰囲気を堪能できます。5月はニリンソウが咲く季節です。

 

ツアーでは、3日間に渡り上高地を堪能するプランを設けております。

 

1日目:大正池~河童橋~バスターミナル(約4.5km)
のんびりと上高地の風景をお楽しみいただきます(自由散策)。
河童橋から徒歩2分の「西糸屋山荘」に宿泊。夕食後は、河童橋へ出向いて星空の風景を楽しみます。

 

2日目:奥上高地自然探勝ハイキング(河童橋~明神池~徳沢)
夜明けから朝焼けに染まる穂高連峰の風景を堪能した後、専門ガイドと共に「奥上高地自然探勝ハイキング」(約7km)を楽しみます。
上高地の奥座敷・徳沢では、井上靖の長編小説『氷壁』の舞台となった「徳澤園」に宿泊。
※午後は、横尾エリアを目指すこともでき、上高地を端(大正池)から端(横尾)まで完全踏破することも。

 

3日目:自由に河童橋へ自由散策
明神エリアからは梓川右岸を歩き、岳沢湿原もゆっくり見学(自由散策)。
河童橋周辺のカフェで優雅にコーヒーとレアチーズケーキと共にのんびりと過ごし、上高地を出発。

 

7月にご一緒した奥上高地自然探勝ハイキングは非常に興味深いものでした。
専門ガイドが各所で上高地の自然・植生・地勢など幅広く解説してくれ、何より上高地への愛情がこちらへも伝わってくる素晴らしいガイド案内でした。
初めて上高地を訪れる方はもちろん、何度も上高地を訪れたことがある方にもオススメのプランです。
弊社ツアー「花咲く北飛騨の森から上高地へ 2つのフラワーハイキング」は、残雪が残る穂高連峰の風景が楽しめるゴールデンウィークニリンソウが咲く季節の5月にそれぞれ設定しておりますので、是非ご検討ください。

 

<5月に観察できる花>

<7月に観察できる花>