3月に入り、私も新居へ引っ越しをしました。
毎年楽しみにしていた近所のこぶしの花などの花々が見られなくなるのは寂しいのですが、新たな住まいの大阪市福島区は「のだふじ(野田藤)」の発祥の地と言われており、大阪市福島区の区の花にも指定されています。
4月中旬ごろに見頃を迎えるそうなので、新居でも新たな楽しみができました。
本日は、先日に引き続きカナリア諸島の花の1つ「シネラリア(Cineraria)」を紹介させていただきます。
被子植物 双子葉類
学名:Cineraria 英名:Florist’s Cineraria
科名:キク科 (Asteraceae )属名:ペリカルリス属(Pericallis)
シネラリア(Cineraria)は、カナリア諸島が原産のキク科の花の1つです。
春から初夏にかけて、くす玉のように枝分かれし、多数の花を咲かせます。1つ1つの花の大きさは直径3~4㎝ほどです。
花の色は、紅,紫,濃紫,赤紫,白などがあり、葉は大きなハートの形をしており、縁が波状になっています。
原産地は北アフリカ、カナリア諸島、マデイラ諸島に14種が自生し、その中でも園芸で親しまれている品種は、18世紀にイギリスで作出された交雑種が元となっています。
日本では、古くはフウキギク(富貴菊)、フウキザクラ(富貴桜)などとも呼ばれた事もあるそうですが、今は使われていないそうです。
シネラリア(Cineraria)は花の色合いや、密集した花の咲き方などがとても印象的な、エキウムに負けない印象を与えてくれる可憐な花です。
<シネラリアが観察できるツアー>
・花のカナリア諸島自然紀行
・スペイン最高峰テイデ山登頂と花のカナリア諸島